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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

きみにならびて野に立てば 


   きみにならびて野に立てば
  風きららかに吹ききたり
   柏ばやしをとどろかし
  枯れ葉を雪にまろばしぬ

   峯の火口にただなびき
  北面に藍の影置ける
   雪のけぶりはひとひらの
  火とも雲とも見ゆるなれ

   「さびしさや風のさなかにも
  鳥はその巣を繕はんに
   人はつれなく瞳澄みて
  山のみ見る」と君は云う

   ああさにあらずかの青く
  かがやきわたす天にして
   まこと恋するひとびとの
  とはの園をば思へるを 

雨ニモ負ケズの詩が書かれていた手帳に殴り書きのように書かれていた詩だそうです。
友達が教えてくれました。

きみに並びて…賢治が見つめているものは、早池峰山なのでしょうか。
アイリスと並んでその姿を目に焼き付けてきます。

花巻の人々は、宮沢賢治を「賢治さん」と親しみを持って呼ぶそうです。
ある高齢の女性は、『賢治さんに逢いたくなると、賢治さんの本を読むのです。
そうすると、賢治さんに逢えた気がして、嬉しくなるのです…』と、
まるで少女のよう頬を染めながら話していたのを、テレビで観たことがあるとアイリスが話してくれました。

とても、いいなと思いました。
「ねえ、アイリス、わたしたちも、賢治さんと呼ぼうか?」

「賢治さん、明日、わたしたちは、あなたに逢いに行きます。」


tabi_10.jpg



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コメント

素敵な響きですね♪

しーちゃん 今頃どのあたりでしょうか。
「賢治さん」親しみある素敵な響きですね。
賢治さんに宜しく~~(^_^)♪♪♪

お千賀さん #JalddpaA | URL | 2010/09/19 16:07 - edit

ちかちゃん、ただいま~!
お返事、遅くてごめんねm(__)m
二日間、花巻周辺を駆け抜けた旅でした。
帰ってきてからも夢のようで、娘と二人、
「本当に行ってきたんだろうか?」
「夢だったんじゃないかしら?」なんて話したりしています。
もう一度、訪れてみたい。と思えるそんな場所でした。
今回が、始まり…また、行こうね!と約束しました。
ちかちゃん、晴れパワーありがとう!
お陰で、雨はちょびっと。すぐに上がってくれましたよ。
そして、旅館に着くと、音を立てて降ってくる。
何だか、守られてるなぁ…
そんな気がしました(*^_^*)v

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2010/09/22 07:40 - edit

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