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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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初瀬(長谷)を旅する1 

『おかあさんに見せたい風景があるの。おかあさんは、絶対、好きだと思ったの!』

3月に、友人と奈良を旅して帰って来た娘は、開口一番にそう言いました。
それは、東大寺の2月堂と長谷観音だったそうです。
2月堂へ続く土壁の道と長谷駅から長谷観音までの道のり、古い町並みや迫ってくる山の佇まい、
そして、長谷寺の観音像の足元に入ることが出来、大きな観音様を仰ぎ見た感動を話してくれました。

その話を聞いて、わたしも強く行ってみたいと思いました。
そして、今回の奈良の旅が実現したのです。今回は、吉野にも行きたいと思っていたので、2月堂へは時間の関係で無理でしたが。長谷は何とかなりそうです。
出来れば、長谷から室生寺まで足を伸ばしたいと、欲が出ましたが、わたしたちのようにじっくり時間をかけて歩きたいタイプにはやはりちょっと難しいです。

列車は、割りと早い時間に長谷の駅に着きました。この駅が長閑でとても素敵でした。

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駅を出るとすぐに、長谷寺への道が始まります。
木立ちの影が歩道に落ちます。

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古い民家も良い感じ

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街燈の立つ道が続きます。

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川に架かる朱塗りの橋を渡って行きます。向こうに見える橋も朱塗りの橋です。

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蔦の絡まる家

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蔵のある風景

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この街はお年寄りが元気です。

お土産物屋さんのおばあちゃん。

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お茶屋さんで店番をしているおじいちゃん

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葛を売るお店のおじいさん。

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路地の脇を綺麗な水が流れる用水路があります。
すみれの花が咲いていて。嬉しくなってしまいました。

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黒い板塀が続くのは、重要文化財の長谷路だそうです・

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お庭も素敵ですね。こちらでは、食事もできるようですね。後で寄る事にしましょう。

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造り酒屋の看板が良い感じですね。大吟醸 紫源氏…とっても素敵な名前です。

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こちらの看板も

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こちらの看板も、ノスタルジーをそそります。

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そして、古ぼけたお店の佇まいが、すごく良くて、わたしのツボです。
こちらのお店番の方もおじいちゃんでした。

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またまた、古すぎる新聞屋さんの看板に、釘づけ(笑)
こんな感じが良いなぁと思ってしまうのは、わたしだけでしょうか?

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そして、こういう、美しい日本家屋も大好きです。

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郷愁をそそられる古いものが好きなんですよね。何だか、胸がきゅっとしたり。ワクワクドキドキしたり。
そして、そこに生活感があったりすると、なお、好きです。
例えば、こんな古い草もち屋さんのお店。ここで何代の人々が暮らし、悲喜交々、慎ましく素朴に、精一杯生きてきたことでしょう。そして、これからも家業を継いで行くんだろうな。
なんて想像してしまいます。旅人の勝手なノスタルジーですが…

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辻石が何気なく溶け込んでいる街角

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そして、その奥には小さなお寺が緑の山影に佇んでいたりします。

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街角には、托鉢の僧の姿も

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だんだん、人が増えて来たと思ったら長谷寺の門前に着きました。

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やがて現れた山門も、とっても立派でした。
今はぼたん祭りの期間のようです。長谷寺はぼたんの花が有名なようで、立派なカメラを携えたカメラマンも多いようです。

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門前には、藤や木蓮の花も、ひっそりと咲いていましたが、あまり足を止める人もいません。
みなさん、お目当ては牡丹のようです。

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山門から吹き抜ける風が心地よく、回廊をあがって行きます。
振り返ると、何だか素敵な光景でした。

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古びた瓦屋根がいいなぁと

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こんな階段を登って行けば、牡丹の花が咲いています。

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牡丹って艶やかで綺麗ですね。

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そして、反対側にはツツジが美しいです。

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光りを受けて眩いばかりの山つつじは燃えているようです。

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緑の中に一際映える朱色ですね。

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ツツジの花の上に落ちた、淡いピンクのお花に、あらっと上を見上げると

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緑色の桜(御衣黄)が咲いていました。
この桜は、花が終る時、一筋の緋色が、花びらに線を引くように現れるそうです。
散り際の一瞬の輝きでしょうか?

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散り敷いた花びらの、柔らかな色合いにハッとしました。美しいですね。

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長くなりましたので、続きます。
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早朝の吉野山 

早朝4時30分に起床したわたしたち。外はまだ日の出前の薄暗がりです。
昨日も3時半の起床だったから、二日続けて随分早起きな旅となりました。
早朝の蔵王権現堂の拝観をすることを昨夜決めたからでした。
6時からのお勤めを拝観して、旅館に戻り7時の朝食後、8時にチェックアウトして、15分ほど歩いてバス停に行き、
8時45分初の始発のバスに乗る。そして9時台の列車で長谷に移動すると言う計画でした。
ですが、タイムラグがありました。それはのちほど^_^;

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ひんやりとした空気感、今朝も爽やかな朝です。良いお天気になりそうです。
まだひっそりとした朝の吉野山を歩いて行きます。

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早朝の金峯山寺は清々しいイメージで、神秘的な昨夜の雰囲気とは、どことなく違って見えました。

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朝日が射しこんで、清らかな聖地と言った風情です。

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朝も僧侶からの案内があり、山伏のほら貝の音色が高らかに、早朝の吉野山に響き渡ります。
山伏たちの中には、昨夜、パンフレットを渡してくれた青年僧侶の姿もありました。

僧侶たちに続き、わたしたちも護摩壇の前に座りました。
お堂の中は、隅々まで朝靄の空気がいきわたっているような気配がします。目を閉じて座れば堂内にいながら
吉野山の健やかな森の中にいるようなそんな感じがします。

そして、目を開ければ、あの険しく荒ぶる表情の蔵王権現さまが、青黒色(せきじょうしょく)のお姿で立っておられます。右足を大きく振り上げた姿。大きな足の踵で、邪悪なものを踏み倒しているかのようです。
憤怒の形相と言われているけれど、わたしには、正義を貫き悪に立ち向かい、人々を守り抜くために戦っておられる勇者の表情に見えました。

穏やかな表情の仏像とは違った、逞しく厳しく、力強い表情、そしてやはり美しい仏像でした。

昨夜に引き続き、ありがたいお説教をいただき、蔵王権現さまとのご縁を新たに深く結んでいただいたような気がしました。
美しく迫力ある三体の蔵王権現像の姿を、忘れないように胸に刻んで外に出ると、昨夜の青年僧が、お疲れ様でした。と声をかけてくれました。
爽やかな笑顔が気持ち良くて、わたしたちも『ありがとうございました。』と挨拶を交わしました
きっと、この青年僧は修業を積んで素晴らしい僧侶となられるのではないかと思ったのでした。

『夜間拝観だけでなく、早朝のお勤めでもたっぷりと秘仏の蔵王権現さまを見ることが出来て、すごく満足だね。なんだかとっても不思議な感覚なんだけど』と、アイリスが言いました。
「ほんと、やっぱり吉野山は素晴らしい聖地だね。蔵王権現堂もこれで見納めだね。」わたしたちは、もう一度振り返り蔵王権現堂を目に焼き付けて宿へと向かいました。

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帰り道、こんなかわいいネコちゃんに逢いました。

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オダマキの花やジュウニヒトエの花がいっぱい咲いていました。

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そして、森影には、オドリコソウの群生や

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シャガの群生が、朝日に輝いています。

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宿に戻り朝食を済ませて、予定通りチェックアウト。昨日歩いた道をせっせと登って、中千本のバス停へ

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滴る緑が眩しいです。

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所がここで、タイムラグ発生^_^; なんと、8時45分発のバスは無かったのです。
旅館の人が45分のバスがありますと教えてくれたのは、9時45分の事だったと今気が付きました。
始発は9時10分、急いで出てきたので、まだ、45分も待ち時間があります。
どうしようか?と思った時、目の前に小さなお寺の門がありました。
仕方がないので、このお寺に行ってみようか?と言うことになり山の上に続く階段を登り始めました。

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けっこう急階段を息を切らして登り上げると、枝垂れ桜の向こうにお堂が見えました。

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おや?小さいけれど、なかなか由緒あるお寺のようです。

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お庭にある桜には、“夢見の桜”と名前が付いているのをアイリスが見つけました。

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「へぇ~!夢見の桜って、いい名前じゃない♪」

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そして、こちらにも秘仏があると言うこと、しかも高台にあるので、中千本の眺めが素晴らしいとのこと。
見学しようか?でも、見学してると、9時10分のバスには乗れません。悩んだ末、これもご縁だと言うことで
拝観していくことにしました。早朝なので誰もいません。
呼び鈴を押して、現れたお坊さんは、『すべての部屋の拝観可能です。どうぞごゆっくりご覧ください。拝観が終りましたら、大広間からの景色が素晴らしいのでぜひ見て行ってください。桜は終わってしまいましたが。』と言ってくれました。

とても由緒ある屏風や襖絵や、仏像などをゆっくり拝観して大広間へと行ってみました。
開け放たれた大広間は、清々しい風が通る気持ちの良い部屋でした。
そして、そこから見る中千本の景色は、素晴らしかったです。

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回廊から見下ろした景色は最高です。

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春も良いけれど、秋の楓は筆舌に尽くしがたいのではと思えました。

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と、まあ、+α な、吉野の魅力を堪能し、バス停へと降りて行きました。
バスを待つ間、わたしは、こんな山道の魅力に、つい、ふらふらっと…(笑)

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朝の草むらや森って、どこも素敵ですね。

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つい、あれこれ撮っていたら、『おかさん!バスが来たよ~!!』と、アイリスに呼ばれてしまいました。

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順調に、バスは山道を下り、15分ほどで吉野の駅に到着です。
外国の駅の様な、吉野駅は昨日降りたばかりでしたけど、何だか盛りだくさんだったから、もう数日が立ったような気がします。

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特急列車は見送って

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わたしたちは、こちらの列車で長谷駅を目指します。予定を1時間あまり押してしまったので、
今日は、長谷止まりとなるだろうとアイリスと話しました。

「きっと、室生寺までは、無理かもしれないね。長谷でゆっくりしようか?」
『うん、そうだね。室生寺は、また、いつか…。またいつか、おかあさん、一緒に行こうね。』

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アイリスとの一泊二日の旅、もう、二日目は走り始めていました。
長谷寺の旅は、次回へ

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恕の心 蔵王権現堂の夜 

今日もカッコウの声を聞きました。どうも飛びながら鳴いているらしく、鳴き声はだんだん近づいてきました。
そして、すぐ家のそばを通っていったのか、とてもはっきりと聞こえ、だんだん小さく遠ざかって行きました。

わたしはじっと耳をそばだたせ、窓を開けることもなく聴いていたのでした。
先々週末にひいた風邪が引き金になって、久々に喘息の発作をおこし、先週はちょっと辛い日々でした。
一昨日病院で新しい薬を処方してもらい、やっとひどい咳から解放されました。
喘息は出ていたものの娘の所にも一日おきに手伝いに行ったりしていたので長引いたのかも知れません。
母親って、自分の体よりも優先するものがあるものですね。わたしも、自分の母親にしてもらった事をずっと思い出していました。

今日は、娘の所へもお休みですし、朝からの良いお天気に、どこかに行きたい気分です。
でも、まだ、自分で出かける気力はありません。元気なら空色号で、その先の風景を見に行きたいのですが…
自転車を漕ぐ肺活量が、まだ回復していません。もちろん山登りの肺活量もまだありません。

