Admin New entry Up load All archives

風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

CM: -- TB: --   

早朝の吉野山 

早朝4時30分に起床したわたしたち。外はまだ日の出前の薄暗がりです。
昨日も3時半の起床だったから、二日続けて随分早起きな旅となりました。
早朝の蔵王権現堂の拝観をすることを昨夜決めたからでした。
6時からのお勤めを拝観して、旅館に戻り7時の朝食後、8時にチェックアウトして、15分ほど歩いてバス停に行き、
8時45分初の始発のバスに乗る。そして9時台の列車で長谷に移動すると言う計画でした。
ですが、タイムラグがありました。それはのちほど^_^;

nara13-4_0685.jpg


ひんやりとした空気感、今朝も爽やかな朝です。良いお天気になりそうです。
まだひっそりとした朝の吉野山を歩いて行きます。

nara13-4_0680.jpg

早朝の金峯山寺は清々しいイメージで、神秘的な昨夜の雰囲気とは、どことなく違って見えました。

nara13-4_0689.jpg

朝日が射しこんで、清らかな聖地と言った風情です。

nara13-4_0695.jpg

朝も僧侶からの案内があり、山伏のほら貝の音色が高らかに、早朝の吉野山に響き渡ります。
山伏たちの中には、昨夜、パンフレットを渡してくれた青年僧侶の姿もありました。

僧侶たちに続き、わたしたちも護摩壇の前に座りました。
お堂の中は、隅々まで朝靄の空気がいきわたっているような気配がします。目を閉じて座れば堂内にいながら
吉野山の健やかな森の中にいるようなそんな感じがします。

そして、目を開ければ、あの険しく荒ぶる表情の蔵王権現さまが、青黒色(せきじょうしょく)のお姿で立っておられます。右足を大きく振り上げた姿。大きな足の踵で、邪悪なものを踏み倒しているかのようです。
憤怒の形相と言われているけれど、わたしには、正義を貫き悪に立ち向かい、人々を守り抜くために戦っておられる勇者の表情に見えました。

穏やかな表情の仏像とは違った、逞しく厳しく、力強い表情、そしてやはり美しい仏像でした。

昨夜に引き続き、ありがたいお説教をいただき、蔵王権現さまとのご縁を新たに深く結んでいただいたような気がしました。
美しく迫力ある三体の蔵王権現像の姿を、忘れないように胸に刻んで外に出ると、昨夜の青年僧が、お疲れ様でした。と声をかけてくれました。
爽やかな笑顔が気持ち良くて、わたしたちも『ありがとうございました。』と挨拶を交わしました
きっと、この青年僧は修業を積んで素晴らしい僧侶となられるのではないかと思ったのでした。

『夜間拝観だけでなく、早朝のお勤めでもたっぷりと秘仏の蔵王権現さまを見ることが出来て、すごく満足だね。なんだかとっても不思議な感覚なんだけど』と、アイリスが言いました。
「ほんと、やっぱり吉野山は素晴らしい聖地だね。蔵王権現堂もこれで見納めだね。」わたしたちは、もう一度振り返り蔵王権現堂を目に焼き付けて宿へと向かいました。

nara13-4_0704.jpg

帰り道、こんなかわいいネコちゃんに逢いました。

nara13-4_0710.jpg

オダマキの花やジュウニヒトエの花がいっぱい咲いていました。

nara13-4_0715.jpg

nara13-4_0720.jpg

そして、森影には、オドリコソウの群生や

nara13-4_0734.jpg

nara13-4_0726.jpg

シャガの群生が、朝日に輝いています。

nara13-4_0729.jpg

宿に戻り朝食を済ませて、予定通りチェックアウト。昨日歩いた道をせっせと登って、中千本のバス停へ

nara13-4_0731.jpg

滴る緑が眩しいです。

nara13-4_0736.jpg

nara13-4_0739.jpg

所がここで、タイムラグ発生^_^; なんと、8時45分発のバスは無かったのです。
旅館の人が45分のバスがありますと教えてくれたのは、9時45分の事だったと今気が付きました。
始発は9時10分、急いで出てきたので、まだ、45分も待ち時間があります。
どうしようか?と思った時、目の前に小さなお寺の門がありました。
仕方がないので、このお寺に行ってみようか?と言うことになり山の上に続く階段を登り始めました。

nara13-4_0740.jpg

けっこう急階段を息を切らして登り上げると、枝垂れ桜の向こうにお堂が見えました。

nara13-4_0744.jpg

おや?小さいけれど、なかなか由緒あるお寺のようです。

nara13-4_0751.jpg

お庭にある桜には、“夢見の桜”と名前が付いているのをアイリスが見つけました。

nara13-4_0758.jpg

「へぇ~!夢見の桜って、いい名前じゃない♪」

nara13-4_0760.jpg

nara13-4_0763.jpg

そして、こちらにも秘仏があると言うこと、しかも高台にあるので、中千本の眺めが素晴らしいとのこと。
見学しようか?でも、見学してると、9時10分のバスには乗れません。悩んだ末、これもご縁だと言うことで
拝観していくことにしました。早朝なので誰もいません。
呼び鈴を押して、現れたお坊さんは、『すべての部屋の拝観可能です。どうぞごゆっくりご覧ください。拝観が終りましたら、大広間からの景色が素晴らしいのでぜひ見て行ってください。桜は終わってしまいましたが。』と言ってくれました。

