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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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青梅路地裏散策(早春編2) 

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昭和初期の建物だろうか?ちょっと洋風な家だ。

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青梅のマンホールには、梅にウグイスが描かれていて、ちょっとアートぽくて面白い。

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影が長くなる昼下がりの路地裏…

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花が好きな人が住んでいるんだろうな、花いっぱいのお宅

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サクラソウがとっても綺麗…

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懐かしい感じのJ和風のお宅

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タンポポや、オオイヌノフグリの咲く野原を越えて

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赤い花をたくさん咲かせた大きな椿の樹が空に聳えていた。

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行く手に、青梅の市立美術館が現れたので、寄って見る事にした。
吹き抜けのあるホールは、緑と光に溢れていて気持ちのいい空間だ。

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窓辺に咲いた、一輪の赤い花、ゼラニウムの花だったけれど、
何となく、星の王子様のバラの花みたいに感じた。

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近代画の若手の画家たちのコラボ展が開催されていた。

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わたしは、この水の絵が気に入った。

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鵜の絵が描かれた陶磁器

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インコが描かれた壷

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ポスターも、春らしくて気に入った

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空と水と緑と。この色使いも大好き…

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美術館を出て、まだまだ、古いお宅が、普通に残されている路地をなおも探検

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今も人が住んでいるってところが素晴らしい。

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そんな中に、不思議なお店を発見した。

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まるで、民家そのものの、平屋のお宅に、こんな看板があって

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中身も、また、昔あったような、誰か知り合いのお宅のような不思議なお店。

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手作りのピザとコーヒーをいただいた。
ピザは、不思議な食感でとっても美味しかった。

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そのお店の、オーナーの女性とお話させていただいているうちに、青梅の街にはたくさんの素敵なお店やギャラリーがあることを教えてもらった。
今度、また、訪ねてみたくなった。

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ちょっと長居をしてしまったので、青梅駅へと向かった。
でも、そのまま帰るのはもったいないから、線路を渡り、

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こんな板塀のお宅の脇の、細い路地に入ってみる。

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夕暮れの光の中で、ハナニラの花が、美しく輝く

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こんな路地の先には、

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こんないたずら書きを見つけて微笑ましくなる。
そういえば道路に子どもがいたずら書きをしている姿、もう、あまり見たことが無いなと思う。

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この路地の先には、

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こんな素敵なお宅

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紅梅の花びらが散る路地の先には

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こんな、小鳥の表札がかわいかった。

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青梅の駅裏の丘陵地帯を、枯葉の中から咲き始めたスミレを探しながら歩いていたら、

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黒猫のジジみたいな(真っ黒じゃないけれど)猫がわたしを見上げていた。

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さて、今回の散策もクライマックスにしてやっと出逢えた…
猫の街青梅で出逢った本日2匹目の猫クンでした。

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やっと、カフェ “夏への扉”のある歩道橋に出たのは、夕暮れ迫るころだった。

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夏への扉に、灯りが点っている!

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穏やかな、オレンジ色の灯りが点る店内には、何組かのお客さんがいて、オーナーのお髭のマスターはコーヒーを入れているのかな?

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コーヒーの良い香りが漂ってきて、入ってみたくなったけれど、時間が押しているので今回はパスだった。
次回は、ぜったいに寄って見たいと思う。夕暮れ時の夏への扉を開けてみたいな。

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居酒屋“尾瀬”にも灯りが点った。

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オードリー・ヘップバーンのポスターにも夕闇が忍び寄る。

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日が暮れて、孫をお迎えに来た、おばあちゃん…
ほの暗さが何とも昭和っぽくて、ほのぼの人情味があって、いい街だと思う。

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柳の新芽に街頭の灯が揺れていた…

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長い日記にお付き合いいただきありがとうございました。3月半ばに歩いた青梅の街をご紹介しました。
次回は、また違った散歩道(にゃにゃ曲がりのある道)をご紹介します。
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青梅路地裏散策(早春編1) 

出逢いの街

青梅の街は、やっぱり素敵な街だ。
山と川に囲まれた旧宿場町。
昔ながらの街並みと旧道が、そこここに残っている。
そんな懐かしい佇まいの中に、素敵なお店や、個性的なギャラリーが、ひっそりと息づいている街でもある。

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《青梅の散策で目にする事が多い映画の看板は何と100枚もあるそうだ。》

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電車や車で通過するだけでは見えてこないそんな風景に最近気がついた。
駅前の細い路地を曲ったら、そこには懐かしい光景が広がり、過ぎ去った時代にタイムスリップしてしまう。
子供の頃、入り組んだ路地裏に迷い込み、迷路のような小道を抜けてドキドキしながら歩いた記憶などが蘇ったりする。

