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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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週末の森へ 

今日も朝から良いお天気だった。黙々と家事をこなす休日。
抜けるような空を恨めしく見上げていた。
遅めの昼食の後かたずけをしていたら、何だか無性に外に出たくなった。

急いで布団と洗濯物をしまい「夕食の支度前には帰ってくるから良いでしょう?」
と言い残し、自転車で家を飛びだした。
時間は2時半、このまま青梅まで自転車で行ってしまおうかとも思ったけれど、
時間的にちょっと自信がなかった。そこで、久しぶりに週末の森へと向かった。

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週末の森の入口にあるお寺。今日は七五三のお参りをする家族を見かけた。

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木彫りの立派な仁王様が、睨みを利かせている茅葺屋根の山門から、続く石畳。

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銀杏の木に西日が射して金色に輝いた。あと数日でまっ黄色に染まる事だろう。

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桜紅葉が陽射しに輝いて綺麗だった。だんだんと、気持ちが癒されていく。

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ドウダンツツジの緋色は本当に燃えているようで…

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もう、通わなくなって丸2年が経っていた。懐かしい野道を行く。
初めて、ここで、トラツグミを見たんだったなぁ…
わたしは、トラツグミがいた斜面をどこかにいないかなぁ…なんて思い眺めながら歩く

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夕映えの光が、丘の杉木立をオレンジに染めた。
耳を澄ませば、どこからかヤマガラの声、そして、か弱く鳴くのはツグミだろうか?

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懐かしさに見上げた空で、カラスと空中戦をしているものがいた。
真っ白に見えるのでシラサギかと思ったけれど、双眼鏡で覗いたら、鷹だった。
あの白さはオオタカだろうか?それともノスリだろうか?

鷹の写真は撮りそこなったけれど、上空を行くジェット機を撮ってみた。
白い機体が、太陽に照らされて透き通るように光る。

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小さな湿地から湧き出る水が溜まって出来た池の周りに植えられた楓が色付き始めていた。

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まだ、始まりの紅葉だけれど、綺麗…やっと秋に出逢えた気がした。

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もう、森の中は薄暗くて、上手く撮れてないけど…
ボケボケの写真だけど載せてしまいます^_^;

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ミヤマホオジロがいた梅林は、みんな切られてしまってすっかり景観が変わってしまっていた。
今年も、やって来てくれるのだろうか?
あの美しいレモンイエローの冬鳥、優しい小さな鈴のような声で囀っていた。
彼の鳥が巡り合わせてくれた人を想う…

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夕暮れに、一際、明るい黄葉のエゴノキ…いつもヤマガラが集まっていたっけ。
とても静かな森の中を一人さ迷えば、思い出たちがわたしの名を呼ぶ…

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ところどころに切り倒した枝が積まれた森の中、あの丸太の上でジョウビタキやルリビタキが囀っていた。
あら?どこかでキツツキのドラミングが聞こえる。初めてアカゲラを見たのもこの森だった。
氷雨が降る森の小道で、かじかむ手に息をかけながら、梢を見上げていた…
あの日のわたしが蘇る。

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枝影でこそこそと、動いていたのは、美しい黄緑色の背中を持つシジュウカラたち。
いつも見かける鳥だけれど、週末の森で逢うと懐かしくてたまらなくなる。
だって、いつも群れをなして、わたしを呼んでくれたから…
忘れないよ…

咲き残った綺麗なアザミの花2輪…想いが立ち止まる。

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わたしは、尾根へと登りあげた。いつか、必死にこの尾根を駆け上がり駆け下りた日があったな…
ふと見上げた空は、綺麗なオレンジ色に染まっていた。
わたしは、夕焼けを見ようと走りだした。

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いっぱい走ったけれど、夕映えの方が早くて、追いつけなかった。
展望台に着いた時にはもう終盤だった。

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それでも、焼けた雲の光が綺麗だった。

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アップで迫ってみた。不思議な形の雲…もっと早く来たかったな。

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あっ、松の木の下に見えているのは富士山だ!!

