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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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友の言葉… 

先日、友人と青梅の街を散策した。
待ち合わせの場所で、久しぶりに懐かしい笑顔に逢えた。
『やぁ、しーちゃん、久しぶりだね!この前あったのはいつだっけ?』
「そうね。昨年の12月じゃない?ちょっと早めの忘年会ってことだったよね。」
『そうかぁ、じゃぁ、半年ぶりって事か、元気そうだね。良かったよ。』
「ほんとだね。お互い元気で良かったよ、今日は楽しみにしてたんだよ。」

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駅の路地裏をぐるっと回って、友人が、以前から来たいといっていたお店“夏への
扉”へやってきた。
坂道を上がった先に、お店の飾り窓が見えてくると、
『やったね。ついに扉を開けられるんだね。』と、友人は目を輝かせた。
お店の中に入り、気に入ったテーブルに腰をかけ、友人は満足そうな笑みを浮かべ
た。
『いいね!思っていた以上に素敵だよ♪』友人が喜んでくれるとわたしも嬉しい。

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HPを通じて友人と出逢ったのは、今から8年ほど前のことだった。
山が好きだという共通点と、お互いの感性が似通っていたのかもしれない。
もうひとりの友人と3人で、尾瀬を一緒に歩いたのが、初めてのオフでの出会いになる。
もう一人の友人は、その時の尾瀬が始めての山だった。
若くて明るい彼女のお蔭で、すぐに意気投合して、熱く語り合った山小屋の夜、
ふざけあい、楽しくて笑い転げた旅だった。今思い返しても、キラキラと眩しい思い出だ。
あの頃…みんな若かったなぁ…と思う。
初めて尾瀬を歩いた友人も、今では、わたしなんかより立派な山女になっていた。
月日は流れた。
でも、友のひとなつっこい笑顔、穏やかな語り口、優しい眼差し、あの頃と少しも変わっていない。

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『もう、8年も経つんだね。その間に、お互いいろんなことがあったなぁと思ったよ。』
「そうね。わたしも孫ができちゃったしね。お子さんたち大きくなったでしょうね」
『上の娘は、いま中3で下の息子は、中1だよ。二人とも部活を一生懸命やっているよ。
息子はバスケに夢中で、身長なんて、もう、オレよりでかいんだよ。』
友人は家族のことを話しながら、一瞬、父親の顔になった。

『上の娘さん、近くに越して来たって、良かったね。しーちゃんもやっと安心できたんじゃない?てっちゃん、もう歩くのかな?』
「一歳になったけど、まだ歩かないのよ。でも、ハイハイは早いのよ。あとちょっとで歩きそうなんだけどね。」
孫の話をしているわたしは、おばあちゃんの顔になっていたのかもしれない。

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ゆったりと流れるJAZZに耳を傾けながら、積もる話をぽつり、ぽつりと語り、
後はたわいの無い話をした。わたしたちは居心地が良くて長居をしてしまった。
帰り際、“夏への扉”のマスターと奥様と、少しお話をさせていただいた。
お二人とも気さくで暖かい方で、お店の名前にもなったSF小説「夏への扉」で話が弾んだ。

そのあと、小雨の降る街を傘をさしながらのんびり歩き、2つほどお店を回って友人は帰っていった。

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「本当はね、もう、山を諦めようかと思ったりもしたのよ。
いままで、自分の好きなことばかりしていたような気がして、気が引けてたの…
これからは家族のために尽くそうかなぁなんてね…
でも、思うようには行かないのよね。人の気持ちって難しいね…」

『ははは、人なんて、そう簡単に変われるもんじゃないよ。
いいさ、しーちゃんは、また山に行けばいいよ。自分が行きたいと思うときに行けるようになるといいね。
ずっと、行かないでいて、出かけるのが億劫になってしまったらおしまいだよ。』
そう言って笑ってくれた友の言葉が、揺らいでいたわたしの背中を押してくれた。
「そうだね。7月になったら、ぼちぼちと、再開してみようかな?」
『それがいいよ!オレは、自力で勝負さ。しばらくは、無休で頑張ってみるよ。
また、時間が取れたら“夏への扉”を開けに行こうよ。』
「うん、早く軌道にのるといいね!、応援してるから頑張ってね。いつかまた、3人で山を歩こうよ。」

