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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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山百合の季節 

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7月の山には、大輪のヤマユリ咲きます。
あっという間に花期が終わってしまうから、色褪せぬうちに逢いに行きましょう。
わたしにとっては馴染みの奥多摩の渓谷に行ってみました。




木洩れ日の射しこむ林道をてくてくと歩いて行くのは、とってもいい気持ち

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まずは、雨に濡れた葉っぱちゃんが迎えてくれました。
空の色がちょっぴり映りこんで、キラキラの水玉が葉っぱの縁で輝いていました。

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そして、足元には、真っ青な瞳をパッチリと見開いて、オハヨウって
挨拶してくれているのは、ツユクサちゃん
涼やかで、夏の朝が一番似合うね。昔、朝へのくぐり戸を開けてサンダルの足先を濡らしながら、
あなたに挨拶していた女の子がいたことを覚えてる?

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あら、あら、あなたは、どうしてそんなに透けてしまったの?
まるで、レース編みみたいな葉っぱさん。

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タマアジサイの蕾は、大粒の涙をためているよ…

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早めに咲き出した子もいるね。ぽんとはじけたような薄紫の花が可愛いくて好きです。
でも、早咲きのお花の上には、黄色い縞々のカミキリムシさんが何匹もお食事中でした。

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真っ赤な、ヘビイチゴが、下草から覗いてる。
子どもの時、ヘビイチゴってヘビが食べるんだと思っていた。

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大きなシダの茂みには、ヘビさんがいるかもね…

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ゆらゆらと揺れている、この小さな花は、アザミの仲間だって

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緑の小道をそぞろ歩く、ただそれだけで嬉しいのです

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光りの魔法のように、クモの巣だってこんなにロマンチック

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この辺にイワタバコがあったはずだけれど…まだ咲いていないのかな?
葉っぱはいっぱいあるけれど、咲いていたのはこの一輪だけでした。
咲き始めるのは来週あたりかしら?見に行きたいなぁ…行けるかな?

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渓流の川面に緑の木漏れ日が遊んでいます。
わたしは、こんな水面が大好きで、靴を脱いで足を浸したいなぁと思ってしまいます。

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川面には、ミヤマカワトンボが、ひらひらと舞っています。
ビロード色の翅がくるくるとひらひらと、綺麗だなぁ…

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緑の葉の上で、翅を休めていたね。緑色の複眼のトンボさん
コサナエトンボさん?

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見上げる森の上に、黄金色に輝くタケニ草が…

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荒れ地にも、ぐんぐん生えてくる生命力、雑草と呼ばれる草だけれど、
背高のっぽのこの草がなんとなく好きです。


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緑の葉っぱの影模様

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待っていてね…そう言っていたのは、可愛いベニシジミさん。
誰に言ったの?待っていてって…

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葉影に、もう、ヤマハッカの花が咲いていました。季節は流れて行きますね

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ああ、ノカンゾウが咲いているね。里山には、大抵どこにでも咲いているけれど、
この花を見ると、懐かしさでいっぱいになるのよ。

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だって、子どもの頃の夏休み、遊び疲れて帰る野道に咲いていたのを思い出すんだもの。
カナカナカナって、ヒグラシが鳴くと、何だか急に胸がきゅんとしたことを…

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夏空…

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そして、咲いていました。山百合の花が…

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咲いたばかりの、とっても綺麗な花姿でした。

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今年も、山道に咲くあなたに逢えてよかった。
その芳香も、辺りの緑と溶け合って、なおさら香しいね。いつまでも、いつまでも見ていたいよ。



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獅子舞の夏 

今年も、獅子舞の夏がやってきました。
8月24日(土)と25日(日)の2日間、下名栗の諏訪神社で執り行なわれます。
郷土芸能として地域ぐるみで取り組まれていて、長い歴史がある素晴らしい獅子舞です。
ご都合が付きましたら、ぜひ、お出かけください。

詳しくは、獅子舞応援サイト下名栗諏訪神社の獅子舞を、ご覧ください。


昨年の獅子舞をデジブックにしてみましたので、よろしければご覧ください。

☆花懸り



☆三拍子




category: 獅子舞

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夏の始めに 

梅雨が明けて、眩しい陽光が力強さを増して夏の訪れを感じられる頃
決まって逢いたい花がある。
それは深緑の森の際に、ふわふわと揺れているねむの木の花。

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いつも高い枝先に咲くから気づかないけれど、ちょっと目線をあげれば
柔らかなバラ色の雲の様な、淡いピンクの砂糖菓子の様な、その花に気づくはず

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いつもの流れのほとりに咲いて、水面に影を落としている

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そう、今年も逢いに来たよ。

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しなだれるように、煌めく水面に枝を伸ばしたあなたに…

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あなたは、冷たい水面に恋しているのだろうか。

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流れを遡れば、緑陰に白い夏椿の花

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朝咲いて、夕にはこぼれ落ちるその花は、少し痛んだ花を木漏れ日の中に咲かせた。
明日の朝には開きそうな丸い蕾をかばうように…

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咲き終えて流れの中にこぼれた花は、白い筏となって夕暮れの川を流れていくのだろう
今年もあなたに逢えてよかった。

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苔生した岩影を流れる水辺を行けば

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緑の木陰

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くすんださび色のヤマモミジの葉の下の赤い翼果

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木洩れ日の透過光は、金色に葉を輝かせる


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水面は滴る緑に染まり、波紋が揺れて、緑も滲む
こんな緑に添うように、夏の花は咲き継いでいく