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淡いピンクに霞む空に美しく浮かぶ富士山。

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展望台で夕日の最後の色が消えていくのをじっと眺めていた。
これからは、また、週末の森に通おう…と、心の中で呟きながら。

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category: 森・山

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TOKYO BAY 

こちらも少し前の日記から…

10月27日、武道館で平井堅のライブがあった。
わたしは娘と行く予定で楽しみにしていた。どうせ都内に出るのなら、
「お昼にちょっと贅沢をして、東京湾ランチクルーズなんてどう?」
わたしは、娘を誘い、そんな計画を立てた。

わたしたちだけでは悪いかなぁと思い、主人を誘ってみた。
最初は嫌だと言っていた主人も行くことになり、久々に三人で東京行きとなった。
浜松町の駅から竹芝桟橋まで、歩いていく。
行く手にスカイツリーなんかが見えてきた。

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木の間越しに、マストも見えてくる

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白いビルに白いマストが良く似合っている。

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あの船に乗船するのね。わくわくしてきた。

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桟橋には正午の光がまぶしく照らしていた。

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船室で食事をしながらのクルージング。なかなか素敵なシチュエーションだ。

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船はゆっくりとしたスピードで桟橋を離れた。

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対岸のビル群が遠くなる。青空に白い雲が綺麗だった。

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やがて、レインボーブリッジの下を通過する。
下から見上げた橋げたの写真、絵になる光景だ。

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こうして見ると美しい橋だなぁと思う。

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Somewhere over the rainbow
Way up high
There's a land that I heard of
Once in a lullaby

橋を通過する時、オーバーザレインボーの曲が流れた。
思わずため息…素敵な演出だなぁ

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船尾を追いかけて、カモメが何羽も飛んできた。

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陽光煌めく羽田沖を行く

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数分間隔で離着陸する飛行機を眺めていた。

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食事が済んだので、今度は甲板に出てみようと言う事になった。

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船室を出て甲板に出ると、少し強いけれど気持ちの良い風が吹いていた。

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重機が立ち並ぶ海岸。近年、この夜景が人気のスポットらしいけれど、判る気がする。
なんだか、大きなラクダが並んでいるような…夜見たら月の沙漠見たいな光景なのかな?

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やがて、レインボーブリッジを通過する
すると、また、オーバーザレインボーの曲が流れてくる。
この船の上で洋上結婚式も挙げられるらしいけど、とっても素敵だろう。

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船は港に着き、2時間のクルージングを終えた。
「なかなか楽しかったね~♪」わたしたちは次に東京タワーを訪ねることにした。

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のんびりとてくてく歩いていく。この道でいいのかなぁ?なんて。

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やがて行く手に増上寺の大門が現れる。都会の真ん中に現れた歴史的な建物
ビルの谷間でしっかりと自己主張しているように見える。

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東京タワーとお寺ってアンバランスなようだけど、なぜかマッチしている。
きっと、東京タワーが出来た時には、すっかりと外観が変貌することに賛否両論だったのではと思う。
でも、月日が流れ、東京タワーも、今ではもう昭和のノスタルジーになってしまった感があるから、
こうして違和感なく感じてしまうのかもしれない。もう、お寺の一部みたいに…

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真っ白なビルが緑の森に映える。これも大都会東京ではありな景観。

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緑を映して…ここが都内だと言う事を忘れてしまいそうだ。

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東京タワーって綺麗だなと思う。
数年前、夜のライトアップされた東京タワーを見に、息子の運転で来た事があった。
クリスマスのイルミネーションに煌めく街に、オレンジ色に暖かな光で浮かび上がる
あの夜の姿は、また一段と美しかった。

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今日はかなり観光客がいたが、大展望台まで登ってみることにした。
スカイツリーの影響なのか、一段と賑わっている。
外国人観光客もかなり多いようだった。

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エレベーターで一気に展望台へ

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展望台から眺める増上寺はこんな感じ

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ビル群の向こうに、いましがたクルージングを楽しんだ東京湾が見える。

そしてまた、エレベーターに乗り込み、250mだったかな、最上階の大展望台へ

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大展望台からの景色は、さすがに雄大だった。

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スカイツリーはやっぱり高い。

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広角にして見ると、遥か彼方まで、ビル群が続いている。

東京湾、やはり海っていいなぁと思う。
あの竹芝桟橋から、小笠原諸島や八丈島まで船旅をして見たいとも思う。

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4時近くなって、最後の陽射しがくっきりとビルを浮かび上がらせた。

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そして、一気に色の無い、無彩色の世界へと変わった。

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なぜだろう、カメラの中の大都会は、まるで、未来の廃墟のように映った。
それは、一瞬の光のいたずらかもしれないけれど、そして、この後、日が沈めばまた
一気に、光り輝く眩い世界に変貌し、美しいイルミネーションの景観が人々を魅了するに違いない。

