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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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薪神楽の宵 

いつの間にか夜空は晴れて雲が切れてきました。
そして頭上にはたくさんの星空が広がっていました。
「素敵、こんなにたくさんの星が見えたんだね。」思わずつぶやいて
カメラを向けたけれど、三脚もないし、これが精一杯かな(*^_^*)

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7時を過ぎても、一向に誰も現れません。本当に、こんなんでいいのかな?と思い始めた頃、
巫女の役を舞う少女たちがやってきて、ほの暗い照明の中で、リハーサルを始めました。
健やかな、かわいらしい少女たちです。ひととおりリハーサルを終え、少女たちが去ると、
ようやく関係者の人々が集まり始め、三方にあるかがり火に火が入り、舞台の提灯が点きました。

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そして、小さな広場には御座が引かれ、座布団が敷かれていきます。
各宿坊から、泊り客たちが集まり始め、あっという間に準備が整いました。
結局、観客は60名ぐらいだったでしょうか、でも狭い広場にはちょうど良い人数でした。

かがり火に火が付きました。

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観客は徐々に集まり始め、始まるころには満席になりました。

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御岳集落の代表者の方が、この薪神楽の由来について挨拶されました。
『この薪神楽の起源は古く、天照大神様が、天の岩戸にお隠れになってしまい、
この世の中が真っ暗になってしまい、困った神々が、岩戸の前で、かがり火を点し、
神楽を踊って、天照大神様に捧げたたのが始まりと言われています。
ですから、今宵、皆様は神様とご一緒にご覧になるわけです。』と、なかなか
素敵なご挨拶のあと、先ほどのかわいらしい巫女さん二人の登場です。

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先ほどのリハーサル通り上手に舞っています。

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とっても愛らしいです。

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少女たちが去ると、次は翁の面を付けた役者が現れます。

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翁の舞があり、そして、そのあと三番目に、稲荷という演目が始まりました。
白狐の面を被った役者が登場すると、舞台は一気に妖艶な雰囲気に包まれます。

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稲荷とは、農耕の神のようです。

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稲荷は、金色の髪を振り乱し、能面のようなお面は、口元が開くように出来ていて、
時折、赤い舌が除いたりするものですから、凄く迫力のあります。
かがり火の灯かりが揺らめき、その陰影がなおさら幽玄さを増して、観客を引き込みます。

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舞いもたけなわというところで、稲荷が舞台から客席へと降りてきます。
なんとも得たいの知れないものが降りてきたような感じで、背筋がぞわってしました。
子供たちや女性は、「きゃぁ、きゃぁ」と、怖がっていました。
ちょっとおどけ仕草を交えたりしながら、客席を回る稲荷です。

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得体のしれないものが降りてきたようで、正直怖いです。

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少し明るめに撮ってますが、実際の暗さはこんな感じです。

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耳まで裂けた口、怖いです。

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そのあと、舞台には道化役のひょっとこが現れ、稲荷とひょっとこの掛け合いが、
笑を誘いました。

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幽玄な太古からの宵でした。

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人々は神楽に見入っています。

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最後に、醜女の面を被った木花咲夜姫(コノハナノサクヤヒメ)の
お姉さんの磐長姫(イワナガヒメ)が現れます。
この姫君は、絶世の美女だった妹と違い美しくは無かったけれど、気立てが良くて、
働き者だったといわれています。
それにしても、このお面は、あまりに醜くお気の毒だと安曇野さんと話しましたけど、
そのおどけた動作が、人々の笑を誘うのでした。

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こうして、最後の舞が終ると、舞台には先ほどの二人の巫女さんが現れ、磐長姫と
一緒に、紅白のお餅を、客席へと投げてくれます。こういう、パフォーマンスは、
地方の神楽には付き物で、それを、両手を広げて受け止める人々の嬉々とした
笑顔はとっても和やかで楽しいものですよね。
日本のお祭りの良さではないでしょうか。

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安曇野さんも、わたしも、いくつかのお餅をゲットし、ニコニコでした。
『この御餅は、無病息災のお餅ですので、お家にお持ち帰りになって、ご家族で
召し上がってください。』そんな主催者の挨拶の後、拾えなかった人のために、
帰りぎわに、関係者の方たちが、お餅を配ってくれる気遣いも良いなぁと思いました。

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わたしたちは、いろいろ、お話してくださった、照明係の方にお礼を言ってから、
ケーブルの駅へと参道を下って行きました。すると、宿坊の泊り客らしい親子ずれの
人たちの会話が耳に入ってきました。

若いお母さんが、手を引いている5歳ぐらいの男の子に、『よかったねぇ。
神様がくれたお餅だから、大切に食べようね。』と、笑顔で声をかけています。
男の子は、『うん、ぼく、お餅をくれたおじさんに、お手紙書くよ!』と、
嬉しそうに声を弾ませています。周りの人々からは、和やかな笑い声が漏れ、
誰かが、『ぼく、偉いなぁ!』と、声をかけました。

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わたしは、小さな子供の、純粋無垢な健気さに、なんだか胸打たれてしまい、
じーんと目頭が熱くなってしまいました。
「ああ、こどもに、教えられちゃったね。今夜はいい晩だったわ…」というと、
『ちょっと、疲れたけどな』と、安曇野さんも頷いていました。
帰り道、御岳山を振り返ると、宿坊の明かりが暖かく灯っているのが望めました。
またひとつ、御岳山の良さを実感した晩夏の夜でした。