山登りは出来ないけれど山に行きたい。ドライブで、わたしを山の上まで連れて行ってくれないかなぁ…
綺麗な空気を胸いっぱい吸ったら、ポンコツのわたしの肺もいくらか復活しそうな気がするんですけれどね。
家人は、それぞれ出かけてしまっているので、やっぱり、続きの奈良の旅でも綴りましょう。
長い紀行文や、写真の羅列で申し訳ありませんが、もうしばらくお付き合いくださると嬉しいです




最近はホテルを利用することが多かったので、お部屋でのお食事は久しぶりです。
気さくな仲居さんが、次々と運んで来てくれるお料理に舌鼓を打ちながら娘と水入らずでくつろげます。

まずは、食前酒で乾杯!
「えーと、最後かも知れない、母娘旅に乾杯!!アイリス婚約おめでとう!!」
『ありがとう。おかあさんとのふたたびの奈良に乾杯!!また来れますように!!』

超豪華という訳ではありませんが、吉野で取れたものを使った懐石料理は彩りも美しく、体にやさしい感じ。
アユの塩焼きも、茗荷寿司も美味しかったです。

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黒蜜仕立ての葛きりとか、はじめて味わう食材でした。関東人って、あまり葛きりをいただく機会がないのです。

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吉野葛を使ったミニ鍋。とってもまろやかな味わいにほっとします。

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ゆっくり、時間をかけていただいているうちにちょうど良い時間になりました。
それでは、今回最大のイベント、蔵王権現堂の夜間参拝に向かうことにします。
フロントで、チケットを受け取り外へ出ます。この宿から向かうのはわたしたちだけのようです。

昼間の不安を宿の女将さんに伺ったところ、今日は80名ほどの参加者がいることが判って、アイリスもわたしも安心したのですが、道連れが誰もいない事にまた、ちょっと不安が過ります。

夜の宝の家さん。

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夜の帳が降りた静かな参道を歩いて行きます。

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宝の家さんから、蔵王権現堂までは10分ぐらいの道のりでしょうか。
街燈はあるものの、真っ暗な夜道に、人っ子一人いません。

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昼間、参拝した吉水神社への参道です。しーん…という音が聞こえてきそうです^_^;

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吉野葛のお店

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こちらは、甘味処

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狐のオブジェに灯りが点り、星屑みたいで可愛くて、二人で感嘆の声をあげます。


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それにしても、人の声どころか、テレビの音さえ聞こえなくて、ちょっと不気味です。
『おかあさん、住んでいる人が、狐と狸ってことないよね?』いつの間にか、わたしと並んで歩きながら、アイリスが周りを眺めて言いました。

「この階段の先なんて、絶対無理…」アイリスが、呟きます。

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でも、空を見上げれば、無数の星が瞬いています。わたしにとっては、いい夜のお散歩でした。
そして、権現堂への階段を上ると、ライトアップされた大伽藍が見えてきました。

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最初は、早すぎたようで誰もいませんでしたが、10分もすると夜間参拝する人々が集まってきました。

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そして、旅館組合の方や、山伏の装束の僧侶たちが30人ほど集まりました。
いろいろ説明をしてくださる若い僧侶は、物腰も優しく、説明も分かりやすく好感が持てました。

やがて、松明が灯され、いよいよ、夜間特別参拝の幕が開きました。
先頭を進む山伏たちは、ほら貝を吹きながら厳かに進みます。
この、ほら貝の音色が凄いです。わたしは、ほら貝と言えば、低音で『ブォ~!!』という音色だと思っていました。

ところが、その音域は深く、1オクターブ以上ありそうです。むせび泣くような高音の音色は、2オクターブぐらい出ている感じです。

これは実際に聴いてみないと判らないと思うのですが、目からうろこの音色でした。

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閉まっている扉の一つが、ギィーっと鈍い音を立てて開扉され、僧侶を先頭に、山伏、参拝客と続いて暗い堂内へと入って行きます。

堂内は太い柱ごとに、蝋燭の灯明が燈され、ゆらゆらと揺れる火種が、うずくまる夜気を揺すり起こしているように見えます。
そして、暗闇を突き破るような、ほら貝の音色は、わたしたちの心をいやがおうにも高ぶらせていきます。
やがて、目が暗闇に馴れてくると奥の暗がりの護摩壇の奥に、大きな大きな塊があることに気が付きました。
うーん、これが、蔵王権現立像なのか…得体のしれないそのシチュエーションに、心臓がドキンとして何だか身震いしそうになりました。

先ほどの若い僧侶の澄んだ声が響いてきて、わたしたちは、護摩壇の中に座るように促されました。
そして、みんなが座り終わると、蝋燭の灯明の中に、うっすらと輪郭だけが見えていた蔵王権現の姿が浮かび上がりました。
太鼓が打ち鳴らされ、先ほどの山伏たちのほら貝が、ある時は物悲しく、ある時は戦いの狼煙のように力強く、ある時は吹きすさぶ風の声音のように、響き渡り堂内の空気を震撼とさせ、我が身に響き渡りました。
そして、20名ほどの僧侶がいっせいにお経を唱え始めました。その声は大変美しく、わたしは、完全にお経と言う概念を払拭された気持ちになりました。
上手く言い表せませんが、美しい男性コーラスを聞いているかのようなのです。西洋の讃美歌に匹敵するくらい美しくてお経って音楽なんだと感じました。


そして、どのタイミングだったか忘れたのですが、いままでおぼろげな輪郭でしか見えていなかった、蔵王権現像に徐々に光が当たって、暗闇の中にライトアップされた姿が青々と浮かび上がったのでした。
人々は、目の前に繰り広げられた光景に「おお~!!」と低く唸り声をあげたのでした。
もう、その演出たるや、素晴らしいものだと感じました。それでいて、華美に走らず、内面から滲み出るような素朴なものでした。
ただの観光とは、一味も二味も違うものを感じて感動したのでした。


そして、僧侶のお話が素晴らしかったです。
パンフレットから

蔵王堂に安置されている蔵王権現さまを人々が拝する時、その巨大さとすさまじさに最初は驚きます。
が、やがて心が落着いてきて、やさしく包まれている感じがすると感想を述べられている方が多数おられます。

蔵王権現さまは、見るからに恐ろしい姿をされていますが、ただ怒りに燃えているのではなく、その根底には
「恕」(じょ)の心があります。一切を恕し(ゆるし)育み人々を導こうという慈悲のこころです。

「恕」とは、ゆるすと読みます。ゆるすには「許」と言う字もありますが、許とは、聞き届ける、相手の言うことを聞いてやると言う意味ですが、「恕」には、相手をゆるす、おもいやる、いつくしむ、あわれむなどの意があります。

わたしたちは日常の暮らしの中で恕す心が大きくなるよう心をおさめていきたいものです。
そういう心を蔵王権現さまを拝むことで感じていただければと思います。


なるほど、本当に素晴らしい教えだなぁと、こころに響きました。
また、こんなこともおっしゃいました。

この蔵王堂で毎日お勤めしている僧侶でさえ、蔵王権現様にお会いできるのは、一年に一度の御開帳の時だけなのだそうです。
蔵王権現さまは普段は、どん帳(布の覆い)に覆われていて、拝することはできませんが、今宵、縁を結ばれたみなさまは、きっとこのお姿が瞼の奥に焼き付いておられると思います。
次回、訪れていただいた時、そっと目を閉じて手を合わせれば、きっと今夜のお姿を思い浮かべることが出来ると思います。それが仏様と縁(えにし)を結ぶと言うことなのです。

なんだか感動して、涙が零れそうになりました。
お坊さんって、本当に素晴らしい事をおっしゃいますね。

お坊さんのお説教の後、ぐるりと堂内を巡り、蔵王権現さまのお姿や、四天王像など、手も触れんばかりのそばで拝観することが出来ました。
ちょうど、1時間あまり、得難い経験をさせていただきました。そして、吉野に来て良かったと心からそう思いました。
奈良は、日本人の心のふるさと…そんな気がします。深い信仰心はないのですが、もし、何かに躓いたり、悩んだり、とても辛いことがあったなら、ここに戻って来たいと漠然と思いました。
帰り道、そんなことを想いつつ、月を見上げました。

    月朧 吉野の山の 秘仏かな

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お堂を出る時、アイリスぐらいの年齢の若い僧侶がパンフレットを手渡しながら、
『明日の朝、6時からの朝のお勤めもご覧になれますので、よろしければ、ご参拝ください。』と案内してくれました。
夜の参拝だけでも十分に満足だったのに、早朝の蔵王権現さまにも逢えるなんて、何てスペシャルなんでしょう。


『お坊さんの話を聞いていてレミオロメンの、歌を思い出していたんだ…』アリスがぽつんと言いました。
「レミオロメン?」『うん、瞳を閉じれば、いつも瞼の裏にいるってところで。』そう言ってアイリスは笑いました。
「なるほどね…(*^_^*)」やっぱり、アイリスの感性はピュアだなぁと思いました。

『おかあさん、とっても素晴らしかったね。夜間拝観を予約してくれてありがとう。今夜の事は一生忘れないと思うわ。』
「うん、お母さんもそう思ってた。また、いつか来れたらいいね。」

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3月9日    レミオロメン

流れる季節の真ん中で
ふと日の長さを感じます
せわしく過ぎる日々の中に
わたしとあなたで夢を描く

3月の風に想いをのせて
桜のつぼみは春へとつづきます

溢れだす光の粒が
少しづつ朝を温めます
大きなあくびをした後に
少し照れてるあなたの横で

新たな世界の入り口に立ち
気づいたことは一人じゃないってこと

瞳を閉じればあなたが
まぶたのうらにいることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとってわたしもそうでありたい

砂ぼこり運ぶつむじ風
洗濯物に絡まりますが
昼前の空の白い月は
なんだかきれいで見とれました

上手くはいかぬこともあるけれど
天を仰げばそれさえ小さくて

青い空は凛と澄んで
羊雲は静かに揺れる
花咲くを待つ喜びを
分かち合えるのであればそれは幸せ

この先も隣でそっと微笑んで

瞳を閉じればあなたが
まぶたのうらにいることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとってわたしもそうでありたい


レミオロメンのこの歌、あらためて聴いてみたらいい歌でした。
きっと、アイリスの今の心境だなぁと思いました…(*^_^*)


蔵王権現像、こちらからどうぞ。

金峯山寺 蔵王権現堂

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吉野山 

橿原神宮駅で、いったん下車し、吉野行の列車を待ちます。
橿原神宮駅は、素朴でとても長閑な駅です。何か懐かしく思えるのは、秩父線の駅に似ているような気がするからでしょうか。大きくカーブしながら列車が入ってきました。

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二両だけのローカル線、赤と白のかわいらしい車両です。
車掌さんは、紅顔の初々しい青年でした。新入社員かなぁ…

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車窓に広がる景色も長閑そのものです。
連なる山々と、平野と、瓦屋根の家々、ところどころに古墳の様に盛り上がる緑の小山は、やはり古墳なんだろうなぁ…なんて、考えながらまるで子どものように、ドアの前に立って外を見ている私です。

