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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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故郷の山 

ずっと、昔、確かに行った事がある場所…
遠い記憶の底の方に忘れ去られてしまっていたけれど、
ほんのかすかな記憶がある。
きっと誰にもそんな場所があると思う。

それは、小学校の遠足で訪れた事がある場所だった。
覚えているのは、「高山不動」という名前だけだった。
それでも、忘れずにいた事が不思議だった。
わたしは、林道を上りあげ、行ってみる事にした。

紅白のソバ畑。赤い蕎麦はヒマラヤで見つかったソバだと
聞いた事がある。確かルビーという名前だったような?

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白いソバ畑も、山間に清楚に咲き競う。

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アップにすると、ソバの花って、とっても綺麗だと思う。

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集落も途絶え、山道を登りあげると、高山不動への道が分かれた。
古い民家が現れる。

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こちらは、宿坊だったのか?現在は使われていないような雰囲気だ。

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お寺の敷地内に神社?何だか不思議。三峰神社と書かれていた。

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常楽院本坊は、修験寺院だったそうでかつては多くの修行者が集まったと言う。
当時は、周辺には宿坊が36あったと伝えられている。

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一番奥の高山不動尊に続く坂道の角に一軒のお宅があった。

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とても綺麗に手入れされたお庭。ひっそりとしているが、人が住んでいるようだ。

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門前には小さな野菜畑があり、サフランの花が美しく咲いていた。

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角を曲がって、わたしは、あっと、声をあげた。

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あまりにも大きな銀杏の巨樹が堂々と佇んでいたのだ。

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子どもの時の記憶の中に、この大イチョウはなかったから本当に驚いた。

まさか、こんなに素晴らしい巨樹に出逢えるとは…
人生とは、別の事を計画している時に、偶然出会ってしまったようなもの。
星野道夫さんの言葉を思い出す。
まさに、そんな感じ…わたしは根張り、枝ぶり、樹高ともに素晴らしいこの巨樹との出会いに感動してしまった。

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この、長い石段を登りあげた所に高山不動寺がある。おぼろげながら記憶が蘇った。

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少し息を切らしながら辿り着いた境内には、大きなお寺がひっそりと建っていた。
開け放たれた御堂には、うずくまるように時が眠りにつこうとしているようだった。

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傾き始めた午後の陽射しが、お寺の屋根を照らし、西日が赤く染める。

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関東三大不動寺に数えられる高山不動は奈良時代に創建の古刹だと言う。
現在は無人のお寺だと言う。時代の流れなのかな…
少し寂れた感じのかつての古刹。山寺の夕暮れは思ったよりもずっと早く訪れそうだ。

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なんとなく、ぞくっとして、わたしは、古寺を後にした。

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大イチョウは、堂々と佇んでいた。この大イチョウが金色に染まるころ、また訪れてみたい。
そして、金色の葉が、はらはらと散りゆく時にも…

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奥武蔵の山並みは、薄墨を流したように淡い薄紫の濃淡に霞むように横たわっていた。
わたしの故郷の山…この山並みを見て育ってきた事を思い出した。
人は、だんだんと故郷に帰っていくものなのかもしれない。
これからは、ふるさとの山に、時々訪れてみたいと思ったのだった。

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category: 森・山

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コメント

美しい山並み

またまた、書き込みでごめんなさい。

>奥武蔵の山並みは、薄墨を流したように淡い薄紫の濃淡に霞むように横たわっていた。

最後のお写真に魅せられました。幾重にも重なる山々。ふるさと・・・・なのですね。

「赤い蕎麦」があることを初めて知りました。赤と白の蕎麦畑。綺麗ですね~。

『高山不動』分からなかったのでチョット検索掛けてみました。名前の通り、とても高いところにあるお寺のようですね。大イチョウが金色に染まった姿、散り往く様。それは植物の命を感じさせてくれるものと思われます。

私事ですが、そちらの市の高校に弟が通っていました。親の代わりに入学試験や入学式の付き添いで私も行きました。でも、美しい山々の景観には気付きませんでした。やはり、『見ようとしなければ』なのですね。

usagisan #- | URL | 2011/10/31 16:08 - edit

usaさんへ

usaさん、こんばんは。
こちらにもコメントありがとうございます。
コメントは、どうぞ、お気になさらず書いてくださいね(*^_^*)
こんなふうにコメントをいただくと、わたしの想いのままに書いた言葉に共感して、
そして想いを膨らめてくださる方がいる事が、嬉しい気持ちにさせてくれます。
読んで下さる方がいるというだけで、眠くなりながら書く^_^;励みにもなります。