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マタタビの白い葉が、陽射しに輝いていたけれど、葉影にひっそりと咲き
芳香を放つ、あの可憐な花は、もう散ってしまった。

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移りゆく季節、ニセアカシヤの花も今はない。緑の葉が光りに遊ぶばかり

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ガマズミの実がもう赤く染まり始めたのね。
季節は密やかに移りゆく準備を始めているんだね。

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山道を抜け、緩やかに曲がる里道に、桔梗の花が咲いている…
打ち水をした夏の庭、縁側の簾、風鈴の音、蝉しぐれ、桔梗には故郷の夏の匂いがする。

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艶やかで、素朴で、どこか古風で、気品がある花姿

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桔梗は夏の花、健やかと言う言葉が、いつも浮かんでくる
今にも咲きそうな、はち切れそうな元気な蕾がそう思わせるのだ。

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もうひとつ、夏の陽射しが似合うノウゼンカズラ

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この時期、里の家には、立ち木に絡まるように空へ空へと花を咲かせるノウゼンカズラを目にする


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ノウゼンカズラには思い出があって、いつも夏になると思い出してしまう

藤棚のように這わせ、日よけのために、父が植えたノウゼンカズラ
「東側の部屋の前に日よけを作ろうと思ってね。ノウゼンカズラを植えようと思うんだ。」
そう言っていた父の言葉を思い出す。
藤のように、ノウゼンカズラの花房が垂れ下がって、花の時季はとても綺麗だった。
濡れ縁に座って、それを眺めている母の姿、
ぽとり、ぽとりと落ちる花を拾い集めて無邪気に遊んでいる幼い娘たち、今でも思い出す光景…

ノウゼンカズラの花を、そんな風に植えている家を見たことがない、父の発想は素晴らしかったと思う

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今では、父が作った棚も、日よけのノウゼンカズラも、もう耐えてしまった。
父も母も、いない
幻となったノウゼンカズラの棚を、やはり毎年、どこかにないかと探してしまう。

ふと見上げた、草の土手の上の樹に、絡み付いたノウゼンカズラが空へ登って行くようで…
しみじみとしてしまった。

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ノウゼンカズラを歌ったたった一つの歌かな?たぶん

     のうぜんかつら  / 安藤裕子


  二人の時間も泡みたいになって あなたの匂いを一人捜していた
  昔見つけた唄は 赤い花の道を
  二人がいつだって手と手を取り合って 並んで歩くのよ
  私も二人みたいに あなたと並んで いつまでも道を行けると思ってた

(いつだったか、ノウゼンカズラが好きだったおばあちゃんの事を思って書きましたといっていたのを
車の中でFMで聴いたのを覚えていました。けだるそうな歌声がいいです。)





森影の小道にはウツボグサの小さな紫色、わたしは、なぜかウルップソウを思い出す。

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咲き残ったドクダミの白い花、やはり、きれいだよ…

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なんでもないシロツメクサの花、あなたもきれいだよ。

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森影に咲き残ったホタルブクロに、ハッとして思わず足を止めた

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そして、オカトラノオの楚々とした白い花房が咲き始めて
涼しげで、いいなぁと思い、やはり足を止めてしまう。

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トラの尾というけれど、子猫のしっぽだ。

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翅が痛んだミヤマカラスアゲハ♂が吸蜜に訪れた。
こんなに翅が痛んでいるのは春に生れた子だろうか?
きっともうじき、命が尽きるのだ…

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もう、一頭、ブルーの翅の♀が吸蜜に訪れた。二頭は戯れながら飛んでいるように見えた

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夏草に埋もれるように

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夏の光が白い花房を照らす

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アキアカネがふんわりと舞い降りて、しみじみとしてしまう

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小さな丘から、山並みが見渡せる場所…この場所が好き


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なんとなく夕立が来そうな空模様は、すっかり夏空だった。

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薄墨を流したように連なる山並みを望みながら帰路に着いた。

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毎年、夏が来るたびに思い出す。夏の初めの思い出

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風の谷の蛍 

今年も、風の谷の蛍を見たいと思っていました。
ここに蛍が飛ぶと知ったのは、イワウチワを探し求めて迷い込んだ2006年4月の事でした。
その時のHPの記事(良かったらご覧ください)
風の谷 蛍の里

風の谷 光と風の季節

しばし読んでしまいました。若かったなぁ~(笑)

それから、数年後、奥多摩友達のこいちゃんが計画を立ててくれて、蛍を見に行く事になりました。
shinさんとはるかさんも一緒でした。風の谷の蛍を見たいと言う夢が叶ったのです。
その時のブログ記事もあるはずなんですが、HPと違って見つけられませんでした^_^;

でも、初めて天空を舞う蛍に、みんな感激したのでした。
あれから、毎年、こいちゃんが誘ってくださって見に行っていました。

今年も、7月6日に誘っていただいたのですが、その日、体調が悪くて行く事が叶いませんでした。
安曇野さんが、代わりに行ってくれたのですが、やっぱり、蛍を見なければ夏が来た気がしません。
急に思い立って、安曇野さんに頼んで連れて行ってもらうことにしました。

七夕も過ぎた7月9日、子どもたちにはカレーライスとサラダを作って置手紙をおいて、
夕方家を出ました。「今日は蒸し暑いから、きっと出るよ~」なんて、まるでお化けでも
出ると言うような会話をしながら、風の谷に向かう二人です。

