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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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ある元旦の過ごし方 

2012年 元旦
よく晴れて、穏やかな一年の幕開けでした。
初日の出を見に行く事もなくいつも通りに起きた朝でした。
わたしたちは、飯能市下名栗諏訪神社の元旦祭にお邪魔することにしました。

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下名栗の方たちとは、夏の獅子舞がご縁で、親しくさせていただいています。
夏には何度か足を運ばせていただくこの神社も、冬場は訪れる機会があまりありません。
元旦祭も始めての経験でした。
道端の苔にはうっすらと霜が降りていました。

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10時より始まるとのことで、10分ほど前に着きましたが、ひっそりと静まり返っています。
やがて、拝殿の中で雅楽が始まったようですが、まだ、参拝の方は見えません。

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あまりに静かなので、部外者のわたしたちが一番乗りするのも場違いと思い、
その辺をぶらぶらしていると、何組かの氏子の方々がお参りされていました。
杉木立に囲まれた静かな新年のお宮に、雅楽の調べが流れ、
お正月らしい清々しい気持ちになりました。

わたしたちは、名栗湖の方へと足を伸ばしました。
誰もいない湖は、水面に微かなさざ波を湛えながら静まっていました。
空は、青く澄んで、いつも気持ちのいい風が吹いていました。

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その後、ヤマセミや冬鳥を探して、川沿いを散策してみました。
安曇野さんは、『こんな所にヤマセミがいるはずがなじゃないか!!』
と否定的です。
美しい形の流木に、ピラカンサスの実がたわわに茂っていて
まるで、お正月のオブジェを飾ったかのようで、見事です。

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細い踏み跡を辿り、陽射しに煌めく川面を覗いてみると、
キセキレイが流れの中に佇んでいました。
久しぶりのキセキレイの姿は、胸のレモン色も鮮やかで、
尾を何度もせわしなく上下に動かしては、さかんに川の中を歩いたり、
立ち止まったりしています。

naguri1_44.jpg

わたしは、あいにく双眼鏡も望遠レンズも持ってきていなかったので、
望遠レンズを付けている安曇野さんに教えたのですが、
あまり、写す気が湧かないのか完全無視です。(゜o゜)

少し離れた川面には、佇む青サギの姿も見れました。
何度か話しかけても応答がないので、こちらも、それなら、いいわ(ー_ー)!!と、
一人勝手に草原をずんずん行きました。

川面はキラキラ、風も無く割りと暖かなお正月です。
枯れ草の原では、ホオジロのか細いさえずりが、チチチ…チチチ…と
あちこちで聞こえます。
シジュウカラのさえずりも、川岸の藪の中から聞こえてきます。
目を凝らしても鳥影すら見えませんが、こうして明るい野原で
鳥たちの気配を感じているだけで幸せな気分になりました。

ふと、足元を見ると、ジーンズにも関わらず、膝から下にびっしりと
靴紐にまで、アメリカセンダングサの実がくっついています。
「うわぁ~!たいへん。。。」わたしは、慌てて手で払い落とします。
ジーンズは、簡単に落ちますが、靴下がチクチク大変なことになってます。
「まいったなぁ…」と、独り言を言いながら、靴下に付いたセンダングサの実を
一つ一つ採りながら安曇野さんは、どこかな?と探します。

すると、橋のたもとに座り込んで、一生懸命、草の実を落としている姿が目に入りました。
安曇野さんはウールのズボンをはいていたから、多分、悲惨な状況に
なっているんだろうなと想像できました。
暖かく注がれる陽光の下で、ズボンの裾を両手でパタパタはたいている姿が、
何だか子どものように見えて、思わず、くすっと笑ってしまいました。

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さっき、カチンときたけれど、まぁ、いいか・…と、心の中で呟いて、
わたしは一気に土手を駆け下りました。
安曇野さんは文句を言いたげでしたが、わたしの後を付いてきたのが
気まずいのか何も言いません。
「あなたも、アメリカセンダングサにやられたのね。わたしもよ。」
『アメリカセンダングサって何だ?』
「ほら、あの、茶色の草の実よ。ヌスビトハギみたいにくっついて離れないのよ」
『ヌスビトハギ?』と安曇野さん。
「そう、米粒みたいに小さくてびっしり付く草あるでしょう」
『ああ、バカか。』と、安曇野さん。
「長野ではバカっていうの?こちらではドロボウって言ったけれどね。」と、
二人でズボンの草の実を取りながら、ちょっと心が温まりました。

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帰り路、諏訪神社に寄り、改めてお参りをし今年一年の家内安全を祈りました。
地元のご婦人がお一人で参拝されていました。
「あけましておめでとうございます。」と、ご挨拶すると
「今年もよろしくお願いします。」とにこやかに挨拶してくださいました。

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帰りかけた時、社務所から出てきた獅子舞保存会のmoriさんとお会いでき、
新年のご挨拶が出来て良かったです。

なんでもないことだけれど、こんな元旦の過ごし方も、
後になってみれば良い思い出になるのかもしれませんね。
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