2014/01/01 Wed. 15:14 [edit]

みなさま、あけましておめでとうございます。
穏やかなお正月、どのようにお過ごしでしょうか?
旅先や、山でお過ごしの方も多いでしょうね。ちょっと羨ましく思いつつ
わたしは、のんびりと家で過ごしております。
年末に、ご挨拶をと考えていたのですが、とうとう、書きそびれてしまいました^_^;
昨年中にご厚情をいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
また、拙いブログにご訪問いただいたみなさま、いつも暖かいコメントを寄せてくださったみなさま
大変お世話になり本当にありがとうございました。
昨年は、わたしにとって、新しい出逢いと出発の年でした。
6月に、長女の所に3人目の孫が生まれて“はじめまして”の出逢いでした。
9月に、次女が結婚して、新たな出発をしました。
10月に、長年の憧れだった、会津駒ケ岳に登ることが出来ました。
思い起こすと、他にも、いろいろな事がありましたが、やはりこの3つが最大のイベントでした。
このブログにお越しいただいたたくさんのみなさまからもお祝いの言葉をいただき嬉しかったことを
昨日はしみじみと思い出していたのでした。
みなさま、今年も、どうぞよろしくお願いいたします(*^_^*)
さて、長い間、使わせていただいたF2Cのブログですが、そろそろ、容量が満了となりそうです。
そこで、新しい年の初めに、心機一転して、新しいブログを立ち上げることにしました。
長い間、“風立ちぬ”でお世話になりありがとうございました。
ブログ名の“風立ちぬ”には、とっても思い入れがあり名残惜しいのですが、次回からは、“風街角”
というブログ名で綴って行きますので、今まで同様に、変わらないお付き合いをよろしくお願いいたします。
なお、新しいブログは、エキサイトブログのお世話になることにしました。

いままで、本当にありがとうございました
2014.01.01 sizuku

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category: 未分類
雨の鎌倉・江ノ島散歩(極楽寺から江ノ島界隈)
2013/12/29 Sun. 01:55 [edit]
瑞泉寺でのんびりしてしまったわたしたち、本当は由比ヶ浜あたりのお洒落なお店でランチをと
考えていたのだけれど、時間が押してしまって、とうとう食べられませんでした^_^;
何だか、いつも行き当たりばったりでちゃんと決めておかないのがいけないのだと思いますが、
雨で、目指すお店を探すのもおっくうになってしまった事もあります。まっ、いつもの事ですが(笑)
そんな訳で、鎌倉駅から江ノ電に乗りこみました。

車窓の風景も雨に煙ります。


まずは江ノ電の極楽寺駅から散策開始です。

極楽寺駅は日本の駅100選に選ばれているのですね。極楽寺坂切り通しの坂を登った上にあり、
江ノ電からは、トンネルを抜けた所にあるのでなんとなく地下鉄のホームのような駅です。

この駅には思い入れがあって…
青春時代、中村正俊主演の“俺たちの旅”というドラマがありました。
小椋桂作詞作曲の“俺たちの旅”が主題歌で、中村正俊さんが歌っていました。
いつもGパンに下駄をつっかけたバンカラ風のカー介役の中村正俊さん、長身で優しげで大好きでした。
エンディングには、ゆらゆらと陽炎のように揺らぐ湘南の海辺に、素敵なフレーズが流れます。
そして、やはり小椋桂さんの曲で“ただお前がいい”が流れて来て、なんだか青春の持つ、
甘酸っぱさや青さや、けだるさ、熱さ、純粋さ、強さ、もろさ、儚さ、そんな矛盾したもろもろの感傷に
もう、胸キュンでした。その舞台が、この極楽寺駅と記憶していたのですが、わたしの記憶違いで、
俺たちの旅の後に始まった、俺たちの朝と言うドラマの舞台が極楽寺だったようです。
まあ、その辺はさておいて、その頃、鎌倉・江の島に凄く憧れてよく通ったものでした。
あのドラマの風景ってどこだったんだろう?って、思いながら歩いていました。
そんな話、アイリスに話しそびれました。今度、極楽寺坂あたりを歩く時には話してみようかしら?

そんな感傷を胸に秘め、まず、訪れたのは駅名にもなっている極楽寺です。
線路を越える橋を渡ります。

茅葺屋根の山門です。

でも、ここから先は、カメラ禁止のお寺なんです。拝観料は無いのですが、拝観するには山門の脇にある
小さなくぐり戸をくぐって行かなければなりません。

本堂の前まで桜並木が続きます。花の時季は、極楽に見えるのかなぁ…

庭にはサルスベリの巨木があります。写真には撮れませんが、花の時季は美しいでしょうね。
拝観できる場所もないので、お参りだけして次へと向かいます。
次は、極楽寺坂切り通しの上へと登った所にある小さなお寺、成就院です。
紫陽花のお寺として有名で、花の時季、アイリスもお友達と訪れてとても素敵だったそうです。
今回、アイリスの希望でこちらに来ました。

階段を登り切ったところから、由比ヶ浜の海が視界に入ってきました。
「わぁ!こんなに開けた海が見えるのね!!素敵ね♪」と、目の前に広がる景色に思わず声をあげました。
『でしょう!この景色を、おかあさんに見せてあげたかったの。紫陽花の時季はすごく綺麗よ!
今日は雨でちょっと残念だけれど…』とアイリスが言いました。
「そうなんだ、それでここに来たかったのね。ありがとう。雨に煙る景色も十分素敵よ。」

こちらのお寺も戦火に焼失したので、新しいお寺でした。お庭もこじんまりしていました。
お参りをしましたが、その時縁側に置かれていた一輪の白い山茶花の花が美しくて印象的でした。