林道を歩き始めると、森の中は薄暗がりです。まだ、体調が本調子でないので、
懐中電灯を照らしながら先を行く安曇野さんに遅れがちになりながら付いて行きました。

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途中開けた場所から、向かいの山が見渡せます。家の方は夕立は無かったのですが、
山では一雨降ったようです。山道も濡れていてわたしは2度も滑って転んだし、
山々からは靄が上がっています。

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真っ暗な木の階段を、渓谷へと降りて行きます。風の谷に着いた時にはすっかり暗くなっていました。
山間の空に、一番星も輝きだしました。

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わたしたちは、小さな桟橋の上でスタンバイです。今日はバルブ撮影に挑戦しようと三脚持参です。
そうこうしているうちに流れの上で最初の蛍が輝き始めました。
わぁ!今年初蛍…ほんの小さな光ですが、なんだか感激です。

 夏は夜
 月の頃はさらなり
 闇もなほ、蛍のおほく飛びちがひたる

 また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし
 雨など降るもをかし

枕草子を思い出してしまいます。

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やがて、森の中でも瞬き始めます。


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細かく明滅を繰り返して飛ぶ一匹の蛍です。

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また、ひとつ、またふたつと、明滅し始めます。

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川面に降りたかと思うと、また、すうっと天空へと昇って行きます。


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まるで、星と交わるかのようです。

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人工衛星かな?とのコラボです。

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最後に、元画像の上に、蛍の光跡の画像を3枚合成して見ました。
合成写真ですが、実際には、こんな感じで見れました。

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まだまだ、未熟な撮影ですが、なんとか蛍の写真が撮れたので嬉しかったです。
この日は、夕立ちがあったせいか、川面に佇んでいると肌寒いくらいでした。
そのせいか蛍の飛びも悪くて、2時間ほどの間で10~15匹ほどの出現率だったでしょうか。
でも、儚げに舞う姿は幻想的で、天空の蛍を今年も見れたことが感慨深かったです。
連れて行ってくれた安曇野さんにも感謝です。


美しい緑と水のあるこの蛍の故郷が、いつまでも変わらずにあることを願わずにはいられませんでした。

category: 森・山

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ローカル線テツコの旅 その3 

まるで眠っているかのように静か過ぎる、かつての鉱都を眺めつつ列車は走ります。
寂しさよりも、もっと寂しいそんな光景に、ふっと福島の原発の事が頭を過ります。
今までの暮らしが失われていくって想像もつかない事だけれど、そういう過酷な現実に
さらされている人々もいるんだと、漠然と思いました。
福島の原発の復興はあるのだろうか…辛すぎる、恐ろしい現実に、わたしたちは、やはり
絶対に目をそむけてはいけないのだと心に言い聞かせたのでした。
はるかちゃんも、黙って車窓を見つめていました。

わ轍の旅も、足尾駅と間藤(まとう)駅のあと二駅で終わりです。
次の駅、足尾駅で、わたしたちは最後の途中下車をしました。

わたしたちが乗って来た列車は、終着駅の間藤駅を目指して去って往きました。

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足尾駅は、今までの駅とどこか違って見えました。空が大きく開けてなんとなく明るい感じがします。
構内も広々として、かつて活気に満ちていた時代があった事を物語っているような気がします。

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やわらかな光に満ちて、ただ、風が行くばかり…

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駅名の看板と標高を示す看板

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あら? あのオレンジの列車って、なんか見覚えがある…

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壊れかけた木製の倉庫の脇に草生して停車中の古い列車が…

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なんだか、時がずーっと、ここに立ち止まったままのように
風雨にさらされながら、錆びついたレールの上に、いつまでも佇み続けているんだね。

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栄光と絶望と、復興と、いろんな歴史を見続けていたのでしょうね。
国敗れて山河あり、城春にして草木深し
杜甫の「春望」の一節を思い浮かべてました。

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このオレンジ色の列車は、キハ 35系と呼ばれているみたいです。
以前、青梅線で走っていたオレンジ色の電車と同じと思ったけれど、電車と気動車では動力からして
根本的に違うではありませんか、視覚だけで判断するのでは、あまりにお粗末ですね^_^;
わたしは、テツコと言いながらも、列車の事はさっぱりわかりません。
要するに、鉄道が好きで、駅が好き、そこを走る列車と、ローカル線の風光が好きと言うだけの
にわかテツコなのでした^_^;

キハ 35系の知識はそこに貼ってあったJRの張り紙から仕入れました(笑)
この列車は、国鉄として初めて両扉、オールロングシートの通勤気動車で、車体を軽くするために
両扉は、車体の外に吊り下げるタイプだったそうです。

現在でもJR 東日本久留里線でキハ30型が3両、関東鉄道常総線で、譲渡されたキハ35型が
最後の活躍をしているそうです。いつか乗ってみたいです。




そして、こちらの車両も、キハ30-35号列車だそうです。

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1965(昭和40)年9月17日に新潟鐵工所で製造され、当初、山口県の長門機関区に配置されましたが
1967(昭和42)年に、高崎第一機関区に転属され八高線や川越線、足尾線にて活躍したそうです。
1996(平成8)年9月に廃車になって、その後、足尾駅で保管されているのだそうです。
塗装も、国鉄気動車色から、首都圏色に変更されていましたが、2009年(平成21年)に再塗装を行い
元の、国鉄気動車色に復元されたそうです。車体の傷みも激しく塗装面の傷みも激しくなってきたので
再補修も検討されているそうです。―(JRの張り紙より引用)



