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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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緑の森博物館 

さいたま緑の森博物館…この素敵な名前のフィールドは、狭山湖に隣接した
丘陵地帯を整備したもので、三ヶ島湿地と呼ばれていた場所にある。

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美しい雑木林の丘陵と、所々に萱の生い茂る谷戸があり、
雑木林と湿地の境目には、緩やかな起伏の畑地が続き、民家が点在する里山が続く。
それら全てを含めて“緑の森博物館”と命名されたフィールドでは、
いろいろなネイチャースクールも開催されているようだった。

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実はわたしは、この狭山丘陵のすぐ近くに生まれ育った。
この武蔵野の面影を残す風土は、言わば、ふるさとのように懐かしいのだった。
なだらかに続く畑地と、所々にこんもりと繁る屋敷林や、落葉樹林の雑木林などが続く光景。

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たまーに、仰ぎ見るような欅の巨樹が大きく枝葉を広げていたり、
桑畑で、赤い桑の実を摘んだことや、菜の花畑の黄色い波の中で
溢れるほどの花の香りに包まれたことも

神社の境内に聳える椎の樹が物凄い数の実を降らせたり、
雑木林で太陽のコロナのようなクヌギの実を拾った事も、

そんな断片的な思い出そのものが、わたしの中の武蔵野の原風景でもあるのだった。

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そんな思いを胸に歩き始めたどんよりとした曇空のこの日は、
とても寒い一日で、冬枯れの雑木林はひっそりと静まり、鳥たちの声も聞こえてこないのだった。
わたしたちは、足元の枯葉をしくしく踏みながら、迷路のように繋がる小道を歩いて行った。

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湿地では、アカガエルの鳴き声が聞こえていた。
『何だ?鳥か?』と聞く主人に、あれは、冬眠から覚めた蛙の声よ
と教えながら、ああ、春なんだね…そんな事を話していた。

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それでも時々、高い梢に、エナガやシジュウカラがさざ波のように通り過ぎ、
前方の杭には、ルリビタキのメスがやってきて囀ってくれた。
結局、どちらも遠すぎて、主人は写真に撮れないと不服そうだったけれど。

あちこち歩いてリョウブの林にやってきた。
ここは、係員の人が教えてくれたウソのポイントらしかった。
一人の男性が、カメラを構えてじっと梢を眺めているのに出会ったが、
ウソは来ていないようだった。
主人はいつも、さっさとどこかに行ってしまうので、
その林でゴジュウカラを見たのだが、主人には教えて上げられなかった。

でも、そのうちモズが現れてくれたり、ジョウビタキのオスがやってきた。

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この後、わたしたちは林を抜け里山に飛び出た。
小さな流れが巡る畑の脇の梅林の中に、アオジがいた。
綺麗な薄い黄色の胸をしている。
主人に教えてあげたくて、呼ぼうとするのだが、
あいにく主人は、離れた場所をうろうろしていたりした。
なかなか気が合わないのが残念だった。

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何度も呼んで、ようやくやってきた主人は、やっとホオジロのつがいを
見ることが出来たのだった。

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里山には、古い神社や、お寺があり、珍しいカヤの巨樹などもあったりした。
苔むした狛犬や、鎮守の森に囲まれた社や、赤いトタン屋根に映える白梅とか、
何だかタイムスリップしたような里道を巡って、わたしたちは丘のように続く農地を行く。

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民家の庭先では、コゲラたちが幹を叩いていたり、シジュウカラやヤマガラや
ジョウビタキが飛び回っていたりとなかなか賑やかで、楽しかった。

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そして、見晴らしのよい畑で作業する人たちの姿を眺めつつ、丘の上へと上がれば、
とても樹形の綺麗な大きな木が一本聳えている。
何の巨木だろうと近づくと、プレートがありエノキであることに気付く。

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こんなに綺麗な樹形のエノキを見たのは初めてだった。
灰褐色の幹を風雨にさらし、天に向かって大きく枝を伸ばしている。
きっとたくさんの小鳥たちが、この枝先で羽を休め、梢をわたる風の音や葉擦れの音
を聞いたことだろう。
わたしは、この樹がとても気に入ってしまった。
今日は、この樹に出逢えただけで嬉しい。

畑にはホトケノザ、春なんだね!綺麗だよ…
星の瞳の青い花の絨毯はどこかに無いかなぁ…

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わたしが、そんな事を考えていると、主人はもう、一目散に駐車場へと丘を降りて
いったのだった。

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category: 里山

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コメント

No title

しいちゃん、こんにちは。

狭山湖のほとりには以前’ユネスコ村”があったですね。
この森はその近くですか?

とても自然豊かな里山や大きなカヤ、そしてエノキ、
この木が葉を付けると、どんなでしょうねえ。

しいちゃんワールドはいつも素敵です。



はるか #mauyLjdI | URL | 2011/03/10 12:57 - edit

はるかちゃんへ

はるかちゃん、コメントありがとう。
狭山湖の隣にあったユネスコ村。子供の時には良く連れて行ってもらいました。
一番高い丘の上にある風車小屋が大好きでした。
フランダースの犬の物語を思い出しながら、風に回る風車の国を夢見ていました。
今は無くなってしまい残念ですね。自分の子供たちも連れて行ってあげたかったのに…

このみどりの森博物館は、ユネスコ村とは、湖を挟んだ反対側になるのかな?堤防を渡った反対側の湖岸に隣接しています。
わたしもこのエノキが緑に茂った姿が見てみたいです。
そんな頃、はるかちゃんと一緒に歩いてみたいです(^^♪

地震に関わるこれからのこと、いろいろ不安ですが、頑張っていきましょうね!

sizuku #a8vfL3MM | URL | 2011/03/13 20:20 - edit

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