さて、お昼を食べる場所を探さなくっちゃね(笑)わたしたちは、海に向かって降りて行くような階段を
降りて行きました。階段の両脇に植えられた紫陽花、花の時季に訪れてみたいです。
わたしたちは坂道のそばにある、虚空蔵堂と言う小さなお堂にも寄ってみました。紀元は古く奈良時代の僧
行基が入り口にある井戸から出てきた黒い石を虚空蔵菩薩として安置したのが始まりだと言う謂れです。
ここから小さな路地に入って行くと小さな和菓子屋さんが現れたので、ここでお土産を買いました。

とても小さくて細長い店内が不思議な空間、良く手入れされた古い建物がいい感じでした。
お土産の和菓子も美味しかったです。

細い路地には、こんなガレージもあって、やっぱり湘南だなぁって思います。

『おかあさん、ここ江ノ電がいい感じで通るよ。』アイリスは6月に来た時、通過する江ノ電を見て
テツコのわたしが喜ぶだろうなと思ったのだそうです。そんなことを話しているうちに『あっ!!来た~!!』

すぐそばを通り過ぎる江ノ電、しかも古い車両だし~!!感動するわたしなのでした。

ぶれてますが…^_^;

通り過ぎた後さえ絵になりますね。

この踏切を渡ったところにあるのが御霊神社でした。
小さな神社ですが鎌倉・江ノ島七福神の一つで、鎌倉神楽、面掛行列は県の重要文化財に指定されているそうです。
確か、とっても不気味なお面を付けて街の中を練り歩く日本版ハロウィンみたいなお祭りだったと思います。

まだ境内には銀杏が綺麗に残っていました。

それにしても、また一段と雨がきつくなってきました^_^;

境内にある大きな楠木を立派だねと眺めます。アイリスがあの鳥居の所を列車が走ってくるよと言います。

『あっ!来た~!!』二人は同時に叫びました。まるで神社の中を電車が走っているみたいです。

わたしたちは神社の脇から続く細い裏路地を辿って長谷へと行く事にしました。
長谷なら何か食べるところあるかもね。

「ツルウメモドキだよ」 『何だか可愛いね。殻の中から赤い実が出てくるのね。』

『わぁ、ホトトギスがまだ咲いてる。』

「このリース素敵ね!!」

わたしたちは長谷の裏通りで、こんな素敵な洋食屋さんを見つけたのですが…
ランチタイムは終了で、夜の部までクローズでした。うーん、残念…
でも、気づいたらもう3時ですもの無理もありません。そこで、開いていたお蕎麦屋さんで済ませました。

山茶花の散り敷いた裏道

裏道から大通りに出たら、あれ?長谷駅に行く道ではないみたい。
由比ヶ浜大通りのようですが、そのまま歩いて行きます。
漬物屋さんかな?

絵本屋さんとアンティークのお店

洒落たお店を覗きつつ歩いていたら、何だか鎌倉駅に向かっていそう???



おかしいなぁ?ここら辺りで右に曲がっていれば由比ヶ浜の駅か和田塚の駅に着いたのかも?


とにかく、クリスマスムード溢れる、お洒落な裏通りだったから良しとしましょう。
トビにご注意ください。よろしければ店内をご利用くださいの張り紙が親切なクレープ屋さん。

ちょっと入って行きたいような不思議な路地裏でした。

赤い扉と真っ赤なポインセチアがクリスマスカラーですね。

小さなブーケも赤いローソクもちょっとお洒落(^^)

ちょっと怖いお顔のサンタさん(笑)

と、やっぱり鎌倉の駅に着きました。午後4時、振出しに戻ったわたしたち、このまま帰っても
良かったのだけれど、やっぱり江ノ島のイルミネーション見たいよね。と言うことで意見は一致。
もう一度、江ノ電で江の島を目指します。

車窓から見る暮れて行く江ノ島…いいなぁ。“夏を諦めて”の歌詞をつい口ずさんでしまいそうです。

サーフボードを乗せて、バイクで行くサーファーは、“稲村ジェーン”の世界。
夏じゃないけど、やっぱり“真夏の果実”を…

赤いスポーツカー越しの海岸線、冬の午後4時の海で波乗りしているサーファーたち

こんな景色を眺めながら、もし晴れていたら小動岬辺りを散策するつもりだったんだけれど…
今日はこんな時間だしね。また今度にしようね。なんてアイリスと話していました。
江ノ島駅に着きました。駅前のオブジェもクリスマスバージョンになっていて可愛かったです。
わたしたちは、まっすぐに江ノ島大橋を目指します。


ヤシの樹?南国っぽいですが、寒い!!!もう、氷雨って感じです。

往く手に、江ノ島観光灯台が、紫色のライトアップで綺麗です。

振り向けば、江ノ島駅とそれに続く腰越辺りの街の明かり…

船着き場の桟橋は、ノスタルジックな灯りが点っていて綺麗です。

『わぁ!!展望台がライトアップした!!』と、アイリスが小さく叫びました。
ちょうど、午後5時です。辺りは漆黒の闇夜で海風が吹いてきて雨は横殴りに変わりました。

わたしが、密かに“ホテルカルフォルニア”って呼んでいる江ノ島アイランドスパ
ここのイルミネーションも素敵です。


アイランドスパと江ノ島観光灯台

江ノ島の参道のお店は、そろそろ店じまいです。


江ノ島神社前を通って、“エスカー”の切符を購入して乗車です。
エスカーは野外のエスカレーターって感じです。行きはエスカーで登り、帰りは階段で降りて
くるようになってます。暗いので帰りがちょっぴり不安です。

