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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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3,30 沈丁花に寄せて 

沈丁花の咲く頃になると、ユーミンの“春よ来い”のこのフレーズを思い出す。
なんて美しい言葉たちだろうか…

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淡き光たつ にわか雨
いとし面影の 沈丁花
あふるる涙の つぼみから
ひとつ ひとつ 香りはじめる

それは それは 空を越えて
やがて やがて 迎えに来る

春よ 遠き春よ 瞼閉じればそこに
愛をくれし君の 懐かしき声がする

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実家の庭には、沈丁花の花があって、春先になると、そっと香り始めた。
薄紅色の固い小さな蕾が、ひとつひとつ開き始めると、花は柔らかな白になる
ふと気づくと、庭の片隅から、薫り始めているのだった。

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哀しみにくれたあの夜…
宵闇に中にうずくまるように、沈丁花の香りが漂っていた。
お寺の庭の片隅で、白く香るこの花に涙した。

3月30日…母の命日が近づくと、きまって、この花を探したくなる。
優しげなその香りに包まれると母を思い出すから…

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そして、桜草を見ると父を思い出す。
父は、花好きでたくさんの花を育てていたが、それは母のために育てていたのだった。
夏のノウゼンカズラもそうだけれど、春先の桜草はとても美しかった。
最初は、母のために買ったひと鉢だった。
次の年には倍になり、その次の年にも、柔らかな花びらが風に揺れていた。

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こぼれた種が庭に広がり、小さな桜草がモッコクの木の下一面に芽生えた時、可愛らしくてたまらなかった。

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母はとても喜んでいた。父は大切に桜草を増やした。
桜草に包まれた平屋の家を見たとき、父の事を急に思い出したのだった。

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桜草の花を両手に柔らかく包んで、頬ずりをしたら、
何故か父母の姿が浮かんで涙ぐんでしまった。

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