このツートンカラー、国鉄色って言うんだ~!初めて知りました。

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昔の西武鉄道の列車もこんな色だったような気がする…懐かしい色だなぁなんて思ってました。
身近な八高線や川越線を走っていたのも、何だか親近感です。

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緑を背に佇む足尾駅

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プラットホームも待合室の感じも明るいです。

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改札口から見る風景も

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振り返って、改札口の向こう側の風景も緑溢れています。

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駅舎の外を歩けばこんな長閑な風景が続きます。

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丸ポストも良いですね。

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寛いで電車を待っている旅人がいます。

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そろそろ、先ほどの列車が間藤駅から折り返して来る時間です。ホームに戻りましょうか?
今回の旅のわたしたちの終着駅は足尾駅となりました。

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後になって、わ轍の本当の終点の間藤駅まで行って見るべきだったと後悔しました。
でも、この時は、心地良い風が終始吹いている足尾駅が、わたしたちにとっての終着駅で良いと言う
気持ちになっていました。不思議です。

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空と、遥かな山並みの向こうから、上り列車がやってきました。
この列車を見た時、わたしたちは現実の世界へ帰って行くんだと言う気がしました。
まるで時間旅行の旅をしていたみたい…
一両だけの、小さな列車に揺られて、親友であり、心の妹でもあるはるかちゃんとの旅は
何となく、銀河鉄道の旅のようだと思いました。
わたしたちは、カンパネルラとジョパン二だったのかもしれません。

そして、アニメの銀河鉄道999では、旅の終わりに、メーテルが鉄郎にこう言うのだそうです。
『遠く、時が交わるところで、また、めぐり逢いましょう』と…

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はるかちゃん、銀河鉄道の旅に付き合ってくれてありがとう。
またいつか、二人の時が重なった時に、時間旅行の旅に出ようね(*^_^*)

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-- 続きを読む --

category: プチ鉄

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ローカル線テツコの旅 その2 

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木立ちに囲まれて紫陽花がいっぱいの沢入駅

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好きな色目の紫陽花に、ふっと立ち止まってしまいます。

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この駅は、線路が二車線になっていて、上りと下りの列車がここですれ違うのです。
下り列車が停車している処に、ちょうど上り列車がやってきました。

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単線の線路から二車線の線路に入ります。

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停車中の下り列車の隣に、上り列車がゆっくりと滑り込みます。

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すると、下り列車にライトが点灯し、発車しました。

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遠ざかって行く下り列車を見送って、振り返ると上り列車も発車します。

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上り列車の後ろ姿を見送ったら、もう12時間際です。そろそろお昼にしましょうか。

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沢入駅は、雰囲気のあるログハウスの駅舎で、郵便局を兼ねています。
わ轍(わたらせ渓谷鉄道)には、駅舎に温泉がある水沼駅とか、駅の構内に
列車のレストランがある神戸駅とか、珍しい駅がたくさんあります。
沢入駅のホームの待合所の古さから推測すると、きっと駅舎も趣ある建物だったと思います。
新しくなってしまってちょっと残念ですが、それはそれで、とてもいい感じのログハウスです。

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ログハウスの駅舎の丸太の椅子に腰かけて、わたしたちは神戸駅で買った駅弁を食べることにしました。
トロッコ弁当です。かなり大きいです。そしてふたを開けると…

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わぁ、おいしそう~♪ 大きなマイタケの天ぷらとか、とんかつとか、いろいろ入っています。
とっても素朴で美味しかったです。わたしたちは全部完食!お腹いっぱいです(笑)

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次の下り列車が到着するまでの間、駅から離れて周りを散策することにしましょう。
下り列車が消えていった踏切を渡ります。

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そして、渡良瀬渓谷を見下ろす高架になった橋を渡ります。

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道端には夏色の花たちが、ひっそりと咲いていました。
ノカンゾウの花は一日だけの命、今朝咲いた花は夕暮れにはしぼむけれど、今を咲き競う…

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キクイモの黄色い花は、盛夏のイメージ。陽炎が浮かぶような炎天にも生き生きと…

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野道に、小さなお堂の赤い屋根。『何だかいいね、こんな道…』とはるかちゃんがつぶやきました。

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「すごく達筆だね~!!」掲げられた額の素晴らしい書に見入ってしまいました。

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“銅街道”の石碑があって石畳の坂道が続いていました。
『この道を昔は銅を運ぶ荷車が通ったんだろうね。』何て話しながら、もっと辿ってみたい気がするけれど
「時間的にここまでだね。戻ろうか?」と、帰り道に向かいました。

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電線で、綺麗な声で囀っている野鳥に『綺麗な声、何の鳥かしら?』と、はるかちゃんが反応します。
はるかちゃんは、冬からバードウォッチングを始め、今では、立派なバードウォッチャーです。
目ざとく野鳥の姿を見つけてくれます。愛おしそうに見つめている眼差しは鳥への愛情がいっぱいです。

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「たぶんホオジロだと思うけれど、こんなに綺麗な囀りをするんだね。」
冬は、草はらでチチチ…とか細く囀っているだけだったからその鳴き声の美しさに感動です。

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トンボもたくさん飛んでいました。もう、アキアカネが…

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沢入駅に戻ってきました。白い紫陽花アナベルが美しく咲いていました。
「咲き始めの緑がかった色もいいね。」
『そうそう、最初は、緑なんだよね。』なんて、わたしたちの会話もさりげなく続きます…

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『綺麗な駅だね。』 「うん、本当に。」 吹く風も紫陽花色に染まっているみたい…

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わたしたちは駅に戻ると、すぐに歩線橋の上に上がりました。ここからの眺めがなかなか素敵です。

