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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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何て素敵な日♪ 

2月12日の日記から

昨日、東京でも雪が降った。でも、雪は午前中で止んでしまい、
午後からは霙に変わり、街の雪はほとんど消えてしまった。
でも、少し山に向かえば、まだまだ雪景色も見れるに違いない。

『こんな雪の日に出かけたくない。』と言う主人に、
ヤマセミ仲間のこいちゃんとてばまるさんの写真を見せて、
「ヤマちゃんと雪のコラボを“雪ヤマ”と言ってマニアには珍重されるのだそうよ。」
と言って誘ってみた。(てばまるさんの受け売りだけど)^_^;
案の定、主人は乗り気になってきたようだ。
とりあえず、ヤマセミポイントまで車を走らせると、
渓谷の周りの山々は白く雪景色、モノトーンの美しい世界となった。

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チラチラと小雪の舞いだした、渓谷へと続く坂道を、
わたしは期待に胸を膨らませながら駆け下りた。
つり橋の上にも、川岸にも今日はバーダーの姿は無かった。
『ほら、見ろ、こんな日に来るヤツなんていないよ。』と
主人は不機嫌な顔をした。

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今日は、いつも川面に浮かんでいるカヌーの姿も無い。
川岸でロッククライミングの練習をしている若者たちの姿も無く
渓谷はひっそりと静まり返っていた。
きっと、これがあるべき姿なのだと思う。
「今日は、静かだから、きっとヤマちゃんが姿を見せると思うわ」
わたしたちは、いつもはロッククライマーたちがいるので遠慮して
通らなかった反対側の川岸を行って見ることにした。

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片陰の道と名付けられたこの道は、巨岩や楓や欅の巨木があり、
夏などは涼やかな緑陰の小径だった。
以前は、両岸の遊歩道が周遊できるように繋がっていたのだが、
この片陰の道側の遊歩道が一部崖崩れで崩壊してしまい、
途中から通行止めになったままだった。

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わたしは、久しぶりに、間近で巨木たちに出逢えたのが嬉しくて
幹を撫でたり、写真を撮ったりしていたので、
主人は一人でスタスタと歩いて行き、姿が見えなくなった。

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わたしが追いつくと、主人が『撮ったぞ。』と言う。
お笑い芸人の『獲ったどぉ~!』みたいで可笑しくなり、
「何を撮ったの?」と笑いながら近づいてモニターを覗きこんで
びっくり!!(@_@)
なんと、そこには、大写しのヤマセミが写っていたのだった。

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「え~!!ヤマちゃんがいたの?凄いじゃない、どの枝に?」
と、驚くわたしに、主人はあっけらかんとこう答えるのだった。
『ここまで来たら、あそこの枝に、なんか白っぽいものがいるなあ
と思ったんだよ。振り向いてお前を呼ぼうとしたけどいないから
撮ってみた。でも、一枚撮ったら飛んでいってしまったよ。』

↓下の写真の木の枝の中にヤマセミがいるの判りますか?(笑)

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「いつも、ヤマちゃんが止まっていた枝ね!また来るかなぁ」
『向こう岸に、カメラマンがいるから、また来るんじゃないか?』
見ると数人のカメラマンがこちら岸にカメラを向けている。

「ホントだ、これ以上先に行くと、ヤマちゃんが逃げてしまうと
悪いから戻ろうか?」そう言いながら、少し後ろに下がった時だった。
なんとまた、ヤマセミがわたしたちの目の前にある楓の巨木の大きく
川にせり出した枝先に止まろうとした。

でも、わたしたちに気がついて、飛び去ってしまった。
やっぱり、ここにいたらまずいので、向こう岸に戻ることにした。

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この楓の巨樹はとても美しくて好きな樹だ。
楓って、春先になると枝先がぼうっと紅くなってくる。
その枝先の色と、川面の藍がモノトーンの世界でとても美しい。

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川岸の遊歩道には、ロウバイや梅やスイセンなど、春の花たちが咲き始めていて、
雪が雨に変わり雫となって飾っていた。
わたしは、ヤマセミも気になるけれど、すぐにこの花たちの雫写真に夢中になってし
まった。

蝋梅と雫のコラボ(*^_^*)

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紅白の梅の蕾と雫のコラボ(^^♪

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梅の花と雫のコラボ(*^_^*)

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紅梅はだいぶ咲き出した。雪にとても映えるけれど、雫もまた素敵。

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清楚な白梅は、やっと咲きだしたばかり。

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薄いベールに包まれた水仙の蕾がかわいい。

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2輪寄り添うお花が可愛い。

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柔らかな色合いの春の花や、芽吹き前の、ぼんやりと淡い紅を
滲ませたように煙る枝先に、真珠のような雫がとても美しかった。
わたしが雫を撮っている間、主人は葦の繁る川面に下りたり、
岩の上に上ったりと、少しでもヤマセミに近づこうとしていた。
ヤマセミはお気に入りの枝にじっととまったまま、いつまでも川面を眺めているのだった。

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充分、雫を堪能したので、わたしも主人のそばに移動してヤマセミと対峙した。
しばらくすると、何の前触れも無く、突然ヤマセミは川面めがけてダイブした。
「あっ、潜った!!」と言う間もなく、魚をくわえて岩の上に上がり、
魚を振り回したり岩にたたきつけたりし始めた。

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「あっ、魚をくわえてる。あっ、岩にたたきつけてるよ。
あっ、飲もうとしてるけど大きすぎて飲み込めないみたい!」
わたしは、双眼鏡とカメラを交互に覗きながら実況中継のように言っていた。
『おい、しゃべってないで、お前も撮れよ。』と主人にうながされ、
わたしもカメラを構えたが、やっぱり遠すぎてうまく撮れなかった。

そして、飛び写真は、ボケボケ。
でも、なぜか気にいっている。わたしらしい写真だと思うから ^_^;

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ヤマセミは、その後、もう一度魚を捕食するところを見せてくれた。
そして川面を飛んで、橋のそばの木へと移った。
また小雪が舞いだして、とても良いロケーションに止まってくれたので何枚も写真を撮った。

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いつの間にか、また、牡丹雪が降り始めたので帰ることにした。
「ヤマちゃん、今日は大サービスしてくれてありがとう。」
わたしたちはすっかり満足して、吊橋を渡り戻りかけると、ヤマセミがまた飛んだ。
そして、こちら岸のとても良い場所に止まった。


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主人はすぐに走ってその木の下に写真を撮りに行った。
降りしきるボタン雪と深い碧色の川の流れ、枝先に佇むヤマセミと
それを見上げて撮る主人と…
わたしは、橋の上からその光景を眺めていた。

たくさんの雫の付いた枝先が、とても美しく柔らかに輝いて見えた。

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たった1枚残った、紅いカエデの葉が、静かに、そっと…
遠い秋の面影を詠っているような気がした。

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しばらくして、カメラのモニターを確認しながら満足そうに主人が戻って来た。
「どう?うまく撮れた?」と声をかけると、主人は嬉しそうに相好を崩した。
その笑顔を見てハッとした。こんな嬉しそうな笑顔を見るのは何年ぶりのことだろう。
何もいらないんだ…
こうして自然の中で人は笑顔を取り戻していくんだなと思った。

主人が撮った降りしきる小雪の中にじっと佇むヤマセミの写真。
とても綺麗で、すーっと引き込まれるようないい写真だと思った。

yamasemi2.jpg


~ああ、今日は何て素敵な日
 何もかもがわたしをやさしく包んでくれる~♪

そして、わたしは、昔、この橋に来て口ずさんでいた古い歌を思い出していた。


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