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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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とりあえずの旅報告^_^; 

ちょっと、忙しくて、写真整理も出来ないまま、アップするのは当分先と
なりそうですが、簡単に旅報告をしておきますね。^_^;


娘のアイリスとわたしの休暇が珍しく一致しました。
本当は、早春の花たちに逢いに行く予定で入れた休暇でしたが、
このタイミングを逃したら、今後、いつ行けるか分かりません。
ここは、迷わず、娘との旅行を選びました。

ふたりとも、行きたい場所は京都・奈良!!即、決定しました。
京都も奈良も同じくらい行きたいのですが、限られた日にちは二泊三日です。
そこで、迷った挙句、奈良をメインにして奈良のホテルに連泊で予約しました。

新幹線とホテルのチケットが届き、もう、こころは旅先に飛んでましたが、
二人とも旅行前日までびっしりとお仕事がうまってます。
なかなか、コースを相談する時間もないままに、出発当日を迎えました。

ガイドブックと、京都のお友達のちかちゃんが、お勧めの場所と見所を
紹介して送ってくれたメールを印刷し、18日、早朝、家を出ました。
そして、20日、夜9時過ぎに無事帰ってきました。

良く歩き、良く見た、三日間でした。
とても疲れましたが、最高に想い出深い旅となりました。
短い滞在時間ですが、京都は雅、そして奈良は浪漫を感じました。

初日、奈良のホテルに1時にチェックインし、その足で市内観光に出かけました。
興福寺で阿修羅像など、美しい仏像を堪能し、鹿が遊ぶ奈良公園を散策し、
新薬師寺へと向かいます。

ささやきの小路という、苔生す森を歩きました。
これが、奈良公園の中なのかと思うほど、巨木や小さな流れなどがあって
なんとも言えない癒しの森でした。

そこを抜けると、閑静で古風な住宅街の中に、志賀直哉の旧邸や、
いくつもの赴きある喫茶などが点在し、時間があったなら、ぜったいに、
ゆっくり散策したくなるような道を辿ります。

やがて、4時過ぎに、人影もまばらな閉館間際の新薬師寺に着きましたが、
暮れて行く時間帯のお寺内部はひっそりと静まりかえり、仏像群は、
生きて動き出しそうなくらいリアルに感じました。
いにしえの息吹を感じられる静で良い空間でした。

拝観を済ませ、周りを少し散策したら、そこから山の辺の道が始まって
いることに気がつきました。山野辺の道は、昔から憧れている道です。

そのまま、歩いて行きたい衝動にかられましたが時間がありません。
傍らに田んぼが広がり、傍らに低く山が迫っている長閑な道でした。
もう、日が暮れてしまうのでそのまま戻りましたが素敵な道でした。

翌日は、早朝から法隆寺に向かい斑鳩の里を散策して奈良に戻る
予定でしたが、1時間に1本のバスを逃してしまい…^_^;
先に、唐招提寺に向かいました。

こちらも長閑な田園風景の中に佇む歴史ある建物で朝の日差しの中で
仏像や建物も、苔生す庭園も、生き生きと輝いていました。
わたしは、苔生す庭の椿の花に惹かれました。

その後、またバスを逃し、30分以上歩いたりと、アクシデント
有り、有りでしたが無事、法隆寺に着きました。
法隆寺は本当に郊外にありますし、お寺の敷地も広大で、見学するのも
時間がかかりますが、とても見応えがあります。

斑鳩の里の雰囲気も満喫したし、柿の葉寿司も食べれたし大満足でした。
その後、奈良駅に戻り、古い町屋や細い路地の昔ながらのアーケード街
など、ならまち散策と夕食を楽しみました。

最終日は、早朝京都に移動し、三十三間堂の千一体の千手観音像を、
朝一の開門を待って拝観しました。なんとも言えない厳かな空間と、
白い障子戸を透かして入ってくる陽光が、荘厳さに満ちた独特の
空間の中に、やわらかなぬくもりを投げかけているようで、本当に
素晴らしかったです。