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アイリスは、きちんと席に座って、車窓を眺めつつ物思いに耽っていました。
乗車客もまばらな社内、そして、駅に停車する度に、2~3分の待ち時間があり、わたしはその度に、ドアから顔を出して奈良の風の匂いと陽の光を味わってました(笑)
そして、走り出せば、続く線路を眺めたり…(笑)列車の旅を満喫しました。でも我ながら落ち着きがなくて、紅顔の車窓さんと目が合って、ちょっと恥ずかしかったです。

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遠くに見えていた山々が、吉野に向かうとともにだんだん近づいてくる気がします。
いよいよ列車は山々の緑の滴りの中に、滑り込むように到着です。
吉野の駅は、思っていたよりも、ずっと大きな駅で、どこか“世界の車窓から”に出てくるような外国の駅のように感じました。

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アイリスも同感だったのか、『おかあさん、この駅いいね。振り返ってみると外国の駅みたい。』と言いました。
「そうそう、お母さんも、そう思ったところなの。ハリーポッターの映画の中に、こんな地下鉄の駅があったような気がするなぁって。」
『う~ん、そうだったかなぁ?おかあさんの言いたいこと、なんとなく分かるけど』と、アイリスは微笑ながら首を傾げていましたけれど(笑)

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何気に、ホームの植え込みを見たら、マツバウランの花が咲いていました。たぶん、東日本では見られない花だったような…
初めて見た花に感動!!でも、上手く撮れずに証拠写真程度です。

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駅のお土産物屋さんの風情も、一昔前のようです。

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人影もまばらな昼下がり。こんな鄙びた観光地って、わたしにはツボですが、アイリスは寂しすぎると感じているのかな?と、アイリスの顏をそっと覗きました。



吉野山に登るには、バスとロープウェイがあるようですが、ロープウェイで行く事にしました。
ロープウェイに続く道は、緩やかな坂道、緑がいっぱいで山奥の駅と言う感じです。

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このロープウェイも、とっても古くて小さくて、ロープウェイが苦手なアイリスは恐々乗っていました。

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そして、降り立った吉野山山上駅は、まるで時が止まったような感じ。
お土産を売る人たちも、なぜか時代がかって見えて来て…
細い参道を歩き始めれば、緑の森影にシャガの薄い水色の花が咲き続いています。

「何となく、わたしたち、また今回も、スピリチュアルコースを選んでしまったかも知れないね^_^; 」
『うん、ちょっと寂しいね。マイナーであることは確かも。桜も咲いていないみたいね^_^; 』

アイリスもわたしも、若干の不安を抱きながら、吉野山に一歩足を踏み入れたのでした。

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しばらく歩くと、黒門が現れました。ここが吉野山の入り口になるそうです。

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振り返った景色、何だか好きになりました(*^_^*)

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やっぱり、不思議な空間、参道上に並ぶお店がおもしろい♪
アイリスもわたしも、心がほぐれて行くのが分かります。

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風が見える!好きなの、こんな光景!ん?だーれ、のれんの中から覗いてるのは(笑)

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ほら、振り返った景色!いいでしょう?やっぱり、白い犬が覗いています(*^_^*)

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『いい感じ。(*^_^*)』 『ん、いい感じ。(*^_^*)』
娘と顔を見合わせ、ゆっくり、ゆっくり、歩いて行く。

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「お母さんの子どもの頃、こんなおもちゃがあったのよ。今もあるなんて不思議ね。時間が巻き戻されていく感じよ。」と、そんな風に言うと

『わたしも、不思議な感覚があるの。最初は、ちょっと恐い感じがして不安になったけれど、ここの雰囲気、嫌いじゃないわ。って言うか、好きかも(*^_^*)』と、アイリスが笑いました。

「そう、アイリスも嫌いじゃないんだ…良かった(*^_^*)」わたしもホッと胸を撫で下ろしたのでした。

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お店の名前がいいですね。“天の川屋”

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アイリスが立ち止まり、カメラを向けます。

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アイリスが、撮っていたものは、“風”かしら? それとも、のれんの中の吉野の桜…?

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曲がり角を曲がる度、見えてくる景色が変わります…。次は何が見えてくるんだろう?

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これは、銅の鳥居だそうです。

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柿の葉寿司のお店がたくさんあります。吉野は、保存食としての柿の葉寿司の発祥の地だそうです。

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そして、次の角を曲がり、土産物屋さんや、老舗の旅館や、民家が並ぶ道の奥に見えてきたのは…

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それは、この吉野山を訪ねる目的となったお寺。金峯山寺(きんぷせんじ)でした。

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『うわぁ!!大きい!!』山の上に聳えるような山寺を見上げて、アイリスもわたしも、もうびっくりです。
山奥に、こんなに大きなお寺があるとは思っても見なくて、度肝を抜かれた感じです。

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金峯山寺は、修験道の開祖、役行者(えんのぎょうじゃ)が約1300年前に創建されたと言われています。
本堂の蔵王権現堂は、吉野山のシンボルだそうです。

まるで、お城の様な石垣の上に建つ山門、仁王門です。

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阿吽の呼吸の、筋骨たくましい見上げるほどの仁王様です。

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また、振り返って見れば、カエデの青葉が美しいく、仁王門にかかります。

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仁王門からの景色も緑に溢れ…

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遠くの山並みが望めます。ふと、真ん中の山が奥多摩の大岳山に見えました(笑)

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そして、仁王門から坂を登り上げて、目の前に蔵王権現堂の大伽藍を見た時、その大きさにまた愕然としたわたしたち。

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この蔵王権現堂には、特別公開の秘仏、“金剛蔵王大権現立像”高さ7.3メートルの三体の仏像が安置されているのです。

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実は、今夜、宿泊者限定の夜間拝観を申し込んだのでした。
こんな山の上のお寺とは、思ってみなかったわたしたち。夜、8時~9時の夜間拝観に来れるのかしら?

『おかあさん、何人ぐらい拝観する人がいるのかしら?まさか、わたしたちだけじゃないよね?』
と、アイリスが不安そうに言いました。アイリスの気持ちが分かるような気がします。
こんな大きなお堂の中で、蝋燭の灯明だけで参拝するそうです。
高さ7.3メートルの三体の仏像を、暗がりで眺めるなんて、空恐ろしい気がします。

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「きっと、大丈夫だよ。たぶん、50人ぐらいはいると思うよ。わたしたちだけってことはないと思う。」と、
アイリスの不安を取り払うように、強がりを言い先へ進みました。


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緑が見渡せるお食事処、もう少し早ければ、この窓の向こうには山桜の花の山だったことでしょう。

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吉野葛を使った甘味処

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両側から軒を連ねた商店が続く細い路地。そこを歩く旅人がすれ違います。この雰囲気が、いいなぁって…

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そして、こんな青葉の坂道を降りて行くと、世界遺産の吉水神社が、何気ない佇まいなのでありました。

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ポスターです。

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参道には古い建物が続きます。

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ここからも、金峯山寺が望めます。

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神社の名前を彫った石碑

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このお獅子、かわいい(*^_^*)

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坂道の石段を登ります。

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狛犬~♪

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どういう意味???

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世界遺産なのに質素な門です。

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大きな広場があって、吉野の山が一望に…桜の頃は中千本の眺めが素晴らしいんでしょうね。

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今は桜は無いけれど、青葉風が吹き渡り、とっても爽やかです。

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吉水神社は秀吉ゆかりの神社でもあるようです。

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入り口のこの襖絵、なんだか教科書とかで見覚えがあるような?

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裏の廊下沿いの窓から眺めれば、楓や桜の新緑がなだれるようです。

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紅葉の時期も格別だろうなと思い眺めました。

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コーン、… コーン、…と、時折、響いてくる音に気がついてお庭を見れば、獅子脅しがありました。

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こちらのお庭からも金峯山寺が望めます。

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シャクナゲやハナズオウの花が盛りでした。とても綺麗でした。

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お庭の苔の中にスミレを見つけました。たぶん、アリアケスミレだと思います。
丈夫なスミレで、いろんな場所で根付くようですが、わたしは初見でした(*^_^*)

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陽射しが燦々と降り注ぎ、手水桶の水が涼しげです。

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池では、カメが甲羅干し中。甲羅干しの亀を脅かさないでください。の立札が微笑ましいです。

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この吉水神社のすぐ上が、わたしたちの今夜の宿でした。宝の家さん"なかなか良い宿でした。

吉野山は、下千本、中千本、奥千本と言われる桜の名所があり、全山が山桜の山になるようです。
宝の家さんは、中千本に位置し、わたしたちの泊まった部屋から見える景色です。
桜の時期なら、霞む様な山桜の花の山だったことでしょうね。

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チェックインを済ませ、夕飯までの時間、外を散策してみることにしました。
この辺りから、風情のある旅館やお食事処、カフェ、小さなお寺などが続きます。

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のんびりと…

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のんびりと…

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真っ赤な丸ポスト

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さくら花壇???
古めかしい建物が現れました。天皇陛下がお泊りになったとか…

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たくさんの文人も宿泊しているようです。でも、現在は営業していないようにみえましたが、検索して見たら
宿泊可能のようです。

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後醍醐天皇御陵に向かう石垣

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桜の花びらが散っています。

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小さな路地を登ります。

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古い石垣と板塀の坂道を巡れば…

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宿坊でした。

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不思議で、惹かれるカフェ。お茶してみたいな~(*^_^*)

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こちらも素敵♪

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こちらもいいなぁ。夕飯がすぐじゃなかったら、絶対寄るんだけれど…

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ほら、お部屋の感じも素敵です!!

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こちらは、うどんやさん。田舎の雰囲気で、いい味出してる~(*^_^*)
食べてみたい…と、アイリスとつぶやきながら歩きます。

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小さな坂をいくつも登る度に、いくつもの素敵な風景がひろがります。
夕暮れ時は、散策する人もほとんどいません。

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振り返って見る坂道も、何だかいいでしょう。“オールウェイズ三丁目の夕日”的な風景です。


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格子戸のある風景

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古い民家のある風景

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秘密の部屋?がある風景(*^_^*)

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お地蔵さんがいる風景

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山の神様の祠がある風景

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広場になったところにあるカフェの上に最後の桜が咲いていました…残っていてくれたのね。
例え一本でもいいと願った想いが報われました。アイリスも嬉しそうです。

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山桜は精一杯、枝葉を広げ、夕照の時を迎えていました。とても綺麗です。

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今日の日を見送って、葉桜が、囁いている。今日は、ここで帰りましょう。

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彼方の山も、ゆっくりと、黄昏時

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小さなお寺のある風景

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柿若葉が綺麗です。

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坂道の途中。お店ではないのですが、何だか癒される空間だなぁと感じました。

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夕暮れの坂道を降りて行きます。

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子守りをするおばあちゃんがいます。家々からは、夕餉の支度の煙が立ち上ります。
すべての時間がゆっくり流れているようで、古い時間を旅しているような気持ちになります。
この不思議な、でもとても心地よい感覚は吉野と言う、特別な場所だから感じるのでしょうか。

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蔦の絡まる風景

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旅館に戻ってきました。いよいよ、楽しみにしていた夕飯です。

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長くなりました。続きは、次回へ

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ふたたびの奈良、麗し 

今朝、ベランダで洗濯物を干していましたら、カッコウの声を聞きました。
カッコウ、カッコウ、カッコウと三声だけでしたけれど、初音です。
家で、カッコウの声を聞けたのは、かれこれ五年ぶりぐらいでしょうか?
やっぱり嬉しいものですね(*^_^*)

