Admin New entry Up load All archives

風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

CM: -- TB: --   

雨音を聞きながら… 


今年は季節はずれの台風が、梅雨を運んできてしまったようだ。
例年になく5月中旬に東京も早い梅雨入りとなった。
6月の初め、朝から、細かな霧雨の降る日、こんな雨だからこそ、花も緑も美しい…
そんな景色が撮りたくて家を出た。

しっとりと雨に濡れた楓の緑が目に染みいるようだ。

titibu5_019.jpg

薄暗い森影を真っ白に染めて。ヒメウツギの花が咲き、雨に煙る。

titibu5_050.jpg

あぜ道に咲いたユウゲショウ、小さな愛らしい花の道

titibu5_082.jpg

マーガレットの原種だろうか?ヒナゲシのように可憐な花が土手を埋めている
昨年もその前も、やはり群れて咲いていたね。

titibu5_104.jpg

麦の穂は、金色の穂先をツンツンと空に向けてしっとりと濡れていた。

titibu5_270.jpg

雨に煙る里道は涼やかで、歩む度に、蛙の鳴く声が少しづつ大きくなる。
黄緑色の綺麗なアマガエル。喉を膨らめてくぐもるように鳴いている。
そっと、手を伸ばせば、透き通るような吸盤のついた足の冷たい感触が
やわらかく手のひらに伝わってくる。

titibu5_267.jpg

titibu5_147.jpg

水を引いた田んぼをトラクターに乗った人が耕している。
畦には、青々とした苗が置かれていた。

陽水さんの初期の頃の歌を思い出す。
「危篤電報を受け取って」という題名だったかな。
病床の父のもとに帰る途中の歌だという。
なんだか、ありありと、しかも急に思い出すのって不思議だと思う。

  雨に濡れるだけの田植え唄 
  黒い牛の背なに乗った人
  空は見てるだけで壊れそう
  長い終わりのない田植え唄
  もうすぐだね。君の家まで…

titibu5_219.jpg

隣の田は、ヤグルマギクとポピーの花畑…
一面に揺れる花姿が、美しい花の波を作った。
綺麗だけれど、本当は田起こしをしたかったのかも知れない。

titibu5_184.jpg

titibu5_214_20110629001531.jpg

titibu5_131.jpg

休耕田のシロツメクサの花の間をモンキチョウがひらひらと舞う

titibu5_538.jpg


楓の葉の緑が、雨に濡れていっそうに美しい。
イロハカエデの翼果が、雨に濡れてピンクの色合いを濃くした

titibu5_420.jpg

titibu5_338.jpg

白いニセアカシアの花房が、藤のように垂れて咲く谷戸。
桐の花は、涼やかな花をたくさん付けて凛と空に向けて腕を伸ばす。
白々と霧雨のベールが花々を包み込む。

titibu5_124_20110629002612.jpg

芍薬の花がたくさんの雫を付けて咲いていた。
一重のものも、八重咲きのものも、美しい。
花たちは、まるで、雨の音を聞いているように、しっとりとひそやかに咲いている。

titibu5_057.jpg

titibu5_498.jpg

森影のシャガの花は、もうそろそろ花期を終わろうとしていた。
ヒカゲチョウが、ビロードのような茶色の翅を休めている。
翅裏の紋様を夜空に散りばめた星のようだと思えるのはわたしだけだろうか。

titibu5_487.jpg

titibu5_464.jpg

秩父札所の山寺の屋根にかかる楓の新緑が美しくてうっとりした。

titibu5_315.jpg

小さな石仏たちのお顔さえ、しっとりと息づいている

titibu5_281.jpg

草生した野辺の石仏も、蕗の葉影で雨宿りをしている。

titibu5_379.jpg

titibu5_381.jpg

ひっそりと雨音を聞きながら、ささやきあっているかのようだ。

titibu5_382.jpg


蔦の絡まる桜の古木の根元の石仏は、まるで桜の木の一部のように同化していた。
この樹と同じ年月を共に過ごしたのだろうか。

titibu5_384.jpg

子育て観音…秩父札所の古寺の軒先に安置された観音様。
娘の出産の無事を絵馬に書き願いをかけた。
慈愛に満ちた眼差しで観音様も雨音を聞いている。

titibu5_358.jpg

いくつかの札所を巡り、長瀞まで来た。
本当は風の丘というレストランを探していたのだけれど、見つけられなかった。
長瀞の岩畳に下りてゆく路地をゆっくりと降りていく。
古びた店構えに雨が似合う…小さなお蕎麦屋さんに入った。
こんな日は、古いお店の片隅で、道行く人を眺めながらお蕎麦を食べるのもおつなもの。

titibu5_601.jpg

titibu5_594.jpg

そして、傘をさして、静かな石畳を歩く。
和舟も船着場で雨に煙っている…
鳶も雨の中、ゆったりと大きな翼をはためかせた…

titibu5_598.jpg

titibu5_672.jpg


最後に、葉桜となった桜並木を歩き、雨に煙るSLを眺めた。

titibu5_618.jpg

遠く響く汽笛と、低くたなびく煙を吐き出しながら、
SLは、ゆっくりと駅を出て行った。

titibu5_642.jpg

titibu5_650.jpg


titibu5_658.jpg

ひとり雨音を聞きながら…
風情ある雨の風景を胸に、わたしは家路に着いた。
たまには、こんな一人旅が、わたしには必要なようなのだった…。

titibu5_581.jpg
スポンサーサイト

category:

CM: 2 TB: 0   

コメント

はぁ・・・・

一人旅 私もしたくなりました。。。。うっとり- .∵・(゚∀゚)・∵.

はなはな #- | URL | 2011/07/04 10:04 - edit

はなはなさんへ

はなはなさん、こんばんは(^^♪
ご覧いただきありがとうございます。はなはなさんの雨の日のガーデンも素敵でしたよ。
花たちは、雨の日もとっても綺麗ですよね。わたしも、雨の日が結構好きなんですよ。
一人旅と言いましても、ちっちゃな旅なんですよ(笑)でも、わたしにはとーっても満足しちゃう旅です。
そうそう、今日、青梅の蛍を見て来ました。蛍橋みたいなところが、青梅にもあるんですよ♪
名栗の蛍橋にも行きたいんですが…
それと、以前、はなはなさんから聞かれた、レンゲショウマは、8月のお盆の頃が見頃ですよ。

sizuku #lag0OiGQ | URL | 2011/07/05 00:56 - edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://sion920.blog74.fc2.com/tb.php/165-ae4bd343
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。