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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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けっぱる心と感謝の心 

壊滅的な被害を受けた陸前高田で、避難所ではなく倒壊した自宅で
生活している家族がいます。年を重ねたご夫婦の家族でした。
孤立しているのではなく自立して暮らしているのです。
水道は出なかったけれど、幸い井戸は無事で、街の人たちにも水を供給できるほどでした。
ご夫婦の長男は、消防団でお年寄りを背負って逃げている時に津波に襲われました。
ご夫婦は、自分たちで長男を弔ったあと、その場所に留まったそうです。
母親は毎日位牌に手を合わせながら、
『わかる、わかる、無念だったよなぁ、お前の気持ちはよくわかるよ。
お前はよく、がんばったよ…でも、津波が大きすぎたぁ…
あとは、残った家族のこと見守っていてなぁ…』
と温かみのある東北訛りで涙ながらに語りかけていました。

大地震の翌日の12日、次男のところに、赤ちゃんが生まれまたそうです。
失われた命と引き換えに、生まれてきた新しい命…
テレビカメラは、毛布にくるまってすやすや眠る無垢な赤ちゃんの寝顔を写していました。
母親は『なんだか、生まれ変わった気がする。授かった命を大切にしたい。』
と、涙を拭いました。
家族は、近所の人たちにも声を掛け、助け合いながら暮らしています。
年老いた父親は『生かされてる命だから、生き残ったものたちは、
どんな状況だろうともがんばるしかない。がんばると言うよりけっぱるよ。
たとえ、復興に何年かかろうとも、何十年かかろうとも、この場所を動かず
この場所でけっぱる(頑張る)よ。田舎にこんな爺がいることを、伝えてけれ。
みなさんに、よろしくなぁ』と、穏やかなほほえみを浮かべで話していました。
肉親を失い、悲しみに心が折れそうになりながら、それでも、明るい笑顔を見せる。
東北の人たちの暖かな気持ちと辛抱強さを、改めて実感しました。
この、負けない強さって何なのだろうと思いました。
逆にわたしたちのほうが励まされているような気がします。

お年寄りや大人たちだけでなく、子どもたちも、明るく振舞っています。
その汚れない笑顔は、宝物です。
父や母を失った子どもたちまで、悲しみを乗り越えて支え合っています。
そして、地域の人が頑張っているのだから自分たちも出来ることをしたいと、
率先して、ボランティアに加わってお手伝いをしています。
その無垢な心、健気な姿に、わたしたちは涙を禁じ得ません。
ぎゅっと抱きしめてあげたくなります。
そして、その姿に、きっとこの災害を乗り越えていってくれるという
希望の光を見る様な気がします。

インタビューにも、あまり文句を言っている人を見たことが無いです。
それどころか、救援隊の人たちや、自衛隊の人たちに、助けに来てくれて
ありがとうと、感謝の言葉ばかり聞かれます。
遠くの家族への呼びかけを、テレビで放送してもらえることになった
おじいちゃんは、仙台に住む息子たちに、こう話しました。
『わしは、元気だから心配しないでいいから、地域の人や、ボランティア
さんに、ほんとうにお世話になってるから大丈夫だ。
食べるものも運んでもらって良くしてもらってありがたいことです。
こうやって、息子にも連絡をしてもらって、本当にありがとうございます』
何度も何度もお礼を言って、本当に、何度も何度も頭を下げていました。
その姿に、「おじいちゃん、もう、そんなに頭を下げなくていいんだよ…」
と、言ってあげたくなりました。

わたしたちは、地域の絆と助け合いの精神を改めて、この人たちに学ばなければいけないと思いました。

けっぱる心とありがとうの心を教えてくれてありがとう。


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