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とっても、手ブレが酷い写真ですが、御岳神社を取り巻く宿坊の灯りです。
雰囲気だけども…^_^;長いレポを最後までご覧いただきありがとうございました(*^_^*)

薪神楽の宵…end
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category: 森・山

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静かな、静かな秋 

ひっそりと、薄紫の紫苑は、亡くなった母が好きだった花
この花が咲くといつも母の面影が浮かびます。

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風に揺れるツリバナの赤い実

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嵐吹く、荒波のような人生を乗り越えてきたふたり…
ずいぶん、年月を重ねたのに、まだ、まだ、成長しきれずにいる未熟なふたり…
でも、ようやく、同じ趣味を少しだけ共有できるようになった…
まだ、荒波の寄せる海原に漕ぎ出さなければならないかもしれないけれど、
今は、凪いだ港で、ゆるやかな温もりに、揺られていよう
人生の意味なんて、終ってみなければ分からない…と思う今日この頃です。

まだ、まわりは緑の中で色づき始めた桜紅葉(さくらもみじ)

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たくさんの美しく彩られた紅葉や赤い実に交じって、地味で目立たない花だけれど
“吾もまた紅なり”と言ったという、吾亦紅(ワレモコウ)の花の名の由来は有名ですね。

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ワインレッドのシックな色合いが、初秋の風に遊んでいるようで好きです。

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初秋の風に揺れる萩の花、そして、翅を休めたアキアカネ

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癒される光景で、とっても好きです。トンボの翅って本当に綺麗

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蜂さんもこの時期はせっせと忙しく花から花へと…

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御岳山のれんげしょうま祭りのフィナーレとして、薪神楽があるといいます。
もう、何年も前から、一度は見学したいと思っていましたが、山頂の神社で行われ
始まるのが夜ということもあり、足のないわたしには無理だと諦めていました。
でも、最近、安曇野さんは、地域の民俗芸能にも興味を持つようになったので、
夜の薪神楽にも誘ってみることにしました。最初は乗り気ではなかったですが、
一緒に見学してくれる事になりました。

目が覚めるような露草の青…夏の名残のようで好きな色です。

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ツリフネソウは、森影にたくさん咲いているけれど、

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何枚撮っても、うまく撮ってあげられなくって…

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それは、この花も同じです。トリカブトの紫色が難しい

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ソバナの青紫も、とっても難しい

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同じ青系のツリガネニンジン、愛らしい花姿です。

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淡い色合いのお花も可愛かったです。

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秋海棠も花盛り、芭蕉はこの花色を“西瓜の色”と詠みました。

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透き通るようなピンク色が、優しい秋の花

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ゲンノショウコ、雌蕊と雄蕊の色がかわいい!

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ジャコウソウ、登山道に群れて咲いていました。

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ヌスビトハギ、小さな小さなお花です。

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種の形が盗人の足跡に似ているからだそうですけど、わたしにはサングラスに見えます(*^_^*)

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そして、やはり小さな小さなお花、風に揺れる“マツカゼソウ”
とっても清楚で、名前もお花の形も大好きなお花なんですが、上手く撮れません。

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御岳山散策後、夜景の撮影などして、8時開演の薪神楽を見ようという計画でした。
けれど、この日は、時折小雨がぱらつくような天気で夜景は見れそうもありません。
長尾平の展望台で、日暮れまで花を撮影しながら過ごしましたが、下界は厚い雲に
覆われやっぱり夕焼けも、夜景も望めそうにありません。山肌を乳白色の霧が這い
上がって来て幻想的な光景になりましたので、そろそろ引き上げることにしました。

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霧の中を行く

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幻想的な雰囲気に…

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帰り道、まだ、長尾茶屋が開いていたので、コーヒーをいただくことにしました。
この小さな茶店は、ずっと以前は、おばあさんが一人で切り盛りしていましたが、
ある時から数年間、店は閉じたままになっていました。
もう、止めてしまったのかなと思っていたのですが、ここ数年前から営業が再開されました。
最近の店番は、男性の方になっていました。

昨年のレンゲショウマの時、安曇野さんと、ここでコーヒーを飲んだのでした。
その時も少しお話させていただいて、東京都山岳会の方だということを知りました。
お話している時、ちょうど携帯電話がなり、この方の着メロがボレロでした。
『昔、好きだった映画の挿入曲が、この曲でね。』と、しばし、映画のお話を伺いました。
ですから、この方を、ボレロさんと、呼ぶことにしますね。

フシグロセンノウ

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カメバヒキオコシ

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アカザ

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ツルニンジン

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『今日は、まだ、コーヒー飲めますか?』と、安曇野さん。
『ええ、一晩中、開けてますからね。』と、ボレロさん。
「え~?夜中もずーっとですか?」と、わたし。
『トレイルランの人が来るからね。もうじき、24時間耐久のトレイルランがあって
その中継点になってるんですよ。練習で、夜中も人が登ってくるから、開けておかないと。』
『それは大変だね。いつ寝てるんですか?』と、安曇野さん。