《バス停まで、猫の街》
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あの頃は、古びたちいさな裏木戸を開けて、見知らぬ裏庭に忍び込んだり、野良猫の後を追いかけて割れた板塀の隙間から、空き地を抜けて遊んだりもした。
青梅駅に降りて、この街に一歩足を踏み入れれば、すっかり忘れかけていたノスタルジーに包まれながら、まるで子供の頃に戻ったように、どこか不思議な異空間への扉を押し開けてしまうのだった。

《今もレトロな佇まいの商店街》

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長閑な陽光に包まれた週末、春の香りがそこはかとなく漂う、青梅宿を歩いた。
この日、見たかったものは、昭和初期の素晴らしい建築物だという津雲邸。
戦前戦後の激動期を活躍した青梅出身の政治家の邸宅だったそうだ。

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多摩川の流れを見下ろす高台に、お城のような立派な石組みの礎の上に瀟洒な建物が建っている。
その外観もさることながら、京都の宮大工を呼んで作ったという、内装が素晴らしいとのことだった。

昭和40年代に津雲家が手放してから、30年以上も放置され荒れるに任せていたが、地元の商店街の人々が中心となって、後世に残すべく保存運動が展開されているそうだ。
しかし、市が買い取りを渋っているので宙に浮いてしまっているのだと聞いた。

http://tukumo-tei.omjk.jp/ ←地元の商店街の有志の方が管理しているHP
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この日も、門はしまったままで、見学することも出来ず、残念だった。
その津雲邸の真向かいに、青梅七福神のひとつの延命寺があったので寄って見た。

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こじんまりしたお庭には、桜や梅の古木があり、大きな白木蓮の木が、枝にたくさん
の蕾を付けていた。柔らかそうな産毛に包まれた蕾が弾けて、真っ白な花びらが覗い
ていた。

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そこに、小さなクモが、ひなたぼっこをしていた。「クモくん、春だね。気持ちいい
ね。」そんな事をつぶやきながら、ファインダー越しに見つめると、小さな命の輝き
が見えるような気がした。

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日当たりのいい枝は、もう、蕾も解けて、青い空に白い木蓮の花が綺麗に映る。
白木蓮もコブシの花も白い小鳥が枝先に止まって、羽を休めているように見える。
白い小鳥は、木々の枝先のてっぺんまで登りつめて、あの青空に飛び立ちたいのかな…

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木漏れ日の中、サンシュの花も満開

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純白のボケの花が、清楚で美しい

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ピンクの蕾は、上品なワビスケの花

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開いた花をようやく見つけたけれど、葉陰でやっと撮ってみた。

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純白の椿も、気品ある美しさ

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わぁ~♪ ミモザの花が咲いていた。
小さな早春の花の精が、この花の中でかくれんぼしているような気がして可愛くて大好きな花。
春先、この花を見つけると嬉しくなるわたし…

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でも、お寺のお庭にあるのはめずらしいなぁ…

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さっきから良い香りに包まれていると思ったら…
沈丁花の花が、春の日差しの中でこぼれるように咲いていた。

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本当に匂い立つように…  ああ、心に沁みるその香り

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真っ赤なボケの花は、陽射しに透けて元気いっぱい

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今にもはじけそうな蕾は、まあるくて、ほんとうに愛らしい。

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トサミズキの柔らかな黄色が、輝いている。

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サクラソウの可憐な花が、お庭にたくさん。

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この花は、オオミスミソウかしら?

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境内の真ん中の桜の木はまだ、固い蕾だけれど、お庭はいろんな花で春爛漫だった。
柔らかな春風が吹き抜けるお堂にお参りをした。

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お堂の中には、千羽鶴がたくさん飾られていて、柔らかな風が吹く度に、くるくると回ってとても綺麗だった。

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古びた絵馬も飾られていた。

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さて、花いっぱいの長閑なお寺を後にして、坂道に出た。

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青梅は坂の街、この坂をずっと下れば、多摩川に出る。
さて、次はどの角を曲がろうか?小さな路地に入っていく。

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木造の古い家屋が残る細い路地を曲がると、大きな樹があるお寺があった。

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立派な鐘楼

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三重塔も…

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大樹の周りにはサクラソウがこぼれ咲く

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小さくて可愛らしい花ばかりだ。

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誰か見ていると思ったら、不思議の国のアリスのうさぎさん。

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クリスマスローズ咲くお寺

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スノードロップも

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ラッパ水仙も、

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奥の院では不動様が睨みを利かせている…

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あれは何かなと思ったら、何と水琴窟だった。
玉砂利の下の地中に瓶が埋め込まれていて、ひしゃくにすくった水を、静かに玉砂利に撒くと、その水が地中に潜り、瓶の中に落ちて、とても美しい音色に反響する。