エスカーを降りたところから見た、江ノ島のヨットハーバーです。
夜は寂しげですね。

サムエルコッキング苑のライトアップが始まりました。


電飾が飾られた庭園の木々が、美しく輝きます。

綺麗なツリー

一つの傘で肩を寄せ合う恋人たちが絵になります。

展望灯台が浮かび上がります。

オレンジ色の電飾のトンネル

幻想的な紫色のトンネル…とっても綺麗です。

まるで、江ノ島水族館のクラゲを連想させるようなイルミもありました。

紫の雨のような電飾越しに、見上げる展望灯台

雨の雫に滲んで、なおさら幻想的です。
何だか、とっても寒かったし、ずぶ濡れでしたけど、わたしたちは楽しかったです。
展望灯台からの景色も、雨で滲んでいましたけれど…

でも、この雨のお陰で、あまり人が多くなくてかえって良かったのかもしれません。

わたしたちは、展望灯台から降りると、帰りは暗い石段を降りて急ぎ足で駅へと向かいました。

予定通り、6時8分発の江ノ電で、鎌倉へと戻り家路につきました。

まだ、早い時間と言うのに、江ノ電は誰一人乗っていなくて、わたしたちだけの貸切でした。
「こんなこともあるんだね。誰も乗っていないなんて、びっくりだね。」
『なんだか、銀河鉄道みたいだね。』と、アイリスもニッコリしたのでした。

丸一日、雨に降られてしまいましたけれど、思い出深くなかなか楽しい二人旅でした。
鎌倉は何度歩いても良いですね。まだまだ、歩きたい場所があるので、また来ることを約束しました。
(何だかまとまりませんが、長いレポ、読んでいただきありがとうございました)
考えていたのだけれど、時間が押してしまって、とうとう食べられませんでした^_^;
何だか、いつも行き当たりばったりでちゃんと決めておかないのがいけないのだと思いますが、
雨で、目指すお店を探すのもおっくうになってしまった事もあります。まっ、いつもの事ですが(笑)
そんな訳で、鎌倉駅から江ノ電に乗りこみました。

車窓の風景も雨に煙ります。


まずは江ノ電の極楽寺駅から散策開始です。

極楽寺駅は日本の駅100選に選ばれているのですね。極楽寺坂切り通しの坂を登った上にあり、
江ノ電からは、トンネルを抜けた所にあるのでなんとなく地下鉄のホームのような駅です。

この駅には思い入れがあって…
青春時代、中村正俊主演の“俺たちの旅”というドラマがありました。
小椋桂作詞作曲の“俺たちの旅”が主題歌で、中村正俊さんが歌っていました。
いつもGパンに下駄をつっかけたバンカラ風のカー介役の中村正俊さん、長身で優しげで大好きでした。
エンディングには、ゆらゆらと陽炎のように揺らぐ湘南の海辺に、素敵なフレーズが流れます。
そして、やはり小椋桂さんの曲で“ただお前がいい”が流れて来て、なんだか青春の持つ、
甘酸っぱさや青さや、けだるさ、熱さ、純粋さ、強さ、もろさ、儚さ、そんな矛盾したもろもろの感傷に
もう、胸キュンでした。その舞台が、この極楽寺駅と記憶していたのですが、わたしの記憶違いで、
俺たちの旅の後に始まった、俺たちの朝と言うドラマの舞台が極楽寺だったようです。
まあ、その辺はさておいて、その頃、鎌倉・江の島に凄く憧れてよく通ったものでした。
あのドラマの風景ってどこだったんだろう?って、思いながら歩いていました。
そんな話、アイリスに話しそびれました。今度、極楽寺坂あたりを歩く時には話してみようかしら?

そんな感傷を胸に秘め、まず、訪れたのは駅名にもなっている極楽寺です。
線路を越える橋を渡ります。

茅葺屋根の山門です。

でも、ここから先は、カメラ禁止のお寺なんです。拝観料は無いのですが、拝観するには山門の脇にある
小さなくぐり戸をくぐって行かなければなりません。

本堂の前まで桜並木が続きます。花の時季は、極楽に見えるのかなぁ…

庭にはサルスベリの巨木があります。写真には撮れませんが、花の時季は美しいでしょうね。
拝観できる場所もないので、お参りだけして次へと向かいます。
次は、極楽寺坂切り通しの上へと登った所にある小さなお寺、成就院です。
紫陽花のお寺として有名で、花の時季、アイリスもお友達と訪れてとても素敵だったそうです。
今回、アイリスの希望でこちらに来ました。

階段を登り切ったところから、由比ヶ浜の海が視界に入ってきました。
「わぁ!こんなに開けた海が見えるのね!!素敵ね♪」と、目の前に広がる景色に思わず声をあげました。
『でしょう!この景色を、おかあさんに見せてあげたかったの。紫陽花の時季はすごく綺麗よ!
今日は雨でちょっと残念だけれど…』とアイリスが言いました。
「そうなんだ、それでここに来たかったのね。ありがとう。雨に煙る景色も十分素敵よ。」

こちらのお寺も戦火に焼失したので、新しいお寺でした。お庭もこじんまりしていました。
お参りをしましたが、その時縁側に置かれていた一輪の白い山茶花の花が美しくて印象的でした。


さて、お昼を食べる場所を探さなくっちゃね(笑)わたしたちは、海に向かって降りて行くような階段を
降りて行きました。階段の両脇に植えられた紫陽花、花の時季に訪れてみたいです。
わたしたちは坂道のそばにある、虚空蔵堂と言う小さなお堂にも寄ってみました。紀元は古く奈良時代の僧
行基が入り口にある井戸から出てきた黒い石を虚空蔵菩薩として安置したのが始まりだと言う謂れです。
ここから小さな路地に入って行くと小さな和菓子屋さんが現れたので、ここでお土産を買いました。