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でも、一瞬見せた鼠色のこのビル群が、もしかしたら大都会の本質なのかもと、思わずにはいられなかった。
やっぱり、わたしには自然いっぱいな山がいいなと心から思った。

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さぁ、次があるから、東京タワーの下を通って駅へと向かおう。

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夕日が増上寺の大門を赤く染めていた。

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わたしと娘は、コンサートに向かうため、主人とは東京駅で別れた。
主人は、楽しかったようだった。また、今度、出かけてみよう。

わたしと娘が九段下の駅に着いたのは、夕闇に暮れた街が、華やかな灯りを点し始めた時間だった。
平井堅のコンサートはもちろん楽しめたし、めいっぱい動きまわった一日が終わった。
たっぷりの余韻と満足感に浸りながら、ふと、わたしの胸を過るのは、懐かしい奥多摩の森と渓だった。

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秋を浮かべて 

これも少し前の日記です。

今まで、何度となく誘ってもなかなか首を縦に振らない主人が珍しく一緒に歩いてくれました。
わたしは、主人にも一緒に楽しんで欲しくて、娘の一眼レフを借りて二人で写真道中をする事にしました。

ちょっと曇りがちな体育の日、初秋の陽ざしを浮かべて流れる御岳渓谷をのんびりと散策です。

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草むらに咲いている小さな花に足を止めると、主人も覗きこむ。
「ゲンノショウコよ。でも、こんなに紅い花は珍しいわ。ふつうは白っぽいピンクなのに…」
わたしが撮ると主人も撮ります。
「ミコシグサとも言ってね。種の形が面白いのよ、熟して跳ね上がった感じがおみこしに似ているそうよ。」

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曇りがちの空を映して青くくすんだ色の水面に、烏瓜の赤い実が揺れている…

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やがて、楓橋と言う名のつり橋が見えてくる。
ずーっとずーっと前…まだ、わたしが30代の頃、心が疲れるとここへきて青い水面を眺めていたの
あなたは、何も知らないでしょうけれど…と、心の中で言ってみる。

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「ほら、見て、ケヤキの根っこがこんなにも入り組んでいる。人に踏まれてかわいそうね。」

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何を話しても、返事は無いけれど、それでも何かを一心に撮っている。
写真の面白さに気づいてくれたらいいけれど…

わたしは、草むらに楚々と咲く野菊の花束を…

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そして、川べりに群れて咲くミゾソバの小さな花を撮っている。

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『これは、何だ?』
「ミゾソバよ。良く見て、金平糖みたいに可愛い花よ。小さな蕾の一つ一つが花開くのよ」
「かわいいでしょう?」 『……』
「これは、サザンカ、白いサザンカは清楚でいいね」 『・・・・・』

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『この花は何だ?』 
「ホトトギスって言う花よ。おじいちゃんの家にもあったのよ。覚えている?」
『さぁな?』
「お茶会などに生ける花よ。なんとなくわびさびみたいな感じするでしょ?」
『よく判らん。』 でも、気にいったのかな?一生懸命撮っていた。

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『なんだ、これは?』 「バナナ?かしらね?」

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なんでここに、バナナ?って思ったけど、やっぱりバナナの木のようだった。
わたしたちは、おおいに不思議がるけど、バナナは、そんなことお構いなくって感じだった。

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川原では、岩登りの練習をする若者たちが、あちこちにたくさんいた。
オオバーハング気味の大岩は、初心者には格好のゲレンデなのかもしれない。
訓練用の大きなマットレスを担いで行く若者に、主人が声をかける。
『そんな大きなものを担いで、重くないの?』
「好きな事だから、大丈夫なんです!」若者の笑顔がすがすがしかった。

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川原では、一人静かに写生する女性の姿も…

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こんな楽しみ方も素敵だ。

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ご夫婦で散策する姿も

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川の中では、さっきから急流に一人挑もうとしている女性の姿が…

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思わず、頑張れ!!と呟いた。
主人も写真を撮りながら、『なんだ、女の子じゃないか?』と呟く。
「それって、頑張れってことでしょう?」 『まあな』

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ほんの少し色づいたケヤキの木が一際、綺麗に見えた。
玉堂美術館は興味ないというので、わたしたちは来た道を引き返した。

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楓橋を渡って寒山寺に寄ってみた。
「寒山寺の鐘をつくと多摩川の流れに乗ってその鐘の音が川下の想い人の所に届くそうよ」
そんなロマンチックな言い伝えを話したら、満身の力を込めて主人は力いっぱい鐘をついた^_^;

