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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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ローカル線テツコの旅 その2 

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木立ちに囲まれて紫陽花がいっぱいの沢入駅

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好きな色目の紫陽花に、ふっと立ち止まってしまいます。

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この駅は、線路が二車線になっていて、上りと下りの列車がここですれ違うのです。
下り列車が停車している処に、ちょうど上り列車がやってきました。

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単線の線路から二車線の線路に入ります。

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停車中の下り列車の隣に、上り列車がゆっくりと滑り込みます。

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すると、下り列車にライトが点灯し、発車しました。

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遠ざかって行く下り列車を見送って、振り返ると上り列車も発車します。

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上り列車の後ろ姿を見送ったら、もう12時間際です。そろそろお昼にしましょうか。

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沢入駅は、雰囲気のあるログハウスの駅舎で、郵便局を兼ねています。
わ轍(わたらせ渓谷鉄道)には、駅舎に温泉がある水沼駅とか、駅の構内に
列車のレストランがある神戸駅とか、珍しい駅がたくさんあります。
沢入駅のホームの待合所の古さから推測すると、きっと駅舎も趣ある建物だったと思います。
新しくなってしまってちょっと残念ですが、それはそれで、とてもいい感じのログハウスです。

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ログハウスの駅舎の丸太の椅子に腰かけて、わたしたちは神戸駅で買った駅弁を食べることにしました。
トロッコ弁当です。かなり大きいです。そしてふたを開けると…

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わぁ、おいしそう~♪ 大きなマイタケの天ぷらとか、とんかつとか、いろいろ入っています。
とっても素朴で美味しかったです。わたしたちは全部完食!お腹いっぱいです(笑)

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次の下り列車が到着するまでの間、駅から離れて周りを散策することにしましょう。
下り列車が消えていった踏切を渡ります。

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そして、渡良瀬渓谷を見下ろす高架になった橋を渡ります。

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道端には夏色の花たちが、ひっそりと咲いていました。
ノカンゾウの花は一日だけの命、今朝咲いた花は夕暮れにはしぼむけれど、今を咲き競う…

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キクイモの黄色い花は、盛夏のイメージ。陽炎が浮かぶような炎天にも生き生きと…

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野道に、小さなお堂の赤い屋根。『何だかいいね、こんな道…』とはるかちゃんがつぶやきました。

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「すごく達筆だね~!!」掲げられた額の素晴らしい書に見入ってしまいました。

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“銅街道”の石碑があって石畳の坂道が続いていました。
『この道を昔は銅を運ぶ荷車が通ったんだろうね。』何て話しながら、もっと辿ってみたい気がするけれど
「時間的にここまでだね。戻ろうか?」と、帰り道に向かいました。

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電線で、綺麗な声で囀っている野鳥に『綺麗な声、何の鳥かしら?』と、はるかちゃんが反応します。
はるかちゃんは、冬からバードウォッチングを始め、今では、立派なバードウォッチャーです。
目ざとく野鳥の姿を見つけてくれます。愛おしそうに見つめている眼差しは鳥への愛情がいっぱいです。

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「たぶんホオジロだと思うけれど、こんなに綺麗な囀りをするんだね。」
冬は、草はらでチチチ…とか細く囀っているだけだったからその鳴き声の美しさに感動です。

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トンボもたくさん飛んでいました。もう、アキアカネが…

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沢入駅に戻ってきました。白い紫陽花アナベルが美しく咲いていました。
「咲き始めの緑がかった色もいいね。」
『そうそう、最初は、緑なんだよね。』なんて、わたしたちの会話もさりげなく続きます…

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『綺麗な駅だね。』 「うん、本当に。」 吹く風も紫陽花色に染まっているみたい…

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わたしたちは駅に戻ると、すぐに歩線橋の上に上がりました。ここからの眺めがなかなか素敵です。

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下り列車がやってきました。最初に姿が現れた時って、ほんと、ワクワク(*^_^*)

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手前の信号機とのコラボがお気に入りの一枚です。

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何枚も同じような写真ですみません^_^;
何しろテツコなものですから…お許しを(笑)

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下り列車も到着しました。

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列車から降りた乗客たち

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今朝、桐生駅で出逢った車掌さんは、この駅で交代のようです。