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玉砂利の中から突き出た竹筒に耳をあてると、美しい地下からの調べが聴こえてくる。
水が沁みこんで、滴り落ちる水滴の音が、ピトーン…ピトーンと耳元に響く。
琴の音色のように妙なる調べなので、水琴窟というそうだ。
あまりに、神秘的で美しい音色なので何度も聞いてしまった。

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水琴窟のお寺を後にして、更に路地裏を進めば、木造の古い建物が続いている。

続きます。

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続・渓流の妖精 

  光と遊ぶコガネネコノメソウ お気に入りの一枚です(*^_^*) 

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次の週末、イワウチワの咲き具合を見に行くつもりだったけれど、
やはり、あの忘れ去られたカタクリの群生地の森が気になって…
もう一度、行ってみることにした。
先週蕾だったダンコウバイが、淡い黄色の花を咲かせていた。
枝先が、淡い黄色に煙るように、滲むように、ぼうっと明るく見える。
ああ、春だったんだね…なんて、拓郎の歌でも口ずさみたくなる。

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歩き始めてすぐに、足元にちいさな、ちいさな、トウゴクサバノオという花を見つけた。
小さくて地味な花だけれど、良く見ると本当に清楚で可愛らしくて、渓流にふさわしい花だと思う。

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この花に逢うのは、何年ぶりだろう。
一番最初に、この花を見たのは高尾山でのこと。
初めて見た時、あまりにも愛らしい姿に、わたしは夢中になった。
『トウゴクサバノオと、言うんだよ。可愛らしい花だろう…』
そう教えてもらった事、春が来るたびに忘れた事はない。

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葉が鯖の尾びれに似ているから、この名前が付いたと教えてもらった。
あの時、撮った写真は、みんなピンボケで、がっかりした事を思い出す。
今回は、しっかり写せたかしら…

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先週、蕾だったカタクリも、森のあちらこちらで、ピンク色の花を開いていた。

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反り返った花びらが、愛らしい、かたかごの花

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木漏れ日の中で輝くように

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蕾もはじけたばかりの、綺麗な花たちだった。
群生にはほど遠いけれど、こうして毎年咲き続けて欲しい。そうしたら…

いつかきっと、以前のように見事な群落に生まれ変わるかも知れない。

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先週、ほんの少しだった、コガネネコノメは、流れのほとりの斜面にたくさん咲き出していた。

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枯葉の中からも、小さな愛らしい花束が咲き競う。

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本当に小さくて愛らしくて、
こんなに群生していることが嬉しくて…

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わたしは、地面に這うようにして、夢中でシャッターを押した。
苔の胞子と比べてみたら、その大きさがわかるでしょうか?本当に小さい花なのです。

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小枝と比べてみても…

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落ち葉と比べてみても、その小ささが判ります。

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見事な花冠りがあったので、アップしてみました。

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ツルネコノメソウも、渓流の光を集めて揺れている。

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ヨゴレネコノメも、淡い黄色いに暗めの赤い蘂がシックな色合い。

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コチャルメラソウも不思議な形の渓流の花。

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苔むした流木の向こう側…

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こんな清らかな流れのほとりで歌っている

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清楚なアズマイチゲ…木漏れ日にいっそう輝き

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岩の上で朽ちていく、去年の落ち葉は、何を夢見ているのだろう。

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そして、これから芽生えていく新芽たちにも、同じように春は巡ってゆくのだった。

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長閑な春の一日を満喫し、わたしは家路に着いた。

category: 森・山

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渓流の妖精 

★ カタクリの群生地を訪ねて

トビを見送った後、カタクリの群生地を目指して歩き出す。
群生地と言っても、荒れ果てた感じで、杭に捲かれたロープも切れて修復されないままだ。
旧道を登り詰めた奥深い場所にあるので、今ではすっかり忘れ去られているのだろう。

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浅瀬の渓流には枯葉が沈む

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枯葉の間から、ヨゴレメコノメソウが顔を出す。

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ツルネコノメソウもひそやかに目覚めた。

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渓流の岩を覆う苔に陽がさして、黄金色と赤の輝き

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マクロの世界に見入ってしまう。

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碁石を並べたような川床が、赤や青や茶色に輝く

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透明な水の揺らめきがとても好き…

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早春の川は光の川となる。

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群生地のカタクリは、ポツンポツンと芽生えたばかりで固い蕾だった。

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カタクリの蕾の姿って、何だか折鶴のように見える。何を祈っているのだろう…

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こちらの林にも、純白のアズマイチゲが斜面のあちらこちらに咲き続く