とても小さくて細長い店内が不思議な空間、良く手入れされた古い建物がいい感じでした。
お土産の和菓子も美味しかったです。

細い路地には、こんなガレージもあって、やっぱり湘南だなぁって思います。

『おかあさん、ここ江ノ電がいい感じで通るよ。』アイリスは6月に来た時、通過する江ノ電を見て
テツコのわたしが喜ぶだろうなと思ったのだそうです。そんなことを話しているうちに『あっ!!来た~!!』

すぐそばを通り過ぎる江ノ電、しかも古い車両だし~!!感動するわたしなのでした。

ぶれてますが…^_^;

通り過ぎた後さえ絵になりますね。

この踏切を渡ったところにあるのが御霊神社でした。
小さな神社ですが鎌倉・江ノ島七福神の一つで、鎌倉神楽、面掛行列は県の重要文化財に指定されているそうです。
確か、とっても不気味なお面を付けて街の中を練り歩く日本版ハロウィンみたいなお祭りだったと思います。

まだ境内には銀杏が綺麗に残っていました。

それにしても、また一段と雨がきつくなってきました^_^;

境内にある大きな楠木を立派だねと眺めます。アイリスがあの鳥居の所を列車が走ってくるよと言います。

『あっ!来た~!!』二人は同時に叫びました。まるで神社の中を電車が走っているみたいです。

わたしたちは神社の脇から続く細い裏路地を辿って長谷へと行く事にしました。
長谷なら何か食べるところあるかもね。

「ツルウメモドキだよ」 『何だか可愛いね。殻の中から赤い実が出てくるのね。』

『わぁ、ホトトギスがまだ咲いてる。』

「このリース素敵ね!!」

わたしたちは長谷の裏通りで、こんな素敵な洋食屋さんを見つけたのですが…
ランチタイムは終了で、夜の部までクローズでした。うーん、残念…
でも、気づいたらもう3時ですもの無理もありません。そこで、開いていたお蕎麦屋さんで済ませました。

山茶花の散り敷いた裏道

裏道から大通りに出たら、あれ?長谷駅に行く道ではないみたい。
由比ヶ浜大通りのようですが、そのまま歩いて行きます。
漬物屋さんかな?

絵本屋さんとアンティークのお店

洒落たお店を覗きつつ歩いていたら、何だか鎌倉駅に向かっていそう???



おかしいなぁ?ここら辺りで右に曲がっていれば由比ヶ浜の駅か和田塚の駅に着いたのかも?


とにかく、クリスマスムード溢れる、お洒落な裏通りだったから良しとしましょう。
トビにご注意ください。よろしければ店内をご利用くださいの張り紙が親切なクレープ屋さん。

ちょっと入って行きたいような不思議な路地裏でした。

赤い扉と真っ赤なポインセチアがクリスマスカラーですね。

小さなブーケも赤いローソクもちょっとお洒落(^^)

ちょっと怖いお顔のサンタさん(笑)

と、やっぱり鎌倉の駅に着きました。午後4時、振出しに戻ったわたしたち、このまま帰っても
良かったのだけれど、やっぱり江ノ島のイルミネーション見たいよね。と言うことで意見は一致。
もう一度、江ノ電で江の島を目指します。

車窓から見る暮れて行く江ノ島…いいなぁ。“夏を諦めて”の歌詞をつい口ずさんでしまいそうです。

サーフボードを乗せて、バイクで行くサーファーは、“稲村ジェーン”の世界。
夏じゃないけど、やっぱり“真夏の果実”を…

赤いスポーツカー越しの海岸線、冬の午後4時の海で波乗りしているサーファーたち

こんな景色を眺めながら、もし晴れていたら小動岬辺りを散策するつもりだったんだけれど…
今日はこんな時間だしね。また今度にしようね。なんてアイリスと話していました。
江ノ島駅に着きました。駅前のオブジェもクリスマスバージョンになっていて可愛かったです。
わたしたちは、まっすぐに江ノ島大橋を目指します。


ヤシの樹?南国っぽいですが、寒い!!!もう、氷雨って感じです。

往く手に、江ノ島観光灯台が、紫色のライトアップで綺麗です。

振り向けば、江ノ島駅とそれに続く腰越辺りの街の明かり…

船着き場の桟橋は、ノスタルジックな灯りが点っていて綺麗です。

『わぁ!!展望台がライトアップした!!』と、アイリスが小さく叫びました。
ちょうど、午後5時です。辺りは漆黒の闇夜で海風が吹いてきて雨は横殴りに変わりました。

わたしが、密かに“ホテルカルフォルニア”って呼んでいる江ノ島アイランドスパ
ここのイルミネーションも素敵です。


アイランドスパと江ノ島観光灯台

江ノ島の参道のお店は、そろそろ店じまいです。


江ノ島神社前を通って、“エスカー”の切符を購入して乗車です。
エスカーは野外のエスカレーターって感じです。行きはエスカーで登り、帰りは階段で降りて
くるようになってます。暗いので帰りがちょっぴり不安です。

エスカーを降りたところから見た、江ノ島のヨットハーバーです。
夜は寂しげですね。

サムエルコッキング苑のライトアップが始まりました。


電飾が飾られた庭園の木々が、美しく輝きます。

綺麗なツリー

一つの傘で肩を寄せ合う恋人たちが絵になります。

展望灯台が浮かび上がります。

オレンジ色の電飾のトンネル

幻想的な紫色のトンネル…とっても綺麗です。

まるで、江ノ島水族館のクラゲを連想させるようなイルミもありました。

紫の雨のような電飾越しに、見上げる展望灯台

雨の雫に滲んで、なおさら幻想的です。
何だか、とっても寒かったし、ずぶ濡れでしたけど、わたしたちは楽しかったです。
展望灯台からの景色も、雨で滲んでいましたけれど…