ふるさとと書きましたが、わたしの故郷は、吾野より少し離れた所沢というところなんです。
今は、住宅やマンションで、さっぱり山も見えなくなりましたが、子どもの頃は、武蔵野を
思わせる雑木林や田畑が広がる風景に、いつも薄紫の山並みが見えていました。
こんな青い山並みを見ると、子どもの頃見ていた山並みを思い出すんです。

usaさんも弟さんがいらっしゃるのですね。
わたしも弟が一人おります。
usaさんは、親御さんの代わりを務められて、頑張っていらっしゃったのですね。
偉いなぁと思いました。
わたしは、何もせず、のほほんとした娘時代でした^_^;

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2011/11/02 00:14 - edit

想い出の地

「高山不動尊 宿坊」で検索かけたら偶然このブログがヒット。
冒頭の4行の文章にとても心打たれ共感しました。

私は、明日42年ぶりにこの地を訪れる予定です。
42年前、私は蕨市にある高校の2年生。夏休みのギター部の合宿で、確か2泊3日だったと思います。覚えているのは、練習場所は学校の校舎(廃校)で、食事と寝る場所は、お寺の宿坊だったような・・・そんな朧気な記憶しかありません。

今年の2月に当時の仲間10人ほどが集まる同窓会に出席した折、この合宿の話で大いに盛り上がり、懐かしさもあり、私が当時の場所を探しに行くことになりました。
それが明日なのです。

何せ42年ぶりですからどうなることやら。
明日は、昔の記憶と現在の姿とのギャップを楽しんで来ようと思います。

kabasan #- | URL | 2012/05/07 18:40 - edit

Re: 想い出の地

kabasanさん、はじめまして、お訪ねいただきましてコメントありがとうございました。
そうですか「高山不動尊 宿坊」でヒットしたのですね。ネットとは不思議なものですね。
8日に、山に出かけていて、9日は仕事でしたのでお返事が遅くなり申し訳ありませんでした。

> 冒頭の4行の文章にとても心打たれ共感しました。

共感していただいて嬉しいです。高山不動との再会は、わたしも突然!でした。
kabasanさんは、青春時代の思い出の中に、この高山不動があったのですね。
8日に探索に出かけられたようですが、成果はいかがでしたでしょうか?
きっと、42年前の思い出に辿りつけたのではないかと思います。

今は、新緑の季節、キラキラとした陽射しに山々が生き生きと呼吸をしている
のを実感されての山歩きだった事とでしょうね。
青春時代の宿坊や廃校は見つかりましたか?あの周辺に北川小学校の廃校が
あるようです。練習場所は、そこだったかもしれませんね。

高山不動から、顔振り峠の山上集落や、八徳の集落の一本桜など、長閑で
懐かしい風景に出逢うことが出来たなら良いなぁと思っています。
もしよろしければ、探索結果をお知らせいただければ嬉しいです。
拙いブログですが、また、遊びにお越しくださいね。

sizuku #- | URL | 2012/05/10 08:40 - edit

sizukuさま、美しく丁寧な文章のお返事ありがとうございます。
42年ぶりに訪れた合宿場所は、意外にもすんなりと発見することができました。

大イチョウのある広場で写真を撮っていたところ、通りかかった近所の老人に現存する廃校舎を教えられたのです。それは、広場のすぐ東隣にある、現在は地元の集会所となっている建物でした。

そして、さらに幸運なことに、当時食事や寝泊まりでお世話になったであろう、ご住職に広場下の常楽院で偶然再会して、いっとき、当時の思い出話に花を咲かせることができました。

どちらの建物も位置関係や上下関係などは、自分の記憶とは隔たりがありましたが、感無量の体験ができ、本当に嬉しい思いをいたしました。
廃校の入口には「飯能市立高山小学校」の門まで残っていたのも驚きでした。

それにしましても落ち着いたいい場所ですね。
広場から大イチョウごしに見る奥武蔵の山並みの風景も格別でした。

私にとっては貴重で満足した一日となりました。


kabasan #- | URL | 2012/05/16 02:04 - edit

kabasanへ

kabasanさん、こんばんは。
そうでしたか、思い出の地を見つけることができて良かったですね。

きっと、見つけたいと願う心が、あったからこそ巡り合うことができたのだと思います。
「見ようとしなければ、見つからない。逢いたいと思わなければ、出逢うこともない。」
そういうものなんだと思っています。

これをきっかけに、また、何かを見つけてみてください。
きっと、小さな旅に癒されると思います。
よかったら、また、教えてくださいね~(*^_^*)

sizuku #- | URL | 2012/05/20 01:36 - edit

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