泉桶寺の庭園、雲龍院の庭園と、美しい庭園を堪能しました。
やはりこちらも人影はまばらで、京都らしい雅の世界を娘と二人
ゆっくりと味わうことが出来ました。
とても幸せな時間を過ごせました。こちらを紹介してくれた
ちかちゃんのお陰ですほんとうにありがとう。

今年は梅の開花が遅れたので、ちょうど見頃でとても良かったです。
その後、清水寺界隈から、清水坂、三年坂、二年坂と、歩きました。
坂の街、京都を体感できましたし、京都らしい風景も見れましたが、
大変な人で驚きました。やはり京都のメインストリートは観光地ですね。

その後、祇園界隈を歩き、またまた、バスが来るのが待てずに、
せっせと歩き続け、最初の出だしの三十三間堂まで歩いてしました。
そこからはバスで京都駅へと戻りました。

京都駅では、尾瀬のお友達のお千賀さんが見送りにきてくださり、
おしゃべりの花が咲き、楽しい旅の締めくくりとなりました。
ちかちゃん、お忙しい所、わざわざお見送りに駆けつけてくださり
本当にありがとうございました。

次回、もう一度京都を訪ねる時にいは、ちかちゃんとゆっくりと
お薦め京都を歩きたいです。






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category: 未分類

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ラストラン 

昨日、テレビのニュースで、300系の新幹線とロマンスカー
ブルートレインの“日本海”の引退セレモニーを放送していました。

プチ鉄のわたしにとって、胸が熱くなるニュースでした。
300系の新幹線、鉄仮面というあだ名だったそうです。
多くの鉄道ファンに囲まれ見送られ、大阪駅を走りだす姿、
『ありがとう~!!』どよめきにも似た叫び声があちこちからあがります。
そんな光景見てると胸が熱くなる~(/_;)

そして、そっと見送る鉄道マンが、静かに語ります。
「ずっと、列車に携わってきましたが、列車にわたしたちが育てられたのだと思います。
ありがとうではなくて、敬意を込めてありがとうございました。と見送りたいです。」
その言葉にジーンと熱いものが込み上げて涙がこぼれてしまいました。(/_;)

ロマンスカーも引退、2階建てのロマンスカーで家族旅行に行ったことがありました。
子どもの頃を思い出しました。ワクワクしてすごく嬉しかったこと、
車窓の風景を飽きもせずに見つめていたこと…思い出します。

そして、ブルートレイン“日本海”大阪から青森まで15時間をかけて結ぶと言う
そんな旅を、もう、これからは出来ないのだと思うと淋しかったです。
いつもは人気のない夜の駅も、この日は、多くの人が見送っていました。

新幹線は、あっという間に走り過ぎたけれど、ブルートレインは、ゆっくりと、
夜の彼方に消えて行きました。
小さくなっていくテールランプを見つめてたら、またまた、ジーン。。。

これからも、また、どこかで違う形で走ってくれるんでしょうか?
それならいいけれど…
夜行列車の旅、カシオペアがあるうちに行かなくてはと思いました。

お疲れ様…ありがとう…
それぞれの人々が、それぞれの想いを胸に見送ったラストラン
列車たちは、まるで心があるように、誇らしげに胸を張り、
でも、少し淋しげに、人々を見つめているようにみえました。
わたしは、どんなものにも、きっと命があるのではないかと言う気がしました。
心と言うものが、きっと、あるんじゃないかな。