なんだかなぁ~

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急な石段の途中にあった石碑、なんとなくユーモラスだったのでパチリ。

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楓橋から、見た景色。有名な懐石料理のお店が良い感じだ。

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川上の景色、時期が来れば紅葉に美しく彩られるのだが、今日はまだ緑のままだ。
夏には翡翠色の背中を翻し、川面を滑るように渡るカワセミを見たっけ…

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川下の景色もまた、緑のまま。冬にはオシドリやコガモがいた事もあったなぁ…
しばらくは、思い出たちと語り合う。

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川岸に下りてお弁当を広げたら、子供たちが楽しそうに遊んでいた。
「もう少ししたら、てっちゃんもあんな風に遊ぶわね。連れてこようね。」
 『まだまだ、先の話だ…』

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珍しく真っ赤な葉っぱを愛でながら

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坂道を上って駅に着いた。
「せっかくだから、あなたに青梅の町を案内してあげたいわ。」
来たついでだから、ちょっとだけでも寄ってみましょうよ。
そんなふうに何度も誘って、やっと、青梅の駅に降りる事を主人は承諾した。

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青梅の駅に降り立つと、早速何か映画の撮影をしていたが、主人は興味がない様子。

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古い映画の看板も

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ジェームス・ディーンも

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綺麗な石畳も

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ノスタルジックな街並みも

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おせんべいやさんの店先も

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「ちょっと寄って、おまんじゅうでも食べようよ」と言った店先も

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昔の町を再現したジオラマのある幻燈館も…

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わたしが、見せてあげたかったものは、何一つ、主人の心には響かなかった。
ちょっと、ガッカリしたけれど…

花いっぱいの小さなお寺は、どうかな?「ほら、秋明菊の赤い花だよ」

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「秋明菊の白花、ほら、あなたが、この前買ってきて庭に植えたでしょう?」
『ああ、あの花か。こんなに、たくさん咲くのか。』

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「そうよ、来年は、庭いっぱいになるといいね。」

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「コンギクかな?綺麗だね。」

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「この薄紫が好きだわ。」

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「黄色い菊は、父を思い出すし、あなたの田舎の庭を思い出すね。お母さんが植えた黄色の小菊」

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そして、帰り道、大きな楠がある神社に寄った。

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「どう?何百年も生きてきた樹って凄いでしょう?」

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「こんな樹を山の中で見たら、もっと凄い迫力なのよ。あなたにも見せてあげたいわ。
きっと、元気を貰えると思うんだけれど…」

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なかなか、感性は行き合わなかったけれど、小さな秋を背中に浮かべて歩いた一日でした。
そして、わたしたちは家に帰りました。
家に帰って撮った写真をチェックしあいました。
こんなのも良いものだと、主人も思ってくれたなら良いなぁと思います。
「いっぱい歩いて楽しかったね、また行こう。」と言ったら、
『もう、嫌だ』の返事…
ガッカリだけれど、行けた事に意義があったと思う事にします。

きっと、主人は、山に行かせて貰えるようになりたいという、わたしの下心に気づいたのでしょうね。


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やさしい時を待っている 

ちょっと前の日記です<(_ _)>

夕日の名残りを受けて空がしっとりと薔薇色に染まりだした頃、夕暮れの駅に降りた。

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古い映画の看板が静かな光を放っているような街
商店街は、ノスタルジックな灯りを燈し、カーテンを引いたりシャッターを下ろし始めてる。

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そんな街の片隅で、ひっそりと灯りを燈し始めた小さなカフェがある。
交差点の信号を待ちながら…信号の色はなぜか赤が似合ってるな、なんて。

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バイクも、バスも、絵になるやさしい時間…
この時を待っていたかのように辺りを青い色が支配する
夕暮れ時の青が澄む街

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この店のコーヒーが飲みたくて、若いマスターの慎ましやかな笑顔に逢いたくて
わたしは、今、この街にいる。

窓に灯った、柔らかな裸電球の灯りに、心癒される

店の前に止まった、青いスクーター…以前は無かったなぁ…なんて独り言

ちいさな引き戸をガラリと開ければ、マスターの穏やかな声が迎えてくれる

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ねじまき雲 という、不思議な名前の、素敵なお店
はじめて来たのは、桜の咲く頃だった。
次は、しとしとと雨が降る6月、次は、蛍飛ぶ7月の宵、そして虫の音が聞こえ始め
た今日、9月…
このお店に通うようになって、半年が過ぎた。

