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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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祇園祭4 鴨川へ 

京都の町は、道路が碁盤の目のように交差しているのは良く聞きますよね。
縦・横、それぞれの通りに名前が付いていることも、みなさんご存知ですか?
例えば、四条駅がある通りは、鳥丸通。鳥丸って書いて「からすま」と読みます。

そこから、西に向かって、室町通、新町通、西洞院通、油小路通…と続きます。
東に向かえば、東洞院通、高倉通、寺町通、河原町通となり鴨川に至ります。

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北へ向かって、四条通、錦小路通、蛸薬師通、六角通、三条通、姫小路通、御池通
南に向かって、綾小路通、仏光通、高辻通、松原通…

京都の人は、この交差する通りの名前で、その場所が特定できるのだそうです。
例えば、烏丸通三条上がると言えば、烏丸通と三条通が交差した地点です。
なんとも、京都らしい響きの呼び名でしょう。
わたしは、通りに置かれた鉾を眺めながら、ちかちゃんの言葉を聞いていると、
遠い昔からずっと続いている京都の街の歴史と人々の暮らしを垣間見ている
ような気持ちになりました。

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山鉾の巡行は、四条通を出発し、河原町通を北に進み、御池通から新町通へと
反時計回りに進むようです。見ごたえあることでしょう。
今回は、奈良に移動してしまうのでメインの山鉾巡行は見られませんが、
いつの日か、宵山から巡行までを通してみてみたいと思いました。

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『京都の古い町家を見せてくれはるところがあるから行ってみようか?』
とちかちゃんが連れてきてくれたところは、“紫織庵”と言う町家美術館でした。
住所は、京都市中京区新町通六角上ル です。いいですね~この住所(*^_^*)

入る時、人がたくさんいたので素敵な外観を取り損ねましたが、板塀に囲まれた中に
小さな格子戸の入り口があり、石畳を踏んで行くとすぐに母屋の玄関があります。
石畳の脇には、風知草の緑が涼やかに揺れていました。

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玄関を上がると、すぐに、この中庭が見渡せます。
夏の庭は緑が一層、美しいです。

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京都の町家は、必ず、部屋の奥に中庭がある作りになっているそうです。
商いをしているお宅は、通りに面した方に、お店があるので、家の奥に
中庭があるというわけです。

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こちらのお宅は、江戸時代に、名医として名を馳せた荻野元凱と言う人が
初めてこの地に医院を開業し、明治時代までその子孫によって医院として
使用されていたのだそうです。その後、豪商の井上利助氏が、開設当時の
形を残したまま、外国の建築様式を用いた洋間を新設したのだそうです。

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その後、昭和40年に、長襦袢を商う川崎家の本宅兼迎賓館として使用され
現在は京都市指定の有形文化財となったそうです。
この町家は、庭と庭で部屋を繋ぐという、珍しい作りであり。
ぐるりと巡る回廊には、今はもう、作り手がいないという、ガラス戸が
付けられています。大きな一枚ものの吹きガラスで、その表面が歪んで
さざ波を立てた水面のように見えることから、波ガラスと呼ばれているそうです。

このガラスは、当時も今も大変高価で貴重な物だそうですが、
過去一度も割れたことがなく、すべてのガラスが往時のままだそうです。
本当に、微かなさざ波の水面のように、ゆらゆらとした歪みが美しく、
まるで水の中にいるような錯覚に落ちました。
度重なる台風にも割れたことがないというから、素晴らしく丈夫なガラスです。

品のいい小さな茶室や

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長襦袢専門店らしく、数々の美しい長襦袢や小物なども展示販売されていました。

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たまたま、いらした当主の方の貴重なお話も伺うことが出来て満足して
町家美術館“紫織庵”を後にします。
そして、今度は、うっすらと暮れ始めた三条通を鴨川へと向かいます。
やがて向かいに立派なレンガ造りの建物が見えてきました。

いままでの雰囲気とガラリと異なるレトロなビルが続きます。
明治から大正時代に建てられたモダンなビルたちです。
こちらは京都博物館だそうです。なんとなく東京駅に似ているなぁ
と思っていたら、東京駅丸の内駅舎の設計者、辰野金吾氏の設計に
よるものだそうです。(どおりで!納得です!)