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そんなお話をしていると、柱に取り付けた餌台を目がけて、何羽もヤマガラがやってきました。
「わぁ、かわいい!!ずいぶん、慣れていますね。」というと、
『先代のおばあちゃんの時には、手や口から、餌を貰っていたんだよ。
でも、野鳥の会の人から、人の病気が移るから口移しでやるのは、やめて欲しいと、
言われたので止めたそうだよ。おばあちゃんから、この店を譲られた時に、
鳥に餌をやってくれというのが条件だったんだよ。
店を閉めて、三年ほど経ってしまっていたから最初は警戒してたけど、このごろは
こうやって餌を食べにくるんですよ。』と、ボレロさん。
そう話す間も、ヤマガラはひっきりなしにやってきてはひまわりの種を運んでいきます。
ボレロさんは、若い頃、イタリアに渡り、イタリア料理のシェフになったそうです。
その後、ソムリエの資格も取って、都内の某ホテルのソムリエを定年まで勤めたそうです。
どおりで、山の茶店なのに、ワインが置いてあるはずです。

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そんな楽しいお話を聞きながら、のんびりコーヒータイムを楽しみ、わたしたちは神社へと戻りました。
そして、参道のお蕎麦屋さんで、軽く夕飯を食べ薪神楽を待ちました。
でも、時間はやっと7時になったばかり、あと一時間の待ち時間の長いこと…(>_<)

御岳神社の表参道の土産物屋さん、どこも、この時間には店じまいで、
かろうじて開いていたお蕎麦屋さんがあって、良かったです(*^_^*)

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御岳神社への石段

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やはり、山頂集落にある宿坊に宿泊して、見学するのが良いみたいです。
わたしたちは、親しくなった照明係の電気屋さんと、いろいろおしゃべりをしながら待ちました。
でも、この方が、また、とっても暖かみのある感じの良い方で、お蔭様で楽しい時間を過ごせたのでした。

宵闇が辺りを包みこむと、舞台の灯りが浮かび上がります。

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山門にも灯りが点りました。

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薪神楽に続きます。

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category: 森・山

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初秋の頃 

夏の名残のてっせん(クレマチス)の花

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秋って、いつの間にかやってきている気がしますね。
春、夏と、季節を追いかけて過ごしているのに、ふと、気付くと、そこここに秋の気
配があって、ああ、季節に追い越されちゃったな…と、そんな風に思ったりします。

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秋きぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる   藤原敏行 

古今和歌集のこの歌も、ある日、風の音の中に秋を感じてはっとしたと詠んでいます。
とっても素直で透明な感じがして、始めて古今和歌集を読んだ時から、わたしは、
この歌が好きです。
そして、秋の気配を感じ始めるこの季節になると、この歌を思い出しています。

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野辺には、華やかではないけれど、たくさんの初秋の花たちが群れて咲き、
その様子を、俳句の季語では、千草咲く…と表現します。
川岸の草むらや森陰の小径をそぞろ歩けば、野菊やミズヒキやツリフネソウ…
千草咲く故郷の小道が恋しくなったりする季節なのです。
先日、そんな初秋の花たちを求めて、御岳山を安曇野さんと歩いてきました。

レンゲショウマ号

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小雨模様の午後、ケーブル山頂駅でも展望は望めませんでした。

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昨年の晩夏、初めて、レンゲショウマ咲く、御岳山に、安曇野さんを誘いました。
その時のブログに、めぐり来る季節に、同じ場所で、同じ花に出逢う喜びを、
今は話さずにおきましょう。また、来年、この花に出逢った時に、あなたの心で
気付いて欲しいから・・・と、書いていました。

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ツリフネソウ

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タカオヒゴタイ

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今年、安曇野さんは、レンゲショウマに逢っていませんでした。まだ、間に合うかもしれない。
そう思って、訪れた群生地、咲き残った花が少しだけ待っていてくれました。
安曇野さんは『もう、終わりだな…もう少し早く来れば良かったなぁ…』そんな事を呟きながら、
熱心に花の写真を撮っていました。季節ごとの花にめぐり合う喜びを感じてくれたのかな…

咲き残った花に、さっと木漏れ日が射しました。一瞬の出来事…

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「今は、モミジバハグマたちが盛りね。森陰のこの花は、撮るのが難しいけれど、
がんばって撮ってあげてね」なんて言いながら、のんびり群生地を歩きます。

モミジバハグマ

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カシワバハグマ

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オクモミジハグマ

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モミジガサ

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ツクバネソウの実が落ちた紅色のガクがあったので「ほら…かわいいでしょ」と指をさします。
『あっ!すごいな!何の花だ?』と、安曇野さんは珍しそうにしげしげと見ます。

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「ツクバネソウ、でも、花じゃないのよ。実が落ちた後なの。黒い小さな実で4枚の葉の真ん中に
付いた様子が羽子板の羽根のようだからツクバネソウっていうのよ。どこかに実の付いたのが残っているかも…」
『あっ、あった!あれか?』 「そうそう、よく見つけたね~♪ね!かわいいでしょ?」
『ほんとだ、面白いな!』 そう言いながら、安曇野さんは熱心にカメラを向けます。

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ヤマジノホトトギス

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ノハラアザミ

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キンミズヒキ

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シラヤマギク
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ユウガギク