明日、わたしは、娘と新幹線の旅に出ます。
本当はゆっくりと電車の旅を楽しみたいけれど、時間に追われる
仕事人間としては、仕方ないですね。
明日の今頃、どんな夢を見てるのかな?
3日間留守にしますが、楽しんできますね。

category: プチ鉄

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鎌倉物語  完 

鎌倉の旅のフィナーレは、海に沈む夕日を眺めたいね。
と言うことで、わたしたちは七里ガ浜で江ノ電を降りました。
この駅に降りたのは何回目かな?
いままでの人生の中で節目、節目にここに来ていたことを思い出します。
真っ直ぐに海に向かう緩やかな坂道を降りて行きます。
国道に交わるところにある信号機。この信号機と海と走り去る車と…
そんな風景が、なんとも湘南っぽくて好きな交差点です。

真っ赤な車(車種は分からない車音痴ですけど…)絵になる風景です。

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絶え間なく流れて行く車と彼方に見える江ノ島
時々、自転車で走っていく人たちが、眩しい海をバックにシルエットになって素敵です。

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海辺に面した道路沿いにお洒落なお店が立ち並びます。

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打ちっぱなしのコンクリートの塀と青い空。やっぱり素敵!!

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海辺には、幼い子どもを遊ばせる若いママの姿が・・・
ちょうど、てっちゃんとしょうちゃんぐらいの兄弟。
なんだか、てっちゃんを連れてきてあげたくなりました。

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沈み始めた夕日が、寄せる波を染めてキラキラと長い光の帯を彼方へと繋げます。

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打つ寄せて、砕ける波が、白いリボンのように砂浜に。

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そして、引いてゆく波が、さらさらと細かな砂の粒子をさらっていきます。
夕日のオレンジ色が濡れた砂に反射して、まるで黄金の砂のよう…

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あまりに、美しくて、その度に、色合いが変わっていく波と砂と光り。
何枚撮ったでしょう。わたしは夢見心地でシャッターを押しました。
「わぁ…キレイ…」出てくる言葉は、その言葉ばかりです。

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彼方に浮かぶ江ノ島は、見慣れたシルエットになっています。
思わず、サザンの歌を口づさんでしまいそうな風景が好きです。
…♪江ノ島が遠くに ぼんやり寝てる~♪…

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夢中になってるわたしを邪魔しないように、娘は渚を歩いています。
時々、貝殻をひろいあげているようです。

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『おかあさん、かわいい貝殻をみつけたわ♪ホラ』
娘は手のひらを開いて、小さな貝殻たちを見せてくれました。
彼へのおみやげにするんだとか…。微笑ましいです。
今日は、彼とのデートより、母親とのデートを選んでくれた娘に感謝しなくっちゃ。

『玉子みたいな、石があったよ。』と娘。「うん、うん、これでしょ?」
考えることは、同じな親子です。(笑)

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渚を歩くサーファーたちも、シルエットに。

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岩壁には、夕日を眺める人たちが、海を見つめています。
静にひとり、思い思いに、カップルで、そんな人々の顔を夕日が赤く照らします。
同じ想いの人たちの群像が、すごく素敵でカメラを向けました。

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ちょっと厚い雲が海上にあったので、海に沈む夕日の姿は見られませんでしたが
空を茜色に染めて、美しい夕映えでした。

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「風も冷たくなってきたね。アイリス、付き合ってくれてありがとう。帰ろうか?」
『そうだね。今日は素敵な日だったわ。おかあさん、ありがとう。』
ちょっと後ろ髪を引かれながら、波打ち際を歩いて帰ります。

♪波打ち際をうまく 濡れぬように歩くあなた まるでわたしの恋を 注意深くかわす
ように
またまた、ユーミンの歌が浮かびます。

海辺には、誰かが作った砂山が、ひっそりと残っていました。・・・

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江ノ電に乗って鎌倉駅に着いたのは、辺りが夕闇に包まれだした頃…

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もう一度、鎌倉駅界隈を歩き、家族や、長女へのお土産を探しました。
「あっ!日陰茶屋だ!!」

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最後に、大好きなサザンの鎌倉物語をどうぞ♪

♪鎌倉よなぜ 夢のような恋を遠ざける…♪

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鎌倉の春(長谷観音界隈) 