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こちらは、日本生命のビル

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レトロな建物が並ぶ三条通は、とても面白そうです。
雅な古都、京都の、大正浪漫な佇まいも悪くないです(^_-)

こちらは、1928ビル、モダンなアール・デコ風ビルとガイドブックには
書いてありました。アートギャラリーやカフェなどのお店があるそうです。

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いろんなお店を巡って買い物やお茶をしたら楽しそうです。
若い人たちの姿が多くみられ、活気がありました。

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『ここが、池田家事件の、池田家跡なのよ。』と、ちかちゃんが説明して
くれたけど、わたしもアイリスも? 歴史にあんまり強くない二人は、
明治維新辺りになると、頭の中が空白になるのでした^_^;
勉強不足でしたが、祇園祭の前夜、池田家で密会していた尊王攘夷派と
その情報を聞きつけて、京都の旅館をしらみつぶしにして探し出した
新撰組との激しい攻防となり、この事件を機に新撰組は京都で一躍
名を挙げたけれど、明治維新が一年遅れたといわれているそうよ。
という、ちかちゃんの説明に興味津々となりました。

さっそくウィキペディアで調べてみました。
壮絶な戦いだったんですね…興味のある方はどうぞ。
池田家事件

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やがて、綺麗な川が流れています。
『高瀬舟で有名な、高瀬川よ。』と、ちかちゃんが言いました。
高瀬舟は、ずっと昔に読んだことがありました。
島流しになる罪人を乗せた舟が夕暮れ時に往来したという高瀬川、
ふっとその重い場面が脳裏に浮かびましたが、今の高瀬川は、明るさに満ちていました。

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そして、ほどなくして三条大橋に着きました。
大勢の人々や車が往来しています。空がとっても大きくて広いです。
広い河川敷を持った鴨川は、ゆったりと眼下を流れ、遠くには山並みが続いています。
わたしは、鴨川を見た途端、一昨年、アイリスと旅した盛岡の北上川を思い出しました。
暮れ始めた夏の宵、ゆったりと流れる鴨川は、遠く悠久の時を浮かべて
流れているような気がしました。

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「ああ、これが、鴨川なのね…大きな川やねぇ…」思わず、即席の京言葉?
をまねて、つぶやいてしまいました。ちかちゃんのブログで度々、拝見していた
鴨川に、今こうして立っているんだと思ったら、感慨深かったです。
そして、心地よい川風に吹かれながら、ああ、どこの川風も同じやなぁ…と
思ったりしました。

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川岸には“床”が続いていて、暑い夏の夜を夕涼みをしながら食事をする
人たちで賑わっていました。とても風流ですね。

ちかちゃん曰く、『“床”を楽しむなら今ぐらいの時間からがいいのよ。
だんだんと日が暮れていく鴨川や京都の町を眺めながらの食事がいいのよ。
だって、日が落ちてから来ても、景色は何にも見えないから…』
ホントやわぁ~!納得(*^_^*)

最近では、三条大橋のたもとにできたスターバックスの床が若い人に人気だそうです。
コーヒー一杯で、床の雰囲気が味わえて、お得なのだそうです。

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なるほど、リーズナブルですね(*^_^*)

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三条の橋の欄干です。京都らしいわぁ~♪

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橋のたもとにはストリートミュージシャンの姿も…
なかなかカッコよくて、歌も上手でした~♪

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向かいの床を眺めながら、歩きます。

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河川敷では、スケッチする人、犬の散歩の人、自転車で行く人、
みんなで、楽しそうに体操?している人、ぼんやり川面を眺めている人…
ジョギングする人、スケボーに興じる若者たち…
いろんな楽しみ方があるんだなぁと思いました。

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ちかちゃんの、いつもの散歩コースを、肩を並べて歩いていくアイリスです。
何だか、楽しそうにおしゃべりさせていただいています(*^_^*)

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やってきました!飛び石ぴょんぴょん!!
ちかちゃんは、この飛び石を、ぴょんぴょんと渡って向こう岸へと行くそうです。
わたしも、一度やってみたいなぁとリクエストしたんですが、この日は何だか
水嵩が多くて、どうも渡れそうにありませんでした。(残念)

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ここは素直に諦めて、橋で向こう岸へと渡りました。

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暮れていく鴨川、どっしりと横たわるように比叡山の姿が見えていました。

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さて地下鉄に乗って、ちかちゃんのお宅に向かいます。
とっても上品で素敵なちかちゃん宅で、娘は浴衣を着させていただきました。
長くなりました。読んでいただきありがとうございますm(__)m
宵・宵・宵山に続きます…

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コメント

No title

しいちゃん、祇園祭りや京都の街、たくさん撮影してきたね。
熱心にカメラを構えるしいちゃんやちかちゃんの姿が目に浮かんできます。

京都のスタバは景観にマッチしていて、素敵ですね。
私も床に座り、ゆったりとコーヒーを飲んでみたいです。

けれど暑かったでしょう。

疲れは少し癒えましたか?続いて北のアルプスがあるので、
どうぞ英気を養ってくださいね。

はるか #MF8IyTP2 | URL | 2012/07/25 15:58 - edit

はるかちゃんへ

はるかちゃん、いつもお気遣いありがとう(^o^)/
そうなの、ちょっと寝不足気味で…
体調を整えておかないととは思うんですが、ついつい夜更かししています。

今日はてっちゃんの所へ行ってきました。
しょうちゃんは、今にも歩きそうな感じ…
てっちゃんもしょうちゃんも毎朝5時起きだそうです~^_^;
しかも、てっちゃんは、パジャマのまま5時半から、プールにドボンしてしまい、
パパに叱られて、頭から水道の水を浴びせられて、仕方なくお家に入ったそうです。