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シロヨメナ咲く道

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キバナアキギリ

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こんなこと、一年前は、考えられなかったこと…。小さな草花には目もくれず、さっさと
先を歩いていく安曇野さんと、花たちに後ろ髪を引かれながら遅れて後を行くわたしでした。
小道には、シラヤマギクやヨメナが咲き誇り、キバナアキギリが群れて咲いています。
ノブキがたくさんあったので、「マクロで撮ってみて、おもしろいよ。」と、言ってみます。

ノブキの花

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まず、緑色の種子の部分をアップで撮ると、ほら、緑の星のようでしょ。

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次に、ちょっと花が回りに残っているのと、小さなお花の集まりみたいな花の部分を撮ってみて。
『本当だ、面白いな!!』安曇野さんは、満足そうに頷きました。

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夫婦で、季節の訪れを感じながら散策する…
もしかしたら、こういうのが幸せって言うのじゃないかなってこのごろ思います。(続く)

アキノキリンソウ

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ノササゲ

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ミヤマタニワタシ

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ヤクシソウ

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シロハハギ

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セセリチョウと、ユウガギク

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タマアジサイとハナムグリ

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category: 森・山

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鷹渡りの季節 

9月9日は、天覧山の山開きでした。
秋の山開きって?と不思議に思われると思います。
それは、鷹渡りを見るために、山に登る山開きの日なんです。

9月になると、ツバメや鷹や夏鳥たちが渡っていき、入れ替わりに、
10月にはマガンや冬鳥たちが渡ってきます。
夏鳥たちの多くは、日本で子育てをするために春に飛来し、秋には南方へと
帰っていきます。
逆に、冬鳥たちは、夏にシベリヤで子育てをし、厳冬期を暖かい土地で過ごす
ために日本に渡ってきます。

鳥たちの渡りの習性は、全てが解明されたわけではなく、まだ謎に包まれて
いる部分も多くあるそうです。
一番有力な理由は、食物と快適な子育ての場所を求めての食糧、環境、繁殖説
ですが、氷河期にまで遡った仮説もあるそうです。

初歩的な疑問で、鳥たちは何を頼りに自分たちが渡っていく方向が分かるのか
ということ。
昼渡る鳥は、太陽と自分との位置で方向が分かる太陽飛行と
夜渡る鳥は、北極星とその周りの星座で自分の位置を知る星座飛行とが
あるのだと言います。
その他にも、地磁気、地形などから方向を決めて渡っていくのだとも
言われているそうです。
巣立った若鳥を伴っての渡りを繰り返す中で、渡りの習性は受け継がれて
いくのかもしれません。

鳥の寿命って何年ぐらいなんだろう?と思って調べてみたら、おおよそだけれど、
ツバメ・スズメ・メジロ・ヤマガラ8年、ヒヨドリ10年、
カラス・オオタカ18年、ウミネコ32年、コノハズク18年、
コハクチョウ19年、コアホウドリ33年だと分かりました。

小鳥たちのほうが寿命が短いけれど、わたしは、3~4年ぐらいと思っていたので、
ヤマガラやメジロたちが、8年近く生きると知って嬉しくなりました。
ということは、去年の冬に渡ってきた冬鳥たちが、また、同じ地に帰ってくる可能性
があるということになります。
もしかしたら、昨年の冬に出逢えた鳥にまた逢えるかもしれないのです。

話がそれてしまいましたが、鳥たちの渡りの中でも、体が大きい、鷹の渡りは、
なんとも言えない壮大で美しいドラマがあるように感じます。
体が大きいから、渡っていくその姿を目にすることができるということ、

鷹柱といって、たくさんの鷹が円を描きながら高度を上げていき、
その姿が、点に見えるくらい高度を上げたところで、上昇気流を捕まえて
次々と滑空していく姿、大空を、いっきに西へと滑るように飛び去り、
やがては消えていく飛翔を、一度見たら、忘れられないほど感動するものです。

わたしが、初めて、鷹渡りを見に行った頃のレポです。
その時の感動が書き綴られています。良かったらご覧ください。
     ↓         

風をつかさどるものたち


今年もまた、鷹を待って空を見上げる素敵な人々の輪の中で、わたしも秋の空を
見上げ渡り行く鷹を待ちたいと思います。
今年もあの感動を、あの人々と一緒に…

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夏の記憶 3 ハナネコ女子会 in 御岳山 

8月19日、抜けるように青い夏空が広がる日曜日、
御嶽駅には滑るように列車が入ってきました。
今日は、ハナネコ女子会で、御岳山に登りることになっています。

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晩夏の頃、御岳山にはレンゲショウマの花が咲きます。
約、五万株のレンゲショウマが自生している日本一の群生地というのが売りです。
わたしが、最初に訪れた頃は、まだ、そんなに賑わってはいませんでしたけれど、
ここ数年、時期になると大変な人混みになります。早朝から御嶽駅は、多くの
観光客や登山客で溢れています。季節を問わず、御岳山は人気の山で、いつも
駅前のバス停には、登山者の列が出来ているのですが、この時期の土日は半端
じゃありません。見てください、この行列。バス停前の広場を通り越して、
延々、川向こうまで続いています。

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バスは、増発され、ピストン輸送で、満杯の登山客を乗せて、ケープル駅まで
運ぶのですが、いっこうに、はけません。そうこうしているうちに次の列車が着き、
また、どっと人が降りてきて、まるで、いたちごっこです。
本当は、こんな混んだ時期でなく静かな御岳山をご案内したかったのですが、
なんということでしょう…^_^;
今日は一段と激混みです。予定していたケーブルには乗れそうもありません。
ハナネコ女子会のみなさんを待ちながら、時間が押してしまうなぁと思案してました。

