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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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夏の始めに 

梅雨が明けて、眩しい陽光が力強さを増して夏の訪れを感じられる頃
決まって逢いたい花がある。
それは深緑の森の際に、ふわふわと揺れているねむの木の花。

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いつも高い枝先に咲くから気づかないけれど、ちょっと目線をあげれば
柔らかなバラ色の雲の様な、淡いピンクの砂糖菓子の様な、その花に気づくはず

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いつもの流れのほとりに咲いて、水面に影を落としている

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そう、今年も逢いに来たよ。

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しなだれるように、煌めく水面に枝を伸ばしたあなたに…

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あなたは、冷たい水面に恋しているのだろうか。

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流れを遡れば、緑陰に白い夏椿の花

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朝咲いて、夕にはこぼれ落ちるその花は、少し痛んだ花を木漏れ日の中に咲かせた。
明日の朝には開きそうな丸い蕾をかばうように…

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咲き終えて流れの中にこぼれた花は、白い筏となって夕暮れの川を流れていくのだろう
今年もあなたに逢えてよかった。

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苔生した岩影を流れる水辺を行けば

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緑の木陰

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くすんださび色のヤマモミジの葉の下の赤い翼果

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木洩れ日の透過光は、金色に葉を輝かせる


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水面は滴る緑に染まり、波紋が揺れて、緑も滲む
こんな緑に添うように、夏の花は咲き継いでいく

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マタタビの白い葉が、陽射しに輝いていたけれど、葉影にひっそりと咲き
芳香を放つ、あの可憐な花は、もう散ってしまった。

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移りゆく季節、ニセアカシヤの花も今はない。緑の葉が光りに遊ぶばかり

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ガマズミの実がもう赤く染まり始めたのね。
季節は密やかに移りゆく準備を始めているんだね。

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山道を抜け、緩やかに曲がる里道に、桔梗の花が咲いている…
打ち水をした夏の庭、縁側の簾、風鈴の音、蝉しぐれ、桔梗には故郷の夏の匂いがする。

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艶やかで、素朴で、どこか古風で、気品がある花姿

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桔梗は夏の花、健やかと言う言葉が、いつも浮かんでくる
今にも咲きそうな、はち切れそうな元気な蕾がそう思わせるのだ。

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もうひとつ、夏の陽射しが似合うノウゼンカズラ

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この時期、里の家には、立ち木に絡まるように空へ空へと花を咲かせるノウゼンカズラを目にする


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ノウゼンカズラには思い出があって、いつも夏になると思い出してしまう

藤棚のように這わせ、日よけのために、父が植えたノウゼンカズラ
「東側の部屋の前に日よけを作ろうと思ってね。ノウゼンカズラを植えようと思うんだ。」
そう言っていた父の言葉を思い出す。
藤のように、ノウゼンカズラの花房が垂れ下がって、花の時季はとても綺麗だった。
濡れ縁に座って、それを眺めている母の姿、
ぽとり、ぽとりと落ちる花を拾い集めて無邪気に遊んでいる幼い娘たち、今でも思い出す光景…

ノウゼンカズラの花を、そんな風に植えている家を見たことがない、父の発想は素晴らしかったと思う

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今では、父が作った棚も、日よけのノウゼンカズラも、もう耐えてしまった。
父も母も、いない
幻となったノウゼンカズラの棚を、やはり毎年、どこかにないかと探してしまう。

ふと見上げた、草の土手の上の樹に、絡み付いたノウゼンカズラが空へ登って行くようで…
しみじみとしてしまった。

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ノウゼンカズラを歌ったたった一つの歌かな?たぶん

     のうぜんかつら  / 安藤裕子


  二人の時間も泡みたいになって あなたの匂いを一人捜していた
  昔見つけた唄は 赤い花の道を
  二人がいつだって手と手を取り合って 並んで歩くのよ
  私も二人みたいに あなたと並んで いつまでも道を行けると思ってた

(いつだったか、ノウゼンカズラが好きだったおばあちゃんの事を思って書きましたといっていたのを
車の中でFMで聴いたのを覚えていました。けだるそうな歌声がいいです。)





森影の小道にはウツボグサの小さな紫色、わたしは、なぜかウルップソウを思い出す。

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咲き残ったドクダミの白い花、やはり、きれいだよ…

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なんでもないシロツメクサの花、あなたもきれいだよ。

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森影に咲き残ったホタルブクロに、ハッとして思わず足を止めた

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そして、オカトラノオの楚々とした白い花房が咲き始めて
涼しげで、いいなぁと思い、やはり足を止めてしまう。