激混みの江ノ電は、まるで通勤列車のように詰め込まれたまま身動き取れません…
わたしたちは長谷で降りることにしました。「降ります~!!」と声をかけて、
人々の間をすり抜けて何とか降りることが出来ました。ふぅ~(汗)

駅の改札を出ると、さっそく、駅前のどら焼き屋さんに目が釘付けになりました。
和三盆入りの茶色い生地がおいしそうです。お昼前だけど、食べたいね~♪と
二人の意見は一致しました。行列の後に並んで、和三盆ドラをゲットしてニコニコ。

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街中を歩きながら食べるなんて、普段の生活では考えられないことなんですが…
何だか旅先だと出来てしまったりするものですね。
わたしたちは、お行儀悪くも、ドラ焼きを食べ歩き…(笑)
でも、これがまた最高に美味しくて…たまりません(*^。^*)

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長谷では、もちろん、有名なお寺でもある長谷観音に立ち寄ります。
こちらのお寺には四季折々のお花が咲きますが、わたしは残暑厳しい夏の終わり頃に
咲き始めるサルスベリの老木を見るのが好きです。
すべすべした乾いた茶色の幹と、ふわふわとレースを散りばめたような花が、枝先で
揺れているのがたまらなく好きです。
何か話しかけているようで、サルスベリの木下を通る時は、その花房にそっと触れてみます。

ふわっとして、かさっとして、まるで誰かの心に触れたような気がします。
その頃、境内で咲く紅白の彼岸花や、池のほとりで甲羅干しをしている亀たちを見るのも
好きだったりします。

今は早春、どんなお花が咲いているのかな?と思いながら歩いていくと、咲いていました。
地面に張り付くばかりの、背丈の低い福寿草たちがちらほらと顔を覗かせていました。

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そして、なんと、ワインレッドの花色のボケの花がありました。
とっても深みのあるいい色合いで、まるでベルベットのような質感の花びらがひっそりと咲いていました。

赤やピンクの元気な色合いのボケのお花もいいけれど、こんなシックな色合いは始めて見ました。
とても気品があって美しくて気に入ってしまいました。

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そう言えば、青梅のお寺で白花のボケを見たことがありました。
こちらのお花も清楚な春風のような美しさで夢中になったことを思い出しました。
木瓜の花って、結構いいなぁ・・・と思いました。

そして、この花も…
早春に他の花に先駆けて、まず咲くから、まんず咲くでマンサクと名付けられたそうです。
山を歩いていて黄色いひらひらした花びらが、たくさん開き枝先がぼおっと黄色く見えると
春が来たなぁと思います。

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ほんの数輪の桜の花が咲いていました。桃色の濃い花色は河津桜でしょうか…
とっても可愛らしいです。枯れ枝に、まるで春の妖精が舞い降りたようでした。

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蕾が、なんとも愛らしくって…(^。^)

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蝋梅もちらほらと、咲き始めていました。

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長谷寺の黄金の観音様は、屋内にありますが大変大きなお姿です。
薄暗い建物の奥、天井のほうは暗い闇に沈んで見えます。
その中に、黄金色の観音様が聳えるように立って見下ろしておられます。
下から見上げていると、どの位置から見上げても、観音様の視線と合うような気がします。
何だか吸い込まれてしまいそうに感じ、動けなくなるような気がします。
何度見ても、畏敬の念を抱かせるそんな迫力のある観音様でした。

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銀杏の巨木もありました。

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最初の計画では、長谷寺を見て七里ガ浜でランチの予定だったのですが、
大幅におしてしまったので、お寺の境内にあるレストランで昼食タイムとなりました。
ここのレストランはなんとお坊さんがウェイターさんをしています。^m^

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オーダーを取りに来てくれても、お料理を運んでくれても、なんだか違和感なのでした。
わたしは精進カレーを注文…美味しかったですが、
窓から海が見える、お寺のレストラン…やっぱり、ちょっと違和感でした。(笑)