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さて、今回のハナネコ女子会も、新しいお仲間が参加されることになっています。
モナスマさんのお友達のしずかさん。ハンちゃんのお友達のオクちゃんです。
みなさんのお陰で、毎回、こうして、お友達が増えることは嬉しいことですね。
お花が好き、自然が好き、そして、楽しいことが好き、そんな女子会の輪です。
時々、男性陣からも仲間に入りたいというお申し出もあったりするのですが(笑)
どうしましょうか?なんせ、花の女子会ですから ^m^

駅前の橋から、眺めると、川面を気持ちよさそうにウスバキトンボの群れが飛んで
います。写真に収めようとしたけれど、こんな感じにしか撮れません。
オレンジ色のマッチ棒みたいなのがトンボです(笑)

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今日も、川面にはカヌーが浮かんでいます。

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ナツズイセンが日差しを受けて綺麗に咲いています。

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そうこうしているうちに、みなさんが集まりました。ご挨拶をして、
いざ出発です。みなさん、人の多さに驚いていましたが、バスを待つ間にも、
楽しくおしゃべり。お花という、共通の話題で盛り上がっていますので、
待ち時間も、それほど苦にはなりませんでした。(よかったです~!)

青空号が降りてきました。

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予定より1時間押してしまいましたが、群生地に到着です。
下界では、36℃越えの暑い日でしたが、ここ、御岳山では涼しい風も吹き、
群生地の木陰では、幾分暑さも和らぎホッとします。
レンゲショウマは、まだ、五分咲きだそうで、蕾が目立ちますが、
咲いたばかりの綺麗なお花を楽しむことが出来ました。

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後姿もかわいいです。

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森のランプのような花姿

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木漏れ日がさっと差し込みました。

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蕾も七色に輝きました。

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緑の中に浮かぶようです。

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みなさん、レンゲショウマを始めてみる方が多かったので、とても喜んで
いただきました。それぞれ、自由に群生地を散策していただき、
40分後ぐらいに、展望台に集合することにしました。

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晴れた日の展望台からは、スカイツリーも見えますし、江ノ島までも
見えたりします。
星屑のような夜景も、荘厳な日の出をみるのも、いい場所です。
秋には、真っ先に桜やカエデ類が色づき始めたりします。
今日も、夏雲が湧く真っ青な空と、うっすらとですがスカイツリーが
望めました。

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時間が押してますので、この展望広場でお昼にしました。ちょっと
暑いのですが、青空の下に広がる景色を眺めながら楽しい昼食となりました。

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パワースポットと呼ばれている産安神社にお参りして、御岳神社へと向かいます。
木陰の山道には、もう、キンミズヒキやアザミなど初秋のお花が咲き始めていました。
御岳山の参道には、フシグロセンノウやソバナ、そしてシュウカイドウのピンクの花
が綺麗です。

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ハマナス
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フシグロセンノウ
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ヤブマメ
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秋海棠

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玉紫陽花

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御岳神社の急坂は、レンゲショウマの第2群生地となっていますが
数はぐっと少ないです。
でも、下から見上げて撮れるので、面白い写真が撮れたりします。

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青空がバックに
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たおやかな花色を下から見上げて
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この写真が一番お気に入りかも…
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今度は、日の出号で降ります。

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当初の予定では、長尾平まで行く予定でしたが、ケーブルやバスの混雑も
予想されるので、今回はここまでとして、帰りに向かいました。
早めに下山できたら、御岳渓谷散策でもと思っていましたが、
あまりの暑さにくじけ、駅前の物産展で、お茶となりました。

帰りの御岳駅には、こんな列車が止まってました。
あら?これはロマンスカーとかじゃ?テツコのわたしは、嬉しくてパチ!
時々、青梅線を走るのだそうです。

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今回は、予想以上の混み具合に、予定のコースの半分も消化できず、
少し物足りない感じとなってしまいましたが、みなさんは、憧れの
レンゲショウマに逢えて良かったと喜んでくださいましたので、
良しとします^_^;
ハナネコ女子会のみなさん、また、良かったら、秋の女子会も
よろしくお願いします。

category: 森・山

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夏の記憶 2 ハナネコ女子会in 青梅 

吹上花菖蒲と繭蔵&ティールーム

こちらの記事も夏の記憶といっても、随分前になります。
まだ、梅雨明け前の6月末、初夏の記憶ってところですね。
それでも、真夏並みに、日差しは厳しくて、夏への前奏曲が聞こえてくるような
なんだか、心がワクワクするような、わたしの大好きな季節でした。

恒例となった、ハナネコ女子会、気の合う仲間との青梅散策をしました。
今回のハナネコ女子会は、初回メンバーのはなはなさんと、なみちゃんが欠席ですが
モナスマさん、イクさん、Kさん、それに新メンバーとして、Akkoさんと
ハンちゃんが参加してくださることになり、楽しくて賑やかな女子会となりました。