でも、この雨のお陰で、あまり人が多くなくてかえって良かったのかもしれません。

わたしたちは、展望灯台から降りると、帰りは暗い石段を降りて急ぎ足で駅へと向かいました。

予定通り、6時8分発の江ノ電で、鎌倉へと戻り家路につきました。

まだ、早い時間と言うのに、江ノ電は誰一人乗っていなくて、わたしたちだけの貸切でした。
「こんなこともあるんだね。誰も乗っていないなんて、びっくりだね。」
『なんだか、銀河鉄道みたいだね。』と、アイリスもニッコリしたのでした。

丸一日、雨に降られてしまいましたけれど、思い出深くなかなか楽しい二人旅でした。
鎌倉は何度歩いても良いですね。まだまだ、歩きたい場所があるので、また来ることを約束しました。
(何だかまとまりませんが、長いレポ、読んでいただきありがとうございました)
category: 旅
雨の鎌倉散策(瑞泉寺界隈)
2013/12/25 Wed. 16:50 [edit]
12月19日、木曜日が定休日の娘と兼ねてから約束していた鎌倉へ行ってきました。
生憎の雨降りで、一日中小止みなく降り続く寒い日でした。晴れ女なのに…
でも、娘もわたしも、雨は嫌いではなく、こんな日の古都散策も悪くないと思えるのでした。
ちょっと写真を撮るには大変ですが、ふたりとも楽しめました。
娘と待ち合わせして最寄駅を出発したのは9時でした。鎌倉までは約2時間の道のり、
ちょっと遅めの出発ですが、通勤ラッシュとかち合うのも大変ですから…(*^_^*)
鎌倉駅に降り立つと、迷わず大塔宮行きのバスに乗りました。
見覚えのある細い路地を巡り、終点の大塔宮(鎌倉宮)に着きました。
大塔宮(鎌倉宮)には、薪能が舞われる能舞台があります。
若い頃から、一度見たいと思いつつ、まだ一度も見たことがありません。
アイリスも見てみたいと言います。薪能を見るためには宿泊しないとね…
いつか、アイリスと、きっと見に来たいです。

かなり強い雨の中、ここから山に向かって1kほど歩いて瑞泉寺へと向かいます。

道筋には趣のあるお宅が点在していて、こんな由緒ありそうなお宅に住んでみたいねなんて話しながら…

瑞泉寺の山門が見えてきました。住宅街の間にポツンと小さな山門があり、ここから先はお寺の領内で
家はなくなり、森閑としています。聞こえるのは雨の音だけ…

アイリスは、『まだ、紅葉が残っている!!』と大喜び。
わたしは、奥多摩の紅葉をたっぷり満喫したのですが、仕事と家事に追われている新婚ほやほやの娘は
季節の移ろいも、ゆっくり見れなかったと嘆きます。「そうね、若いうちはそんなものよね。」^_^;

「椿の花が綺麗だね。」『へぇ~!そう撮るんだ~!』何て言ってます。
わたしの写真なんて、あまり参考にならないだろうけど、娘にそう言ってもらえるとちょっぴり嬉しかったり。

『ハート型の花びらが、かわいい♪』そう言われて、カメラを向けました。

しっとり濡れた石畳と、梅の古木と、楓の名残りの紅葉と。

『あっ、山鳩がいるね。』 「逃げないね。」 『安心しきっているね。』

『緑の中に赤い葉、可愛いね。』

「ほら、しずく(^^)」

先を歩いていたアイリスが思わず呟きます。『おかあさん、素敵!道が二つに分かれているわ!』

「古い石段と、新しい石段、どちらを行こうか?」『古い方がいいかしら?でも、歩いていいの?』
「鎌倉石の石段だね。みんなが歩くからすり減っていい感じだね。通行止めが無いからいいんじゃないかな」

苔生した石段には、楓の葉が散り、角がとれて丸くなって柔らかでした…
わたしたちは、足音を忍ばせて、そっと登ったのでした。

門が見えてきました。

覗きこんで、その静けさに、入るのをためらってしまいそうです。

門のそばには、まだ、色づく楓たち…アイリスは、そっとため息を漏らします。

瑞泉寺は紅葉ヶ谷(もみじがやつ)と呼ばれる地にあります。
本堂の裏山に屏風のようにそそり立ち岩山をたくさんの紅葉が彩ったことからそう呼ばれたそうです。
四季折々に咲く花の寺でもあるのだそうで、特に早春に咲く梅と水仙が有名です。

茶室も趣があります。

本堂は美しい棟反りの二層銅葺き屋根だそうです。

本堂の隣にある、こちらの建物は社務所でしょうか、とても美しい建物でした。
わたしたちが来た時、一人のお坊さんが歩いてゆかれました。


本堂にお参りすると、ほんの少し障子戸が開かれていました。
中を覗くと薄暗い堂内に、ご本尊様と夢想国師の像が安置されていました。

梅の古木の枝ぶりが、本当に美しくて、花の時季にぜひ訪れたいと思いました。

そして、楓の落ち葉の中下、青々とした葉を付けているのは、水仙です。
このお寺は、梅に先駆けて、1月には水仙の花が咲き出し、境内を埋め尽くすそうです。

もう、いくつかの花が咲いていました。越前水仙でしょうか?可憐な白い花です。

万両の赤い実がたわわに

こちらは、千両、とても勢いが良くて、ハッと目を引く赤い実です。

南天の赤い実も、初冬のお庭のアクセントですね。

小さなお堂の脇を通って、本堂の裏手に出ると有名な瑞泉寺庭園があります。

この瑞泉寺庭園は、京都の苔寺、西芳寺や天龍寺などの名庭を残した、夢想国師が作庭したと言われ
岩盤を削って滝と池を配した庭として有名です。今日は雨で薄暗くむき出しの岩が少し不気味に感じます。
もし、陽の光や。周りの紅葉なども残っていたら、もっと美しい事でしょう。


