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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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旅の宿 河鹿園 

今年も、楽しみにしていた奥多摩分校の秋の遠足の日がやってきました。
例年なら、御岳山辺りの紅葉が最も良い時期とあって、早朝から御岳山行きのバスターミナルは長蛇の列です。
御嶽渓谷はと、御嶽大橋から眺めると、玉堂美術館前の大銀杏が、見事な黄葉に輝いていました。
遅くやってきた台風や長雨の影響で、今年は欅が茶色に枯れ葉がちじれてしまった樹が多いようですし、楓の紅葉が遅れていて、いまひとつ冴えないのが残念でした。

御嶽駅で、旧知の友との再会を果たし、御嶽園地へと向かいます。
この辺りは、多摩川が緩やかに蛇行し、流れが穏やかになる場所です。
深まった渓谷に紅葉した木々が映え、ひっそりと小さな美術館が二つあります。
御岳美術館とせせらぎ美術館で、御岳美術館のほうは、
川に面した洋風の建物でとても静かなホッとする空間です。
慎ましやかな佇まいのせせらぎ美術館は、艶やかな楓や欅とのコラボが美しく
隠れたビューポイントでもあります。

朝の光が、ちょうどよい具合に差し込み、木々の紅葉がスポットライトのように浮かび上がります。
鏡のように澄んだ流れは、濃いブルーに輝き、木々の彩をほんのりと
溶け込ませるように流れに映し出しています。
思い思いに撮影し、昼食にと決めていた奥多摩のお蕎麦の名店、丹三郎へと向かいますが、
本日は予約でいっぱいとのことでした。
茅葺屋根の古民家を利用したお店で、どこか懐かしい田舎の家に
帰ってきたような雰囲気の店内で美味しいお蕎麦を賞味したかったのですが残念です。
店の前の楓が、それは見事に真っ赤に紅葉していて、茅葺屋根に映えて美しいです。
散り敷いた落ち葉も、光りを浴びてとても綺麗に見えました。
植え込みに散った葉は、その一枚一枚に灯りが点ったように見えました。

もう一軒、近くに新しいお蕎麦屋さんが出来たのを確認していたので、
こちらのお店に行きました。
以前、鳩ノ巣にあったお蕎麦屋さんが移転したとのこと、応対してくれた女将さんも
明るくて大変感じのよい方でした。お蕎麦もおいしかったです。

食事を済ませ、車で海沢渓谷へ向かいます。
渓谷沿いの林道はやっと車が通れるくらいの道ですが、海沢園地まで入れます。
ここまで、車で入れば滝までは、ものの15分ほどで着いてしまいます。
最初の三つ釜の滝、その上の山道を辿ればねじれの滝へ、さらに30分ほど
山道を登って下れば、海沢大滝があります。
大滝までご案内すれば、素晴らしいのですが、今日の所は
明日の遠足本番を控えているので、無理せず、ねじれの滝までとします。

午後三時になったので、宿へと戻ります。
それぞれの部屋へと落ち着いたあと、さっそく、宿の周りや御嶽渓谷へと
散策に向かいます。
宿の真向かいは、川を挟んで玉堂美術館があり、そこの大銀杏が良く見えます。
黄昏時になり、辺りが急速に暗さを増してくると、いよいよ大銀杏が
ライトアップされました。

ちょうど、黄葉真っ盛りの美しい銀杏です。
ライトアップされると、藍色の夜空に燃え立たんばかりの美しさになりました。
わたしたちは、御嶽小橋というつり橋を渡りながら、何枚もシャッターを切り
感嘆の声をあげました。

白波を蹴立てて流れる多摩川の清流さえも、黄金色に染めるほど、大銀杏は
美しく輝きました。
そして、対岸の河鹿園の明かりは、昔ながらの暖色の温もりの色です。
ノスタルジックな昭和ロマンを感じられ趣があって素敵です。
わたしたちは、イチョウの下で、金色の葉を愛で、宿の灯りを愛でました。
川音は絶え間なく響き、こうして友とここに立っている事が嬉しかったです。