今頃の尾瀬の朝、遠くの拠水林の中から聞こえてくる、カッコウの声と、乾いた木道の上をひらひら飛んでくる
モンシロチョウ、池塘の脇の湿原からそこはかとなく聞こえてくるカエルの声なんかを聴きながら歩く、ひと時は
本当に長閑な時間だったなぁと、ぼんやり想いを馳せました。
もう過ぎてしまった時は、あまりに遥かで、もう戻れないけれど、戻れないから愛しいのですね。

こんな風に、遥かな思い出になる前に、ふたたびの奈良…綴っておきましょう。
しばらく、お付き合いください




♫ ああ、日本のどこかにわたしを待ってる人がいる
  いい日、旅立ち、しあわせを探しに、母の背中で聞いた歌を道連れに ♪

“いい日、旅立ち”の発車音は、西日本新幹線のメロディ音です。
4月28日早朝、東京発、6時10分の、のぞみ博多行きの車中で聴きました。
『いいね。何だか、これから旅に出ますって感じ♪』と、娘のアイリスが、いたずらっぽい目をしました。
「うん、いい日旅立ちだね。素敵な旅になりそうな予感がする!二日間よろしくね。」とわたし。
もうすぐ、嫁ぐ娘との大人旅。二人で気ままに行くのは、もう今回で最後になるかも…と、センチメンタルな想いを胸に秘め、一時さえも無駄にしたくないと思う母娘なのでした。

滑り出した新幹線、待ち続けた旅は、もう始まりました。
思えば、昨年の3月、8月、12月(京都のみ)と、いにしえの古都、奈良と京都を娘と旅した思い出は忘れがたく
大げさですけれど、わたしの人生の中の最良の時だった気がします。
そして、今回、ふたたびの奈良は、特別公開の秘仏たちに逢いに行く旅でもありました。

名古屋が間近になった頃『まもなく車窓に富士山が大変よく見えて参ります。この沿線で最大のピューポイントですので、どうぞお見逃しなく、ご覧ください。』と言うアナウンスが入りました。
「いままで、こんなアナウンスがあった事、なかったよね?」と二人で言い合いながら、カメラに収めます。

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名古屋を過ぎれば、あっと言う間に京都です。もう、4度目の京都となれば少しは馴染みが出来ました。
近鉄奈良線のホームにもすんなり移動して、3日間の滞在なら、確かにお得な“奈良世界遺産フリー切符”を購入しました。
わたしたちは、2日間なので、微妙なところですが、まあいいでしょう(*^_^*)(結局、ちょっと割高になりました。)

フリー切符では乗れない、特急奈良行の列車。オレンジとネイビーブルーの可愛い車体です。
電車を見ている男の子が、孫のてっちゃんに見えて来て可愛いなぁ…

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わたしたちが乗るのは、こちらの列車、でも古い列車が好きなローカル線テツコのわたしにはツボです。

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車窓からは、昨年12月に訪れた東寺の五重の塔が見えます。
あの時、この列車に乗って一駅で降りてしまった時、そのまま乗って奈良に行きたいと思った二人でした。
そして、今は、その列車から東寺を眺めている…なんだか不思議な気がします。
『ああ、奈良に向っているんだね。』と、アイリスが感慨深げにいました。
「うん、そうだね~!走りだしてる。」わたしは、東寺を見つめたまま答えました。
そして、東寺は、あっという間にビルの陰に飲まれてしまいました。

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近鉄奈良駅で下車して、二人が向かったのは、大好きな興福寺です。
アイリスは、三月に短大時代の友人と訪れたばかりでしたから、迷わずわたしをリードしてくれます。
奈良の街並は、すっかり新緑に彩られ、風光る季節を通り越して、風薫る季節の到来を物語っていました。

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むせ返るような楓の新緑、キラキラ…気持ちいいです。

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芝生には、松ぼっくりがコロコロ

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鹿公園の鹿たちも毛が抜け替わる時期のようです。でも、観光客には大人気です。

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今日は、春の特別公開の南円堂と北円堂を訪ねるのを楽しみにしていました。

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本当は、薬師如来様がいらっしゃる金堂や、阿修羅像や八部衆像、千手観音像などが、圧巻のスケールで展示されている国宝館も見たいところですが、あまり時間がないので今回は省略です。

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興福寺の領内に入ると、美しい五重の塔が目に飛び込んできて、ああ、奈良に来たなぁ~♪と、胸が高鳴ってくるのです。

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拝観の人の波は、金堂や国宝館の方に向いているのか、南円堂方面にはあまり人が行かないようで、ラッキーです。
正面に見える、あの八角の円堂こそが、南円堂です。

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春と秋の特別公開以外は開扉していない南円堂と北円堂は、再建中の中金堂の広い空地を挟んで、五重塔や国宝館の反対側に位置しているので、なかなか目につかないです。

南円堂には、天平彫刻の流れを組む鎌倉時代の仏師康慶(父)とその弟子たちが作った不空羂索観音菩薩坐像
が安置されていて、それを囲むように四方に四天王立像が安置されています。
テレビのCMで何度となく流れた映像、BGMのAgainと共に、わたしたちの心を捉えて離さなかった仏像たちに逢えるのです。

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ドキドキしながら入り口を入りました。そして息を呑みました。
全身金色の観音菩薩像は、ふくよかで優美なお顔立ちと、身に纏った衣の彫刻は、絹の繊細な流れが美しく、見つめているだけで胸がきゅんとしました。

四天王立像も、逞しい肉体の隆起や、表情の豊かさ、より人間的なリアルな表現力に親近感すら覚えます。
八角円堂の天井も美しく、ちょっと東京駅のドームを思い出したりしました。
そして、開け放たれた扉から入ってくる風の心地よさ。新緑の滴るような木漏れ日の色、
何もかもが美しいです。

息を詰めるようにして、南円堂を観た後、外へ出ました。青空に藤棚が綺麗です。


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興福寺と言えば、五重塔が有名ですし、どこから見ても絵になる風景です。

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こちらの三重塔は、あまり知られていないのかも知れませんが、平安時代に建立され、度重なる戦火にも焼失せずに残った唯一の建築物だそうです。五重塔でさえも室町時代に再建されたものだそうですから、どれだけ古いか判ります、。

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北円堂はさらに奥まった所にあり、こんな古い土塀の道を歩いて行きます。土塀って奈良らしくて好きです。
青葉になった桜の木の影が地面に伸びます。

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芝生と木立の向こうに北円堂の屋根が見えます。

美しいフォルムの小さなお堂は広い興福寺の境内の中でも外れにあるので、興福寺を襲った2度の大火からも無事で、現存の興福寺の堂宇のなかでは、最も古いそうです。

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こちらは、仏師運慶(子)作の仏像たちが安置されています。
弥勒如来坐像と四天王像、無著・世親菩薩立像です。

アイリスは弥勒如来坐像を一目見た途端『優しいお顔、わたしはこちらの仏さまの方が好きかも…』と言いました。
南円堂の父康慶の仏像よりも、少し小柄で、どことなく寂しげで優しいお顔立ちの阿弥陀如来像に見えました。
金粉が落ちてしまい、黒い地色が見えているからかしら?と、思いつつゆっくりと堂内を回ります。

ぐるりと回って、斜め後方から、弥勒如来坐像の横顔が見えた時、二人とも同時にアッと息を呑みました。
『綺麗!この横顔が、とても素敵!』アイリスが声を弾ませながらささやきました。
ちょうど、陽射しが射しこんだのでしょうか?黒い仏像の横顔や肩のあたりのラインが、金色に光り輝いたのです。

上手く形容する言葉が見当たりませんが、キラキラ、キラキラ、陽炎のように揺れながら輝いていたのです。
それは、ある角度から見た時に一瞬見えた光景でした。少し位置をずらすともう、その輝きは消えていました。
きっと、入り口から差し込む光の具合と、観た角度とが一致しないと見れない光景だったのではと、今は思っています。
あっという間でしたが、あの一瞬の仏像の美しさは、いまでも瞼に焼き付いています。

アイリスは、『風が横切った時に、光が入ったんだと思う…』と言っていました。
わたしは、娘の研ぎ澄まされた感性の鋭さと、それを受け止める真綿の様なピュアな心とに感動しました。
もう、わたしには無い感性です。(親馬鹿ですね^_^;すみません。)

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端正な北円堂の周りにも藤棚が綺麗です。

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そして、八重桜が咲いていました。

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北円堂に入場する人、出場する人。そして、入り口と出口を風が横切る。光りが過る。

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まだ綺麗に咲いています。奈良で桜が見れて嬉しかったです。

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鳥が落としたのでしょうか?
地面には、たくさんの花房が落ちていました。

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南円堂の不空羂索観音菩薩坐像のポスターを撮ってみました。

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わたしたちは、特別公開の美しい仏像に逢う事が出来て、とても満足でした。
まずは、旅の始りは好スタートです。
少しだけ、金堂の薬師如来様や、国宝館の千手観音様や、阿修羅像に心を残しつつ…
興福寺を後にしました。

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アイリスが、『あっ!いい感じ』と歩みを止めます。
見ると、ひとりの初老の男性がスケッチをしている姿でした。
一心に筆を動かす姿が、何だか良いなぁ… 歴史と向かい合う。祈りと向かい合う。
どんな気持ちなんだろう… こんな古都の楽しみ方もあるのですね。

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美しいカエデの新緑に、風が通います。

あおによし奈良の都は咲く花の薫うがごとく今盛りなり

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さぁ、次は吉野へ向かいます。今夜の宿は奮発して吉野の老舗旅館に取りました。
吉野は4月いっぱいは桜祭りだとの事でした。標高の高い吉野山なら4月下旬までの桜を観れるそうです。
たとえ、1本の山桜でいい、咲き残ってわたしたちを待っていてくれたなら…
わたしたちは、初めて訪れる吉野の里に想いを馳せていました。

柿の葉寿司を購入して近鉄奈良駅へ
吉野の旅は次回へ続きます。


☆南円堂と北円堂の美しい仏像たちの姿を写真に撮れないので、興味のある方はこちらをどうぞ。

ふたたびの奈良

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ミニベロとお散歩 

先週の日曜日、しばらく乗っていなかった自転車の手入れをしていました。
外に置いてあるので、カバーをかけていても埃が入って、結構汚れていました。
空気をしゅこしゅこ入れていたら、無性に乗りたくなりました。
安曇野さんを誘ったけれど、行きたくないとの返事…じゃ、一人で行かさせていただきましょう♪
「やっぱり、自転車でお出かけしてきますね。」と、小さなショルダーバックにカメラを詰め込み出発です。

走り出すとすぐに、心地よい風の虜になります。家々のお庭の花や、畑の片隅に咲く花が目に留まります。
自転車ってやっぱりいいよね。わたしの空色号は可愛いし♪写真を撮ってあげたくなりました。
最初に行ったお寺は、薬王寺、門前の杉の巨木の前でパチリ!