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壁に掛った自転車も部屋の灯りの中に浮かび上がる。

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本当に不思議な空間、マスターはオーダーを聞きにやってきて丁寧に説明してくれる
そんな真摯な横顔を裸電球の灯りが優しく照らすのだ

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壁際の飾棚に置かれた小さなテディベアのぬいぐるみが、マスターに似ている…

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丁寧に、一杯、一杯、ドリップしてくれるコーヒーを待つ時間が堪らなくいい。

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壁の時計がゆっくりと時を刻んでいく、秒針の音
ねじまき時計の懐かしい音が、こころに懐かしさを蘇らせる。

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豊かなコーヒーの香りが満ちてくる。
やがて、深いコハク色をしたコーヒーが運ばれてきて

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特製のチーズケーキで、心はゆったりと癒されていく。

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時々、この静かでおしゃれな空間で、まったりと癒されたくなる
やさしい時を待っていたくなる

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マスターと、少しだけおしゃべりを楽しんで、わたしは、この空間を後にする。

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窓辺に写る街の灯りが、何だかとてもきれいに感じたりする。

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ほんの短い時間だけれど、お気に入りのカフェを訪れて、
心温まる上質な時間を過ごせて幸せだと思った。
そして、訪れるなら、街が青いしじまに塗り替えられていくあの時間に来て、
すっかり夜の気配に包まれたこの時間に帰っていくのがいいな。

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次に訪れるのはいつになるだろう。
きっと、街にジングルベルが流れ出す頃かもしれない。

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下名栗獅子舞保存会応援サイト 

今年の夏、下名栗諏訪神社の獅子舞に山仲間の一葉さんとひでちゃんとで出かけました。
一葉さんは、とても感激されすぐにも素晴らしいスライドショーを作成されました。

写真の腕前は、プロ並みに素晴らしい一葉さんが撮った獅子舞の写真は目を見張るようでした。
そして、そこに映し出された獅子舞役者やささらっこ、笛方の人々の姿は感動を呼ぶものでした。
真剣な演技の表情、舞い終わってやり遂げた充実感の笑顔は、本当に素敵でした。

『こんなに素晴らしいお祭りを、わたしはかつて見たことがないような気がします。
素晴らしい獅子舞を見せていただいたお礼に、何か少しでもお役に立てないだろうか?』
一葉さんはそんなふうにおっしゃって、この下名栗の獅子舞を応援するサイトを立ち上げる事を思いつきました。

わたしとひでちゃんも、もちろん賛成で、三人で共同で応援サイトを立ち上げようと盛り上がったのです。
開設にあたり、下名栗の獅子舞保存会の名栗のもりさんに、ご尽力いただき、保存会の方々にも快諾していただくことが出来ました。

今回、一葉さんが、より素晴らしいサイトにリニューアルしてくださり、下名栗保存会サイドからの情報発信なども引き受けていただけることになり大変充実したサイトになりました。
下名栗のマロンさんが綴る獅子舞ブログや、BBSも開設いたしましたので、ご紹介したいと思います。
ここに訪れてくださるみなさんにもぜひ、足を運んでいただき、気軽にコメントしていただけると嬉しいです。

下名栗諏訪神社獅子舞応援サイトには、下記リンクからお入りください(^^♪

下名栗諏訪神社の獅子舞

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山に行けない休日は 

今朝は、雨戸を開けると、澄んだ秋の空気が満ち満ちていた。
素晴らしい青空に、奥多摩の山並みが美しかった。
山に行けたらいいのにナ…
そんな独り言は諦めて、せっせと洗濯物を干し始めた。
すると、聞き覚えのあるあの囀りが、高々と響いてきた。
ヒッ、ヒッ、
「あっ、ジョビちゃん!」
慌ててあたりを見回すと、電線の上でジョウビタキのオスが縄張り宣言をしていた。

今年もやってきてくれました。
「ジョビちゃん、お帰りなさい。」
そろそろかなと思って毎朝、耳を澄ませていたんだよ。
わたしは嬉しくて、心の中で話しかけていた。


相変わらずのデジブックですが、大丹波、高水山、下名栗
三場所の獅子舞の、三拍子の芝をデジブックにまとめてみました。
もとは、大丹波から伝承された獅子舞ですが、それぞれの地域に根付き
その地に生きる人々と共に発展し、継承されてきました。
それぞれの特徴がしっかりとしたカラーとなっていて面白いです。

