Admin New entry Up load All archives

風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

CM: -- TB: --   

計画停電の夜 

hodosan_660.jpg
夕方6時20分から9時頃までの計画停電でした。
定時に職場を上がり、急いで家へと帰りました。
停電まで20分ほどしかありません。
慌ててご飯を炊き、お味噌汁とししゃもを焼きました。
ぎりぎりで炊き上がったご飯をおむすびにします。
食卓に並べて、ロウソクを用意しました。
次々と、家人が帰ってきました。
6時20分を回りました。外はすでに日が落ちて真っ暗です。
みんなが、食卓についたとたん、バチッと音を立てて電気が消えました。
消えると判っていたのに、消えた瞬間、ああ、ついに…って感じでした。
ロウソクを燈して質素な食事をしました。
こんなふうに、ローソクの灯りで家族で食事をするなんて、
そう言えば、今まで一度も無かったことです。
被災地のことを思えば、このくらい何でもないことです。
水もガスも食料もあるのですから・・・
それでも、とても不便なことでした。
「今夜は、被災地のことを思い、質素な食事にしたわ。
これでも、贅沢なくらいだろうけれど。」
『被災地じゃ、一日に、おにぎり一個を家族で分け合うと聞いたからな。』
『火の気もなくて、暖かい飲み物さえないんだものね。』
『しかも、体育館なんて、すごく寒いかななぁ。』
家族が揃い、そんな事を話し合いながら、囲む食卓は、なんてしあわせ
なんだろうと、改めて思いました。
そして、今まで、どれだけ飽食で、どれだけ、電気や燃料を無駄に
してきたのだろうと思いました。
うすうす判ってはいたのだけれど、きっと気づかないふりをしていた
のかも知れません。
そんな中、長女から電話がかかってきました。
電気が消えた瞬間から、1歳8カ月のてっちゃんは、
両手で顔を覆ってしまったまま、手を顔から離さないといいます。
抱っこして、大丈夫だよと言っているのだけれど、
小刻みに震えながら、怯えきっていると言っていました。
突然電気が消えた事は、小さな子にとって凄くショックなことなんですね。
被災地の子どもたちは、どれほどのショックを受けて
いるのだろうと思うと胸が締め付けられるような気がしました。
その後、パパが仕事から帰ってきて、やっとてっちゃんは
元気になり、食事を食べることが出来たそうです。
やはり家族が揃う事って大切なんだと思いました。

食事の後、湯たんぽを二つ、炬燵の中に入れて暖をとりながら
ラジオから流れるニュースを聞いて過ごしました。
ラジオは被災地の様子を伝えていました。凍てつく夜だそうです。
やはり、暗闇の中で涙しました。
外の様子を見に行った息子は、月明かりで外の方が明るいよ。
でも、街の方を見ると真っ暗で、何だかこの世の終わりみたいだよ。
と言って戻ってきました。
娘とわたしも外に出てみました。
『本当だ、暗闇に飲まれてしまいそう…』と娘も言いました。
そして、夜空を見上げて、ふたりしてオリオン座を見ました。
美しい星座でした。『被災地でも、この星座が見えているのかな?』
と、娘がぽつりと言いました。
「寒いね。被災地は雪が降っていて、もっともっと寒いよね。」
『うん、そうだよね。かわいそう…』
部屋に戻り、まだ、後1時間あるね。と話していたら、突然、
バチっと音がして電気が付きました。
その眩しさに、目がくらみながら、わたしたちは互いに、
「点いた~!!」と叫んでいました。

許容量に達したので、10時までの予定が1時間早く切り上げられたようです。
ロウソクの灯りの下に身を寄せ合って、家族で被災地の人々に
想いを寄せた夜でした。
何も出来ないけれど、少しでも役に立ちたい…
都会での停電は、交通など危険な側面もあるけれど、
みんなで注意して、できるだけ協力したいと思いました。
被災地のみなさん、どうか、がんばってください。
そして、北風よ。どうか吹雪かないでください。
オリオン座よ。春の星座たちよ。どうかやさしく見守ってください。

hodosan_667.jpg
スポンサーサイト

category: 日々の思い

CM: 0 TB: 0   

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://sion920.blog74.fc2.com/tb.php/132-ec3dcaea
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。