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このお寺はツツジが綺麗なのですが、もう、すっかり終わってしまいました。
境内のシャクナゲの前で、もう一枚。

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山門がなかなか素晴らしいお寺です。

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本堂も長閑で良い感じ、いつも、縁側で参拝者やハイキングの人が寛いでいます。

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今日は、誰もいなかったので、空色号をパチリ!
この後、ハイキングの団体さんが訪れました。

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ツツジは終わったけれど、シャガの花が満開でした。

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ツツジの山の階段をミニベロを背負って、えっちらおっちら(汗)
山の上のお堂にお参りします。14日に若草女子会で行く袈裟丸山のトレーニングになるでしょ!!
ここで、若草女子会のはるかちゃんからメールが…
あらら、風邪で体調を崩したっぽい、お腹かが痛い、もしかしたら14日は行けないかも…
それは、いけません。さっそく、薬王寺にお賽銭をあげてお祈りしました。
「はるかちゃんが、早く良くなって、14日一緒に袈裟丸山にいけますように、お願いします。」
はるかちゃんにメールしたら、薬王寺、何だかご利益ありそうな名前と、喜んでくれました。

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高水山の常福寺にも、この龍の彫り物があったなぁ…

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ここは、小高い丘の上なので、見晴らし、よーし!

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空色号もまったりしています。

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ここから、七国山ハイキングコースを、チャリで行きます。

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最初は、概ねこんな感じの走りやすい道でした。

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そのうち開けた場所に出ました。大岳山が見えます。ここが、七国峠のようです。

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そこにあった地図を見ると、脇道に入ってちょっと登ったところが七国山になっていました。

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空色号を残して、ちょっと登ってみることにしました。
わけもなく七国山の三角点と、手作りの山名票が見つかりました。

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昔は、交易のために歩かれた道で、七国峠の名は峠から武蔵、上野、下野、常陸、上総、下総、相模と合わせて七つの国が見渡せたからということから名付けられたという説があります。
この峠からいろんな方向に枝分かれした道があって、どこに出るのか試してみたくなりますが今日の所は止めておきましょう。

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七つの国が見渡せたと言うけれど、障害物がない昔なら叶ったのでしょうか?
でも、この標高では無理なんじゃないかな?と思ってみたりします。

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ここからは、木の根がごつごつ飛び出していたり、結構ダートな道が続いたりします。
空色号は、マウンテンバイクではないのだけれど、このくらいならなんとか行けます。

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ふと前方の木陰の道を、黄色い何かが飛んで来ます。こちらに向かって結構なスピードで…わたしは、慌てて自転車を止めました。
一瞬、小鳥かと思いました。2羽いる。黄色いからキセキレイかな?ドキドキしてカメラを構えました。

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目を凝らしていたらなんと、2羽のモンキチョウでした。なんだ、蝶か~と思ったけれど、
2羽で嬉しげにひらひらと舞いあがっては、時々絡み合うように飛ぶ姿が微笑ましかったです。

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木漏れ日の中、小鳥のさえずりを聞きながら走り抜ければ、空色号も楽しそうです。

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途中、秋葉大権現と言うのがあったので、寄ってみましたが、小さな石碑が祀られた森の中の空き地でした。

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相変わらずアップダウンを繰り返しながらも、森林浴の気持ちの良い小道が続きます。

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すると、ちょっと木々が開けた場所に出ました。側のプレートを見ると富士山が望める場所のようです。
この松の木の間に見えるらしいのですが、今日は雲が多くて見えませんでした。

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一応、プレートと記念撮影(笑)

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後は、急坂と、最後は階段の続く道を降りて岩蔵街道へと出ました。最後がきつかった(ふー)

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岩蔵温泉へ抜ける近道の案内板を入ってみると、こんな川を崩れかけた橋で渡り…

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どこかの家の裏庭みたいな場所に出ました。でも、案内板は続きます。

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都忘れの花の群生

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こんな緑の小道に、入り込んでみたいなぁ…

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そして、岩蔵温泉に着きました。
そうだ、コンブリオで、美味しい珈琲とケーキをいただこうと思って、行ってみましたが…

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緑に囲まれ美しい庭園は、さらに美しさが増しているような気がしました。

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アーチには紫と白のクレマチスが咲いていて、迎えてくれていたのですけれど、駐車場が満杯なほど
車が何台も止まっているので、かなり混んでいるようです。
今日は、止めておきましょう。

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また、あらためてゆっくり来ることにして、コンブリオを後にします。

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帰りの道は一般道を帰りましたが、途中、こんな長閑な畑で一休み

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そして、古民家ギャラリー、わあすに寄ってみましたが、今日は休館日でした。

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小さな棚田がある谷戸、今年は休耕田のようで草が生い茂っています。

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ヒメジオンが咲く草の土手…好きなんですよね。

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風が見えます。

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緑溢れる風景、自宅から自転車で、ほんの三時間ほどで出逢えるこんな何でもない風景もいいかなって思います。

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この棚田が休耕田なのは残念だけれど…

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ベニシジミかな?と思ったらイカリモンガでした。
蝶じゃなくて、蛾の仲間だけれど結構綺麗ですよね。あっ、バッタの赤ちゃんもいる(笑)
ミニベロでお散歩は、これでおしまいです(*^_^*)また、いつか。

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category: 自転車

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若草女子会栃木のお山へ 

いつも、わたしを遠くへ連れ出してくれる若草女子会
今回は、アカヤシオ咲く栃木のお山“袈裟丸山”へ連れて行ってもらいました。
若草女子会の隊長は、なんといっても冷静沈着&健脚のよしころんちゃん。
いつも、千葉から愛車プリウスを蹴って、迎えに来てくれます。
今回は、相棒のはるかちゃんが体調不良で参加できなかったため、往復の道中を、一人で運転してくれました。

矢車草ちゃんとわたしは、川越駅にてよしころん号に拾っていただき、桐生でかなちゃんが合流、
そして、草木ダムにてひだまりちゃんが合流です。よしころん号とひだまり号の二台で袈裟丸山を目指します。
1台は、塔ノ沢登山口にデポし、もう1台で折場登山口に向かいます。こうして賽の河原から寝釈迦様を通る
周回コースで歩けるという訳! ちゃんと登山届も提出します。
いつもながらよしころん隊長の計画が完璧なのは言うまでもありません。


抜けるような青空の下、早速、折場登山口から登り始めます。
駐車場ですでに1100mほどあるそうで、この辺の山はまだ芽吹いたばかり。
木の根の階段を上るように高度を上げていきます。

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途中、足元に咲く小さな花たちが目を惹きます。
背丈が3センチほどのフイリフモトスミレ、そろそろ終盤で、この日はここでしか逢えませんでした。

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やはり、ここだけしか咲いていなかったフデリンドウ。あんまり小さくて見過ごしてしまいそうだけど、
若草女子会は、淡いブルーの星の花を見過ごすはずはありません(笑)

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そして、ヒメイチゲ。こちらも小さなお花です。

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もう、終わりかけで、金平糖のような実がなっていました。

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やがて、ごつごつとした岩場に出ると、ここからは気持ちのいい笹原の稜線歩きになります。

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この辺りから、アカヤシオの花が現れてわたしたちのテンションが上がります。

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広い笹原の中へと続く道。とても気持ちの良い道です。

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心地よい風が吹いて身も心も解放されて“ヤッホー”って叫びたくなります。

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彼方の山が袈裟丸山。でも、今日はあそこまで行きません。

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こちらのお山は赤城山だった見たいです~^_^;

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青空にアカヤシオがピンク色で綺麗です。

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丸みを帯びた花びらが透き通るように輝いて…

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今年は、遅くに降った雪で花芽が痛み花数が少ないと言うことですが、これだけ咲いていてくれたら、もう満足です。

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森の中に浮かび上がるような柔らかいピンクの花は、本当に妖精のよう…

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彼方の山肌をアカヤシオに包まれて登って行く登山者が見えます。

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落葉松の芽吹きが綺麗です。

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みんな、思わずカメラを向けました。

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次々と現れるアカヤシオ。淡いピンク色の花が優しいです。

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みんなカメラを向けるのは同じ

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思わずキラキラの笑顔がこぼれます。

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笹尾根も終点です。ひだまりちゃんの後姿がカッコいいね。

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濃い色味のアカヤシオ、こちらも綺麗です。
良く見ると、たくさんの虫が飛んでいます。
みんなアカヤシオの蜜を求めて集まってくるのでしょうね。

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虫のいないところを撮るのが至難の業です(笑)

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やっぱりアカヤシオは可愛いね~♪ みんなの意見は一致なのでした。

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賽の河原には、石が積まれ、お地蔵さんが立っています。

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賽の河原から小丸山へ少し行ったところで今日のランチとなりました。
「おやつ制限なし」の隊長のメールでしたので、みんな思い思いにおやつ持参。
ザックの中から、次々と食料が…これぜーんぶ、おやつです!!
おやつの中には、矢車草ちゃんのブログでお馴染みの手作りイチゴ大福も…コレ、食べたかったんですよね。
かなちゃんの手作りスコーンは、とっても優しいお味…かなちゃん、良いお母さんになるだろうなぁ(^_-)
他にも、野菜サラダ、ポテトサラダ、栗羊羹、ゼリー、抹茶プリン、焼き菓子とおやつは豊富です(^^)
とうとう各自持参したおにぎりは食べることなく、おやつ完食(笑)

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満腹になったので出発。もう、アカヤシオは見納めかな?と思うと名残惜しいね。
カナちゃんの笑顔が眩しいな!!

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落葉松の森の中をどんどん降りて行きます。

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森の中に小さな小屋が二つ並んで建っています。
古い避難小屋と新しい避難小屋。新しい小屋は綺麗だけれど、古い小屋のパッチワークの様なつぎはぎがいい味出していて
なぜかみんな古い小屋に魅かれたのでした。可愛いですよね(^^)

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渓流沿いに降りて行く道は何度か渡渉を繰り返します。

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今水浴びしてきたと言う、黒いラブラドル。、もう。かなりのお年なのですって。
飼い主さんを見上げる瞳が忠実で、犬って愛おしいですね。


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あれ?何か見つけたの?

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あら、一輪草、可愛いね~♪

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『オオカメノキが咲いているよ』と、よしこちゃんが教えてくれました。
谷川の枝先で風にそよいでいます。この花を見ると尾瀬を思い出しますね。

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そして、木漏れ日の中、ミツバツチグリがたくさん咲いています。

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ハート型の花びらが可愛いです。

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こんな撮り方も良いかなぁ…

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森の中を降りて行きます。
みんな思い思いの撮影スタイルですね。

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アッ!!ヒゲネワチガイソウ…

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小さくて撮るのが難しいです。

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ネコノメソウ

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ツルネコノメソウ

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ハナネコノメもすでに花期は終わっていますが、沢沿いにいたるところにハナネコの群生でした。

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ハウチワカエデの芽吹きが綺麗です。

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みんなの笑顔もキラキラ!!

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新緑にカメラを向ける矢車草ちゃん

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コハウチワカエデかな

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こちらはチドリノキの花

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チドリノキの翼果

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足元にはヤマエンゴサクのパステルカラー

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淡いピンクも大好きです。

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ほんの少し紫が混じって、何とも言えないやさしい色

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濃いピンクもビビットです。

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かなちゃんは、コチャルメラソウと奮闘中(^^)

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そして、わたしは、渓流がとっても好きです。

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穏やかな滑の渓も

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飛沫踊る、渓も

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どこからか舞い降りた桜の花びらが、渓谷の岩の上に…

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渡渉がちょっぴり苦手な矢車草ちゃん、さりげない手助けが嬉しいね。

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緑滴る新緑が、渓流を染めていきます。

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岩を洗う渓流が、澄み切っています。

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ニリンソウと渓流とのコラボ

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桜の花びらとニリンソウのコラボ

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そしてほんのり桜色↓ニリンソウ

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この白い花は、ヤマハタザオかしら?

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タチツボスミレがとっても綺麗です。

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でも、とっても小さい気がします。もしかして、コタチツボスミレかなぁ?