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下り列車がやってきました。最初に姿が現れた時って、ほんと、ワクワク(*^_^*)

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手前の信号機とのコラボがお気に入りの一枚です。

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何枚も同じような写真ですみません^_^;
何しろテツコなものですから…お許しを(笑)

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下り列車も到着しました。

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列車から降りた乗客たち

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今朝、桐生駅で出逢った車掌さんは、この駅で交代のようです。

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緑に染まる車体…なんとも、ローカルでいいなぁ

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上りの列車がやってきました。

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さあ、わたしたちも乗り込んで出発です。

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沢入駅から通洞駅までは、車窓に、この沿線随一の渓谷美を眺めることが出来るそうです。
そして、列車が通洞駅に近づくと、山間に古びた瓦屋根の家々が集まった街並が続きます。
かつて足尾銅山があった頃の「日本一の鉱都」と呼ばれた街並でしょうか。
どことなく寂れて、ひっそりとしていて住む人も少ないような感じがしました。

通洞駅は足尾銅山観光館があり、足尾観光の中心の街で、この駅には駅長さんがいました。

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今は、このように緑美しい渡良瀬渓谷沿線一帯も、かつては、足尾銅山の鉱毒が渡良瀬川に流出し、
鮎が大量死し、魚の住めない川となり、その周辺の山々は、木々が枯れ草木も生えないはげ山と化し、
その川の水を引いた水田では、稲が枯れて実らず、やがてそこに住む人々の健康さえ犯し、亡くなった
方も数千人と推測される、日本でも最悪な公害事件となったそうです。

1973年に、足尾銅山の銅は掘りつくされ、江戸時代から続いた銅山が閉鎖された後も、足尾の鉱毒は
流出されつづけ、1990年代にまでその被害が及んだそうです。
1980年代、当時の衆議院議員田中正造氏の訴えにより、足尾鉱毒事件として知られるようになり、
長い年月をかけて、多くの人々の決死の努力により渡良瀬川の治水工事や、わたらせ遊水地や
草木ダムの建設などにより、現在の様な美しい自然が命を吹き返したのだそうです。

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一度は死の山と化し、人々の健康を脅かした足尾の鉱毒事件の記憶も薄らいできているけれど、
けして忘れ去ってはいけないのだと思いました。
わたしも、恥ずかしいことに、この公害事件について全く知りませんでした。
以前、わたらせ渓谷鉄道の記事をブログに載せた時、北海道のブロ友さんが教えてくださいました。
目からうろこでした、今、その事を思い出し、どうしても書いておきたいなと思いました。

こんなに長閑な美しい山間の自然の中に、秘められた過酷な歴史があった事を思い浮かべると
なお更、美しく愛おしく感じ、この自然よ、いつまでもと言う気持ちにさせられます。

ローカル線テツコの旅、ちょっと脱線して長くなりましたので次回に続きます。

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category: プチ鉄

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7月7日 

   共にゆく誓い届けし星逢いの夜

7月7日、アイリスが入籍しました。
そして、7月13日、14日と引っ越しをし、明日15日にから新居で暮らし始めます。
今夜が、アイリスが我が家で過ごす最後の夜となりました。
引っ越しの数週間前から、休みの度に、電化製品や家具や、生活雑貨等のお買いものに行ったり
2日間の引っ越しでは、アイリスと彼と、彼のお母さんとわたしとで新居の掃除をしたりしました。
夫と長男は力仕事で、アイリスの整理ダンスと洋服ダンスを、我が家から新居の3階まで運んでくれました。
長女は、出産したばかりなので手伝いに行けない事を残念がっていました。

今夜は、最後の夜と言うこともあり、みんなで食事に行きました。
アイリスは、遅くまで部屋の掃除をし、『やっぱり、家は落ち着くね…』なんて言いながら休みました。
自分の部屋で寝る最後の夜…どんな夢を見るのかな?それともなかなか寝付けずにいるのでしょうか?
廊下にきちんと並べられた、娘の荷物を眺めながら、
わたしは、昨年の今頃、アイリスと旅した京都・奈良の旅を思い出していました。

2012年 7月15日  アイリスと山野辺の道を歩きました。

丘の上の大きな桜の木、奈良を歩いているのになぜか東北を想い、賢治さんを想いました。

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こんな野道を歩きながら、イーハトーブを想い、グスコーブドリの話をしました。

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また、花巻にいきたいね。 イギリス海岸に行きたいねと。

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日本の原風景と言える長閑な景色は、どこか東北に似ています。
お花が供えられた路傍の石仏が微笑んでいました。

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とても暑い日でした。アイリスの日傘が遠くなっていきます。

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どこまでも続く、田園風景と山の辺の道… ずっと歩きたかったね。
あまりの暑さにギブアップしたけれど、いつかもう一度歩きたいねと話しました。

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古い町並みの中を燕がかすめ飛び、アイリスは自動販売機の横で一休みして、
写真を撮っていて遅れがちなわたしを待っていてくれました。
いつも何も言わずに待っていてくれたね…ありがとう。
今夜は、懐かしくなって、そんな写真を眺めていました。

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3月に婚約したアイリスと最後の母娘旅になるかもと、4月末、ふたたび旅した奈良も
思い出深い旅となりました。

    ほのかなる想い届かん暮の春

    月朧 吉野の山の秘仏かな

    春惜しむ旅の終わりの車窓かな

アイリスの、新しい門出を祝いつつ、やっぱり寂しいです。
先日、11日が、娘のためにお弁当を作る最後の日になりました。
夕飯の買い物をする時、いつも娘の好物を思い浮かべて食材を選んでいましたけれど、
明日からは、それもしなくなるんだなぁとか、そんなことを考えていました。

