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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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友がいるから 

『去年の夏、しーちゃんが、開店翌日に来てくれてから、一年経つね。』
とmasaさんが言った。
「そうだね~!早いね、もう1年経つんだね。masaさんのお店も軌道に乗って、
よく頑張ったよね。」
『うん、まぁ、何とかここまで来たよ。』
わたしは、ふっと、一年前、知らない北高崎の駅に降り、ワクワクしながら、
地図を片手にmasaさんのお店に辿り着いた日のことを、思い出していた。
「懐かしいね…」そうつぶやいた時、お店のドアが開いて、アルバイトの女性が
入ってきた。学生さんと聞いているが、清楚でとても感じの良いお嬢さんだ。
『おはようございます。』と、厨房に入ってきた彼女は、masaさんに向かって
『店長、今日もよろしくお願いします。』と言って頭を下げた。
masaさんも、『よろしくお願いします。』と、会釈する。

この何気ない会話にも、客商売に懸けるmasaさんの商売魂というか、ポリシーを
感じた。おごりの無い謙虚な姿勢は、彼自身の人間としての深さでもあると思う。
masaさんの元で働く店員さんは、きっと、目に見えない心を学ぶのではないかな
と思った。
masaさんが、青春を注いで自分の生涯の仕事として頑張っていた、コーヒー店の
お仕事で、尊敬する前経営者の方から教えられた事、その人の生きざまを、
以前語ってくれた事があったけれど、彼自身が、素晴らしい経営者に成長しつつ
ある事が、見守る友人の一人として凄く嬉しい事だった。

7月17日、もうじき開店一周年だね!!
ちょっと気が早いけどmasaさん、おめでとう!!昨年の記事をリンクしました^m^

新しい門出を祝って


『しーちゃんは、前に見たことあると思うけどネ、今日はちょうど絵を
持ってきてあるんだ。』
masaさんは、友人にも、『良かったら見ますか?』と笑顔を向けながら、
masaさんのサイトで公開中の絵の原画を見せてくださった。

水彩で描かれたmasaさんの絵は、とても繊細で、滲むような柔らかなタッチと、
細部にまで気を配った写実的な描写とが、調和してなんともいえない落ち着き
を醸し出している。

それは、この絵を描いたmasaさんのの穏やかな心情が滲み出ているように
感じるからだと思う。
特に日本の田舎の原風景と言えるような絵に心打たれる。多くは、masaさんが
愛する故郷、群馬を題材とした絵や、長野の山々や里山の風景だった。

ありのままの姿を映し出す素直な絵が心に染みる。彼の絵を見ているうちに
masaさんに、失われてしまった被災地の風景の絵を描いてもらいたい…と
ふっと思ったりした。

友人は、晩秋の榛名湖で、キャンプしている親子の絵に目を止めた。
『何だか、物語を感じる絵だね。この絵をじっと見ていると何かを
語りかけてくる感じだよ。すっごく、良い絵だね~!!』
友人は、そう言って目を輝かせた。
「そうだね!凄くいいよね!このモデルはmasaさんと息子さんなんだよ。」
そう説明しながら、わたしも見入っていた。

過ぎて行った眩しい時間…
親子の会話…笑い声…息子の輝く瞳…父の眼差し…
さざ波の寄せる湖面や、湖畔を吹き抜けて行く晩秋の風、
音もなく舞い降りた色づく木の葉や、拾い集めた木の実なんかが、
その絵の中から、ほのぼのと溢れてくるような気がした。

わたしと友人はしばらくの間、masaさんの絵の世界を堪能したのだった。
そろそろ、コンサート会場へと向かわなければならない。
「masaさん、ご馳走様、そろそろ行くね。」とわたし。 
『本当に美味しかったです。ご馳走様です。』と、友人も。
『ありがとうございました。お気をつけて!』そう言って、masaさんは
店の外まで見送ってくれた。

『しーちゃん、遠いところありがとう。コンサート楽しんできてね。
お友達もまた、でひ、いらしてください。』
masaさんに見送られ、わたしたちは店を後にした。

『しーちゃん、素敵なお店に連れて行ってくれてありがとう。masaさんて、
とてもいい声してるね。聞いていて、すごく心地良かった。
いつまでも聞いていたいなって思える声だね。いままで、あんなに
さわやかな声の人に会った事無い気がするよ。』
友人はそんな風に表現した。

