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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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尾ノ内の氷柱 

この所、冷たい氷の世界ばかりのブログですが、
もうしばらくお付き合いくださいね。
画像は冷たいですが、中身はあったかなブログにしたいです。

三十槌の氷柱を見た後、もう一ヶ所の氷柱の名所、尾ノ内渓谷へと向かいました。
尾ノ内渓谷は、小鹿野の外れにあり、群馬県へと通じる道路沿いにあります。
とても長閑な山村風景が広がり、わたしにとっては、氷よりも
この里山を散策してみたいという気持ちが湧きました。

普段は、本当に静かであろう里山に、今日は車の長蛇の列が出来ていました。

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NPOの人たちや、地元の消防団の方々、自治会の方々、多くの方たちが
ボランティアで、交通整理や車の誘導など、まめまめしく働いていました。
この氷柱は、渓谷の水をくみ上げ、ホースに細かい穴を開け、噴霧して
人工的に氷柱を作っているのだそうです。
町興しの一環として、始められた氷柱作りですが、先日、テレビの番組で
取りあげられてから、どっと人が押し寄せ渋滞が起きるほどになってしまったそうです。

『こんなに人が集まって、僕らもびっくりしているんです。』
地元の消防団で借りだされたという若者は、寒い中無償で交通整理にあたっていました。
『お待たせして、申し訳ありません。』と、みなさん、車に寄って来ては
声をかけてくださいました。
駐車料金も入場料もなく、観光客を受け入れてくれ、甘酒などもふるまってくれます。

なんとも優しい地元の人たちのお陰で、1時間半近く駐車場に入れるのに
待ちましたが、苦にはなりませんでした。
3時半頃になって、ようやく氷柱のある渓谷に辿り着きました。
二子山の険しい岩峰がそそり立っていました。

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こちらは、両神山の険しい鋸歯のような山容がすぐ近くに見渡せます。
ここから登る登山道は上級者向けの険しいコースのようです。

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森の中にシャクナゲがたくさん植えられた斜面がありましたが、
ここにはクリンソウも群落で咲くのだそうです。
地元の人たちが10数年前に、長野から取り寄せたタネをまいて育てたのだそうです。

turara1_240.jpg

やがて行く手に、素晴らしい氷の谷が見え始めました。

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渓谷全体を埋め尽くすほどの見事な景観に唖然としました。

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人工的と言っても、ただ水をかけるだけでは、ダメなのだそうです。

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少しづつ、絶え間なくかけていなければなりません。

turara1_261.jpg

いろいろ試行錯誤して、やっとここまで凍る様になったそうです。

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薄青い光を放つ美しい氷柱の渓谷は、人々の努力の結晶なのでした。
大自然が創り出す繊細な三十槌の氷柱とは、また、趣が違うけれど
人と自然がコラボして創り上げた、尾ノ内渓谷の氷柱もまた、自然の造形です。
スケールの大きな氷の世界を素晴らしいと思いました。

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ちょうど、夕映えの光が山々を越えて谷にもわずかに光を投げ込みました。

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『昨日は、ライトアップしたんだよ。』と、小さな男の子が話しかけて来ました。
「僕は、地元の子なの?」と聞くと、『うん』と、頷きます。
「そう、いいなぁ、きれいだったでしょう?」と、聞くと、
『うん、凄くきれいだったよ。』と言って、少年は嬉しそうに顔を輝かせました。

こんな小さな子どもたちの心に、綺麗な灯を点すことが出来て、きっと、
大人たちの努力は報われたのではないかと思いました。
自分の住んでいる町を誇れること。そして、好きになること。
それが町興しの原点なのではないかと思います。

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帰り路、コーヒーを売っている出店に立ち寄りました。
そこで、地元の若者とそのお母さんとお話ししました。
『わたしたちは、Uターン組です。都会で長いこと暮らしてましたけど
やっぱり住むにはここがいいわね。故郷が一番です。』
そんなふうに話していたお母さんの笑顔が印象的でした。
若者も、妻や子供ともに、この町に馴染んでいるようでした。