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アズマイチゲの後姿は、小鳥のヒナのようにも感じる。

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大きな木の根元に、翼を広げて寄り添う小鳥

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光に透けると一段と美しい早春の妖精

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木漏れ日にうつむいて咲く姿、美しくて…

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山の斜面を滑り降りるように、渓流は流れる。

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その水際に、やっぱり咲いていてくれた…

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ちいさな、ちいさな、黄色い花…

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愛らしいね。今年も逢えてうれしいよ。

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思わず膝まづいて、話しかけてしまう。

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緑の苔の中に、たった一輪…

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まだ、春浅いから渓流の妖精たちは、本当に小さな花冠り。

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午後の傾き始めた陽射しに、ふと見上げればクモの糸は七色のスペクタル。

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ダンコウバイは、まだ固い蕾、花咲く日は、もう少し先になりそう。

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木々の影が渓流に影を伸ばし始めた。そろそろ帰らなければ…
また訪れよう、渓流の妖精たちに逢うために。

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今日も美しい春の一日を満喫した。
忘れ去られたカタクリの山には、もう群落は現れないかも知れない。
それでも、いいような気がする。
一面がピンク色に染まるような見事な群落も素晴らしいけれど、
いろいろな早春の花たちが、ひっそりと咲き繋ぐ、そんな森がいい。
誰に媚びることなく、花たちは咲き、そして散ってゆくもの。
こうして、ひそやかな森の契りは、永久に生き続けるのだと思うから…

      3月末日の日記から

category: 森・山

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早春の奥武蔵 

最近、山を歩いていないので、少し前の写真を公開しようと思います。
3月頃から何かと忙しく、写真は撮り貯めてあるのですが、ブログに載せることが出来ませんでした。
ちょっと時季はずれな記事で申し訳ありませんが、よろしかったらご覧ください。




★ザゼンソウの群生地にて

3月末、里は早春の花たちが咲き始めた。
もう、時季が少し遅いかも…と思いながら、昨年探しておいたザゼンソウの群生地を訪ねてみた。
そして、その近くに見つけたカタクリの群生地にも行ってみることにした。
心ひそかに、きっと、可憐な早春の花たちに出逢えるに違いないと思っていた。

里では桜が蕾を膨らませ始め

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白木蓮は青空に今は盛りと白く萌えたつ

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早春の朝の光の中に、輝きを放つ、長閑な里山の風景に足を止める

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梅の春、竹の春、キラキラと眩しい。

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川べりに、白梅が咲き続く道、川面に枝先が伸びて流れに映えて…

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明るい春の日差しに、清楚な梅が華やぐよう

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はらはらと静かに花びらを散らせてゆく、光のどけき春の日に…

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野原には一面、オオイヌノフグリの空色の絨毯

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タネツケバナの小さな白…

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ほっこりしたタンポポの、お日様のような黄色い花が咲き出した。

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ムスカリが群れ咲く、畑の陽だまり

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その根元に、小さなスミレが、

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ヒヤシンスの花も

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水仙の花も、春を歌う

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白い水仙も清楚

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ウグイスカズラの花は、小人の三角帽子のようで…

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テントウムシも、暖かな陽気に誘われ日向ぼっこ…

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くもの巣もキラキラ

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群生地のある杉木立ちの奥にある谷戸に着いた。

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山間なので、ここでは、まだ梅も蕾が多い。

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青空に白梅の花が透けるように輝いて綺麗

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銀杏の芽も膨らんだばかり

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ザゼンソウの群生地に向かう小道

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まだ枯れ色の陽光の土手にはフキノトウの若い黄緑色が目に染みる

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あっ!アズマイチゲを見つけた!
咲いたばかりの純白の花がまるでランプのように灯る。

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川岸にあるザゼンソウの群生地に着いたけれど…

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少し遅かったみたい…もう、鮮やかな新芽が伸び始めていた。

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群生地には、ただ、光と影が、がチラチラと遊んでいた。

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絶え間なく歌うように響くせせらぎの音に誘われて、川岸へと降りれば…

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そこはもう、春の日差しが眩いばかりに

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透き通った流れをすり抜けて、川床まで明るく照らしていた。

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光を集めて七色に輝く水の色。歌うように、せせらぎの音がぽこぽこと。
春の川は、空気を内包した白い泡が沸きあがっては流れていく。

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川岸を歩けば、アズマイチゲの赤ちゃんが、林の中に群生している。

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開いている花はわずかだけれど、林床にひざまずいては
今年初めて見る清楚なアズマイチゲに歓声をあげる。

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春の日差しを、ぱくぱくと食べてしまっているようなアズマイチゲの赤ちゃん
かわいくて、寝転んでファインダーからkiss…