わたしが行ったら、声を潜めて、「ばぁちゃん、プールしょう!」と、
ニコニコしながら外へ連れ出そうとします。
元気いっぱいですね(^_-)

そうそう、京都のスタバ、いい感じでした~(*^_^*)

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2012/07/25 22:22 - edit

No title

しーちゃん 三条通も鴨川も素敵にまとめられてますね(*^_^*)
私がいつも歩く鴨川、一緒に歩いたんですね♪
すごいよね(*^_^*)

お天気が良いと鴨川もっと綺麗なんですよ。 それにあの飛び石渡れると良かったのにね。
上流に歩いていくと、もっともっと鴨川素敵になるんですよ。

それから京都の通り名を覚えるための可愛い数え唄があるんですよ。
東西と南北の通り唄がそれぞれあるんですが、南北の通り名を歌える人は少ないけど、東西の通り名の歌は京都人ならほとんどの人が歌えますよ。

機会があれば、しーちゃんに披露しますね♪


お千賀さん #JalddpaA | URL | 2012/07/25 23:20 - edit

ちかちゃんへ

ちかちゃん、こちらにもコメントありがとう(^o^)/
鴨川、本当に気持ち良かったです。
お天気の良い日は、周りの山々も見えて気持ち良い事でしょうね。
上流はもっと素敵…いつか、行ってみたいです。
京都は見るところがいっぱいありますね。
ゆっくりと歩いてみたいです。

数え歌、今度、教えてね!
蝋燭一本、どうですかぁ~!
って言うのも。かわいかったです。
京都って、本当に素敵ですヽ(^。^)ノ

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2012/07/26 21:58 - edit

三人歩きの京都いいですね!

お千賀さん アイリスさんと歩いた京都、素敵な思い出ができましたね。わたしも京都は大好きですが考えてみると、寺社の桜や紅葉ばかりを追いかけていたような気がします。sizukuさんのレポを拝見していて、町屋の雅な伝統や暮らしにも関心を持って歩いてみたいと思いました。祇園祭はその町屋衆の心意気を象徴したお祭りなんだなあ、と思いながら拝見しています。

こいちゃん #HdSy5Q9E | URL | 2012/07/27 06:09 - edit

北山杉

こんにちは。
今回のレポを読んで、昔、あるフォークグループが歌って
た「北山杉」を想い出しました。四条通、加茂川… いい
ですね。加茂川って、人と自然との距離が近いような気が
します。これも京都という地域性なのでしょうか。
「床」で夕涼み、ビールもさぞかし美味しいでしょう。
「そうだ 京都 行ってみよう」そんな気になっちゃいま
すね。

翼 #ZGMDThxQ | URL | 2012/07/27 09:01 - edit

こいちゃんへ

こいちゃん、こんばんは(*^_^*)
コメントありがとうございます。
三人で歩いた祇園祭宵々々山は、忘れられない思い出となりました。
ちかちゃんが案内してくださったからこそ、こんなに充実した時間を過ごせたのだと思います。
ちかちゃんには、感謝の気持ちでいっぱいですヽ(^。^)ノ

お祭りのパワーって凄いですね!祇園の町屋の伝統や暮らしを訪ねる散策も素敵と思います。
社寺や、庭園の美しさも訪ねたいし…とにかく、もっともっと京都を知りたくなりました。
いつか、奥多摩分校の修学旅行を実現させましょうね(^_-)

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2012/07/28 22:03 - edit

翼さんへ

翼さん、こんばんは(^_-)
コメントありがとうございました。
北山杉ですか、わたしは知りませんでしたけれど、素敵な曲なのでしょうね。

四条通、河原町、賀茂川…
京都はいろんな顔を持っていますね。嵐山や大原の里も魅力的ですね。

賀茂川は、おおらかで、穏やかに流れる川でした。
夕暮れ時、橋の上から、ぼんやり眺めているのも素敵ですね。
「床」は、風情がありましたよ。お酒が飲めたなら、きっと美味しいでしょうね~!
飲める方がうらやましいです。

いつか、翼さんも訪れてみてください。
そういえば、京都は、翼さんに似合いそうな街です。(^_-)

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2012/07/28 22:13 - edit

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