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風立ちぬ

日々の想いを風に乗せて…

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きみが星こそかなしけれ 

きみが星こそかなしけれ…
この言葉、すごく綺麗な言葉だと思います。
宮沢賢治の詩の最後に書かれたフレーズです。



「敗れし少年の歌へる」 宮沢賢治

ひかりわななくあけぞらに
清麗サフィアのさまなして
きみにたぐへるかの惑星(ほし)の
いま融け行くぞかなしけれ

雪をかぶれるびゃくしんや
百の海岬いま明けて
あをうなばらは万葉の
古きしらべにひかれるを

夜はあやしき積雲の
なかより生れてかの星ぞ
さながらきみのことばもて
われをこととひ燃えけるを

よきロダイトのさまなして
ひかりわなゝくかのそらに
溶け行くとしてひるがへる
きみが星こそかなしけれ

この詩をわたしなりに解釈してみました。


「敗れし少年の歌へる」


きらきらと光を撒き散らしながら
染め上げて行く明け方の空に

清々しく澄み渡るサファイヤのような
君の面影に似たあの惑星(ほし)が
いま、儚げに融けてゆく

雪をかぶった「びゃくしん」の木にも
いくつもの海や岬の果てまでも、
いま、朝の光が届く

青い海原は、遠く万葉の彼方から
寄せては返す波音の
変わらぬ調べを聞きながら
朝の光を浮かべ輝いている

夜に、湧き上がった積雲の中から
生まれてきたあの星たちの瞬きは
まるで君の言葉のように、
わたしの心に何か問いかけるように燃えていた

美しいバラ輝石のように
あの空の彼方にきらきらとひかる星よ
明け空に溶け込んでしまうように
微かな光を投げかけている
君があの星ならばどんなに美しいだろう
そして、消えていく輝きが愛しくてかなしい

きみが星こそかなしけれ

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