長谷寺の境内からは、海が見渡せます。ここからの眺めっていいですね。
夏には、彼方に浮かぶヨットの白い帆布が眩しく見えて、ちょっと地中海っぽいです。
これも、お寺とは、ちょっとミスマッチなのかもしれません。
なんとなく開放的で明るい光に満ちているそんなお寺です。

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帰り際に洞窟巡りをしました。入り口で購入した小さな仏像に、願い事を
書いて、洞窟の一番奥に置いてきます。
何の願をかけたのか…ですか?もちろん、孫のてっちゃんとしょうちゃんが
すくすくと成長し、しあわせな人生を送れますように…です。(*^。^*)v

小さな洞窟ですが、壁には何体も仏像が彫られていて異空間を醸し出しています。
狭い通路は迷路のようで、天井が低くて体を丸めないと通れない通路などあって、
面白いです。この洞窟の周りには大きな灰色のリスがいて、時々姿を見せます。
今回も姿を見せてくれました。ここだけでなく、鎌倉にはいたるところで
野生のリスを見かけます。

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細い路地裏の道を歩き、丘の上にある鎌倉文学館に行こうかとも思いましたが、
この時季はお花もあまり咲いていないでしょうし、時間もあまりないので、
江ノ電に乗って七里ガ浜へと移動することにしました。
狭い路地をゴトゴトと走る江ノ電は風情があります。

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古い型の江ノ電、渋い色合いがいいなぁ。
もう、日が傾いてきました。
それでは、フィナーレは七里ガ浜の夕日です。続きます。(^。^)/

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鎌倉の春(杉本寺から小町通り) 

次は、わりと交通量の多い道路に面した杉本寺に立ち寄る事にました。
このお寺には昔訪れたことがありました。おぼろげな記憶を辿ると
確か、茅葺屋根のお堂と苔生した石段が美しかったと思います。
あっ!ありました。石段を登って行くと山門があります。。

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白い幟が立ち並び、独特な雰囲気がありますが、杉本寺は坂東観音霊場の
札所でもあるからだそうで、三十三の札所の最初の寺、つまり発願の寺なのだそうです。

秩父にも、札所があり、数年前1年がかりで、巡礼したことがありますが、
札所には1番目の発願の寺と一番最後の結願(ケチガン)の寺と言うのがあります。
この結願の寺は、全ての札所を巡り終え一番最後に訪れるお寺です。
結願という言葉には、願いが観音様に届き結ばれるという意味があります。

巡礼は江戸時代盛んに行われ、庶民の観音信仰から起こったものだそうです。
昔の人のような信仰心は無くとも、札所を巡るうちに心が澄んできて結願の寺では
なぜか清々しい気持ちになれ、深い満足感や達成感に満たされました。
秩父札所の場合は、長閑な秩父の風土と、素朴で暖かい地元の人々の人情とに
癒されたような気がしますが、坂東の札所は、範囲が広いので回るのは大変そうだけど、
どんな出会いや発見があるのか、いつか巡ってみたいと思います。

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やはり、巡礼のお寺らしく、たくさんの護符が貼ってあります。

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山門からは、さらに奥へと石段が続きます。

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この石段は鎌倉石で出来ています。鎌倉石は柔らかいので長い年月のうちに
すり減って、いい具合に丸みを帯びて来ます。
杉本寺では、その石段が苔生して、とても美しくて有名です。
山門から上は、この苔を保護するために石段は登れないようになっています。

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山門の仁王様も古い作りです。
「あ」のお顔と

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「ん」のお顔で、阿吽の呼吸です。(*^_^*)

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茅葺屋根の本堂は、とても質素で、優しい感じのお寺です。
鎌倉で最古のお寺で、奈良時代の建立だそうです。