わたしたちは、梅の木々を拝した美しい庭園を巡ってみました。

咲き残った白菊が、霜に当たってピンク色に花の色を変えていました。こういうのを「霜げる」と言うのだと
父が教えてくれた言葉を、わたしが、娘に伝える…。もしも娘が覚えていて、それをまた、自分の子どもにと
伝えていくことが出来たなら、美しい連鎖だなと、ふと思いました。

ピンク色の大輪の椿が、とても綺麗に咲いていました。
寒い時期を選んで花を咲かせる…椿の花を見てると何だか希望が胸に燈るような、そんな気がします。

雨粒を宿した蕾がまた愛らしくて、カメラを向けました。
アイリスも、『雨の中でも上を向いて、綺麗に咲いているね。』と言って見つめていました。
「うん、ちょっと紅を挿したような、まだ固い蕾もかわいいよ。」『ほんとだ…(^^)』

庭の片隅の菩薩様でしょうか?綺麗なお顔…

今朝、散ったばかりのような綺麗な紅葉が、ふんわりと… 『わぁ~!!綺麗!!』とアイリス

さやさやと竹林を渡る風の音… 『まっすぐな竹林が楓とささやきあってるね!!』とアイリス

しっとりと雨に濡れた山門の屋根に降り積もった楓が綺麗で…

わたしが、カメラを向けていたら、アイリスが何か言っています。

山門の片隅に、植え込みの陰に隠れるようにして造られたつくばいを見つけたのでした。
『あっ、こんな所に…あら?ちいさなお地蔵さまもある。』
「ほんとだ、ちっとも気づかなかったわ!このつくばい、地面に埋め込まれていて変わっているね。」

苔生したつくばいは、ひっそりと水を湛えていました。そして、それを見守るようにちいさなお地蔵さまが
木陰に佇んでおられました。きっと、わたしひとりでは見過ごしてしまったでしょう。

わたしたちは、来たときと違う新しい方の石段を降りてみました。

そして、二つの石段が交わった場所で、もう一度振り返りました。
とうとう、最初から最後まで、わたしたち二人だけの静かな境内でした。
まるで、どこか違う次元に迷い込んだような気がしました。
アイリスと一緒だと、よく、こんなことがあります。きっと二人が行きたいと思う場所が、観光地のなかでも
外れにある場所だからかもしれません。雨とか季節とかもあるのかもしれませんが…と、そんなことを思っていたら
『やっぱり、おかあさんと一緒じゃないとダメだね。他の人とだったらこんな風にはならないと思う。』とアイリス。

『おかあさん、また来ようね! さぁ、バスの時間があるから急ごう!!』
「そうだね。次は梅の頃、来ようか?バスは1時18分だったね。じゃぁ、急ごうか!」

極楽寺界隈に続きます。
生憎の雨降りで、一日中小止みなく降り続く寒い日でした。晴れ女なのに…
でも、娘もわたしも、雨は嫌いではなく、こんな日の古都散策も悪くないと思えるのでした。
ちょっと写真を撮るには大変ですが、ふたりとも楽しめました。
娘と待ち合わせして最寄駅を出発したのは9時でした。鎌倉までは約2時間の道のり、
ちょっと遅めの出発ですが、通勤ラッシュとかち合うのも大変ですから…(*^_^*)
鎌倉駅に降り立つと、迷わず大塔宮行きのバスに乗りました。
見覚えのある細い路地を巡り、終点の大塔宮(鎌倉宮)に着きました。
大塔宮(鎌倉宮)には、薪能が舞われる能舞台があります。
若い頃から、一度見たいと思いつつ、まだ一度も見たことがありません。
アイリスも見てみたいと言います。薪能を見るためには宿泊しないとね…
いつか、アイリスと、きっと見に来たいです。

かなり強い雨の中、ここから山に向かって1kほど歩いて瑞泉寺へと向かいます。

道筋には趣のあるお宅が点在していて、こんな由緒ありそうなお宅に住んでみたいねなんて話しながら…

瑞泉寺の山門が見えてきました。住宅街の間にポツンと小さな山門があり、ここから先はお寺の領内で
家はなくなり、森閑としています。聞こえるのは雨の音だけ…

アイリスは、『まだ、紅葉が残っている!!』と大喜び。
わたしは、奥多摩の紅葉をたっぷり満喫したのですが、仕事と家事に追われている新婚ほやほやの娘は
季節の移ろいも、ゆっくり見れなかったと嘆きます。「そうね、若いうちはそんなものよね。」^_^;

「椿の花が綺麗だね。」『へぇ~!そう撮るんだ~!』何て言ってます。
わたしの写真なんて、あまり参考にならないだろうけど、娘にそう言ってもらえるとちょっぴり嬉しかったり。

『ハート型の花びらが、かわいい♪』そう言われて、カメラを向けました。

しっとり濡れた石畳と、梅の古木と、楓の名残りの紅葉と。

『あっ、山鳩がいるね。』 「逃げないね。」 『安心しきっているね。』

『緑の中に赤い葉、可愛いね。』

「ほら、しずく(^^)」

先を歩いていたアイリスが思わず呟きます。『おかあさん、素敵!道が二つに分かれているわ!』

「古い石段と、新しい石段、どちらを行こうか?」『古い方がいいかしら?でも、歩いていいの?』
「鎌倉石の石段だね。みんなが歩くからすり減っていい感じだね。通行止めが無いからいいんじゃないかな」

苔生した石段には、楓の葉が散り、角がとれて丸くなって柔らかでした…
わたしたちは、足音を忍ばせて、そっと登ったのでした。

門が見えてきました。

覗きこんで、その静けさに、入るのをためらってしまいそうです。

門のそばには、まだ、色づく楓たち…アイリスは、そっとため息を漏らします。

瑞泉寺は紅葉ヶ谷(もみじがやつ)と呼ばれる地にあります。
本堂の裏山に屏風のようにそそり立ち岩山をたくさんの紅葉が彩ったことからそう呼ばれたそうです。
四季折々に咲く花の寺でもあるのだそうで、特に早春に咲く梅と水仙が有名です。