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ああ、枯れ葉の温もり、春の匂い、気持ちが良くて寝転んだまま青空を仰いだ。

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あれ!トビが飛んでる

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ゆうゆうと大空に輪を描きながら…

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湧き上がる白い雲の峰の高見までも

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わたしは、寝転んだまま、ファインダーを覗きシャッターを押し続けた。

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その姿が、大空の彼方に消えてゆくまで…

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トビのように大空を翼を広げて飛翔できたら素敵だろうな…

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長くなったので、カタクリの群生地に続きます。

category: 森・山

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再出発の日 

マーガレット夫婦とてっちゃんは、今日から新居で暮らし始めた。
2DKの小さなアパートだけれど、3人で暮らしていくには充分過ぎるとマーガレットは言った。
家が決まってからは、毎日、掃除に訪れたり、必要最小限の家具や調度品を買いに出かけたりと、マーガレットは休まず働いていた。
でも、それはきっと楽しいひと時だったと思う。

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夕方、仕事を終えて家に帰ると、てっちゃんとマーガレットが迎えてくれた。
「あら、まだ、いてくれたの?てっちゃん、ただいま~♪」と声をかけると、てっちゃんはにこっと笑ってハイハイでわたしの元へとやってきた。
抱き上げて、ぎゅっと抱きしめた。てっちゃんのほっぺは柔らかで、おでこはもっと柔らかい。まるでマシュマロのようなのだった。
わたしとてっちゃんの儀式は、おでことおでこでコッツンコとやる事だった。
さっそく、今日もコッツンコ、てっちゃんのおでこは最高だ。

今日から、彼もこちらで暮らすということで、マーガレットは夕飯を作るのだと帰っていった。
『おかあさん、長い事お世話になりました。お父さんとおかあさんのお陰で今日から再出発する事が出来ました。これからは三人で力をあわせて頑張っていきます』

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夜、ささやかなお祝いに、ビールを届けに言ったら、てっちゃんは、パパと一緒にお風呂に入ったところだった。
玄関までやってきたてっちゃんは、落ち着いた穏やかな顔をしていたので安心した。
家に帰ってきてから、アイリスと、何だかホッとした反面寂しいね。なんて話していると、ケータイメールが届いた。
マーガレットからだった。

『今、てっちゃんと、パパが寝ました。
てっちゃんもパパも、一緒に居れて、とても嬉しそうでした。
明日は5時起きなので、わたしも寝るね。
今まで、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。』

短いメールの中に、穏やかな温もりが滲んでいるようで、嬉しそうな娘夫婦の顔が浮かんだ。
これから、いろいろ大変だと思うけれど、二人の頑張りが実るようにと願った。

外では、雨脚が強まり始めた。
雨音を聞きながら、わたしは、マーガレットとてっちゃんが、2ヶ月ばかりを過ごしていた部屋を眺めていた。
マーガレットが綺麗に片付け、お掃除をしていった部屋はガランとしているけれど、どこかにまだ、てっちゃんを慈しむ母としてのマーガレットの温もりが残っているような気がした。
そして、あどけないてっちゃんの笑顔や仕草が目に浮かぶのだった。

そして、なんとなく、こんな歌が浮かんだのだった。

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    あなたに  モンゴル800

   人にやさしくされた時 自分の小ささを知りました
   あなた疑う心恥じて 信じましょう心から
   流れゆく日々 その中で変わりゆくもの多すぎて
   揺るがないもの ただひとつ あなたへの思いは変わらない
   泣かないで愛しい人よ 悩める喜び感じよう
   気が付けば悩んだ倍 あなたを大切に思う
   ほら元どおり以上だよ 気が付けばもう僕の腕の中

   あなたに逢いたくて逢いたくて
   眠れない夜夢で逢えたらどこへ行こうか?
   あなたがいればどこでもいいよ。

  ★ モンゴル800 あなたに 良かったらどうぞ♪

category: 日々の思い

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旅立ちの丘 

旅立ちの丘(秘話)

武甲山と秩父の街並みを見下ろせる小高い丘の片隅に旅立ちの丘がある。
この旅立ちの丘には、小さな展望台と“旅立ちの日に”という歌詞が刻まれたモニュメントがある。

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旅立ちの日に

白い光の中に 山並みは萌えて
はるかな空の果てまでも 君は飛び立つ
限りなく青い空に 心ふるわせ
自由をかける鳥よ 振り返ることもせず

勇気を翼に込めて 希望の風に乗り
この広い大空に 夢を託して

今 別れの時 飛び立とう 未来信じて
はずむ 若い力 信じて
この広い この広い 大空に

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この歌詞を読めば、きっと「ああ、あの歌だね!」とお分かりの方も多いと思う。
全国の中学校で合唱コンクールや卒業式で、合唱曲として必ずと言っていいほど歌い継がれてきたお馴染みのこの名曲“旅立ちの日に”という歌は、秩父で生まれた歌なのだそうだ。