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十一面観音が有名だそうですが、昔、訪れた時は本堂の中に入らずに
帰ってしまったのだと思います。あまり、仏像と言うものにも興味が無かった
のでしょうね。若かったのだと思います。
今回はもちろん、堂内に入ってみました。靴を脱いで上がらせていただけます。

驚いたのは、薄暗い堂内に所狭しと並んだ木像群です。
それらが、手を伸ばせば触れられるほど近くにあります。
本来なら国の重要文化財だそうですから、囲いをされていそうなものなのに
こちらのお寺は、何とも無防備に、おおらかに、お参りの人たちは、
その仏像の間を通って見学出来るのでした。

その木目が判るくらい側を通り、等身大の仏像の傍らに立ちながら、
胸がドキドキしました。こんな感覚は初めてでした。
そして、一番奥に、三体のご神仏を正座して見れるところがあります。
薄暗がりに、何となくお顔も見えました。
自然と手を合わせたくなるような、ありがたい気持ちになりました。

若い頃はその良さが判らなかったけれど、今ならその美しさに気付く事が出来ます。
感動できるものが増えてきたこと、歳を重ねるのも悪くないなぁと思えました。

なんだか、くらくらする想いで外に出ると蝋梅の花が数輪、陽射しに透けて咲いていました。
青空に光る蝋梅!!綺麗です。(*^_^*)
娘もすっかり感動した様子で『もう、これだけで、満足!十分すぎるくらいだわ。』と
ぼんやりしています。(笑)
「素晴らしい仏像を見せてもらえたね~!!」と感動一入でした。

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お庭には、石塔がたくさん置かれていたり、お地蔵さまがいらしたり…

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少し裏手から高台に登れる所があり、見晴らしが良いです。
ああ、ここで夕日もいいだろうな。。。と、思いました。
夏ミカンがたわわに実っているなぁと思って下を見たら!!

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なんと、タチツボスミレが咲いていました♪
うれしい、初スミレです。

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思いがけずにスミレを発見出来て嬉しくて、高台を降りて小町通りへと出ました。
小町通りでは、粋な人力車のお兄さんたちがいました。

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小町通りは、二月なのに人でごった返していて、お食事処も行列が出来てました。
わたしたちは、お土産物を探したり、ショッピングを楽しんで、
次の目的地に向かう事にしました。

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江ノ電も大変混んでいましたが、やっぱりテツコですから、写真を撮りました。^_^;
古い車体の車輛も見れて、ラッキーでした。

そうそう、江ノ電の駅にあるコロッケ屋さんは、お勧めです!
超、熱々で、ハフハフしながら食べます。
お店のおじさんは、「熱いから、やけどしないでね!」と笑顔で手渡してくれます。
江ノ電に乗ったら、ぜひ、ご賞味を!!

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昔、乗った頃は、渋いこの車両で、床は木の床だったんですよね。

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続きます。

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鎌倉の春…(浄妙寺) 

鎌倉は、若い時から大好きな場所でした。
“古都”という響きが好きだったのかもしれません。
二十歳ごろ、鎌倉の歴史を調べたいと大学ノートにレポートを書いていた記憶があります。
特に、北鎌倉が好きで、月に一度は訪れて北鎌倉界隈のお寺はほとんど歩いたと思います。

散策の終わりに、円覚寺に立ち寄り、広大な敷地の西の外れの崖から
市街に落ちる夕日と、だんだんと沈む夕闇を眺めるのが好きでした。
あの頃も、訪れる人もあまりない場所でしたが、今も昔のままでしょうか?
昔の記憶を辿り、いつか訪れてみたいと思っています。

あの頃、行きたいと思っていたけれど、いつも行けなかった花の寺瑞泉寺。
水仙の咲く頃に訪れて見たいと思っていたので、今回の計画に入れました。
やはり、古都の風情が大好きな娘と、お休みが合った2月10日、
「そうだ、鎌倉に行こう!」的な乗りで出かけました。

