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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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2009最後の小さな旅 

12月も押し迫り、26日27日と大掃除を頑張った。
28日は仕事納め。まだ、大掃除は残っているものの、29日はアイリスも冬休みに入ったので、2009年最後の小さな旅に出かける事にした。

場所は、どこにしようか?と、いろいろ考えたが、やっぱり一昨年の12月30日に出かけた秩父の三峰山に行ってみようという事になった。

とても穏やかで暖かな年末だった。一路三峰へと向かう道すがら、今年の2月末に節分草を見に行く時に、気になっていた橋の下の巨樹を探す事にした。
とても高架になった橋を渡りながら、わたしは、眼下に見える高い梢を見逃しはしなかった。
「その先で、車を止めて貰ってもいい?」いきなり、そんな事を言い出すわたしに、『OK!』と、アイリスは車を道端の小さな草地に横づけしてくれた。
さっそく、飛び出して橋の上まで駆けて行き、下を覗いた。「ほら、あの樹よ。多分、ケヤキだと思うわ。」
『ほんとだ、凄いね!でも、どうやってあそこまで行くの?』
「たぶん、どこかに、降りる道があるはずよ。」わたしは、周りをきょろ、きょろ見回して、小さな墓地の脇に付けられた杉木立ちの中の細い道を降りて行く。
『大丈夫?本当に行けるの?』「大丈夫よ、日原で培った野生の勘かな?(かなり大げさ)」

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思ったとおり、その細い道は巨樹の裏側に繋がっていた。
降りていくにしたがって、その大きな姿が目に飛び込んできて予想をはるかに超えた巨樹にわたしは驚きを隠せないのだった。

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でも、どうも、2本の樹のようだけれど?

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表に回って見て、やはり、この木が2本の寄り添った樹だと言うことが判った。
巨樹にはしめ縄が巻かれ、「夫婦欅」の名前が付けられていた。
2本の樹だとしても、1本がとても大きい。素晴らしい巨樹だと思った。

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見る角度を変えると、また、すさまじい大きさだ。でも、仲良く肩を抱き合っているようで「夫婦欅」の名前が微笑ましい巨樹だった。

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このケヤキの巨樹のすぐ下は、河原になっているようだった。
わたしたちは、ちょっとだけ、河原に出てみようかという事になり、大急ぎで森を抜けてみた。

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陽射しをいっぱいに受けて、キラキラ輝く川面が眩しい。

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遠くには、三峰駅からのバスが走る高いアーチの橋が架かり、河原ではセキレイたちが楽しげに遊んでいた。

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『あっ!魚だ、およよ(魚のこと)がたくさんいるよ♪』
見ると、浅瀬になった陽だまりの流れの中にたくさんの稚魚が泳いでいた。
「あったかくて、なんて気持ちがいいのかしら。魚、何の魚かしらね?」
わたしたちは、しばらく魚を眺めたり、大きく広がる青空を眺めたりした。
本当に風もなくて燦々と陽光が降り注ぎ、暖かくて、眠くなるくらい気持ちのいい河原だった。

空を見上げたその時、一羽のトビが、森から羽ばたいて飛んだ。

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幼鳥だろうか?何だか小さく見える。風が無いからなのだろう、何度も羽ばたきながら低空を飛んでいく。

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やがて、青空へと上がり、少しづつ上昇していく。

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猛禽の飛翔は、いつ見ても胸がすくような気がする。
ここで、のんびり鳥見も良いけれど、三峰山に行く予定なので、また、車に乗り込んだ。
やがて、大滝村へと入り、大輪の集落や、栃本の集落を走り抜ける。
山の斜面や道路沿いに点在する古民家の佇まいが何とも言えずいい。広い庭、日当りの良い縁側、秩父の民家の造りは、二階の出窓の造りに特徴があるような気がする。
写真を撮れないのが残念だけれど、いつか、美しい山村風景を眺めながら村の散策をして見たいものだと思ったりする。

昔は、大輪からケーブルで三峰神社に入ることが出来たのだが、今は、ケーブルは廃業してしまい、随分とこの辺りの観光はさびれてしまったように見える。
ケーブルが無いので、秩父湖(二瀬ダム)を横断してスカイラインを登っていく事になる。
このダムへの道が、実にユニークなのだった。車が一台しか渡れないダムの堤防の上を、時間差で走っていくのだ。
堤防へ出るまでは、狭いトンネルを通って行くのだが、途中で2手に分かれ、直角に曲がったりする。
まるで、遊園地のアトラクションか、インディージョーンズの映画の中に入ったような、迷路のような道なのだった。

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三峰山への道は、とても景色が良くて、素敵だ。
途中、吉ヶ谷の大栗という巨樹もあったりする。


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三峰山に着いて、昼食を食べるために寄ったお店では、とても見晴らしが良くて陽射しが当たるベランダがあり、このベランダの餌台には、ヤマガラやコガラがやって来ては、餌を運んでいく。
思いがけず、かわいい姿を見ることが出来て、わたしたちは嬉しくなってしまった。
山の中で遭遇する鳥たちには、とても思い入れがあるけれど、たまには、こんなに楽チンな鳥見も悪くない(笑)

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しばらく鳥と戯れた後、杉木立の中の参道を通り、三峰神社へと向かった。
昔、アイリスが、小学校4年生の頃の夏休み、アイリスとマーガレットと三人で、奥多摩の鴨沢から雲取山へ登り、一泊して、帰りは三峰神社へと縦走した事があったが、アイリスはすっかり忘れてしまったそうだ。

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重厚な佇まいの本殿が、樹齢何百年もの杉の巨樹に囲まれて立っている。

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古い彫刻が施されていたり、

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きらびやかな蒔絵の世界だったり、

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天井は、一面花の絵を散りばめた見事な造りで、美しい。

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本殿の周りの彫刻は極彩色の色に塗りなおされ、とても華やかだ。

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日光の東照宮を思い出す。派手だけれど、気品がある。

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ここの狛犬は狼らしい。

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午後の傾き始めた陽射しの中、ひっそりと静まり返った拝殿は、神聖な空気に包まれ、否が応でも荘厳な感じがし、心がしんと静まっていく。
わたしたちは、今年一年のお礼をし、来年もしあわせな一年にが巡って来るように願った。

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そして、3時、山々は、最後の彩りに包まれて、穏やかな色に染まり行く。
わたしたちは、こうして、今年最後の小さな旅を終え、家路を急いだのだった。

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category: 森・山

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