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そんな言葉を交わして別れたけれど、次に逢う時も、きっと変わらない友であると思う。
このまま、ずっと何年経っても、つい昨日別れたばかりのように話せるような気がする。
たとえば、あと、10年経っても『やぁ、しーちゃん、久しぶりだね!この前逢ったのはいつだっけ?』
『うん、半年ぶりだよ、元気だった?』と、そんな会話を交わせていたらしあわせだと願ったのだった。

わたしは、友人の言葉に勇気を貰った。遠くなっていく友の車を見送って、ありがとうとつぶやいたのだった。


♪ ちょうど、このブログを書いている時、ジブリの“紅の豚”をやっていた。
「さくらんぼの実るころ」 と、 この「時には昔の話しを」 好きなのでリンクしてみました。
    ↓
時には昔の話しを
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category: 森・山

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コメント

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# |  | 2010/07/03 21:37 - edit

シークレットさん、コメントありがとうございます。共感を持っていただけて嬉しいです。
そうですよね。あの頃とネット環境も大きく変わりましたね。
でも、こうして、心暖かく交流できるお友達がいてくださる事が、わたしにとって宝物です。
これからも、ずっと繋がっていたいです。そして、いつまでも変わらずに友達と思ってもらえる人間でいたいなぁと思います。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2010/07/03 23:41 - edit

友達っていいですね。
半年振りの友達・・・夏の扉を開けに来る友達・・・
尾瀬はやさしさをいっぱい持った人が集まるところなのでしょうか。
shinさんを通じて知り合う人たちは皆さんいい人がかりです。

素敵なお店・・・オイラの住む秩父から青梅の街は近いようで遠い街。
そえでも何時か訪問してみたくなりました。

keykun #- | URL | 2010/07/04 10:38 - edit

keykunさん、こんばんは(*^_^*)
こちらにもコメントをありがとうございます。
keykunさんも、素晴らしいお友達がたくさんいらっしゃいますよね。
お友達っていいものですね!
逢いたいなと思える友達を大切にしたいです。
keykunさんとも、お友達でいさせてくださいね。青梅や奥多摩にも、今度、ぜひ、遊びにいらしてください。
よろしければご案内いたします(*^_^*)

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2010/07/04 21:07 - edit

ども、友人です^^
言葉のひとつひとつをリアルに思い出しますね、待ち焦がれていたお店への初めての訪問もあったのでこの日の青梅散策はすごく意義がありました。
でもやっぱり、何よりもしーちゃんと会話したとりとめもない会話の中味のほうが印象深かったかな。友達っていいよね^^

昨日は来週末にオープンを控えた自分の店に親友が4人集まってくれました。素人がやった手作りの内装を見ながらあーでもないこーでもないと熱くなったり、商売をナメるなみたいな喝の言葉があったりと、こんな友達の会話も面白かったですよ^^

色んな意味で友の大切さを感じます。

しーちゃん、自然の中に一人でいると人が恋しくなったり、逆に人の中でもまれていると自然の中が恋しくなる。
「自然」も友なのかもね^^
ちょっと酔いながらコメント書きました^^

友人^^ #kKM/VHME | URL | 2010/07/09 00:38 - edit

友人さんへ(笑)

> ども、友人です^^
の書き出しに笑っちゃったよ(^^)
masaさんの名前を出しても良かったのに、ということなので、masaさんでいくね♪

来週末にいよいよオープンなんだね!それは、楽しみです。

> 昨日は来週末にオープンを控えた自分の店に親友が4人集まってくれました

地元のお友達、こちらもいいね!友達を大切にするmasaさんの人柄がそうさせるんだと思うよ。
きっと、masaさんのお店を通じて、新しい友人の輪が広がっていくんだろうね。
そんな仲間の一人に加えてもらってうれしいなぁ…
ずっと、応援しているからね。

> 「自然」も友なのかもね^^
ほんと、そうだね!いつか、自然の中で語り合おうね!楽しみにしています。
オープン、ちょっと早いけど、おめでとう!!

sizuku #- | URL | 2010/07/10 16:53 - edit

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