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こちらは、やけにお花が大きくて細長いけれど、ケイリュウタチツボスミレ?

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全然違うかもだけれど、可愛いです。

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前方に大きな岩が見えてきました。
『あの岩の上に寝釈迦さまがいるのよ!』と、隊長が言い終わらないうちに(^^)

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すでに、駆け上がった女子2名(笑)

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岩に付けられた、こんな道を辿って行きます。

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この寝釈迦さまは、誰が作ったのか判らないのだそうです。
ここに掲げられていた案内板には、昔勝道上人が彫ったともいわれ、弘法大師がこの地を訪れた時この像を見て開眼したとも言われているそうです。
また、徳川初期のもので、足尾銅山に送り込まれたたくさんの囚人が病死したことから、その霊を弔うために掘られたとも言われているそうです。

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不思議な寝釈迦さまですね。こうした自然と一体化した造形物を見る度に、いにしえ人の思いの深さに感銘を受けるのでした。
わたしは、今日、体調が優れない長女の事を寝釈迦さまに祈りました。
側に、いてあげられなくてごめんね…と、心の中で謝りながら…

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もう、だいぶ下まで降りてきたのでしょう。滴るような新緑の森です。

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落ち葉が敷き詰められた、足に優しい道でもあります。

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クワガタソウが咲き始めました。奥多摩では馴染みの花ですが、ここのは色が濃くて綺麗です。
まだ咲き始めですが、とてもたくさんのクワガタソウを見ました。
きっと、ハナネコノメ同様に、クワガタソウロードになることでしょう。

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大好きなサワグルミの巨木がありました。

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真っ直ぐに、天へと伸びる姿に共感を覚えます。

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そして。スミレがちらほらと咲いていました。
あれ?これって、ヒトツバエゾスミレじゃないかしら?どなたかご教授くださいね。

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そして、こちらは、ニョイスミレさんですね。

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ついに、ひだまり号をデポした塔ノ沢登山口に着きました。
そして、よしころん号が待っている折場登山口に着きました。

さぁ、ここで、ひだまりちゃんとお別れです。朝からずーっと一緒にいたから、お別れが切ないです。
ひだまりちゃんは、また明日から尾瀬での開所作業に追われます。
ひだまりちゃん、貴重な時間を使って逢いに来てくれてありがとう。みんなで、温かいハグハグをしながら別れを惜しみます。

そして、かなちゃんとは、水沼駅でお別れ。可愛らしいかなちゃんの笑顔とお別れも寂しいです。
かなちゃん、また、女子会に来てね~♪また、逢おうね(^^)

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わたしたちは、この水沼駅に併設されている温泉で汗を流す段取りです。
なかなか広くて、良いお湯でした。誰もいなくなったのでパチリ(笑)

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こちらは露天風呂です。

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お風呂から出ると、あと、数分で電車が来るとのこと。即、撮り鉄です。

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テツコじゃないという矢車草ちゃんも、素敵な写真をゲットしました。

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渡良瀬渓谷鉄道、ローカルで良いなぁ!!ローカル線テツコのはるかちゃんがいたら、喜んだでしょうね(^^)

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帰りの車中も、話題は尽きることなく、いっぱいおしゃべりしました。
途中パーキングに寄った時、夕空に細い三日月がかかっていました。
「昨日も、三日月が綺麗だったね。」と言ったら、よしころんちゃんも矢車草ちゃんも見ていたと言いました。
『何だか、風が気持ちいいね…』「うん、夏の宵みたいだね…」『あっという間に夏かぁ…』

お互い、同じことを思いあえる仲間っていいね。
「はるかちゃんがいなくて、ちょっと物足りなかったけれど、お昼の時に幽体離脱してきてくれたものね」
そう言って笑いあったのでした。
“幽体離脱”の顛末は、詳しくは、よしころんさんや矢車草さんのブログで(笑)




よしこちゃんのお陰で、9時半には、最寄駅に帰り着くことが出来ました。
若草女子会のみなさん、大変お世話になり、ありがとうございました(^^)v
また、誘ってくださいね(^^)


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category: 森・山

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芝桜の丘 

昨日の、春の秩父路のおまけです。
別れ際にshinさんが、『昨日で芝桜祭りは終わりましたが、まだ、見れると思いますので帰りに寄ってみたら、』
と教えてくださいました。
あまり乗り気ではない安曇野さんに、「まだ見たことがないから、ちょっと寄って行こうよ。」と頼んでみました。
さらに「車で入り口まで入れるし、今ならきっと空いているからチャンスだと思うよ。」と食い下がったので
やっと寄ってくれることになりました(笑)

会場へ入ってみると、ほとんど人はいませんが、まだまだ芝桜は綺麗に咲いていました。

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淡い色合いのグラデーションが綺麗です。

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丘の上に駆け上がるように咲き競う芝桜

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のんびり犬を連れて散策する人たちがいて長閑です。

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メルヘンチックです。

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武甲山をバックに、素晴らしい眺めです。

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ついつい、何枚も撮りました。

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安曇野さんは、もう帰るぞと言っています。

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もう、5時を回り、だんだんと日が陰ってきました。

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武甲山と芝桜の丘を写真に収め、帰ることにしました。
素敵な景色を見ることが出来て嬉しかったので、ちょこっとご紹介しました。

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category: 里山

CM: 2 TB: 0   

春爛漫の秩父路へ 

秩父にお住いの尾瀬仲間のshinさんから、所属されている地元の写真サークル“葦の会”の写真展に、お招きいただいていて、いつ伺おうかと考えていました。
若草女子会のはるかちゃんとよしこちゃんが『7日に伺うので、お姉ちゃまもいかが?』と誘ってくれました。
はるかちゃん達が行く時に、ご一緒しようと思っていましたので、2つ返事でOKです。
道の駅“秩父”で、待ち合わせし合流したあと、古い秩父の街並みの細い路地を入ったところに、
ひっそりとある、かみいしギャラリーへと向かいます。


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このギャラリーにはちょっとした思い出があります。秩父の街を散策中に、ふと目に着いた案内板。
そこには、どなたでもご自由にどうぞ。の文字が書かれていて、裏木戸から覗くと古い蔵がありました。
ちょっと迷いながらも重厚な扉のくぐり戸をくぐって中に入りました。


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中に入って、真っ先に目に飛び込んできたのは懐かしい尾瀬ヶ原の写真でした。
まるで、導かれたような気がしてその写真の前に立った時、作者の名前が目に入りました。
「ええ~!?なんという偶然!!」それは、尾瀬仲間のshinさんの写真だったのです。
今回で4回目のかみいしギャラリーですが、毎回、あの時のときめきを思い出してしまいます。


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今回も、shinさんの作品は素晴らしかったです。会津駒ケ岳の湿原を一瞬染めた夕景だそうです。
遥かな湿原の広がりと、一期一会の光景と、その静寂の臨場感が伝わってくるような作品でした。

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他にも素晴らしい力作ぞろいでしたが、とても目を惹きつけられた作品がありました。

肩を寄せ合う少女の、何かを訴えかけるような澄んだ眼差しに、

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あどけなさの残る少年の健やかな、真っ直ぐな眼差しに、

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天真爛漫なイタリア娘、陽気な街角の空気感に、

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そんな素晴らしい作品に釘づけでした。

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蔵造りのギャラリーは、こじんまりとしていてとても静かで落ち着く空間でした。

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路地にはオオデマリの白い花が重たげに揺れていました。

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ギャラリーを堪能して、次は美味しいランチへ~♪
shinさんがチョイスしてくれたお食事処は、上長瀞の駅前にある“文吉そば”
たくさんのお花が咲く、喫茶店の様なお洒落なお蕎麦屋さんでした。

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そして、こちらのお蕎麦がとても美味しくて、味もボリュームも大満足でした。

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ランチの後は、一路、美の山へと向かいます。車で山頂近くまで一気に登り上げて行きます。
途中、ヤマオダマキの群生があったり、溢れる若葉に覆われた素敵なドライブを楽しみました。

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展望台からの景色を楽しみましょう。


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武甲山は、どこから見ても秩父のシンボルです。削られていく山肌が痛々しですが、圧倒駅な存在感です。

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激写中!!

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殿下は、もう、先に向われました~(笑)

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風が強いのですが、お天気は上々です。
青空を白い雲が流れ、秩父盆地に影を落とします。

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木陰には、小さなスミレたちがたくさん咲いていました。
可愛いニオイタチツボスミレさん。

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菫色が鮮やかなスミレさん

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ジュウニヒトエもそこかしこに咲いています。

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ビビットなクルメツツジ、九州のキリシマツツジもこの仲間だそうだ。

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山つつじの群生地へと向かいます。

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陽光に輝く山つつじは、見上げるほどの大きな樹ばかりです。

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コントラストが強すぎて、上手く撮影できません^_^;

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お花を愛でつつ、写真を撮りつつ、山つつじの回廊を行きます。

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そして、目映い新緑の回廊でもあります。

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小鳥の影が、枝先に舞い降りた。あら?と思ったら鮮やかな山吹色の胸!キビタキでした。
生憎、マクロレンズだったので、ゲットはなりませんでした。

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青空にそよぐ緑が、滴るように美しいです。

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ミズキの白
(ミズキ科ミズキ属)

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オトコヨウゾメの白
(スイカズラ科ガマズミ属)

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サンザシの白
(バラ科サンザシ属)

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足元には、タンポポの綿毛が揺れています。

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なんでもない野路の野草だけど、その綿毛には何故か宇宙を感じる…

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チゴユリの三姉妹(うふふ、わたしたちみたい?)
『えー???違うでしょう^_^;』って誰か言ってます???あまり深読みしないでください(笑)

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アカハネムシさんは、つけまつげバッチリです(笑)

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ミツバツチグリ

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秩父桜と言うそうです。花びらが100枚以上あると、プレートに書かれていました。

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愛らしい桜ですね。

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風薫る5月、楓の若葉をくぐり抜けて、そよぐ風が見えますか?