初参加のAkkoさんは、山梨から、ハンちゃんは千葉からと、遥々3時間もかけて
青梅まで来てくださいました。特別に風光明媚なわけでもなく、東京の外れの小さな
街ですが楽しんで帰っていただけるといいな…と思いながら、みなさんの到着を
東青梅の改札口でまっていると、まず最初に到着されたのがAkkoさんでした。

面識はないのですが、優しげな雰囲気で、すぐに、この方だと分かりました。
みなさんが到着するまでの間、お話しているうちにあっという間にうちとけて
しまいました。ハンちゃんとは、奥多摩分校のお仲間ですし、みなさんが次々と
到着されたらもう、旧知の間柄のように、和気藹々と出発したのでした。

東青梅は駅前から、民家の庭先や道路に花菖蒲が植えられていて綺麗です。
他にも季節の花々が迎えてくれて、お花好きのメンバーたちは、早速カメラに
収めたり、花の名前を教えあったり楽しい散策の始まりとなりました。

約30分ほどで吹上菖蒲園に着きました。この日、花菖蒲は遅咲きの花が
満開でちょうど見頃でした。
周りを緑の丘陵に囲まれた菖蒲園は、自然の谷津田だった場所に作られて
いるので、里山の自然を良く残していて、たくさんの野鳥や蝶やトンボ、
蛍なども生息しています。
先週来た時には、カイツブリやモリアオガエルの卵塊や、タナゴという、
小さな川魚の群れもも見ました。

花菖蒲は、たくさんの種類があり、それぞれに優雅な名前が付いています。
ボランティアの解説員の方も多数おられて、解説を伺っていると、とても
勉強になります。
ハナネコ女子会のメンバーはみなさんとっても熱心な方たちなので、
花の名前をメモしたり写真に収めたりしながら、谷津田の上に広がる、
6月の青空や、風や光を楽しんでいました。

まずは、メインの花菖蒲が、美しく咲いていてくれて、ゆっくりと散策を
楽しめて良かったです。
駐車場では、菖蒲祭りの期間なので、いくつかの出店もあり、香ばしい香りに
つられます。「ちょっと、お腹がすいたね。」なんて言いながら、
青梅名物の焼き饅頭をいただきました(笑)
あんこが入ったお餅をこんがり焼いて、甘辛のみたらし団子のタレをかけた感じ、
青梅の住人のわたしも始めて食べましたけど、美味しかったです~(*^^)v

さて、菖蒲園を後にして、青梅駅へと向かいます。
菖蒲園から青梅へと続く霞丘陵には、勝沼城址があり、城下町として栄えた青梅の
片鱗を垣間見る事が出来るのですが、今日は、この後のお楽しみが盛りだくさん
ですので勝沼城址は省略です。
道沿いにある、いくつかの小さな社寺を巡って歩きました。
そのなかで、ぜひとも、皆さんにお見せしたかったのが、師岡神社のご神木の
椎の樹です。
師岡神社は、少し高台にあるとても小さい神社で狭い境内からは、
青梅の町並みが望めます。

ご神木の椎の樹は“スダジイ”という樹種で二本あり、境内と社を覆い隠すほど
大きく幹や枝を伸ばし、遠くからでもこんもりとした杜が望める素晴らしい巨樹
なのです。その根が凄くて、雨露になったような中には、人が一人入れるほどで、
まるでトトロの寝ていたあの楠木を連想させるのでした。
みなさんも興味深く、見てくださいました(^^)

師岡神社を後にして、ここからが青梅裏道に入ります。
青梅裏道って、わたしが名付けただけなんですけど、細い路地裏を気の向くままに
歩けば古民家があったり、美しい花々が咲くお庭があったり、歴史のありそうな
お寺があったり、時々、ガタンゴトンと単線の青梅線が走って行きます。
カンカンカンと、昔ながらの小さな踏み切りが鳴ったりするのも、なんとなく、
どこか地方の街を旅しているような錯覚に落ちます。

目の前をのんびり猫が歩いていたり、古びたトタン屋根や木造のお店があったりと、
いつもノスタルジックな懐かしさに、ふんわり包まれてしまうような、
そんな道なんです。みなさんも、わくわくしながら歩いてくださいました。

そして、そろそろ、お昼ですね。今日は、繭蔵という石の蔵を改装したおしゃれな
レストランにご案内です。
お店の庭には緑の木立が繁り、木陰に置かれたパラソルやテーブルも涼やかな
夏の庭を演出しています。
みなさんは、お庭に咲く花たちに早速反応していました。
うふふ♪そんな、ハナネコ女子会のみなさんが、素敵です(^^♪

お店の外装も素敵ですが、落ち着きがあってセンス溢れる内装も素敵です。
和風創作料理の“繭膳”をいただきましたが、とても美味しかったです。
みなさんも気に入ってくださり、居心地いい空間に楽しいお話も弾みます。
ゆっくりと、昼食を楽しんだ後は、またまた、青梅裏道散策の続きです。

三角屋根の工場や、芸術家が住んでいそうな隠れ家のようなお宅や、
初夏の花が咲き乱れる路地裏を抜け、青梅のメインストリートに出ます。
木陰の坂道を登ります。青梅は坂の街でもあるんです。
この通りには、数々の映画看板が飾られ、古い商家の町並みが続き、
青梅宿と呼ばれています。
地元商工会の方々が町興しとして取り組んだ昭和のレトロな街づくりは、
もうすっかり馴染んで、この街の風景に溶け込んでいます。