まず、訪れたのは「浄妙寺」です。
このお寺には、枯山水があり、そのお庭を望める茶室でお茶が頂けるそうです。
美味しい抹茶が飲みたいという娘のリクエストで選びました。
鎌倉の駅に降り立つと直ぐにバスに乗り浄妙寺へと向かいます。

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山門から見える本堂の青い屋根が、青い空に映えて綺麗です。

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お庭には、枝ぶりの良い梅の樹が立ち並び古し枝先には
びっしりと可愛い蕾が並んでいます。
『わぁ~!かわいい』「春だね~♪」

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良く整備されたお庭には、葉を落とした銀杏の大木が空へと枝先を伸ばし
その枝先にも春を待つ冬芽が行儀よく並んでいます。
松の緑が、陽射しにつややかに映え、なんて美しい~!

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  淡わき色 ゆえに和める 侘び透けの花   しずく

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たわわに咲いた侘び助(わびすけ)の根元には、小さな花芽が…
何の花芽かしら?カキドオシだろうか?

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趣のある石畳を踏んで、その先の枯山水のある茶室へと向かいます。

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磨きこまれた廊下が清々しい朝の空気に映えます。

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水を打たれた玄関を入り、土間のある上がり口には、
小さな雛壇が飾られ、木目の廊下が美しい空間です。

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敷石の上にそろえて置かれた下駄がなんとも風情がありました。
呼び鈴を鳴らすと作務衣を着た若い女性が現れ茶室へと案内されます。

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枯山水に面した障子を開けてくれ、お庭が眺められます。

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桜の花が描かれた日本画が飾られていてわたしはその絵に引き込まれました。

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木製の火鉢が置かれただけの空間、障子からは柔らかな春の光が
浸透してくるように感じます。

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お茶が運ばれてきて、簡単なお作法で供されます。
品のいい茶碗に淡い茶緑色に薫るお抹茶と美しい和菓子です。
わたしのは、“雪椿”という和菓子。

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娘には、“福梅”と題された、ほんのりと柔らかな梅をかたどった和菓子でした。
なんだか、娘に似合っています。(*^_^*)

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わたしの、“雪椿”は、わたしに似合っているでしょうか?^m^

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このようなお庭を眺めながら頂く抹茶は、何とも言えず
心が落ち着きます。
まして、朝一番に訪れたので観光客もほとんどなく、わたしたちだけの
静かな空間でした。

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竹筒から静かに落ちる水音が優しいです。何だか春の音がします。

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枯山水は、有名な京都の龍安寺の石庭を手掛けた人の作だとか。
こじんまりとしたお庭ですが、落ち着く空間です。

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廊下の先には水琴窟があり、初めてその音を聞いた娘は目を輝かせ
感動していました。地下に浸みわたる水滴の調べは、何とも不思議で、
神秘的な音色なのでした。

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わたしたちは、静かな和の時間を堪能し茶室を後にしました。
娘は、水琴窟と抹茶と和菓子とが気にいったようで満足そうでした。

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そして、お庭を散策し小さな丘の上へと上がりました。
そこには、瀟洒な洋館があり、石窯パンのお店だそうです。
大正時代からあるという洋館の庭は、四季折々の花が咲く
イングリッシュガーデンになっているそうです。
ちょっと惹かれましたが、また今度ということで外観をパチリと…

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わたしたちは庭園を歩きながら、いろいろなものに目がいってしまいます。
たとえば…

サザンカの花びらが散り敷いている小道を歩けば

   山茶花の こぼれし紅ゆえ なほ哀し     しずく

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一輪咲いた純白のマーガレットを撮ろうとして、低い石段に気付かず
派手にコケてしまったわたし…^_^;
娘はびっくりして、その後泥だらけになったわたしのジーンズを見て
笑いが止まらなくなりました。ふたりで大笑いです(笑)

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蕾のまま、落ちてしまった椿の花を拾い上げた娘
陽射しが眩い石の上にそっと置いて写真を撮りました。