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大きな葉はホウの木、蕾も膨らんでいます。今年も気品あるあの花姿を見たいなぁ

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可愛いさくらんぼの実る頃…

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散策する仲間たちの後姿をパチリ

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展望台からもう一度武甲山と秩父の街並みを眺めます。

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『あそこらへんがkeykunの家だよ』と、shinさん。
『手を振ってみようか?』と、わたしたち(笑)

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これから千葉まで帰らなければいけないはるかちゃんとよしころんちゃんを心配して、
『そろそろ帰りに向かうことにしましょう。』と、Shinさんの提案です。
shinさんの細やかな配慮に頭が下がります。
お蔭で、あまり混むことなく、二人はスムーズに帰れたそうです。


とっても楽しい一日を過ごすことが出来ました。
shinさん、ご案内ありがとうございました。大変お世話になりました

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はるかちゃん、よしこちゃん、とっても楽しかったよ♪いつもありがとう&お世話になりました。
来週は、また、一緒出来るね~(^_-)どうぞよろしくね~♪

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category: 里山

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ありがとう&デジブック 

海沢渓谷へ行った日、はなはなさんから、こんな素敵なプレゼントをいただきました。
はなはなさんは、とっても器用な方で、ガーデニングや、ハンギングなどをされています。
ご自宅で講師などもされているようです。
とっても華奢でお洒落な女性なのに、お花や庭木の植え付けはもちろんのこと、のこぎりやスコップなど使って、木戸とか、塀とか、フェンスとかを作って、センス溢れる素晴らしいお庭の設計などもしてしまうのです。
どこにそんなエネルギーがあるのか不思議です。

そして、趣味のトールペイントもプロ級の腕前
ブログで、彼女の作った素敵な作品も拝見したりしています。
その、トールペイントで、こんなに素敵なフォーク&スプーンセットを作ってくださったのです。
可愛いピンクのリボンをかけた小箱を開けてびっくりしました。
「わぁ~!!素敵~♪」と思わず叫んでしまいました。
そして、可愛い封筒のなかには、心のこもったお手紙が添えられていました。

はなはなちゃんの女性らしい細やかな心遣いのプレゼントに、ジーンと胸が熱くなりました。
ありがとう、はなはなちゃん。わたしこそ、はなはなちゃんとお知り合いになれて、ガーデニングという
新しい世界の魅力を知りました。お花を愛おしみ育てる心の優しさや、一年をかけてお世話をし毎年、
美しい花を咲かせる愛情の深さなど、心の豊かさを教えていただきました。
わたしには、お花を美しく咲かせる技術やセンスや愛情をかけてお世話する根気がかけていますが、
はなはなちゃんやなみちゃんの影響で、ガーデニングにも興味が出てきたんですよ。

いただいたスプーン&フォーク、何だかもったいなくてまだ使えていません。
美しいから、このまま飾っておきたいくらいです。大切なお客様がいらっしゃった時に使わせてもらおうかな。
本当にありがとう。嬉しかったです(*^_^*)
これからも、仲よくしてくださいね(^_-)

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わたしからは、ハナネコ女子会の皆さんに、デジブックをプレゼントします(^^)
よろしければ、ご覧くださいね。

☆ 三月の渓 (ハナネコ女子会PARTⅠ)



☆ やさしい春 (ハナネコ女子会PARTⅠ&ティルーム)



☆ 海沢渓谷の春 (ハナネコ女子会PARTⅡ)

category: 日々の思い

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海沢滝巡り 

海沢園地には、こんな橋を渡って入って行きます。

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最初に迎えてくれたのは、赤い蕊が取れてしまったハナネコノメでした。
やっぱり少し遅かったみたいです。
でも、真っ白なハナネコノメも可憐です。
みなさんは『わぁ!!今年も逢えた!はなねこちゃんやっぱりかわいい~♪♡ 』と喜んでくださいました。

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岩陰に咲いてる小さなハナネコちゃんを、一生懸命撮ってます。

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小さなハナネコちゃんに、ご挨拶!優しい眼差しを向けます。

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綺麗な流れにも、癒されますね。

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あら?ピンク色のハナネコノメです。去年もここでいくつか見かけました。

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ヨゴレネコノメも咲いています。こんなに綺麗なのにね。と、みなさんも同じ意見です(*^_^*)

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ミヤマハコベにも、みなさんは可愛い!!と反応
白ウサギが隠れているね!うん、確かに~♪

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ヤマエンゴサクは、パステルカラーで可愛いです。
小人の三角帽子みたいね。
空色のヤマエンゴサクがわたしは好きです。

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ピンク色が混ざったのは、とっても可愛いね。

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薄紫も、綺麗だなぁ。結局、どの色も好きなのでした。

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『sizukuさん、これは、なんですか?』と、なみちゃん。
「あっ、それは、ミツバコンロンソウ。」
うつむき加減に寄り添うような白い花びらのなかに、薄青と赤の蕊が可愛いのです。

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芽吹きの渓畔林を歩けば、せせらぎの音が心地よく響いてきます。

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木々の根元には、小さなスミレたち。
この桜貝の様な透き通ったピンクの花びらは、ヒナスミレ。大好きなスミレです。
初めてスミレを探した頃、「スミレのプリンセスって言われているんだよ。かわいいだろう」そう教わったスミレです。

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少しピンク色の濃いヒナスミレ

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青みがかった薄紫は、ナガバノスミレサイシン。写真では、この色味を再現するのが難しいです。

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コチャルメラソウ、流れのそばにたくさん咲いています。
目立たないけれど、よく見ると不思議な形をしています。

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いよいよ、この先に三釜の滝が現れますよ。

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わぁ!凄い!と、みなさん喜んでくれました。

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木の根が階段状に張り出した斜面を登り、三釜の滝を俯瞰します。

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こんな急階段も登ります。

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中段の釜と、滝

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そして、上段の滝

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ここまで来るとその先の渓谷が俯瞰できます。

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渓流沿いにしばらく進むとねじれの滝が姿を見せます。
でも、大岩に阻まれているので、その岩を登って回り込まないと滝の全貌は見れません。
滑りやすい岩場を頑張って登り、ねじれの滝へ。

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見えました!ねじれの滝です。
透明過ぎるほど、透明な水…そんな風にはなはなちゃんも、なみちゃんも表現してくれました。

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水にえぐられて、空洞になったような岩の内側は、滴るような緑…
冬には、氷柱の殿堂になるんです。

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みなさん、普段は、山歩きをされない方たちなので、今日のこのコースはチョッピリ心配していました。
でも、この通り!!果敢に挑戦して頑張ってくださいました。

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岩の上から一生懸命撮影している彼女が撮っているのは?
岩角にしがみつくように咲いていた、ちいさな健気なハナネコちゃんと…

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シックなえび茶色の葉っぱのヨゴレネコノメでした。
撮った後、彼女は顔を輝かせ、『すごく、素敵な色のヨゴレネコノメがいるわ~♪』
彼女の弾む声に、こちらまで嬉しくなりました。
たぶん、一番嬉しかったのは、ヨゴレネコノメちゃんじゃないかしらね(*^_^*)
(わたしは、撮り忘れてしまったけれどね^_^;)

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凛とした佇まいのスミレサイシン

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釣鐘型の可愛いお花とみなさんが誉めてくれて、ハシリドコロも嬉しげです。
このお花は強い毒があって、食したら怖いお花なんですよ。

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そして、急階段と木の根の階段を登って降りて、三釜の滝に戻りました。

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『わぁ、ニリンソウが咲いてる。蕾はピンク色してるのね~♪』
ニリンソウの群落が広がっていましたが、まだ蕾が多かったです。でも、蕾の可愛いですよね。

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花開くと純白です(^^)

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流れに青空が映り込んでとっても綺麗。やはり春の空は水色ですね。

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海沢園地に別れを告げてきた道を帰ります。

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帰り道、ヒトりシズカを見つけました。

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そして、来る時に見つけて、名前が判らなかったこのスミレ。帰りにも立ち止まり、
イクさんとモナスマさんと何スミレだろう?とスミレ図鑑を調べます。

正面のお顔はこんな感じ

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でも、どうしても思い浮かばなくて、もしかしたら、交雑種じゃないかな?なんて、あれこれ考えます。
こんなのが、スミレの奥の深さでもあり、面白さでもあります。

横顔と距はこんな感じ

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やっぱり判らなくて、花や葉や距の写真をたくさん撮りました。
(翌日、いくさんから、ヒカゲツツジではないでしょうか?のメール。ああ、なるほど、確かにそうですね。
これで、すっきりしました。さすがイクさん、ありがとうございます。)

葉っぱはこんな感じ

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そんなスミレ談義をしていると、午後3時の陽射しが、新芽や新緑を輝くような黄金色に染めていきます。

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そして、その光のシャワーの中を、ハナネコ女子会の仲間が歩いて行きます。
良い光景だなぁ…そう思ってシャッターを切りました。

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カエデの新芽の緑も一際輝きを増します。

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ヒカゲツツジも、より一層、美しいクリームイエローに染まります。

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川面も美しく、穏やかに流れます。

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トンネルをくぐり抜け、元の世界へ(笑)

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海沢の流れに別れを告げて、白丸駅を目指します。

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里道は、春真っ盛りに、桃の花

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ひらひらと風に流れるヤマブキの花

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菜の花畑の向こうにソメイヨシノが満開です。もう、街ではすっかり葉桜なのになんて綺麗なの(^^)

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イロハカエデの新芽の橙色と、花の朱色が、目を惹きます。

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緑をバックに

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桜をバックに

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一本の木が、まるごと花盛りの様な華やかさです。

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白丸湖に出ました。エメラルドグリーンの湖面が美しいです。

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遊歩道を数馬峡橋へと向かいます。

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数馬峡橋を渡る時、対岸の山桜が、とても見事に美しく咲いていてくれました。

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そして、暮れていく湖の木立ちの向こうに、真っ白に咲くソメイヨシノが見えました。
まるで、その一本だけがスポットライトを浴びたように白く際立って見えます。
『なんだか、待っていてくれたみたいに咲いているね。』
『あの桜が見れただけで嬉しい、待っててくれてありがとう…』
思わず皆さんの口からそんな言葉が洩れました。

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わたしたちは、暮れゆく白丸湖を後にして、山間の無人駅“白丸”へと急な坂道と階段とを登って行きます。
すると、民家の庭先を通って、ぽっかりと駅にでます。
『え~!!不思議な駅??』『なんだか、本当に山が迫っているんですね。』
『この駅、すごく好きだわ~!』と、みなさんホッとしたように喜んでくれました。

これで、長い一日が終わりました。みなさん、良く歩きましたね。お疲れ様でした
待合所のベンチで腰かけて話していると、先ほどからホームにいたおじいさんが、いきなりおせんべいの袋を差し出します。

『え??あの、これ、いただけるんですか??え??全部~??』差し出されて、わたしたちが目を白黒させていると
『これ、作っているの。』そう言って、おじいさんは、袋を開けてみんなで食べなさいと言うジェスチャーをしました。
そして、そのまま、ホームの先に行ってしまいました。
わたしたちは、狐につままれたような心地がしましたが、おせんべいをいただく事にしました。
素朴な味わいの美味しいおせんべいでした。入っていた袋を見たけれど、製造元も何にも書いてありません。

やがて、下りの列車が到着して、あのおじいさんが乗り込んでいきます。
お礼を言わなくちゃ!!とっさに、モナスマさんとわたしは、列車に駆け寄りました。
おじいさんが座ろうとした窓を、叩くと、こちらに気がついてくれたようです。
わたしたちは、「おせんべい、ありがとうございました。美味しかったです。」と、頭を下げました。
すると、おじいさんは、ニッコリ笑って、かぶっていた帽子を取り、深々とお辞儀をしました。

列車はゆっくりと動き始め、わたしたちは、手を振って見送りました。
今、思い出しても心がほんわかと温まる不思議なおじいさんとの出逢いだったと思います。
ハナネコ女子会のみなさん、お世話になりました。また、花を愛でてお出かけしましょうね(*^_^*)

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ハナネコ女子会PartⅡ 

3月24日に、1回目のハナネコ女子会を開催しましたが、その時、参加できなかった、はなはなさん、
なみちゃん、いくさん、先日も参加してくださったモナスマさんをお誘いして、2回目の女子会を開催しました。

もともと、ハナネコ女子会は、ハナネコノメに逢いたいという女子が集まって出来た会です。
やはり、みなさんに今年もハナネコノメに逢ってほしくて、少々遅めではありますが、少し高度を上げた場所に
出かけてみました。

まずは、レトロな山の駅、奥多摩駅から出発です。

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奥多摩駅は初めての、はなはなちゃんとなみちゃんに、駅前の観光案内所のオブジェなどをご紹介。
このトーテンポールに、みなさん喜んでくださいました。