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緑に染まる車体…なんとも、ローカルでいいなぁ

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上りの列車がやってきました。

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さあ、わたしたちも乗り込んで出発です。

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沢入駅から通洞駅までは、車窓に、この沿線随一の渓谷美を眺めることが出来るそうです。
そして、列車が通洞駅に近づくと、山間に古びた瓦屋根の家々が集まった街並が続きます。
かつて足尾銅山があった頃の「日本一の鉱都」と呼ばれた街並でしょうか。
どことなく寂れて、ひっそりとしていて住む人も少ないような感じがしました。

通洞駅は足尾銅山観光館があり、足尾観光の中心の街で、この駅には駅長さんがいました。

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今は、このように緑美しい渡良瀬渓谷沿線一帯も、かつては、足尾銅山の鉱毒が渡良瀬川に流出し、
鮎が大量死し、魚の住めない川となり、その周辺の山々は、木々が枯れ草木も生えないはげ山と化し、
その川の水を引いた水田では、稲が枯れて実らず、やがてそこに住む人々の健康さえ犯し、亡くなった
方も数千人と推測される、日本でも最悪な公害事件となったそうです。

1973年に、足尾銅山の銅は掘りつくされ、江戸時代から続いた銅山が閉鎖された後も、足尾の鉱毒は
流出されつづけ、1990年代にまでその被害が及んだそうです。
1980年代、当時の衆議院議員田中正造氏の訴えにより、足尾鉱毒事件として知られるようになり、
長い年月をかけて、多くの人々の決死の努力により渡良瀬川の治水工事や、わたらせ遊水地や
草木ダムの建設などにより、現在の様な美しい自然が命を吹き返したのだそうです。

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一度は死の山と化し、人々の健康を脅かした足尾の鉱毒事件の記憶も薄らいできているけれど、
けして忘れ去ってはいけないのだと思いました。
わたしも、恥ずかしいことに、この公害事件について全く知りませんでした。
以前、わたらせ渓谷鉄道の記事をブログに載せた時、北海道のブロ友さんが教えてくださいました。
目からうろこでした、今、その事を思い出し、どうしても書いておきたいなと思いました。

こんなに長閑な美しい山間の自然の中に、秘められた過酷な歴史があった事を思い浮かべると
なお更、美しく愛おしく感じ、この自然よ、いつまでもと言う気持ちにさせられます。

ローカル線テツコの旅、ちょっと脱線して長くなりましたので次回に続きます。

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category: プチ鉄

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コメント

No title

sizukuさん、おはようございます。♪
大正、昭和の雰囲気をいっぱい残しているテツコの旅、素敵です。(^○^)/
沢入と書いて「そうり」と読むんですか。
これは今まで知りませんでした。( ..)φメモメモ
ここから袈裟丸山に向かうと、途中に寝釈迦ですね~。(^^)/

クロちゃん #QfAHIh9c | URL | 2013/07/16 06:34 - edit

No title

ホオジロは千葉県の鳥です。
因みに東京都はユリカモメ、群馬はヤマドリです。

画像のホオジロはオスですね。

オスのさえずりの「チョッピイ、チチュ、チュチュチチュ~」は
「一筆啓上仕わり候・・・」と聞こえると言われます。

はるかちゃん・・覚えてくれると嬉しいのですが・・・

shin #gg06ppQg | URL | 2013/07/16 08:43 - edit

クロちゃんへ

クロちゃん、こんばんは(*^_^*)
早速、コメントありがとうございます~♪
クロちゃんの杣道の会でも、よく渡良瀬渓谷鉄道の駅は登場しますよね。
大正~昭和初期の時間が止まっているようなわ轍沿線です。
平日に1両だけの列車に揺られていると、なおさらのんびりとして癒されますよ。

沢入駅、わたしも最初は、(さわいり)と読んでました。日本語は難しいですけど、楽しいですね。
この駅から登って寝釈迦様ぐらいまでなら、行って来れそうだなとは思ったのですが、今回は
山抜きのテツコ旅でした(*^_^*)

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2013/07/16 21:11 - edit

shinさんへ

shinさん、こんばんは(*^_^*)
コメントありがとうございます~♪
はるかちゃん、ホオジロは千葉県の鳥だって言っていた気がします。
殿下の言葉、覚えていたんですよ、きっと~(^_-)

聞きなしは、いつも難しくって忘れてしまいます。わたしには何となくしか判りません。
わたしの下手な写真で、オスって判ったんですね。さすがですねヽ(^。^)ノ

渡良瀬沿線は、shinさんはかつて良くご存知でしたよね。
またいろいろ教えてください<m(__)m>

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2013/07/16 21:18 - edit

No title

テツコさんやってますね~(^-^)
郷里ではローカル線沿線にに住んでましたから、このような昔ながらの駅舎はけっこうありました。かくゆう私のふるさとの駅も昔は木で作られた改札口でしたね。
たまには乗り鉄でローカル線の旅も良いですね。