茶室も趣があります。

本堂は美しい棟反りの二層銅葺き屋根だそうです。

本堂の隣にある、こちらの建物は社務所でしょうか、とても美しい建物でした。
わたしたちが来た時、一人のお坊さんが歩いてゆかれました。


本堂にお参りすると、ほんの少し障子戸が開かれていました。
中を覗くと薄暗い堂内に、ご本尊様と夢想国師の像が安置されていました。

梅の古木の枝ぶりが、本当に美しくて、花の時季にぜひ訪れたいと思いました。

そして、楓の落ち葉の中下、青々とした葉を付けているのは、水仙です。
このお寺は、梅に先駆けて、1月には水仙の花が咲き出し、境内を埋め尽くすそうです。

もう、いくつかの花が咲いていました。越前水仙でしょうか?可憐な白い花です。

万両の赤い実がたわわに

こちらは、千両、とても勢いが良くて、ハッと目を引く赤い実です。

南天の赤い実も、初冬のお庭のアクセントですね。

小さなお堂の脇を通って、本堂の裏手に出ると有名な瑞泉寺庭園があります。

この瑞泉寺庭園は、京都の苔寺、西芳寺や天龍寺などの名庭を残した、夢想国師が作庭したと言われ
岩盤を削って滝と池を配した庭として有名です。今日は雨で薄暗くむき出しの岩が少し不気味に感じます。
もし、陽の光や。周りの紅葉なども残っていたら、もっと美しい事でしょう。


わたしたちは、梅の木々を拝した美しい庭園を巡ってみました。

咲き残った白菊が、霜に当たってピンク色に花の色を変えていました。こういうのを「霜げる」と言うのだと
父が教えてくれた言葉を、わたしが、娘に伝える…。もしも娘が覚えていて、それをまた、自分の子どもにと
伝えていくことが出来たなら、美しい連鎖だなと、ふと思いました。

ピンク色の大輪の椿が、とても綺麗に咲いていました。
寒い時期を選んで花を咲かせる…椿の花を見てると何だか希望が胸に燈るような、そんな気がします。

雨粒を宿した蕾がまた愛らしくて、カメラを向けました。
アイリスも、『雨の中でも上を向いて、綺麗に咲いているね。』と言って見つめていました。
「うん、ちょっと紅を挿したような、まだ固い蕾もかわいいよ。」『ほんとだ…(^^)』

庭の片隅の菩薩様でしょうか?綺麗なお顔…

今朝、散ったばかりのような綺麗な紅葉が、ふんわりと… 『わぁ~!!綺麗!!』とアイリス

さやさやと竹林を渡る風の音… 『まっすぐな竹林が楓とささやきあってるね!!』とアイリス

しっとりと雨に濡れた山門の屋根に降り積もった楓が綺麗で…

わたしが、カメラを向けていたら、アイリスが何か言っています。

山門の片隅に、植え込みの陰に隠れるようにして造られたつくばいを見つけたのでした。
『あっ、こんな所に…あら?ちいさなお地蔵さまもある。』
「ほんとだ、ちっとも気づかなかったわ!このつくばい、地面に埋め込まれていて変わっているね。」

苔生したつくばいは、ひっそりと水を湛えていました。そして、それを見守るようにちいさなお地蔵さまが
木陰に佇んでおられました。きっと、わたしひとりでは見過ごしてしまったでしょう。

わたしたちは、来たときと違う新しい方の石段を降りてみました。

そして、二つの石段が交わった場所で、もう一度振り返りました。
とうとう、最初から最後まで、わたしたち二人だけの静かな境内でした。
まるで、どこか違う次元に迷い込んだような気がしました。
アイリスと一緒だと、よく、こんなことがあります。きっと二人が行きたいと思う場所が、観光地のなかでも
外れにある場所だからかもしれません。雨とか季節とかもあるのかもしれませんが…と、そんなことを思っていたら
『やっぱり、おかあさんと一緒じゃないとダメだね。他の人とだったらこんな風にはならないと思う。』とアイリス。