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1991年に埼玉県秩父市立影森中学校の校長と教員が、教え子たちの卒業の門出に世界でたった一つの歌を贈りたいと作ったのが、この“旅立ちの日に”だった。
それが、いつの間にか全国で歌われるようになったそうだ。

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わたしも3人の子どもたちの中学校で、合唱コンクールの課題曲として毎年歌い継がれていたこの曲を聴いたことがあった。
その歌詞や曲の美しさ、そして一生懸命歌う子どもたちのハーモニーとがあいまって、聴く者の胸を打つ素晴らしい曲だと思った。

じつは、この名曲には、もう一つの隠れたエピソードがあることを知ったのは、ある小さな新聞の記事だった。

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Aさんは、30代の娘さんを突然の病気で亡くした。
とても元気で活動的だった娘さんの死をAさんは、どうしても受け入れられなかった。
『あんなに元気だった娘が、親のわたしより先に逝くはずがない。』Aさんは悲嘆に暮れ、誰の慰めにも耳を貸さなかった。

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悲しみに心を閉ざし、誰にも会わず、部屋に閉じこもる毎日が半年も続いた。
そんなある日、Aさんは、当てもなく電車に乗り気づいたら終着駅の西武秩父の駅に降りていた。
その足で、アパートを借り、そのままこの街に住むことになる。
場所を変えても悲しみは、心の中に重く抱えていて家の中にいるとまた、押しつぶされそうになる。
それからのAさんは、朝早くお弁当を持って家を出て、暗くなるまで歩き回った。

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歩いている時には悲しみが、少しだけ忘れていられるのを感じた。こうして一日歩き回り疲れ果てて家に戻り眠りにつく。今まで家に篭っていた分を取り返すかのように、がむしゃらに毎日、歩き続けたAさんは、ある日の夕方、武甲山と秩父の街並みを見下ろせる小高い丘にひとりで立っていた。

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ちょうど夕照の時間を向かえ、あたりは穏やかな夕映えに包まれていた。
Aさんは、暮れ行く景色を眺めようと、丘の片隅に作られた展望台への階段を上り、丘の上に張り出すように設けられたステージへと続く回廊をゆっくりと歩き始めた。
その時、何処からともなく、美しいメロディが流れ始め、美しい歌声に包まれた。
柔らかなオレンジ色の光に包まれながら、Aさんは、涙が止まらなくなった。
この時、展望台には誰もいなくて、モニュメントから流れる歌声は、まるで亡き娘からのメッセージのような気がした。

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♪~白い光の中に 山並みは萌えて
  はるかな空の果てまでも 君は飛び立つ
  限りなく青い空に 心ふるわせ
  自由をかける鳥よ 振り返ることもせず…~♪

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影森中学校の生徒たちの歌声を聞きながら、Aさんは、夕映えの中で静かに暮れてゆこうとする美しい景色を眺めていた。
「お母さん、わたしは、しあわせだったのよ。そして、わたしはいつもお母さんのそばにいるわ。だから、もう悲しまないで勇気を持って生きてください。」

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Aさんは、懐かしい娘の声を聞きながら、いつまでも涙に暮れたそうだ。
そして、その日からAさんは、生まれ変われたような気がした。
生き生きと、自分の人生を生きられるように思えた。
自分を変えてくれた旅立ちの丘へのお礼の気持ちで、毎、日曜日、その公園で行われるボランティアの早朝清掃にも参加した。

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ある日、早朝清掃で知り合った女性に、何となくこの話をしたところ、その人は「旅立ちの日に」を作曲した女性の母親だった。
そんな不思議な巡り会わせで、Aさんは、この地で新しい友達を得て毎日を元気に暮らしているという。

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このお話を読んで、奇跡のような出逢いに感動した。そして音楽は、人の心を救うのだなと思った。
わたしは、この記事を読んでから、いつか希望の丘に行ってみたいと思うようになった。

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何の前触れもなく、この場所に立ち、このシチュエーションに包まれたAさんの感動はいかばかりだったかと思うと、新聞を読みながら、わたしも溢れる涙を止めることが出来なかった。

風光明媚な深い山並みに囲まれた秩父の街とそこに暮らす人々の優しさを思ったのだった。
父に連れられ子どもの頃から親しんでいた秩父、数年前から、長いブランクを開けて再び訪れるようになった。
そして、素朴な温もりと、長閑な優しさがある秩父が好きだったことをあらためて感じたのだった。

