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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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鷹渡りの季節 

4年前から始めた鷹渡りの観察、

3年前の記事⇒
 風をつかさどる者たち 

takawatari_072_20110930011803.jpg


今年も秋の渡りのシーズンになった。
上昇気流が起きやすい、低山の見晴らしのよい場所が観察のポイントになっている。
わたしが出かけるポイントは飯能市にある天覧山の頂きだ。
山といっても市街が見渡せる丘のような場所で、小さな展望台がある。

その展望台に、この時季になると毎日数十人の人々が鷹の渡りの観察のために訪れる。
天気の良い土日には、30人以上の人が集まって、空を見上げている。
名前さえ知らない人々が、同じように空を見上げ、鷹の渡りを待ち、はるか上空を
上昇気流に乗って渡って行く鷹に心ときめかせる。

山頂を照らす日差しは、まだ夏の名残りを感じさせるほど暑い日もあるけれど、
吹く風は涼やかで、どこか澄み渡り、青い空は突き抜けるように高い。
あれほど賑やかだった蝉の声は途絶え、いつの間にかトンボたちが風に乗る。
鷹の渡りは、秋の訪れをわたしたちに告げているようだ。

たとえ、鷹が渡らなくても、小半日、鷹を待ちながらのんびりと戸外で過ごす
見知らぬ人々と心が解け合う、そんな空間がとても好きで、通ってきてしまうのだった。

9月25日(日)、今年は主人を誘って、この山頂にやってきた。
昨日は雨上がりの晴天で、200羽以上のたくさんの鷹が渡ったようだったが、
今日はあまり渡らなかった。それでも、サシバ9羽、ハチクマ11羽、非渡りの鷹の
オオタカやノスリやトビ、ハヤブサが姿を見せて目を楽しませてくれた。
低空で、オオタカとノスリのバトルも観られた。

初めて、鷹渡りを見た主人は、肉眼では小さな点にしか見えないような高い位置を飛ぶ鷹を
双眼鏡でなかなか捉えられずにいたが、だんだんと慣れて、見つけられるようになった。
みんなが見る方向を向いて、首が痛くなるほど上空を見上げる。
『あっ!!いた!!』そんなふうに叫ぶところを見ると、きっと楽しかったに違いない。
一昨年、お世話になった野鳥の会のNさんのお陰で、主人も鷹渡りを楽しむことが出来て、
楽しいひと時を過ごさせていただいた。

今日の山頂には、途絶えることなくハイキングの人やバーダーたちがやってきては
通り過ぎて行った。多分、多い時は山頂に100人近い人たちがいたと思う。
上空にはトンボがのんびりと舞っていたが、涼やかな一筋の風に乗って、本当に
おびただしい数のトンボが山頂を飛び交った時があった。ちょうどその時、
若い父親に手を引かれた男の子がやってきた。
その子は、『うぁ~!パパ、ここはトンボの王国だね!』と嬉しそうに叫んだのだった。
子供の発想って本当に素敵…。そう思えた一瞬に、みんな笑顔になった。

野鳥の会のみなさんは、鷹の渡りだけでなく、他分野に精通されている方がいらっしゃる
ようで、いろいろ野鳥の事を教えていただいた。
中でも、サシバは四国、九州、琉球列島を通過して大陸へ渡って行くが、ハチクマは、
九州から一気に大陸へと渡って行く、渡りのルートが近年明らかになったこと。

鷹に限らず、渡り鳥たちは、ほとんどが単独で渡って行く。ルートが同じなので、
たくさんの鷹が集まることもあるが、基本はみな単独なのだと言うことなど教えていただいた。
そうか、今日もたった一羽で渡っていくサシバやハチクマがいたなぁと思った。
彼らは、孤高なんだ…そう、思うと、胸の中に熱いものが込み上げてきた。

2時になり、主人も疲れたようなので、わたしたちは一足早く山を降りて家路に着いた。
本当なら、もう一度ぐらい、鷹渡りを観察したいのだが、たぶん無理だろう。
Nさんから教えていただいた、白樺峠にも一度は行ってみたいと思うが、それも無理だと思った。

でも、今年も、身近な天覧山で、鷹渡りを見て季節を感じることが出来たことを感謝しよう。
大空を渡りゆく者たち、わたしたちとは全く違う時空の中で繰り広げられる大自然のドラマに
ほんの少しでも触れる事が出来た事が嬉しいのだった。

今回は、画像がありませんので、よろしければ過去の記事をご覧ください。
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category: 森・山

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コメント

素敵な言葉

こんばんは、usaです。

sizukusんは、ず~~っとお仕事続けていらっしゃるのですね。私も、長い間仕事をしていたのですが昨年、思い切って退職致しました。周りの皆さんの反応は『もったいない』と『随分頑張ったからご苦労様』とが半々かな。私の勤めていた会社は2度の合併がありました。合併ってエネルギー使います、も~~たいへんでした(笑)sizukuさんは、新しい組織の中でもベテランとしての力を存分に発揮されることでしょう。益々のご活躍を祈ります。

で、私、自由な時間ができたので「植物観察会」に参加したり「探鳥会」に入会したりしました。探鳥会からのお知らせに『タカの渡り高尾山系一斉調査』というのが載っていて、9月25日にサシバが飛び去る八王子西境の山稜地9ポイントで調査し、八王子を渡るサシバのルートを探るという趣旨。超ビギナーの私が、この調査に参加するのは無謀すぎるとやり過ごしておりました。
そんな事もあって、この日のsizukuさんのブログと3年前の記事を大変興味深く読ませて頂きました。自然界に生きるモノたちの自然の摂理に沿った行動に神秘的なものを感じました。記事の中のsizukuさんの言葉【見ようとしなければ、少しも気付くこと無く、わたしたちは日常を過ごしていくだろう】が胸に残りました。自然界で営まれている出来事で、生活に密着若しくは関わりのあることならば、否応なしに気にせざるを得ない。けれど、そうではない出来事は、見よう、見ておこうという意識がないと気付かないのだなと。
いつも、そういう気持ちを胸に森を山を里を歩いていらっしゃるsizukuさんは本当に素敵な方だと思いました。良いことを教えて頂きましてありがとうございました。

usagisan #- | URL | 2011/10/03 02:35 - edit

usaさんへ

usaさん、こんばんは(^^♪
いつもコメントありがとうございます。お話しできて嬉しいです。
仕事は、人にも仕事にも恵まれ、いつの間にか長居をしてしまいました。
usaさんのように、引き際というのは大切だと思います。
usaさんは、自分で区切りをつけて、立派だと思います。
そして、ご自分の自由な時間を楽しむって素敵ですね。
わたしの場合は、後しばらくはお仕事を続けたいと思っています。

usaさんも、ぜひ、鷹渡りをご覧くださいね。
本当に、感動しますよ。そして、心が豊かになった気がします。
わたしは、時間があったら野鳥の観察会に行ってみたいです。


sizuku #a8vfL3MM | URL | 2011/10/04 00:19 - edit

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