てばまる #elaeQlTI | URL | 2013/07/17 00:23 - edit

No title

こんにちは
ご無沙汰ですみません。
突然の入梅・・・さくら草の避暑に大慌ての毎日でした。
引越しが終わって毎日の水遣りから開放されてほっとしています。

渡良瀬鉄道の旅は素敵ですね。
sizukuさんの視点のすばらしさがオイラにも伝わってきます。
写真も臨場感に溢れていて行って見たいという気持ちになります。
今の我が家の状況からだとしばらくいけそうにありませんがいつかは・・・そんな気持ちです。


keykun #Z4cD5ATI | URL | 2013/07/17 11:25 - edit

てばまるさんへ

てばまるさん、おはようございます(^^)
ご無沙汰していてすみません。コメントありがとうございました。

てばまるさんの故郷のローカル線も情緒ありそうですね~♪
乗り鉄しに行ってみたいです。
木の改札口、てばまるさんもご存知でしたか~(^^)懐かしいですよね。
普段の生活ではすっかり忘れ去っている記憶が、不意に蘇る気がします。

いろんなところに行ってみたいのですが、なかなか乗り鉄のためだけにって出来ませんよね。
その点、関東近郊なら乗り鉄のために行く事が出来ていいなぁと思ってます
渡良瀬は、今後も通うつもりです。他にも銚子電鉄とか、いすみ鉄道とか、江ノ電も撮り鉄したいです。
バリバリテツコですみません(笑)

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2013/07/17 11:25 - edit

keykunさんへ

keykunさん、おはようございます。
こちらこそご無沙汰していてすみません<m(__)m>
サクラソウの避暑は、大変だったことでしょうね。愛情をたっぷり注がれてサクラソウも幸せですね。
きっと、来年も美しく咲いてくれることでしょうヽ(^。^)ノ
我が家の子たちも無事に夏を乗り切って欲しいです。

わ轍は、keykunさんも、以前ブログに取り上げていらっしゃいましたよね。
何にもない駅と駅を繋ぐローカル線の列車旅。のんびりできて良いものですよ。
なにかとお忙しいkeykunさん。生きていく上では、いくつかのしがらみがありますよね。
わたしも、同じような思いもあり、お察しします。
心優しいkeykunさんが、いつか、お疲れを癒しに行ける日が来ると良いですね(*^_^*)

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2013/07/17 11:44 - edit

No title

続きを何度も繰り返し読んでいます。

shinさんが教えて下さった、ホオジロの「一筆‥」早速You Tubeでさえずりを聞いてみたら、「'…候ろう」と聞こえますね。千葉の鳥なの??
知らなかったです。

いつも鳥のことを教えて下さり、ありがとうございます。

そして通洞の製錬所跡が電車から見えたときは、ゴーストタウンと化しており、どきっとしてなり、また怖いと思ってしまいました。

足尾銅山の負の遺産を目の当たりにして、福島第二原発のことが脳裏に浮かんでもきました。

しいちゃんが「ここの森は長い年月を掛け再生したけれど、福島はどうなるのだろうね」とつぶやいたことが心に残っています。

袈裟丸の寝釈迦様は銅山で亡くなった労働者の方々を弔ってつくられたそうで、春にしいちゃんは行ったね。

環境破壊で森は破壊されたけれど、こうして美しい緑に再生した。
この山はたくさんのことを教えてくれたと感謝しています。

はるか #T2PFTBgw | URL | 2013/07/17 12:39 - edit

はるかちゃんへ

はるかちゃん、こんばんは(*^_^*)
いつも、コメントありがとう。
楽しく長閑なわ轍の旅だったけれど、ただ一か所、通洞の製錬所跡には、ドキッとしたね。
なんだか胸騒ぎが止まりませんでした。カメラも向ける気持ちも失せましたね。

本当に、はるかちゃんが言う通り、この山はいろんなことを教えてくれているね。
はるかちゃんとは同じ想いで、こうして旅が出来る事を、とても嬉しく思いました。

忙しくなっているのでしょうか?体調は大丈夫?無理しないでね。
そして、秋にはまた行けるといいね(*^_^*)

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2013/07/17 18:35 - edit

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