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(写真は、以前撮った、秩父の初夏の風景です。)

category: 森・山

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若葉のころ 

美しかった桜も終わり、森も野も、柔らかな芽吹きの季節
この季節の、萌黄色の彩りが好きです。
キラキラと木漏れ日に透ける若葉も、しっとりと雨に濡れる若葉も、
この時季ならではの色彩を見せてくれます。
そんな野を歩く時、ふと、この曲を懐かしく思い出します。
ビージーズの FIRST OF MAY (若葉のころ)
FIRST OF MAY(若葉のころ) →クリックしてください
拙い写真ですが、この曲を聴きながら、見ていただけたらうれしいです。

しめやかに小雨の降る朝、週末の森にある 花ショウブの谷戸に行って見た。
煙るような木々の若葉に山桜の淡いピンクが綺麗。

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ドウダンツツジの新芽の薄ピンクが柔らかい春の雨に濡れていた。

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春先から咲いているムスカリの花も、雫をつけて…

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池の芝桜も咲き出したばかり。

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池にある小さな島に植えられた細木も新緑萌えて、水面に影を映し込む。

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睡蓮の葉も、ワイン色の新しい葉を広げている。
もうじき、この葉の上でアマガエルが歌をうたい出すだろう。

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谷戸を巡る水路には、山吹の花がたわわに…

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雨に濡れた山吹は一段と色鮮やかで綺麗。

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ユキヤナギの白い花は夢見がちに霞んで見える。

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小さな花びらが愛らしい…この花びらが散ったら雪のようだろうな。

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花びらに雫をためて…何枚もシャッターを切ってしまった。

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白い花なら、水芭蕉。はるかな尾瀬、遠い空…
ああ、ここで逢えるとは…

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ミツガシワの花も…薄紫の蕾が今にも開きそう
星型の白い花を池塘に散りばめていた。尾瀬で見た夏の日を思い出す。

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ミツバツツジの鮮やかなピンク色が雨の森に映えて

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薄緑、黄緑、萌黄色、薄紅に桜色の雨が降る…
柔らかな色彩の森を、ただただ、美しいと思う。

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芽吹き色の新芽の向こうの桜色

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笹の葉に落ちた花びらの、想いのひとひら…

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桜色の花びらひらひら…クモの巣のハンモック

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雫の水玉模様もほんのりと

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♪さくら ひらひら 舞い降りて落ちて 揺れる 想いのたけを 抱きしめた
君と春に願いし あの夢は今も見えてるよ 桜舞い散る…♪
 君がくれし 強きあの言葉は 今も胸に残る さくら舞いゆく…♪ 

   by いきものがかり SAKURA クリックしてください聴けます

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水面に落ちた花びらが、雨の雫の波紋に揺れて…

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チチチ、チチチ、高く澄んだ声の主は…きっと
あっ!カワセミブルーだ!翼と背中が翡翠色に輝く
一瞬のうちに飛び抜けていった森の中の沼のほとり…

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雨に濡れた落ち葉を踏みしめて小径を行くと

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赤土のハケに湧き水がサラサラと流れていた。

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ハッとするほど見事な羊歯が茂る道

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水色の雨傘をごしに見上げた森…

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鳥の巣を見つけたよ。

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カキドウシの薄紫が咲き続く道

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ムラサキケマンの花、ひっそりと名残りの春

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愛しい、タチツボスミレ…雨の森に似合うね。美しいね。

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この葉はなんだろう?

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笹の葉が林床を埋めて…

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ミズナラの小さな芽吹き

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柔らかなケヤキの新葉の色が綺麗

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雫と新芽

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雨の森に歌う

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雨に煙る緑

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柔らかな色の競演

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森影の石楠花は灯火のように…

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山吹の蕾の 雫灯り

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ムラサキハナナの花明かり

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さようなら、春の思い出…

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過ぎし日の週末の森から…(写真日記を見ていただいてありがとうございました)

category: 森・山

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あなたに着いて行く… 

マーガレットが山梨に嫁いで4年目になる。
夫の他には誰も知り合いのいない、慣れない土地での生活は心細かった事だろう。
そんな中での流産、義理の母の病死、いろいろな事を乗り越えて昨年てっちゃんを授かった。
暮らし向きは相変わらず厳しいが『最近は、とっても仲良くしてもらってるママ友さんが何人か出来て、楽しくやっているよ。』と言っていた。

けれど、この不況のあおりで彼の仕事が立ち行かなくなり、切羽詰って神奈川県のS市で仕事をすることを決断した。
マーガレットは『やっとお友達も出来た矢先で残念だけれど、家族三人で暮らせるならば、何処へいってもやっていけると思う。』と言って彼について行くことを何の躊躇も無く決心した。