毎年、ひとりで見上げていた大銀杏を、こうして心の通い合う友と
一緒に見上げる喜びは、掛け替えのないものだと思えました。
わたしたちの帰りが遅いので、宿の番頭さんが、懐中電灯をいくつも
携えて迎えに来てくれました。本当に、心配りのある素晴らしい宿でした。
宿のお庭に戻ると、か弱く虫の音が聞こえます。
『残る虫ですね…』と、番頭さんがおっしゃいました。
もののあわれや、風雅の心を持った方だと感心しました。

大変、美味しい夕食をいただき、宿のギャラリーでは、思いがけず
宮沢賢治の世界を垣間見、たくさんの素晴らしい書も拝見出来ました。
そのあと、男性陣の部屋に集まって、友人の楽しいマジックショーを
ワイワイと楽しみ、童心に帰ってトランプ遊びに興じたり、
和やかで楽しい旅の宿の夜は更けて行くのでした。
絶え間ないせせらぎの音が、郷愁をそそる旅の宿をデジブックにまとめて見ましたので
よろしければ、ご覧ください。
下の画像かタイトルをクリックしてお入りください。

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コメント

デジブック素敵でした(^_^)

しーちゃん デジブック拝見しましたよ。
やっぱりしーちゃんの写真、しーちゃんらしい詩的な趣ある素敵な写真が一杯♪
御嶽渓谷の紅葉や流れの写真もしっとりとして、丁寧にカメラを向けて撮っているしーちゃんが見えてくる感じですね。さすがです。
大銀杏のライトアップと夜の渓谷、そして銀杏越しの宿の灯りも素敵でした。 
そして特に河鹿園の昭和レトロなぬくもりや優しさもすごく良い感じに撮ってあって感心でした。
安曇野さんには、こちらを褒めていただかないといけませんね(^_^)
とっても素敵なデジブックでした(^_^)v

お千賀さん #JalddpaA | URL | 2011/12/01 21:36 - edit

ちかちゃんへ

ちかちゃん、デジブックにも、こちらにも、コメントありがとうございます。
写真、撮るだけ撮って、並べただけで…
だから、つい、同じような写真をアップしているかもしれません。
枚数が多いので見ていただくのも大変ですよね。
丁寧に見てくださって、いっぱい褒めてくださってありがとう。
安曇野さんは、あんまり見ようとはしないんですよ^_^;
わたしのは、長いので嫌だと言います。
次のもアップしましたが、また、長くてごめんなさいです。

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2011/12/02 23:42 - edit

旅の宿

こんばんは、usaです。

「ふるさと」の調べにのせて映し出される64枚のお写真。居ながらにして奥多摩の秋(前編)を堪能させて頂きました。

お気に入りは①旅の宿のあかり②茅葺屋根に③燃えたつ朱  本当は全部なんですけれどね(^^;)

自然を愛しむまなざしと繊細な指先で捉えられた景色の美しさ、素敵ですね。心が落ち着きます。

実は、私も先月17日に日向和田にお住まいの方の案内で御岳渓谷に参りました。
沢井駅で下車して御嶽駅までミニミニハイキングでした。
「いもうとや」さんでお昼を摂り、イチョウの木を眺めていた時、川向こうに建つ古風な宿が目に留まりました。「アレは?」と問う私に『河鹿園という昔からの旅館で、吉川英治の所に来る出版社の人たちも泊まった宿』だと教えてくださいまいた。

私は、ビックリでした。sizukuさんからのコメント返しに書かれていた旅館が目の前にあったのですから。しかも、「あの建物、良いなぁ」って思って眺めていたのですから。sizukuさんのブログを拝読させて頂いて、いつか見学に行きたいと思いました。ピカピカに磨かれた窓ガラスに宿の歴史を感じますね。