せっかくですから、みなさんに三館巡りをしていただくことにしました。
まずは、昭和幻灯館。普通の民家を改造したとっても小さな博物館です。
屋根の上には、大きな怪人二十面相の看板が見下ろしていて楽しげです。
ここには、昭和の下町の風景をとても精密に作ったジオラマがたくさん
展示されています。
某テレビ局の朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」の最初に流れる
下町風景のジオラマがありますが、同じ作者が製作されています。
本当に良くできていて、思わず見入ってしまいます。

次は、赤塚富士夫記念館、この型破りな漫画家は、青春時代の一時期を
この青梅で過ごしていた事が縁で、この地に記念館を作ったようです。
路地裏を、遊びの舞台にしていた昭和の子供たちのたくましい姿を
想い起こさせるそんな懐かしい漫画の世界が堪能できます。

最後は、昭和商品博物館。ガラガラと引き戸を開けて中に入れば、
ほの暗い通路が続きドキッとします。なんとなく子供の頃の映画館に
入っていく時のあのわくわくしたトキメキに似ています。
突き当たりはなんと、懐かしい駄菓子屋さんが再現されてます。
小銭を握り締めて、品選びをしたあの頃が蘇ります。
古いタバコのショーケースとか、奥に座っているおじさんとか、
ノスタルジーの世界です。

ここにも、映画看板が飾られています。青梅出身の映画館版師の板観さんの
作品で、かつては多くいた看板師も今では、全国で5人になってしまったとか…
とにかく、近くで見る映画看板は、色も美しく絵も素晴らしく、芸術作品です。

展示されている古い生活用品の多彩なこと、どれも、これも一度は目にしたり、
使っていたものだったり、かつて遊んだものだったり、勉強道具だったりと、
ポロポロと思い出たちが、こぼれて来ます。
みなさん、あっ、これ、持っていたわ!とか、とても楽しそうでした。

そして、急な階段を登った二階の部屋は、雪女の部屋。
有名な小説家、小泉八雲(ラッカディオ・ハーン)の雪女は、実は青梅で
聞いた民話を元に書かれたもので、青梅は雪女発祥の地という事だそうです。
博物館の方の紙芝居風な絵本の読み聞かせもあってなかなか面白かったです。
さらっと回るつもりでしたが、こんな飛び入りもあって、ちょっと時間が押して
しまいました

それでは、最後の目的地、ティールームのお茶に向けて出発です。
この素敵なカフェは、多摩川の畔りにあって、緑と美しい花のお庭を楽しめます。
最初のハナネコ女子会の時、みなさんをご案内したお店です。
初参加のAkkoさんは、このティールームに来ることを、とっても楽しみに
しておられましたが、川風が通う、緑溢れる夏のお庭に、大感激されたようです。
みなさんも、思い思いに写真を撮ったり、しばらくはガーデン散歩になりました。

気持ちの良いテラス席でのお茶の時間もとても楽しいものでした。
オーナーの母娘さんも、とても優しく心のこもった対応をしてくださいますし、
訪れる度に、このカフェが好きになります。
荷物置きの籠や、お絞りに添えられた庭のお花、テーブルの水差しのお花や
冬場には、ひざ掛けの用意もされていて、そんな細やかな心遣いが素敵です。

時間いっぱいまで、わたしたちはティールームのお庭を散策しました。
本当は、多摩川に架かる二つの橋を渡り、川風に吹かれながら帰ろう…
そう思っていたのですが、時間が忙しくなりそうです。
今回は、来た道を戻り一直線の裏道を青梅駅まで帰ることにしました。
予定していた時間ぴったりに、青梅駅に着き、車中の人となりました。
ずいぶん、たくさん歩かせてしまいましたが、みなさん、とても満足して
いただくことが出来たようです。
ホスト役としては、ほっと肩の荷を降ろしたのでした。

ハナネコ女子会のみなさん、遠路遥々お疲れ様でした。
みなさんのお陰でとっても楽しい女子会になりありがとうございました。
青梅を気に入っていただき、こんな嬉しいことはありません。
次回は、御岳山のレンゲショウマを見に行きましょう。
そう約束を交わし、お別れしたのでした。

だんだんと広がって行く、ハナネコ女子会の輪、嬉しい事です(*^_^*)

デジブックを二つ作りましたので、ご覧いただけると嬉しいです。

☆一つ目は、6月初めに訪れた吹上菖蒲園のデジブック。




☆二つ目は、6月末に訪れた菖蒲園と青梅散策のデジブックです。





category: 未分類

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夏の記憶 1 精霊流し 

これも過日の記事ですが、夏の記憶として記しておきます。
8月16日に、名栗の鳥居観音の灯篭流しと花火大会に行ってきました。
昔は青梅でも多摩川で、お盆の灯篭流しが行われていましが、川の浄化と
いうことで、取りやめられて久しいです。

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名栗の灯篭流しも、一定の区間を流した後、灯篭は回収されます。
現在、灯篭流しの行事が残っている地方では、どこも、そのまま、
川に流しっぱなしということは、ないのだと思います。