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幼いてっちゃんがいるので、彼は単身赴任で、マーガレットとてっちゃんは、しばらくは実家に身を寄せることになった。
マーガレットは何度かてっちゃんを連れてS市への移住の手続きに行ったり、住む場所を探して不動産屋を訪ねたりしていたが、なかなか、良い物件が見つからなかった。

そんな折、彼は、単身での暮らしが淋しかったり、新しい仕事が思っていたようではなかったこともあり、電話でマーガレットに八つ当たりすることもあった。
マーガレットは、黙って夫の愚痴を聞いた後『わたしは、あなたが行くといったから、一緒に頑張ろうと思って、ついて来たのよ。あなたも慣れない土地で一人で大変だと思うけれど、働かなければ生活できないのよ。今、住む場所を一生懸命探しているから、てっちゃんのために、もうしばらく頑張ってください。』と、諭すように言っていた。

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わたしが、「どうしたの?」と聞くと、『半分は八つ当たり。言いたいだけ言わせてあげてるの。彼も判っているんだと思うから、大丈夫だよ。』とさらりと言った。
人は試練が多いほど大きくなるのかも知れない。わたしは娘の成長振りが頼もしくもあった。

何度目かの電話の時、彼が住む場所は実家の近くでもいいから、探して欲しいといってきたそうだ。
良い仕事が見つかったら転職するつもりなのでS市にこだわる必要がなくなったのだと言う。
それなら実家に近いほうが良いだろうという事になったようだ。

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マーガレットもわたしたちも土地勘のある場所なら、アパートも探しやすい。
それならばということで、張り切って探し始めたところ、手ごろな物件が見つかった。
5月の連休には彼が泊まりに来ると言うので、一緒にその物件を見に行った。
彼も気に入ったということなので、5月8日、てっちゃんの誕生日に契約することに決めてきた。
今月末には、親子3人の暮らしが始まる予定だ。

その晩、彼も含めてみんなで食事に行き、その帰りにボーリングをして楽しんだ。
彼も終始、嬉しそうに笑っていた。縁あって親子になって4年、初めて、彼が心を開いたような気がした。

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歩いて20分ほどのところに、娘夫婦が住むことになった。
いつでも、てっちゃんに逢える距離。まるで夢のような話の展開に内心驚いている。
でも、娘は親元の近くで暮らすのが一番幸せなのだと思う。
『おかあさんの、近くに暮らせるようになって本当に夢見たい。いろいろありがとう。でも、しばらく実家で暮らしていたから、この家から出て行くのは寂しいな…』といいながら、マーガレットは、小さい頃、よくそうして甘えたように、ちょっぴりふざけて、わたしの首に腕を回した。
わたしも、娘の肩をそっと抱きながら、「これからが大事だよ。しっかりね。いつでも遊びにおいで…」と、しあわせな気持ちでつぶやいたのだった。

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ちょうど1年 

昨年の5月4日、出産予定日を翌日に控えたマーガレットとアイリスと三人でボタン園を散策した。
ちょうど一年後の今日、娘たちとてっちゃんと同じ場所を訪れてみた。

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昨年は終わりかけだったけれど、今年は咲き始めたばかり、

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何ともいえない鮮やかな色合いの花びらが陽射しに輝くばかり

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シックなワイン色の花の蕾。。。『蕾も大きいね!』と、アイリス

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『ほら、てっちゃん、綺麗だね。去年もお腹の中で見ていたよね。』と、マーガレットがてっちゃんに話しかける。

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幾重にも重なった花びらが、まるでドレスのように美しい…

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わたしは、久しぶりに花を撮って、つい、夢中に…

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純白の花は、花嫁さんのウェディングドレスのように清楚さが際立って

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薄紫が滲んだようなピンクは、落ち着いた大人顔。

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ビビットなピンクは、可愛らしい少女のよう

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花芯を覗き込むと、ついついアップで寄ってしまう。

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ボタンという花は、雨に弱くて、雨に濡れるとあっという間に散ってしまう。
短い花の命なのだ。

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一番いい時期に、逢えて良かったね。

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あれから一年経ったなんて、不思議なくらい…
でも、マーガレットは、良いママになっていた。

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てっちゃんを遊ばせているアイリスとマーガレットの姿が微笑ましくて、わたしは遠くから眺めていた。

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てっちゃんは、初めての滑り台でごきげん!

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藤の花も美しく咲き競う…蜂の羽音が優しげに聞こえてくる。

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公園の緑は一段と濃くなってきた。木陰には涼やかに風が巡る。
やっぱりわたしは森が好きなんだなぁと思う。

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『おかあさん~!』振り返ると娘たちが手を振っていた。
さぁ、帰らなくちゃね。ハナミズキが美しい並木道を走り抜けて…

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