あと、もうチョットだけ書かせて頂いても良いですか。

お蕎麦のお店「丹三郎」さん、昨夏に行きました。日原の鍾乳洞の帰りに、偶然目に入って立ち寄ったのです。すごく感じの良いお店で、お友だちにも教えてあげました。
10月の末、『柳沢峠』に行った帰りに青梅の辺りを通り、釜飯の「なかい」に行きたかったのですが道が思い出せなくて、鳩ノ巣駅の近くの釜飯屋さんに入りました。そのお店の前にシュールな看板を掲げた北海道の物産を扱っているお店がありました。sizukuさんはご存知ですか~。

あ~、今日も長くなってしまいました。勝手に書かせて頂いて居りますので、どうぞレスは気になさらないでくださいね。




usagisan #- | URL | 2011/12/03 02:39 - edit

usaさんへ

usaさん、こんばんは(*^_^*)
デジブックをご覧いただきありがとうございました。
そして、嬉しいコメントもありがとうございます。
いつも、丁寧に感想を書いていただき励みになります。
今回、usaさんも御嶽渓谷を散策されていたのですね。
そして、河鹿園も対岸からご覧になったのですね!
わたしも、最初にこの宿を知ったのは、大銀杏を見に行った時でした。
河鹿園では、お昼の懐石料理もやっています。
あの素晴らしい空間で、心ゆくまでゆっくりとお料理を楽しめますよ。
usaさんには、ぜひ、あの書の数々をご覧になって欲しいです。いつか、ランチ、ご一緒いたしましょうか?

それと、釜飯のなかいは、川合駅から大丹波川沿いに上った所です。
鳩ノ巣駅の釜飯やさんは、行った事がありませんが、喫茶山鳩の、ウインナーコーヒーと、蕎麦サラダ、クロックムッシュはお勧めです(^^♪

あの、北海道物産店は、不思議ですよね~^m^
アイヌの方の雰囲気を感じる店主の方も気になっております。いつか、お寄りしてお話ししてみたいなぁと思っているのですけれどね。usaさんは、もう、お話しされたのでしょうか?(*^_^*)

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2011/12/04 20:45 - edit

久々に

こんばんは、usaです。

>usaさんには、ぜひ、あの書の数々をご覧になって欲しいです。いつか、ランチ、ご一緒いたしましょうか?

とても光栄なコメントをいただき嬉しく思います。
お写真にある風格のある『書』是非、拝見しに行きます。多くの方々とご交流をお持ちのsizukuさん、なかなかお時間は作れないかと思いますが、機会があれば、おめもじしたく存じます。

喫茶山鳩の「蕎麦サラダ」に興味津々。メモメモ(笑)

北海道物産店のおじ様とお話ししました。気さくなおっちゃんで、以前は北海道でお店を開いていた事、今でも利尻昆布は北海道の知人から仕入れていらっしゃる事など、お話ししてくださいました。

看板のことに触れると『オレが自分で描いちゃったんだ』と。

お庭に生っていた柿かな~と思われるモノが並んでいたので買いました。『おまけ』と言って幾つか余分に入れてくださいました。

このお商売で、生活していけるのかなぁと案じられますが、おっちゃんは至ってマイペースな人生を歩んでいるようです。

お店に利尻・礼文の観光パンフレットが置いてありました。1部頂いてきたのですが、トレッキングコース、ハイキングコース、お花畑・・・・魅力いっぱい島のようです。実際、私の友人が今夏、旅して来ました。高山植物や大自然を満喫してきたと話してくれました。私もいつか・・・・・

usagisan #- | URL | 2011/12/21 21:01 - edit

Re: 久々に

usaさん、こんばんは(^^♪
コメントをいただきありがとうございました。
河鹿園のランチ、おりを見て必ずご一緒しましょう。
良かったら、青梅の街か、白丸当たりの散策もご一緒しましょうね。
早春の梅やコブシの咲く頃が良いかした?楽しみにしています。

北海道物産店のおっちゃんとお話しされたのですね(*^_^*)
おっちゃんは至ってマイペースな人生を歩んでいらっしゃるようだとのこと、ちょっとうらやましい気もしますね。

利尻・礼文いいですね。わたしも北の大地に憧れています。私もいつか行ってみたいです。

sizuku #- | URL | 2011/12/24 02:03 - edit

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