有名な、五山の送り火や、念仏寺の千灯供養などと同じ意味合いで、
各地で行われている精霊送りは、お盆で、現世にお帰えりになって、
家族やゆかりの人々のもとで、ひと時を過ごされたご先祖さまや、
今年新盆を迎えられた仏さまが、帰ってゆかれる道を、
美しい灯火で、お見送りする…というもの。
日本らしい、情緒豊かなこの行事を大切に続けていって欲しいと思います。

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この、名栗の灯篭流しに出会ったのは、4年ほど前のこと。
下名栗の獅子舞を通じて名栗という地域に興味を持ち足繁く通ったのが
きっかけでした。昨年は娘を誘って訪れました。
ちょうど大震災のあった年、灯篭を流す前に、大震災で亡くなられた
多くの魂に、黙祷が捧げられました。
ほうじょうさんのお話も、とても、心に染みるものでした。

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今年は、安曇野さんにも見てもらいたいと思い、誘って三人で出かけました。
最初、あまり乗り気でなかった安曇野さんも、夕闇が迫る、長閑な名栗の
雰囲気がすっかり気に入ったようです。

鳥居観音にまず、お参りをしました。山の上に立つ白衣観音の姿が、
ほんのりと夕闇に浮かびます。
境内には、大きな百日紅の樹が、美しい花房を、語りかけるように
やさしく揺らしていました。

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灯篭流しの会場になっている川原に下りてゆくと、三々五々、人々が
集まり始めていました。
川の中ほどに設置された橋の上で、灯篭流しを見学することにしました。

汗ばむ晩夏の夕暮れですが、ヒグラシの声が、どこか物悲しく胸にせまり、
夕空には、秋のようなうろこ雲が浮かび、ほんのりと淡い夕焼けに染まっています。

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川面は、わずかな茜色を映して、辺りがほの暗くなり始めた頃、ほうじょうさんが
法話の後、桟橋を渡られました。そして、最初の、一灯篭を、そっと、川面に流し
合掌されました。
その後に続いて、老若男女の人々が桟橋に渡り、そして静かに灯篭を浮かべます。

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だんだんと、日が暮れて、少しづつ、広がる夕闇が人々を優しく包み始めたような
気がしました。
わたしは、橋の上から、次々と流れていく灯篭を眺めていました。
今年、旅立たれた人々に、そっと手を合わせ、もう、一昔前に亡くなった父母に、
思いを馳せました。

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日暮れと共に、だんだんと、川面は青く澄み、流れる灯篭は、薄紅色の明かりに
見えました。
そして、すっかり日が落ちてからは、川面は黒く沈み、灯篭は暖かみを帯びた
橙色になりました。


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灯篭を流す人々も様々で、少し腰の曲がったお母さんと、年配の息子さんの姿とか、
なんだかじーんと胸を打つのでした。

緩やかな流れに乗り、寄り添ったり、離れたり、連なって流れていったり…
灯篭の流れる姿も、また、様々で、見ていて飽きることはなく、しみじみと
眺めては写真を撮りました。美しい夏の風物詩ですね。

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そして、最後の灯篭が、滑るように川面に流されて、灯篭流しは終わりを告げ、
花火大会が始まりました。

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まずは、広場の人々は、中ほどの橋まで、下がるように誘導されました。
そして、広場を横切るように、火柱が流れ、一瞬のうちにナイヤガラの
光のシャワーが零れ落ち、人々の歓声に包まれました。
もちろん、わたしたちも歓声を上げます。
初めて見た安曇野さんも、『これは、すごいな!!』と、嬉々とした
顔になりました。

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そして、それからが大変です。まるで、頭上を覆いつくすような打ち上げ花火が、
次々と、上がります。耳を塞ぐほどの爆音が、嫌がおうにも、心を高鳴らせます。

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わたしも、娘も、安曇野さんも、「すごい!!すごい!!」の連発でした。
美しい花火は、こんなにも熱く心を高揚させてくれるのですね。
ひとしきり、真夏の夜の夢は、花開き、わたしたちは酔いしれました。

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やがて、花火師の人が、
『これで、今年の花火は終わりです。ありがとうございました。』
と挨拶されました。周りの人々はみんな、惜しみない拍手を送ったのでした。

わたしたちも、すっかり満足して家路に着きました。
その夜、下名栗の諏訪神社では、獅子舞の練習が佳境を迎えていました。
わたしは、獅子舞の練習も見たいと思いましたが、お腹も空いてきたので、
美しい花火の余韻を胸に、三人で食事をして帰ることにしたのでした。

いつまでも余韻が心を満たす夏の宵でした。


category: 日々の思い

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夏の扉 

燃えるような夏の日も
気がつけば翳りを見せて

降り注ぐひぐらしの蝉時雨も
西空に浮かんだ入道雲も いつしか後ろ髪…
馴染みの森の小径を辿れば
晩夏の花たちが 往く夏を謳っている

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大好きな夏を 
あんなに思いっきり走り抜けたのに
不思議だね、こんな哀愁…
一抹のセンチメンタルを残して 
夏の扉が静かに閉じていく

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緩やかな坂道を登れば
梢の葉を揺らし 風が囁いている
あの森影のカフェで お茶でもいかが…?

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晩夏の花たちは、ひとしきり咲いて
過ぎていく季節を刻み…
もっと密やかに、初秋の花たちは
めぐり来る季節を刻み始める

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いつのまにか 
あの頃のままに 澄んでいく想い
もう一度 初秋の風に 
こころを預けてみようか

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category:

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