そして、やはり母の事を思い浮かべました。
さて、明日もまた、娘のお手伝いがあるので、そろそろ休みましょう。
明日は、わたしからのささやかなプレゼントを買ってあげるつもりです。

category: 日々の思い

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ローカル線テツコな旅 

若草女子会のはるかちゃんから、7月2日に女子会しませんか?とメールが来ました。
はるかちゃんも7月2週目以降、いろいろ大変な状況になり忙しくなってしまうとのこと、
その前にしーちゃんに逢いたいと思って、メールしましたと、言ってくれました。

このところ、私用で多忙なわたしを山に誘ってくれたのですが、まだ体調がいまいちなわたし。
ちょっと山はムリそうなので、まったりテツコな旅はどうかしら?と提案しました。
はるかちゃんも自称、テツコさんなので良いかなと思い、かねてから乗り鉄したいと思っていた
わたらせ渓谷鉄道を選びました。

若草女子会の他のメンバーさんは、仕事や、旅行などで都合が、つかなかったので、
今回は、はるかちゃんとわたしとの二人旅になりました。
二人なら、まったりテツコな旅も良いかなぁ…ということで、大した計画も立てずに集合時間と
集合場所だけを決めて出発です。

はるかちゃんは、はるばる千葉から列車を乗り継ぎ、わたしは、八高線で高崎経由で桐生を目指します。
ほとんど同じ時刻に家を出た晴れ女な二人、真っ赤な太陽が登り始めて今日の晴天は約束されました。

八高線もローカル線で、列車も気動車です。早朝の田園風景の中を走ります。

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踏切のある風景も大好きです。ポーっと、ホイッスルを鳴らして通過します。

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こんな風景もたまりません。そうだ、今度は八高線を撮ってみようかな?なんて思いました。

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高崎から両毛線に乗り換えて一路桐生を目指します。途中、小山ではるかちゃんと合流しました。
お互い3時間の長い道のりでしたけれど、テツコなので苦にならないところが可笑しいです。
桐生の駅に着いて、わ轍の切符を買おうと思っていたら、なんと「待っていたよ」と言うように
ホームの片隅に慎ましやかに、くすんだエンジ色の一両だけの車両が止まっているではありませんか。

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優しい笑顔の車掌さんが、車内で1日フリー切符の販売をしていると教えてくれました。
運転手さんも車掌さんも、優しげで温かみがあって、ローカル線の魅力に触れた思いです。
乗車したのはわたしたちの他に二人の乗客のみでした。

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途中、車掌さんが、休日のみ運行されるわっしー号と、トロッコ列車が停車していると教えてくれました。
もちろん、わたしたちは、ゆっくりと走り去る列車の窓から激写です。

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遠ざかるトロッコ列車、煙は、わたしたちが乗っている列車の煙です。
蒸気機関車とは違うのですが、動力で走る列車を気動車と呼ぶそうです。
わたしは、そのあたりの事を良く知らなかったので調べてみました。

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※ここで、気動車についてウィキペディアから、転記します。
気動車(きどうしゃ)とは、人員・荷物もしくは貨物を積載する空間を有し、
運転に必要な動力源として熱機関を搭載して自走する鉄道車両である。

現在の気動車は、動力として一般に内燃機関の中でも熱効率と安全性に優れる
ディーゼルエンジンが用いられている。そのため、日本では「ディーゼル動車」
または「ディーゼルカー」(Diesel Car, DC)、「汽車」 などとも呼ばれる。

気動車は、電気を動力とする電車と違い、車体事態に動力を搭載しているので、
大がかりな変電所などの地上施設が要りません。つまりローカル線向けの車両の事を言います。
キハ30なんて呼称がありますが、これは国鉄時代の呼び名だそうです。
キは、気動車のキ、ハは、普通車という意味だそうです。

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わたしたちが購入した一日フリー切符は乗り降り自由な切符です。
平日なので本数も少ないし、帰りの時間もあるので何度も乗り降りできるわけではありませんが、
3つの駅で途中下車することに決めました。まず最初の下車駅は、上神梅(かみかんばい)駅です。
この駅で降りたのはわたしたちだけ…

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この駅は大正元年に作られた駅で、わ轍沿線で現存する一番古い駅舎だそうです。
木造の改札口や待合室の佇まい、小さなプラットホームも懐かしさいっぱいです。
無人駅ですが、地元の人に大切に管理されていてとても綺麗な駅です。

待合室もローカル色が濃くていい感じ。床には水が撒かれた跡があり、お掃除も行き届いています。

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今は駅員さんが立つことはない改札口。
そういえば、こんな木製の改札口を子どもの頃、通った記憶がありました。
駅員さんが、素晴らしいスピードで切符にハサミを入れるのを感動の眼差しで眺めていたっけ。

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苔生した屋根や、木目も美しい壁板、駅名の看板も良くマッチしています。

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緑に囲まれたプラットホームは花がいっぱいです。

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「このお花は何かな?子猫のしっぽみたい。キャットテイルだっけ?」
『うん、似てるけど、ちょっと違うかな?たしかキャットテイルは赤くてもっと短かったよね。』
なんて、わたしたちの会話も長閑です。

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駅舎前の広場には、古い電信柱がありました。
この電信柱も大正時代のものでしょうか、山間の小さな駅の小さな広場を、
ほんわかと照らす裸電球の明かりを想ってみたら、ほのぼのです。