秩父地方の言葉で、冷たいということを「ひゃっけぇ」と言うそうです。
冷っけぇ氷柱の里は、暖っかい人情の里でした。
わたしたちは、クリンソウの咲く頃、また、訪れたいねと話しながら
暖かい心持で、尾ノ内渓谷を後にしました。

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category: 森・山

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コメント

秩父はアニメオタクの娘の憧れの場所でもあるのです。
昨年ヒットしたアニメの舞台が、秩父なんだとか。

それにしてもすごい車列ですね。
アド街で取り上げたそうですね。

氷柱が透き通るように美しいです。
地元の子どもたち楽しそう。
何だかほのぼのとして温かいね。

はるか #- | URL | 2012/02/10 00:57 - edit

はるかちゃん、こんばんは(^^♪
あっ、それ、「あの花の名前を僕たちはまだ知らない」とかいうアニメですね。
わたしも読んだことは無いのですが、そのアニメのお陰で秩父は
若い人たちのブームになっているそうですよ。

アニメに出てくる場所で、写真撮るのが流行っているそうです。
娘さんを、今度連れて来てあげたら?きっと喜ばれるんじゃないかしら?
はるかちゃん、いつもありがとう(*^_^*)v

sizuku #- | URL | 2012/02/10 01:23 - edit

こんばんは^^v
なんとあの氷柱は人工的に作られているのですか??
大変な作業ですね~!
でもだからこそこんなにきれいなんですね♡

hidamari #- | URL | 2012/02/10 20:48 - edit

そうです。あの花のなんちゃら!です。

しいちゃん物覚えよいですね。
しんさんもご存知で、きちんと名前を覚えておられました。

娘は新撰組のアニメが流行ると、京都に行きたいと言い、年中言うことがかわるのですわ!

暖かくなったら、秩父は京都より近いので、連れて行こうかな。\(^o^)/

はるか #- | URL | 2012/02/11 00:40 - edit

冒頭の車の列にまずビックリ(@_@;)
すごい賑わいなのですねぇ~~
アド街効果恐るべし!
それもうなずける素晴らしい氷柱です!
でもなんで青っぽくなるのか、不思議です。

よしころん #- | URL | 2012/02/12 22:13 - edit

ひだまりちゃん、お返事が遅くなってしまいごめんなさいね。
そうなんです。尾の内のは、三十槌の氷柱と違って、人が関わって作られた氷柱です。
でも、人工的だからつまらないとかがっかりしたとかは言いたくはないですよね(*^。^*)
だって、ひだまりちゃんが言うように、根気の要る熟練の作業だと思うんです。
氷柱が出来る寒い夜にきっと、地道な作業をしてくれている人がいるはずです。
厳しい自然があってこそ、出来る人と自然とのコラボが、この美しい氷柱だと思いたいです。
芸術作品ですよね~♪

sizuku@職場 #- | URL | 2012/02/14 15:10 - edit

はるかちゃん、こんにちは(*^。^*)
あの花のなんちゃら…
はるかちゃんの表現がおかしくて、一人でにやけてました(笑)
京都…そして、奈良、実は、来月、娘と行く予定です。
本当は4月なら桜が良いんでしょうけれど、混みますしね。
たぶん、行けると思うんですが、まだ、宿の手配もしてなくって…(汗)
また、行き当たりばったりのサバイバル?旅の予定です。(笑)

sizuku@職場 #- | URL | 2012/02/14 15:16 - edit

よしころんちゃん、こんにちは(*^。^*)
ほんと、この車の列には「え~!?」でしたよ。
わたしたちは、テレビでの放映を知らずに出かけたものでしたから^_^;

先日の雨で、氷柱も解けてしまったことでしょう。
きっと、今頃は、静かな里山に戻っているんでしょうね。
氷るまでは大変だけれど、溶けるのはあっけないですね。
ほんと、はかない冬の風物詩です。
昨日、札幌の雪祭りの氷像も壊されていましたね。

そうそう、何で青く見えるのか?
確かに、白い部分と青い部分が目で見ても分かりました。
西沢渓谷の青氷のように、水に銅の成分があるのかも…

あと、写真で青が強調されているのは、夕方の色温度で、
より青く見えるのかもしれませんね。

sizuku@職場 #- | URL | 2012/02/14 15:25 - edit

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