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トラの尾というけれど、子猫のしっぽだ。

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翅が痛んだミヤマカラスアゲハ♂が吸蜜に訪れた。
こんなに翅が痛んでいるのは春に生れた子だろうか?
きっともうじき、命が尽きるのだ…

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もう、一頭、ブルーの翅の♀が吸蜜に訪れた。二頭は戯れながら飛んでいるように見えた

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夏草に埋もれるように

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夏の光が白い花房を照らす

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アキアカネがふんわりと舞い降りて、しみじみとしてしまう

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小さな丘から、山並みが見渡せる場所…この場所が好き


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なんとなく夕立が来そうな空模様は、すっかり夏空だった。

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薄墨を流したように連なる山並みを望みながら帰路に着いた。

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毎年、夏が来るたびに思い出す。夏の初めの思い出

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コメント

No title

sizukuお姉ちゃま、こんにちは~♪

なかなかコメントできなくてごめんなさい!
今日はようやく色々落ち着いたので、皆さんのブログをのんびり拝見する日です(笑)

風の谷のホタル・・・とても素敵でしたね。
ドロドロのあの急坂を下って歩いて行かれたsizukuおねえちゃま、
お怪我をしなくて良かったです。
ホタルってどうやって撮るのかしら?
私も勉強して置きますので、来年誘ってください(笑)

季節はどんどん移って山も里も夏の花の出番ですね。
夏椿、とっても綺麗ですね。

きっと青梅は国分寺より涼しいんでしょうね~?

矢車草 #MH738lGQ | URL | 2013/07/23 16:17 - edit

矢車草ちゃんへ

矢車草ちゃん、コメント、どうもありがとう。
いっぱい山に行って、写真整理して、ブログにアップするって
かなりの労力いるでしょう?でも、早いアップで内容もたっぷりで、さすがです(^_-)
そして、こうしてちゃんと訪問してくださって、いつもありがとう。
でも、無理しないでね。コメントはいつでも気が向いた時でいいんだからね^_^

蛍は、バルブ撮影と言う方法を使うと良いみたいよ(*^_^*)
来年はお誘いしますね。とても素敵なホタルの里です。
こいちゃんは、あのバンガローに泊まって、夜を徹して撮影してます。
来年はみんなも誘って見れるといいね(*^_^*)

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2013/07/23 22:05 - edit

夏の野の花

こんにちは、モナスマです。お久しぶりのコメントになってしまいました。
記事を遡って読ませて頂きました(いつものパターンでごめんなさい)
ローカル線テツコの旅も、風の谷のホタルも、とても興味深かったです。

夏空に咲く野の花たち。暑さを忘れさせてくれる清々しさが感じられます。
「ねむの木」・・・先日、九州の山道を走っている時見かけました。木々のてっぺんにうっすらと見えるピンクの花。名前が思い出せなかったのです。ありがとう、スッキリしました。
「夏椿」・・・名前を知ったのは去年のこと。夕方には落ちてしまうと教えてくださったのはおakkoさん。
「ヤマモミジの翼下」・・・ヨクカと読むのですね。ヘリコプターという説明書き。自然って楽しいなって思う。

「ノウゼンカヅラ」・・・府中のコンサートでご一緒した、私の隣家のOさん。Oさんのご主人は、花の名前など知らない方でしたが、「ノウゼンカヅラ」は知っていて、Oさんに教えてくれたそうです。この季節になると、必ずその話しをされます。二人の思い出の花なのですね。『あなたと並んで いつまでも道を行けると思ってた』  胸に迫る歌詞です。

最後から2枚目の写真が好き。悠久な自然を感じます。

モナリザ スマイル #- | URL | 2013/07/31 13:50 - edit

モナスマさんへ

モナスマさん、こんばんは(^^)
すっかりご無沙汰で申し訳ありません。いつも、遡って読んでいただいて感謝です。
そして、丁寧なコメントも、それぞれにいただいて、本当にありがとうございます。
モナスマさんは、こうせつさんの文月コンサートで九州でしたか。
大分はこうせつさんの故郷、九州でのコンサートは格別の事と思います。

ねむの木、思い出していただいて良かったです。淡いピンクの雲のようですよね。
または、天女の羽衣のようにも見えますよね。わたしも好きな花なんです。
そして、ノウゼンカズラ、なぜか強烈な印象の花ですよね。
そうですか、あのお優しいOさんの、ご主人との大切な思い出の花だったのですね。

ノウゼンカズラの歌詞が、胸に迫りますね・・・

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2013/08/02 00:51 - edit

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