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次の列車が来るまでの時間は1時間弱あります。あと、30分ほどで上り列車が来ますが、
それまで、な~あ~んにもありません(笑)


そこにあるのは夏の朝の清々しい空気と、緩やかにカーブしながら消えていく線路と

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時が止まったままのような、古い駅舎と、

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キラキラとした太陽の光と緑の風を、パクパク食べてしまっているような夏色の花たちです。

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わたしは、こんな時間が大好きなのだけれど、はるかちゃんは退屈しないかしら?と
チョッピリ心配でしたけれど、『しーちゃん、この駅いいねぇ~♪何だか気持ちいい~♪』
と言ってくれてホッとしました。

二人して写真を撮ったり、低いホームに腰かけて足をぶらぶらさせながらおしゃべりしたり
何とも言えない時間を過ごします。こういうのを心がほどけていくって言うんだろうなぁ…

あっ!上り列車が来たよ!!
緑の繁りの中から、豆粒みたいに現れた小豆色の車体

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ゆっくりと大きくなって近づいてきます。ドキドキと胸が高鳴ってきます。
やっぱり、わたしは列車が好きなんだと思える瞬間です。

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わたしたちは、何度もシャッターを切りました。

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ローカルな駅に、ローカルな列車、最高にいいなぁ…

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ゆっくりとホームに滑り込んだ列車は、降りる人もなくホームを離れて行きました。

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SLほどじゃないけれど、黒い煙を吐きながら、可愛らしいピーっというホイッスルを響かせて
ガタゴト走って行きます。

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その後ろ姿が、なんともノスタルジックで胸キュンなんです。
はるかちゃんも激写中(*^_^*)

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踏切を渡って、遠ざかる風景…
見送ってしばらくすると、下り列車がやってきました。

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さあ、下り列車に乗り込みます。この列車には10人ほどの乗客が乗っていました。
神戸(ごうと)と言う駅で、4分の停車します。この駅も古くて味わい深い駅です。
この駅には“清流レストラン”という、旧ロマンスカーの車両を利用した列車のレストランがあります。
↓の写真の奥に見える白っぽい車両が、食堂車の様な清流レストランの車両です。

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ここで、食事もできますが、わたしたちは駅弁を注文しておいたので、駅弁を取りに走りました。
『お弁当を取りに行くと言えば、多少時間が遅れても、運転手さんが出発を待っていてくれるよ』と
駅弁を手渡してくれた店員さんが言いました。ローカル線の良さですね。

わたしたちは、列車に乗る前にパチリと写真を撮りました。

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ここで、車掌さんは交代のようです。はるかちゃんが手を振ると車掌さんも手を振ってくれました。

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走り出した車内から、古い駅舎を撮りました。
一昨年、娘と秋に来た時、駅舎の側に佇む銀杏の木が色づいた葉を散らし、屋根の上が一面
レモンイエローだったのを思い出しました。秋も素敵なわ轍です。


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ここから列車は草木湖の側を走って行きます。とっても長いトンネルを2つ通過します。


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一瞬、トンネルを抜けるのですが、すぐにまたトンネルに入ります。
乗客はまた4人だけ…

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そして、次の駅、沢入(そうり)駅で途中下車します。
この駅はプラットホームにたくさんの紫陽花が咲き、ホームには大正時代の待合所があります。

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紫陽花の奥に、わ轍をぼんやり滲ませるように撮りたかったのだけれど…失敗^_^;

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普通に撮った方がいいのかな?

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緑の木立ちに囲まれた沢入駅もまた、素敵なんです。

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木立ちの中にあるのが、大正時代の待合室。なんとも可愛らしいんです。

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白い窓枠が、お洒落です。ガラガラと引き戸を引いて室内に入ります。

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窓辺には緑がいっぱいです。

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そして、紫陽花も咲いています。

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まるで、小さな小部屋みたい。滴るような緑が窓ガラスに映り込み、ああ、ため息…
この小部屋から、行きかう列車を、行きかう人々を、行きかう時を…ずっと見ていたい。

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プラットホーム全体の姿も哀愁&郷愁を感じます。

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長くなったので、続きは、また今度綴ります。

category: プチ鉄

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秩父に行こうか… 

もう、かなり山切れ久しいわたし。
山には行きたいけれど、体調がまだちょっと…
今の時季、思い浮かぶのは、紫陽花・蓮・合歓・凌霄花(ノウゼンカズラ)の花です。
あぁ、逢いに行きたいナ。

今日は、アイリスが休日なので、秩父に行ってみようかということになりました。
10時30分と、遅い出発になってしまいましたが、懐かしい道を一路秩父へ向かいます。
途中、何か所か合歓の木が道沿いにある場所をチェックするのですが、少し早かったようでまだ蕾でした。
山越えして秩父に着きました。まずは、紫陽花が咲く、あのお寺へ

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田んぼの緑に囲まれた長閑な札所3番 常泉寺です。

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優しげなピンク色の紫陽花

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そして、大好きな淡い水色の紫陽花

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葉っぱの上には、カマキリの赤ちゃん、チビのくせに、ちゃんと鎌を構えています(^^)

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この花は、一番、定番の紫陽花かなぁ…ずっと昔から好きだった水色から瑠璃色に変わる花です。
自宅の庭にも咲いていたし、高校に通う駅からの道すがら咲いていたのもこの花でした。
6月の雨の日に、毎朝のように雫を乗せた花を美しいなと思いながら眺めて通学しました。
そして、梅雨が明けて7月の眩しい空の下では急に精気を失くしたように色褪せて見えて
なんだか寂しかったのを思い出します。
雨の似合う花…それがわたしにとっての瑠璃色の紫陽花でした。