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そして、昔ながらの八百屋さんの店先を通って、氷川神社の銘木“三本杉”を眺めました。

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三本杉、奥多摩町の巨樹リストにも載ってます。

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そして、海沢へと向かって歩いて行きます。日原川が多摩川と合流する場所を橋の上から眺めます。

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ミヤマキケマンの群生に迎えられたり

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モミの樹の雄花が綺麗で、うっとり眺めたり

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ミミガタテンナンショウの、耳はどれ?なんて話し合ったり

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花のように赤いカエデの新芽の色にうっとりしたり

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輝くばかりの欅の芽吹きに目を奪われたり

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ヤマブキの黄色に癒されて綺麗だね~♪なんて

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カタクリ山に着きましたが、やはりカタクリはほぼ終盤。それでもみなさん喜んでくださいました。

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カタクリ山からの集落の眺めは、何だかホッとする。

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里道には、こんな道祖神とヒマラヤユキノシタ

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側溝を流れる清らかな水を堰き止めて、真っ赤な金魚が泳いでいます。

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いくつもの堰を眺めつつ、

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綺麗な流れに沿って林道を歩いて行きます。

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桃の花が今は盛りと咲いています。

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モミジイチゴの花って、とても好きで出逢うといつも撮ってます。
何だかお星さまのようで…

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やがて、現れたトンネルに、みなさんこわごわとくぐり抜けます。
入り口と出口はコンクリートだけど、中は岩をくり抜いて出来てます。
短いけれど、電気が一つもないから、夕暮れ時は怖いです(本当に)

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だんだんと渓谷らしい流れになります。

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見上げるとキブシの花がかんざしのように、たくさん下がっています。

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こちらは、クロモジ。花と葉が同時に展開します。羽子板の羽のようで可愛いですね。

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ヒカゲツツジが上品で控えめな色で咲いています。
目立たないけれど、その静かな佇まいに魅かれます。

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楓の瑞々しい新緑

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無名の滝が現れます

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苔生した橋から渓谷を眺めます。

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スミレもたくさん咲いています。
まずはエイザンスミレ(淡い花色のタイプです)

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花色がピンク色で綺麗なエイザンスミレ

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ベニバナエイザンスミレかな?なんて思えるくらい濃い色のエイザンスミレでした。

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こちらは、愛らしいマルバスミレ

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タチツボスミレ

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ヒナスミレ

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ナガバノスミレサイシン

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凛とした花姿が素敵です。

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清楚なヒカゲスミレ

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対岸の芽吹きの山肌にうっとり

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ところどころに、山桜のピンク色を配して

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鮮やかなミツバツツジと井戸沢の滝
この滝も三つの釜を持ち美しい滝です。

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目を上げると、目映い新緑が飛び込んできました。
わぁ…大好きなカツラの新緑です。

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小さなハート型の葉っぱ越しに見る山桜

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そして、対岸の山桜を眺めていたら、紅い花が目に留まります。

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アケビのワインレッドの花がとても美しいです。

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長く歩きましたけど、そろそろ海沢園地に着きますよ。

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ほら、海沢園地に着きました!あの大きな樹がサワグルミなんです。

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長くなりました。海沢の滝巡りは次回に続きます。

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蕎麦くうかい 

わたしが、ホームページを開設した当時からのネット仲間がいます。
尾瀬関連の友人たちと、里山関連の友人たちです。どちらの仲間ももう10年来の友情を育んでいます。

その、里山関連の友人のいちじんさんとけい子さんご夫妻から、高崎のご自宅でのお食事会に招かれました。
名付けて、“蕎麦くうかい”
ご夫妻は、知り合った頃、ちぃがき蕎麦の里と言うところで、自分たちで育てて収穫した蕎麦粉で
蕎麦を打つという、自然派のご夫婦でした。お蕎麦の腕前もなかなかのもので、この里山仲間で
開催した秋と春の2回のオフ会では、お蕎麦を打って、みんなにふるまってくださいました。

群馬県中之条町でイチゴ農家を営んでいらっしゃる、エコさんのご自宅の母屋に宿泊させていただき
懇親を深めた、きのこオフ会とすみれオフ会です。
日本の原風景の様な田舎の景色や暮らしに癒され、懐かしい郷愁いっぱいの古民家に泊まりました。
採れたてのキノコがいっぱい入った鍋を囲み、夜が更けるままにお酒を酌み交わし談笑したあの晩のことは、
今思い出しても心温まる忘れられない思い出です。

あれから、随分と月日が流れ、今はそれぞれの分野で新しい仲間たちと交流を深めていますが、
やはり、古くからの友との友情は、心の底で静かに、途切れることなく流れ続けているのだと思います。

今回、けいこさんが里山仲間全員に声をかけてくださったのですが、みなさんのご都合が付かず、
高崎でお蕎麦屋さんを営む、masaさんと、わたしの二人だけのために、“蕎麦くうかい”を開いてくださったのでした。

高崎駅まで迎えに来てくれたmasaさんの車で、いちじんさん、けいこさん宅へ向かいます。
5年前に素晴らしいログハウスに建て替えられたお宅を訪問させていただくのも夢でした。
わたしたちが到着すると、ご夫妻は外に出て待っていてくださいました。

「ご無沙汰しています。お招きありがとうございます。」『ようこそ、遠くからいらっしゃいました。』
そんな挨拶もそこそこに、逢えば、昨日まで一緒にいた友の様な気楽さです。
早速、玄関に入ると、ぷーんと、清々しい木の香りが漂います。
まるで、建てたばかりの新築のお宅にお邪魔したような感じで驚きました。

入り口には、こんなウェルカムボードが、お出迎えです。素敵な心配りに、masaさんと顔を見合わせて
ニッコリしてしまいます。

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友の優しさと木の温もりに、心からリラックスしてしまうような素敵なお宅でした。
そして、お部屋に入ってびっくり、大きなガラス張りの広々としたリビングは、ログハウスの高い天井で
解放感溢れる空間です。
フローリングに置かれた広い丸テーブルの上には、心づくしのご馳走が並んでいます。
そのどれもが美しく、何だかお洒落なお店に来たような錯覚に落ちました。

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『出来立てを食べていただきたいから、少しづつ茹でるから、どんどんお代わりしてくださいね』
そう言って、いちじんさんとけいこさんは厨房から、茹でたてのお蕎麦を運んでくれます。
あのオフ会の時も、“夫婦蕎麦”だって、みんなで言いながら、お二人のお蕎麦に舌鼓を打ったけれど
それを上回る腕前に、本物のお蕎麦屋さんのmasaさんも絶賛です。

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なにより、お二人の心がこもった美味しいお料理に、おもてなしの心が伝わってきます。
美味しくて、美味しくて、ざる二枚もお代わりをしてしまい、お腹一杯です~(*^_^*)
お蕎麦はもちろんのこと、サラダも天ぷらも漬物も、本当に美味しかったです。本当にご馳走様でした。

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陽光がキラキラと射しこむ、広い窓辺で、お二人が旅した、チベットやヒマラヤの動画を見せていただきながら談笑します。
もう、お互いに長いお付き合いなので、話題には事欠きません。
お互いの近況や家族の事、趣味の事、懐かしいオフ会の思い出話や、今日来れなかった里山仲間の近況などなど・・・
心地よい時間が、ゆっくりと流れていきます。

フローリングの中に、畳のスペースが“和”の雰囲気を醸し出して落ち着きますね。

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高い天井には、明り取りの小窓。
話に夢中になって、見せていただくのを忘れてしまいましたが、こちらのお宅には屋根に星見台があるそうです。
それを文字って、いちじんさんは、『星見亭』と呼ばれているとか、見せていただけばよかったです~^_^;

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テーブルに置かれた小さな鉢には、タチツボスミレが…可愛いなぁと見ていたら
『今日は、sizukuさんがくるから、庭のスミレを植えてみたんですよ(^^)』といちじんさん。
「わぁ~!ほんとですか?なんて素敵なんでしょ♪ 」いちじんさん、ありがとうございます。

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「お庭にスミレが咲くなんて良いですね~!縁側のあるお家も素敵ですよね。」
わたしは、お部屋にそって、ぐるりと回っている廊下に歩み寄った。
いちじんさんは、『庭に出てみます?』と言ってくださいました。
「いいんですか!」と即答でお庭に出てみました。

いちじんさんも、お庭に出てきて、案内してくれます。
お庭には、ボケやや椿などと一緒に、マンサクの一種だと言うこのお花(名前を忘れました)も咲いています。

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そこかしこに、青いタチツボスミレが咲いて、とても可愛いです。

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そして、リビングに置かれたピアノ…
音楽を愛するご夫妻は、いちじんさんは、市民ミュージカルの団員。
ピアノやオカリナを習っているけいこさん、そのお二人の趣味の繋がりで、音楽家の方々のお友だちがたくさんいらっしゃいます。
今年は、そんなお友だちの方々とウィーンに行かれると伺いました。素晴らしいですね。

けいこさんにお願いして、ピアノを弾いていただきました。
『練習している時は、弾けるんだけれど、緊張すると上手く弾けないのよ。でも、上り症を治すためにも
うちに来ていただいたお客様の前で、弾かせてもらってるのよ。聴いてくださいね。』
けいこさんは、ちょっと、はにかみながらピアノに向かいました。

最初に弾いてくださったのは、モーツアルトでしたっけ?二曲目は、お馴染みのエリーゼのために
どちらも素晴らしかったです。生の演奏を、こんなに近くで聞かせていただける幸せに感動です。
ホームコンサートも何度も手掛けているお二人は、本当に素敵なご夫妻です。
自分では、ピアノを弾けないわたしですが、軽やかに鍵盤を舞うけいこさんの白い指先が奏でるメロディーにすっかり魅了されました。

エリーゼのためにが、こんなに美しいと思って聴いたことがありませんでした。
けいこさんが弾いてくださったから、なおさら、心の奥に響いたんだと思います。
けいこさん、素晴らしい演奏をありがとう!また聴かせてくださいね。

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お話は尽きなくて、居心地良くて、ついつい長居をしてしまいました。そろそろお暇しなければなりません。
けいこさん、いちじんさん、今日は素敵な一日をプレゼントしてくださってありがとうございました。
『今度は、みなさんが参加できるような日に、また、計画するわ。お二人ともまた来てくださいね。』
masaさんとわたしは、いつまでも手を振ってくれるお二人に見送られて、高崎駅を目指します。

車の中で、『理想のご夫婦だよね。羨ましいよね』と、masaさんが言いました。
「ほんと、素敵な人生を過ごされているよね。」ちわたし。
『しーちゃん、今日は楽しかったね。時間があったら、観音山に連れてってあげようと思ったけれど、
また、今度、連れて行ってあげるからね。あと、20分ぐらいで、電車来ると思うよ。』
家まで、2時間半以上かかる、わたしを気遣って、masaさんが帰りの電車の時間を調べていてくれました。
「ありがとうmasaさん、お蔭でとっても楽しかったよ。masaさんは、全然変わってなくて嬉しかったよ。
また、masaさんのお蕎麦も食べに来るからよろしくね。」

駅前で、握手して別れました。振り返るとにこやかな笑顔でmasaさんが手を振っていてくれました。
いい友達を持って、わたしは本当に幸せ者だと思いながら、もう一度手を振りました。

今度は、エコさん、kanさん、しゅーさん、りーちゃん、かぜくささん、翼さん、むじなさん、全員集合でオフしたいですね。

category: 日々の思い

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