   静まりて 紅鮮やかな 落椿(おちつばき)    しずく

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緑の透けて美しい木蔭に、一輪の椿の花が覗いていました。
とっても美しいと思った瞬間でした。(上手く写せませんでしたが)

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小さな蕾が可愛くて、青空をバックに撮ってあげたかったので
何枚も撮りました。ダンコウバイの花芽でしょうか?
黄色い元気な花が枝先に咲けば、もうすぐ春ですね。

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そして、こんな光景にまた立ち止まります。

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すり減った鎌倉石の石段を上れば、その先には、趣のあるお宅がありました。
何だか、物語の中に出て来そうなお家です。

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光に透ける白い日本水仙が美しくて、またカメラを向けてしまいました。

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今にも花開きそうな、とっても綺麗な椿の蕾にうっとりと…

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青空を見上げれば、ピーヒョロロ…海辺のトビは、山のトビとは
どこか違って見えました。

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わたしたちは、浄妙寺の散策を終え、川べりの道を歩きながら
次の目的地、杉本寺へと向かいます。(続く)

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ハナネコノメに逢いにいく 

そろそろハナネコノメの花芽が見つけられるのではないかと思い
2月半ばに、風の谷に出かけました。
長閑な集落を抜けると、ジョウビタキやホオジロが囀っているのが聞こえます。
でもまだ畑も空き地も、家々の庭も冬枯れの様子で、花の姿はありませんでした。

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さっそく、ハナネコの谷に足を踏み入れます。

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穏やかな流れは陽射しに溢れて、岩の苔も温もりの色です。

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わたしは、はやる気持ちを抑えて、岸辺の土手を覗き込みます。
いつもの大岩に、木の根元に、ほら、いましたよ。ハナネコノメの葉っぱがびっしり…

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そして、小さな小さな固い花芽が付いていました。
花が咲くのは、まだまだ先だけれど今年も逢えたね、ごきげんようハナネコちゃん。

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朽ちかけた丸木のハシゴを渡って、ちょっと上流へと足をのばします。

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古いワサビ田には、燦々と陽射しが降り、ここだけはもう春が来たように
ワサビの赤ちゃんが、青々と葉を広げていました。

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流れは、空気をいっぱいに含んだ春の小川

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静かな淀みは、透明な青い色合い

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澄みきって、静かで、優しくて、大好きな色合い

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小さなさざれ石の浅瀬も大好き…いつまでも見ていたい。

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水色の漣と

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とろりと日が溶けて、オレンジ色の水面

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日影には、透明なツララも残っていたけれど

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それはもう、真っ白な泡に洗われてさらに透明になって消えて行く定め

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苔むした大岩を越えて、森へと入れば、

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タマアジサイやアジサイの花がらが

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過ぎて行く時と、過ぎ去った時とに、思い出の欠片を残す

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丘の高みで、コウヤボウキの花がらも、星のように空を映してそよ風に揺れていました。

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枯れ葉の中で、目覚めたばかりの福寿草のあかちゃんが、

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ただ、きらきらと

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透明な光と、透明な空気とを食べて

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まぶしいくらいの幼い笑顔で

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微かな笑い声をたてて無邪気に笑いあっているのでした。

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青空にはトビが舞い

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青い多摩川の水面には

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水に潜っては餌をとる孤高のカワガラスの姿がありました。

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帰りに寄った、ログハウスの喫茶店

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ここにも春の日差しが満ち満ちていました。

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灯り取りの高窓からも優しい陽射しがこぼれ

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床に置かれたゼラニウムの鉢植えも、美しい花色

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心地良いジャズの音色が、ちょっとおしゃれな空間を演出していて

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何だか時が止まったような気がしました。

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香り高いコーヒーも、オープンサンドもおいしかったなぁ

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また、ひとつ、奥多摩の素敵なお店を見つけました。

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二俣尾駅のそばにある“らびっと”というお店です。

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category: 森・山

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