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こちらの紫陽花は、ガクアジサイと教えてもらったのは、家族旅行で出かけた箱根でした。
箱根登山鉄道という山道を登って行く電車の車窓に、いっぱい咲いていました。
緑の森の中、どこまでもずっと咲続ける紫陽花ロードにとても綺麗だと感激していた母の姿。
その時に、ガクアジサイというのだよと教えてもらったのでした。
わたしは、真ん中の小さな花が夜空の星のようで綺麗だなと思ったのでした。

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父は、学生時代からの無二の親友が、この登山鉄道の終着駅の強羅で亡くなったのだと話しました。
伊勢湾台風の時に、土砂崩れにあって死んでしまった。とてもいい友達だったと言いながら、
胸の定期入れから古い小さな写真を取出し見せてくれました。若い父と並んだ背の高い青年…
その写真を見た時、子ども心に、なぜ父がこの登山鉄道に乗ろうと言ったのか判った気がしました。

初めて聞いた話でした。そして、その後、一度も語られなかった話、寡黙な父でした。
こんな風に群生しているガクアジサイを見ると、ふと思い出す断片的な思い出です。

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小学5年生のわたしは、母のお手製のヒマワリみたいな黄色いワンピースを着て、
マーガレットの花飾りの付いた麦わら帽子をかぶっていました。
今でも、はっきりと覚えているんです。不思議ですね。

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階段になだれるような紫陽花をアイリスが撮っていました。

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カシワバアジサイの白い花が高い所に咲いていて、見上げるように撮りました…

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名残りの雨粒がキラキラと輝きます。

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白や薄ピンクの淡い花色の紫陽花も重なり合うように咲き続き美しいです。

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木洩れ日の中、お地蔵さまがひっそりと佇みます。

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蓮池の畔にも、お地蔵さまが微笑んでいます。
こちらの蓮はまだ固い蕾でした。

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気持ちが良いほどの青空に白い雲、緑の草はら。

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さぁ、次はハスを見に荒川の蓮園へ向かいましょう。
その前に、睡蓮の咲くお寺、札所12番 野坂寺に立ち寄りました。

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やはり、純白の睡蓮は美しいです。わたしはいつも尾瀬のヒツジグサを思い出してしまいます。

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咲いていましたが、今年は数が少ないようです。住職さんにお聞きしたら、池の修繕のために
植え替えをしたのでとの事でした。

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まだ咲き始めたばかり…ちょっと池の水が濁っていて映り込みが綺麗に撮れず残念でした。

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こちらのお寺には、大きな甕をいくつも置いて蓮の花を栽培していますが、どれも蕾でした。
今にも咲きそうな蕾の上に、バッタが止まっていました。

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蓮ってお花も美しいのですが、その大きな葉も魅力的ですよね。

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大きな雫が凝って、コロコロして、鏡のように輝いています。

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風が吹くと、ふるふると、大きな葉の上を生き物のように動いていて風が見えるんです。

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緩やかに波打つ葉の縁のラインと、そこにそっと置かれたような雫たち…
きれいだなぁと、いつまで見ていても飽きません。

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ここに、緑色のアマガエルがいたら、可愛いだろうなぁ(^^)

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ついつい、雫撮りい夢中になっていたら、住職さんが、良かったら本堂に上がってお参りしてくださいとおっしゃいました。
本堂は新しくて、とても綺麗です。天井にはたくさんの花と鳥と虫の絵が描かれています。
アイリスと、あれは朝顔とか、芙蓉とか、凌霄花(のうぜんかずら)とか言いながら眺めます。
花の脇に描かれた、あれは、スズメ、あれは、ルリビタキ、あれは、セキレイだねなんて言いながら。
そして、花と一緒に描かれた虫たちも、あれは川トンボ、あれは鈴虫、あれはアゲハ蝶だねと言いながら。

そんな時間も楽しいです。そして、本堂の窓からしか見えないお庭が素敵でした。

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池の畔に、ギボシが咲いていました。

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野坂寺を後にして、荒川の蓮園へと向かいます。ここは田んぼの中の蓮園です。
荒川道の駅に車を止めて、長閑な農道を歩いて行きます。
田植の終わった水田に空が映り込み、燕が低く飛びます。

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毎年、タチアオイが咲き続く野道です。

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よいなぁと、なぜか癒される夏の花です。紅い花も情熱的でいいですよね。

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そして蓮園に着きましたけれど、どうしたことでしょう。数えるほどしか咲いていません。
早すぎたのかしら?とも思いましたが、蕾も持たない株がほとんどです。

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水田の中の蓮園、長閑でとっても好きでした。心なしか荒れているようにも見受けられました。
来週あたり、いつものように美しく咲いてくれたらいいのだけれど…と思いました。

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もう、5時になってしまいました。そろそろ帰ろうね。
わたしたちは、心地よい風に吹かれながら野道を歩いて帰ります。
「蛍も見たいよね。」そんなことを話しながら…

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わたしの山切れが少し改善された、秩父札所巡りでした。アイリスありがとう。
近いうちにもう一度、蓮を見に来れたならいいなぁと思いました。
そして、今日撮れなかった合歓の木と凌霄花の花が撮りたいと思いました。
その頃は、この稲も大きくなっているのでしょうか?

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category: 里山

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