退屈かもしれませんが、よろしければ下記のURLの赤い文字からお入りください。
なお、下名栗に住むマロンさんから、素晴らしいデジブックが発表されましたので合わせてご紹介いたします。

マロンさんは、ご主人がベテランの獅子舞役者さん、息子さんが笛方の精鋭、娘さんがささらっこ上級生という獅子舞一家の、頼れるママさんサポーターです。
練習の日も本番の日も、いつも傍らから見守り続けている、一番近くて一番熱心なサポーターさんです。
マロンさんは、下名栗の獅子舞をずっと撮り続けているカメラマンでもあります。

マロンさんのデジブックには、下名栗の獅子舞と人を愛する心が満ち満ちています。
そして、仲間でなければ撮れない素晴らしい姿が映し出されています。
特に、お祭り前の夜の練習風景は必見です。
獅子頭を付けていない役者さんたちの真剣な表情は、なかなか見られないレアショットです。
みなさん、ぜひ、ご覧になってください。

★マロンさんのデジブックです。

デジブック『 下名栗獅子舞 』by マロン
下名栗の獅子舞 byマロン

☆こちらは、sizukuのデジブックです。

*デジブック『 大丹波青木神社獅子舞 』
大丹波 三拍子

*デジブック『 高水山常福寺の獅子舞 』
高水山 三拍子

*デジブック『 下名栗諏訪神社獅子舞 』
下名栗 三拍子

category: 日々の思い

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影たちの獅子舞 

デジブック、よろしければ下記の赤い文字をクリックしてご覧ください。
   ↓
大丹波青木神社/影たちの獅子舞

相変わらずの獅子舞デジブックのご紹介です。
毎年、下名栗の獅子舞を鑑賞させていただいていますが、下名栗の獅子舞のルーツは、大丹波青木神社だそうです。
大丹波から、上成木の高水山を経て、約150年をかけて下名栗へと伝承されたことになります。
今年は、獅子舞発祥350周年という事で、奥多摩の大丹波青木神社で記念行事が執り行われました。
大丹波、高水山、下名栗の三場所の獅子舞が同時に見学できるということで8月最後の土曜日に訪れました。

暑い夏のさなかに執り行われる獅子舞には、くっきりとした影が現れます。
下名栗は、大きな杉木立に囲まれているので、庭場には木漏れ日の影法師が生まれます。
ここ、大丹波青木神社の境内は、遮るものがなく眩い太陽が直接照りつけていました。

『うわぁ、いい影が出てるね!』一緒に行った、下名栗獅子舞応援サイトのサポーターでもあるヒデちゃんがそう言った。
「ほんと、撮り放題だね~♪」もちろんわたしも、獅子舞の影に夢中になった。
じっと見つめていると、地面の上で影たちはまるで生きているように踊り始めるのだった。
『獅子舞って言う字は、もしかしてこの影から生まれたんじゃない?しーちゃんの写真を見ていてそう思ったよ』
ヒデちゃんは、いつもわたしが撮る写真を好きだと言ってくれる。
曲がっていても、ボケていても、ほんの一ヶ所しかピントが合っていないような流れた写真でも、
『しーちゃんの写真はいいよ!上手な写真よりも、ずっと心に響く写真だよ』と言ってくれるのだ。
でも、『獅子舞と言う字が躍っている…』そんな感性を持つヒデちゃんの方が素敵だと思うのだった。

ootaba_sisi_0217.jpg 夏の影

そして、今年は奥多摩分校のお友達と一緒に秋のお祭りでもある小瀬戸の獅子舞も見に行った。
小瀬戸の庭場もまた、陽が良く当たり影ができそうだったので、わたしはやはり影を期待した。
午後になり夏よりも低くなった太陽が射し始めると、庭場にはうっすらとかすかな影が浮かび上がったのだった。
「ああ、秋の影なんだなぁ…」と思った。夏のくっきりとした影ではなくて、どこか透明に透き通った影だったのだ。
写真に写るかなぁと思いながら撮った写真。そんな写真を見て、ヒデちゃんはこんなメールをくれた。
『影の薄さに秋を感じました。秋の空気に、透明な光が射した瞬間だったんだね。』
やっぱり、ヒデちゃんの表現力は凄いなぁと思ったのだった。

kosedo_539.jpg 秋の影

獅子舞の影を、デジブックにしてみよう。
タイトルは、そう、『影たちの獅子舞』にしよう。
そのヒントは、ヒデちゃんの言葉だったのだと思います。

category: 里山

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