とても由緒ある屏風や襖絵や、仏像などをゆっくり拝観して大広間へと行ってみました。
開け放たれた大広間は、清々しい風が通る気持ちの良い部屋でした。
そして、そこから見る中千本の景色は、素晴らしかったです。

nara13-4_0791.jpg

回廊から見下ろした景色は最高です。

nara13-4_0801.jpg

春も良いけれど、秋の楓は筆舌に尽くしがたいのではと思えました。

nara13-4_0784.jpg

と、まあ、+α な、吉野の魅力を堪能し、バス停へと降りて行きました。
バスを待つ間、わたしは、こんな山道の魅力に、つい、ふらふらっと…(笑)

nara13-4_0806.jpg

nara13-4_0814.jpg

朝の草むらや森って、どこも素敵ですね。

nara13-4_0810.jpg

つい、あれこれ撮っていたら、『おかさん!バスが来たよ~!!』と、アイリスに呼ばれてしまいました。

nara13-4_0815.jpg

順調に、バスは山道を下り、15分ほどで吉野の駅に到着です。
外国の駅の様な、吉野駅は昨日降りたばかりでしたけど、何だか盛りだくさんだったから、もう数日が立ったような気がします。

nara13-4_0820.jpg

特急列車は見送って

nara13-4_0825.jpg

わたしたちは、こちらの列車で長谷駅を目指します。予定を1時間あまり押してしまったので、
今日は、長谷止まりとなるだろうとアイリスと話しました。

「きっと、室生寺までは、無理かもしれないね。長谷でゆっくりしようか?」
『うん、そうだね。室生寺は、また、いつか…。またいつか、おかあさん、一緒に行こうね。』

nara13-4_0834.jpg

アイリスとの一泊二日の旅、もう、二日目は走り始めていました。
長谷寺の旅は、次回へ
スポンサーサイト

category:

CM: 6 TB: 0   

コメント

No title

お姉ちゃま、こんにちは^^

体調はよくなってきたかな。
お姉ちゃまが忙しくなる前にもう一度はるかお姉ちゃん交えてどこか歩けるといいね。
早々に梅雨に入ってしまったからタイミイグ次第かな。

アイリスちゃんとの母娘旅、楽しく読ませていただいています。
我が家の体育会系理系次女にはこういう感想はないな~とか(笑)

4時半に起きて行動してもスケジュール押してしまうお姉ちゃま、流石です(笑)
でもついフラフラと引き寄せられる山道、とっても分かる。
とてもやり過ごすことはできないよね~~
続きも楽しみにしています^^

よしころん #lkhMWM3g | URL | 2013/05/29 11:35 - edit

素敵な吉野山の朝でしたね♪

しーちゃん、そしてよしころんちゃん こんにちは♪

続きを一気にアップされていたのに、長谷寺のブログがまだと言うことは、体調大丈夫かな?
6月末ごろになるとますます忙しくなることでしょうからご無理にないようにしてください。

朝の蔵王堂の礼拝も朝の吉野山の町や森も素敵だったですね。
しーちゃんの文章を読んでいて、これはしーちゃんお二人の感性が余計に蔵王権現様や吉野を素敵に感じさせてくれているんだろうな♪って思いました。
私が一人でもし又蔵王堂に行っても、きっとこんな荘厳な感じを体験出来ないような気がしました。
でも、又行ってみたくなる 泊まりで行ってみたくなる吉野山でした(^_^)

長谷寺のブログも読んだらきっと同じ気持ちになることでしょうね(^_^)v

お千賀さん #JalddpaA | URL | 2013/05/29 12:43 - edit

よしこちゃんへ

よしこちゃん、コメントありがとう。お返事遅くてごめんね。
なんだかんだと、毎日暇なしで…
体調を心配してくれてありがとう。やっと良くなって、昨日は自転車で娘の所に行ってきました。
帰りに、他に裏道がないかなぁと探していたら、えらく遠回りになってしまいました^_^;
万事が、寄り道が多いわたしですから、4時半の起床でも、時間が押してしまいます。
でも、これが後になると、良い思い出だったりするから不思議ですね。

長すぎる紀行文にお付き合いしてくれてどうもありがとう~(*^_^*)
読んでいただいていると思うと頑張れます~!!

