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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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奈良 まほろばの道 序章 

スピリチアルコースとは?

予定通り、奈良駅のホームで待っていると、二両編成のかわいい列車が入ってきます。
「わぁ~!!かわいい~!!」ローカル線テツコのわたしは、パシャパシャ撮っては
大はしゃぎ、オマケにアイリスにまほろば線とのツーショットを撮ってもらう始末です ^m^

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列車が走り出すと、車窓に広がるのは、どこまでも続く田園風景
どこか懐かしげな木造の駅舎、
「ああ、いいじゃない!!このまま、どこまでも行ってみたい。」と、
わたしは車窓に、釘付けでした。すると、見覚えがある景色。

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「あれ?アイリス、ここ、この前歩いた所だよ。」と言うと、アイリスも
『本当だ、バスに乗り遅れて、次が1時間も待つようだから、歩いちゃえ!
って歩いた道ね。』
「そうそう、でも、そう甘くはなくて、40分ぐらい歩いて途中で諦めて
バスを待ったのよね。」
『うん、ああいう、馬鹿なことする親子って、他にはいないだろうね、きっと。』
田んぼの中を流れる川に沿って続く川べりの道を、てくてく歩いている二人の姿が
浮かんで、思わず笑いあってしまいました。

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次に目に付いたのは、昔懐かしい運賃表。横軸と縦軸に駅名が書かれていて、
そこまでの運賃が一目で分かるようになっています。
駅名がたくさん並んでいます。途中、紀伊線に乗り継ぐみたいです。
そして、最後の駅名を見たとたん、びっくりして二人同時に声にだしました。
『ねぇ、終点の和歌山って、あの和歌山かしら?』
「うん、紀伊線って書いてあるから、たぶん…。ということはこの列車は和歌山まで行くの?」
わたしの中で、地理が分からなくなってきました。
「和歌山って海の近くよね?四国にあるんじゃなかったけ?」
『そうだったかなぁ?でも、四国までいくはずないよね~?じゃ、違う和歌山???』
と、こんな具合です。関西方面に、まるで明るくない母娘でした~(笑)

このまま、列車の旅をして、終着駅まで行ってみたいという衝動に駆られ
ましたけれど、思いとどまって、当初の目的地の天理駅で降りたのでした。

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昨日までの曇り空とうって変わり、今日は上々のお天気で、真っ青な空が広がり
気温がどんどん上昇しています。一昨日までの週間予報では曇り時々雨、
降水率は50%だったのに、さすが、晴れ女の二人です。
それにしても暑くて一気に夏です。梅雨は明けたのでしょうか?

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用意しておいた日傘をさして出発です。
アイリスは地図を開いて導いてくれます。
しばらく町の中を歩いていると、右手になにやら大きな建物が見えます。
千と千尋の神隠しに出てくる“湯屋”のような佇まいの建物…
しかも建物の中央に巨大な煙突のようなものが立っています。

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「あの建物はいったい何かしらね?すごく立派ね。見に行ってみようか?」
『そうだね。この通りの突き当りを右に行けば良さそうだね。』
ところが、突き当たりまで行って、びっくり。
なんと右にあると思っていた建物が、左側にあるのです。
「おかしいなぁ??いつの間に、右に回り込んだのかしら??」
二人とも狐につままれたような気持ちで、その建物を見上げました。
いくつもの窓がありながら、人の気配はまったく在りません。
煙突のように見えていたのは、巨大なコンクリートの円柱でした。
「煙突じゃないんだ…いったい、何に使うんだろうね?」
そう言いながら、その建物を過ぎてしばらく歩いた時、アイリスが叫びました。

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『おかあさん、見て!!向こうにも同じ建物がある!!
さっき見ていたのはあっちの建物だわ!』
「本当だ!!確かに、方向もあってるね。同じ建物が二つ?何の建物なんだろうね。」
ところが、さらに歩くうちに、もっと驚くことになるのでした。
それは、まったく同じ作りの建物が、あっちにも、こっちにも、たくさんあるのです。

巨大な煙突状の円柱も同じです。そして、どの建物も立派なのですが、
一様に無機質な感じがするのです。遠目には、木造の古い建物と見えましたが、
よく見ると、鉄筋コンクリート造りのようで、そこまで古いものでもなさそうです。

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いったい、この建物は何なのでしょう???不思議過ぎます。
暑いので、しばらくアーケード街を歩くことにしました。
まだ、時間は9時を回ったところで、ほとんどの商店がシャッターを
開け始めたばかりでした。徐々に歩く人の数が増えてきたと思ったら、
あることに気がつきました。黒いはっぴを着た人の姿が目立ちます。
というか、半数以上の人が着ているといっても過言ではありません。

そのはっぴの背中には、“天〇”の文字が染め抜かれています。
ここでやっと、わたしたちは、この町が天〇教の宗教都市なのでは
ないかと気づいたのでした。

そして、案内板を見て、あの建物の謎が解けました。その案内板には、
いたるところに、天〇の文字が着いた学校や病院が書かれていました。
“天〇中学校” “天〇高学校” “天〇小学校”“天〇幼稚園”
う~ん、いっぱいあります。
それにしてもあの建物が幼稚園や小学校とは…
“天〇よろず相談病院”聞きなれない名前ですが、その数もたくさん
あります。よろず相談病院って、いったい… 
「怪しい…」二人で顔を見合わせてしまいました。
あの建物は、学校だったり病院だったりするようです。

世の中にはいろんな場所があるものですね。
他所から来た旅人のわたしたちには計り知れないことでしたが、
確かにこの街は存在しているのです。

『判ったわ、ガイドブックに書いてあるスピリチアルコースって、
このことだったのね。』と、アイリスが声を潜めて言いました。
「なるほど~!そういう事なのかもしれないね…。
なんだか、千と千尋の世界を歩いているような気がするよね。」

しばらくいくと、ものすごく巨大なお寺のような建物に行き当たりました。
ここが天〇教の総本山のようです。
人々は、その中へと吸い込まれるように入っていきました。

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『ココを歩いている人が、みんな、狸や狐だったら、どうする?』
アイリスが笑いながら、でも、ちょっとビクビクしながら言いました。
うん、うん、分かる気がします。。。
宗教を否定するわけではないのですが、その建物の並外れた大きさに
何も知らずに初めてこの場所を訪れた旅人は、わたしたちのように
圧倒されてしまうのではないかと思います。

アーケード街の中は、懐かしげなお店がたくさんありました。
まるで、昭和にタイムスリップしたかのような佇まいです。
このおもちゃ屋さん、わたしが子供の頃に逢ったようなお店です。
店の中の狭い通路を巡りながら、所狭しと並んでいるおもちゃを
あれこれ探しながら見たものでした。

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こちらはプラモデルやさん。弟が大好きだったっけ。

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下駄屋さん、こういうおばちゃんが、店番していましたっけ!

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何だか昔懐かしい路地も

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やがて、町全体が見渡せる小高い丘に着きました。ここから見下ろすと、
丘の上には長閑な田畑が広がっていて、空が大きく広いです。
白い雲を浮かべた夏空が、どこまでも広がっているのでした。
桜並木が続いていて、その先に、“山の辺の道”の道しるべがあり、
緑深い山際の小道が続いていました。

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ようやく、始まりに辿り着いたようです。それにしても、長い序章でしたね。
すみませんでした(~_~;)
次は、まほろばの道 1に、続きます。


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