「ほんとうだね。その通りだよ。masaさんの人柄と、いままで培ってきた
仕事への誇りがそうさせるのかも知れないね。」
わたしは、お店を訪れた時に掛けてくれる『いらっしゃいませ』の挨拶を
改めて思い出していた。
明るくて、暖かくて、軽ろやかで、いままでどのお店で聞いた
いらっしゃいませより心地いいのだった。

コンサート会場まで、友人は送ってくれ、終わるまでの時間、待っていてくれると言った。
『帰りのSLを見に行こうよ。良さそうなポイントを探しておくからさ。』
「ありがとう、悪いね。じゃぁ、コンサートが終わったら、もう一度SLが見れるんだね♪」

そして、素晴らしいガーベラコンサートを堪能し、主催したけいこさんと
いちじんさんにもご挨拶できた。お二人は、
『遠いところ駆けつけてくれて本当にありがとう!』と喜んでくださった。
いつもと変わらないお二人の笑顔に気負わない自然体の美しさを見た気がした。
そして、コンサートそのものが、より身近で、より暖かく、心に寄り添う
人間味のあるものだったと思えた。
うまく言えないけれど、みんなの善意が寄り添っているような癒しを感じたのだった。

takasaki_049.jpg

友人は、高速道路を飛ばして渋川のインターへ、そこから、坂道を降りながら、
わたしたちは目ざとく田んぼの中の良さそうなロケーションを見つけた。
「ねぇ、この辺が良さそうよ。線路に出られそう?」
『そうだね。農道を走って行けば線路に出るでしょう!』
「あっ、スタンバイしている人たちがいるわ」「車も止められそうだね」
車を止め、急いで走って行くと、今まさにSLがやってきたところだった。
広いロケーションの中を、真っ黒な蒸気機関車がゆっくりと走り抜けて言った。

takasaki_063_20110709183242.jpg

takasaki_069.jpg

takasaki_076.jpg


C61とC57、2台のSLが、力を合わせて長い客車を引っ張りながら走って行く。
二つの煙突から吐き出される黒煙がほんのりと染まった夕暮れの空にたなびいて行く。
白い客車は「SLばんえつ物語号」として作られた磐越線を走っていた客車だそうだ。
往時は新潟と会津若松間を走っていたそうだ。長い汽笛を残してSLは見えなくなった。

またまた時間ぎりぎりでSLを見ることが出来た。
緑色の水田の上を清々しい風が吹きぬけ、暮れゆく榛名富士に、光芒が差した。

takasaki_102.jpg


水田のヒメジョオンの花にベニシジミが舞い降りた。

takasaki_113.jpg

「今日は、2回もSLを見ることが出来て凄くラッキーだったわ。
本当にありがとう。」
わたしたちは、暮れ行く群馬を後にして家路に着いたのだった。

友がいるから、こんなにたくさんの感動を得られるのだと思う。
わたしは、本当に素敵な友人たちに囲まれているしあわせを
つくづくと感じ、嬉しさが込み上げてきたのだった。
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category: お店

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コメント

身に余まり過ぎるようなお言葉、ありがとうございます。
なんだか、、照れますがね。。(笑)
でも、謙虚に受け止めてこれからも頑張っていきます^^

ところでその、被災地の在りし日の姿を絵に描くということ。
ふとそんな事を1~2ヶ月前から思っていたのです。
自分自身が見た事のない街の風景だけど、流される前の風景を絵に描くことなら自分にもできるかなと。

古くなってしまった街を取り壊して新しい物を作る、それはどの街でもそうやって進化してきた訳で、素敵だった記憶や写真も残ってます。しかし被災地の街では、写真も思い出も土地も建物も全てが流されて壊れてしまった。。
だからそんな絵を描くことで、誰かが「懐かしい」と思ってくれればいいなと思って。
そしてこれは、何年かけてでもコツコツと継続的にやっていける事なのかなと。

そんなふうに思っている訳です。(まだ思案中ですけどね^^)

masa #kKM/VHME | URL | 2011/07/10 00:30 - edit

masaさんへ

masaさん、照れるような事書いてごめんね(__)
でも、頑張ってるmasaさんを応援しているよ!
被災地の絵、何となくそんな事を思っていたんだけど、その後、いちじんさんのブログで
masaさんの考えを知ってびっくりしちゃった(^^♪
masaさんが、考えていた事って、すばらしいなぁと思いました。
そう、何年かかってもいいよ。いつか形になる日を楽しみにしています。
支え合おういつまでも…だものね。

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2011/07/12 00:09 - edit

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