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2013/05/31 00:18 - edit

ちかちゃんへ

ちかちゃん、こちらへも温かいコメントありがとう!!
長谷の記事もすぐに綴ろうと思ったんですが、あのあと、画像がアップロードできない故障があって、続きを書くことが出来ませんでした。

直ったので、これからアップして行きますので、また、読んでくださると嬉しいです。
わたしの感性なんて大したことないです。あの蔵王権現さまを目の当りにしたら、本当に感動すること請け合いです。
それにしても、奈良や京都の仏像って美しいね。芸術的価値が高いなぁと思いました。

ちかちゃんと、いつか一緒に蔵王権現堂を見に行きたいね。

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2013/05/31 00:34 - edit

恕という言葉

こんにちは、モナスマです。 お孫ちゃんたちのお加減は如何でしょうか。ご長女様共々お大事になされますように。
お忙しい中、時間を作ってのブログUPに感服させられています。なのに今更のコメントでごめんなさいです。

いつもの事ながら、旅に出られて感じた事を丁寧に綴られた素敵な文章に惹きこまれてしまいます。
お写真も視点が良いなぁと思うものばかり。『青き吉野』の素晴らしさを教えて頂きました。

蔵王権現様は青い仏像なのですね。お顔の形相と大きな立ち姿に驚きというより畏怖の念さえ抱きかねない気が致しましたが、神髄はそうではないという事をsizukuさんの文章から教えて頂きました。
『恕す』・・・お説法の通り、そんな想いを暮らしの中で心掛けて行けたら良いなと思いました。私には難しい?

「宝の家」さんのデジブック拝見しました。四季折々、執り行われる神事も興味深かったです。春の「御田植神事」に、sizukuさんの秩父の記事が思い起こされ、夏の「蛙飛び行事」は微笑ましいお祭だなって思いました。

私が「吉野山」から思い浮かべたのは、山桜と西行でした。吉野・奥千本に西行庵があると読んだ本に書かれていたので。(南こうせつさんがステージで西行の「ねがはくは花のしたにて春死なん そのきさらぎの望月の頃」と吟じるので、西行を知りたくて)

奈良は近年、興福寺と薬師寺へ行きましたが、sizukuさんの奈良紀行を読ませて頂きまた奈良へ気持ちが傾きました。

【吉野町より少し南へ下ったところに天川村という村がある。そこは全国から修験者が訪れる大峯山の登山口で、大峯山山上ヶ岳の山頂に建つ「大峯山寺」は今も女人禁制です。
その登山口にある洞川温泉は、修験者の癒しの湯なのだそうです。ホラ貝の音が響き渡り、夕闇が近付くと宿々の縁側に行者グループの名入りの提灯が灯り、幽玄な風情が醸しだされる】

これは3年前に読んだ温泉の紹介記事なのですが、此の度sizukuさんの奈良紀行文を読みながら「修験者」「ホラ貝」という文字から近いものを感じて思い出した次第です。


私などは、何処かへ出掛けた記事を書くにしても行った所だけの記述に終始してしまいますが、sizukuさんの文章はアプローチからしっかり書かれ、関連項目もURLを貼ってくださって読んでいて想いが膨らみます。写真も季節の木々や花が織り込まれ一緒に歩いているような気持ちになれますね。

コメントは残せませんが、後続の記事も感動を頂きつつ読ませて頂きました。ありがとうございました。
いつもいつも、長々で申し訳ないです。

遡ってのコメントですのでリコメのお気遣いはご無用ですからね。

モナリザ スマイル #- | URL | 2013/06/05 17:44 - edit

モナスマさんへ

モナスマさん、いつも丁寧なコメントをいただき、ありがとうございます。
、だらだらと長い文章と写真の羅列なのに、こんな風に読んでいただけて、嬉しいです。
また、いろいろお気遣い、ありがとうございます。お蔭様で落ち着いてきています(*^_^*)

あの、ほら貝の音色は、何とも言えません。ぜひ一度聴いてみていただきたい音です。
そして、蔵王権現像の、青黒色のお姿は本当に畏敬の念と共に、脳裏に焼き付いています。
百聞は一見にしかずで、やはり、拝観していただければ、その素晴らしさに感動されることでしょう。

吉野と西行法師のご縁も深いのでしょうね。今回、奥千本まで行けませんでした。
次回、行く事が叶うなら、奥千本まで歩いてみたいです。

恕の心は、生身の人間には難しい事かも知れませんね。でも、そういうことを知って暮らすことで
知らずにいるよりは、少し心豊かに暮らせるような気がしますよね。

モナスマさんの文章は、わたしなどより、ずっと奥深く、理知的です。
わたしも、いつも感動や知識を教えていただいています。コメント残せずに申し訳ありません<m(__)m>

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2013/06/06 23:36 - edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://sion920.blog74.fc2.com/tb.php/370-1fb56161
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。