『おかあさん、また来ようね! さぁ、バスの時間があるから急ごう!!』
「そうだね。次は梅の頃、来ようか?バスは1時18分だったね。じゃぁ、急ごうか!」

極楽寺界隈に続きます。
category: 旅
Merry christmas
2013/12/25 Wed. 15:45 [edit]
みなさん、良いクリスマスをお過ごしでしょうか?
今年は、クリスマスイブも、ケーキも食べずに過ごしてしまいました。
やっぱり、娘が嫁いでしまうと、ひっそりと寂しいものですね。
19日に娘と出かけた江ノ島のイルミネーションでデジブックを作ってみました。
よろしければ、ご覧ください(^^)
今夜こそ、ケーキを食べようかな?
今年は、クリスマスイブも、ケーキも食べずに過ごしてしまいました。
やっぱり、娘が嫁いでしまうと、ひっそりと寂しいものですね。
19日に娘と出かけた江ノ島のイルミネーションでデジブックを作ってみました。
よろしければ、ご覧ください(^^)
今夜こそ、ケーキを食べようかな?
category: 日々の思い
南こうせつ年末スペシャルコンサート
2013/12/24 Tue. 03:17 [edit]
ハナネコ女子会で、ご一緒しているモナスマさんに誘っていただき、12月21日土曜日
“南こうせつ年末スペシャルコンサート”に行ってきました。
実は、ハナネコ女子会のメンバーの、モナスマさん、akkoさん、静さん、ハンちゃんは
南こうせつの大ファンでもあるのです。
わたしも、こうせつさんは、かぐや姫時代から好きでしたので、一緒に参加させていただきました。
今年は2月にも誘っていただき、初こうせつさんを経験して、すっかり魅了されました。
ですから、今回もとっても楽しみにしていたんです。
今回は、こうせつファン友のみなさんにもご紹介していただけることになっていてそちらも楽しみに
待ち合わせ場所の渋谷ハチ公のしっぽ側(笑)に向かいました。
いやはや、いつも自然いっぱいな中で遊んでいるので、人が溢れる都会はちょっぴり心細いです。
それでも無事、みなさんとお逢いし、ご挨拶が出来ました。
初めてお逢いしたのに、全く初めての気がしなくて、すんなり溶け込んでしまいました。
これもモナスマさんや、ハナネコ女子会のみなさんの細やかな心遣いと、まとめ役の
kuraDさん始め、ファン友の皆さんがやさしく接していただいたお蔭と感謝しています。
ファン友さん恒例の“入り待ち”もご一緒します。日陰で寒い渋公の裏口辺りでこうせつさんの
到着を待ちますが、みなさんとお話ししながら暖かい思いに囲まれていると苦になりません。
みなさんがお待ちかねのこうせつさんが到着します。車から降りると、『時間がないので…』と
言うマネージャーさんの言葉を背中に聞きながら、こうせつさんは笑顔でファン友さんたちの方へと
歩み寄ります。『みなさん、どうもありがとう!』そして、一人一人と握手と言葉をかけてくれます。
等身大のこうせつさんは、あれほどのアーティストでありながら、少しの気負いも偉ぶりもなく、
一人の人として、久しぶりに仲間と逢ったような気さくさで接してくれます。
そんな人となりが、ファンの心を捉え、暖かな心の交流がそのままにコンサートに反映されているから
心を打つのだなと思います。本当に大らかで包み込む様な温かみのある素敵な人です。

入り待ちの後、みなさんで昼食会、楽しくて和やかな雰囲気に癒されます(^^)
コンサートは、とてもパワフルで、夢があり素敵なものでした。
前回もそう思いましたが、こうせつさんがファンを大切に思い、一緒に楽しんでほしいという気持ちが
コンサートの中に、最初から最後まで一貫して溢れているように感じました。
『かぐや姫当時、神田川のレコードは、当時500円、赤ちょうちんは600円でした。
けして安い金額ではなかったけれど、あの頃、買ってくれた少年少女だった皆さんが居てくれたから、
今の僕がいると思っています。だから、何も言わなくてもステージと客席とで、心がすっと通じ合う。
いつも、ステージに立つとホッとするし、いいなぁと思う…』
そんな言葉にも、ファンを気遣う真心がこもっています。
かぐや姫時代の曲を歌う時、いつもこういせつさんは、『あの頃に戻ってください…』と言います。
客席のみなさんは、多分ステージが始まる前から、とっくにあの頃に戻っているのですが(笑)
改めて、懐かしさと共に、しんみりといろんなことに想いを巡らせてしまったりします。
わたしの場合は、“うちのお父さん”で、亡き母がこの歌を好きだったこととか、仲人を引き受けて
何度も、何度も挨拶の練習をしていた亡き父の事とかを思い出して、胸が熱くなりました。
“妹よ”では、家族の大切さとか、お兄ちゃんという存在に憧れた昔の自分とかが重なります。
今年、結婚した次女の花嫁姿がかぶったり、長女や次女の結婚式に、長男が凄く頑張ってくれた事など
思い浮かんで、ついウルウルしてしまいます。
島倉千代子さんの最後の曲“からたちの小径”のエピソードとその曲をしみじみ歌い上げたこうせつさん。
途中、涙で歌えなくなる場面もあって、ますます感動しました。
“雪より白い つましいあの花に棘のある事さえ忘れてた”その歌詞が、とっても素敵でした。
それから、知らない曲だったのですが“野原の上の雨になるまで”というメルヘンチックな曲が
とても好きになりました。
なんとなく賢治さんに通じるような気がして…そう感じるのはわたしだけかも知れませんが。
“いつかどこかの野原の上の雨になるまで 夜になったら星たちを磨きながら流れて行こう”
たくさんの名曲を聴いて、パワフルなこうせつさんのステージを見て夢のようなひと時が過ぎて行きます。
アンコールではしょうやんの登場!!かぐや姫のころ大好きだったしょうやんは、変わらなくて…
“なごり雪”のあまい歌声にジーン(^^)やっぱり名曲ですね♪

そして、きよしこの夜を歌い始めた時、舞台の袖から、シャボン玉が…
照明に照らされて、虹色に輝くたくさんのシャボン玉が、後から後からふわふわと漂って…
客席へと流れてきます。スタンディングオベーションのみんなの頭上へと降りて来ます。
みなさんの、ため息にも似たどよめきと、夢見るような眼差しと、本当に素敵な演出でした。
ふわふわと、小さなシャボン玉が、わたしの元にも舞い降りて来て、そっと手を伸ばしたら
手のひらのなかに、すっと入ってきました。シャボン玉の表面を淡い虹色がくるくると流れて
消えましたけれど、その微かな感触が残っているような気がしました。
最後に、みんなのしあわせを祈って花火を打ち上げます。
さあ、みんなでイメージしましょう。イメージすることは自由です。
イメージ出来ることは素晴らしい事です。こうせつさんの言葉をはっきりと覚えていないのですが
確か、そのような言葉の後で、こうせつさんは口真似で、いくつもの花火を渋公の天井を突き抜けて
夜空へと打ち上げました。その口真似の上手だったこと。まるで打ち上げ花火そのものでした。
客席の人々はみんな、顔を天井に向けて、輝くような笑顔になったと思います。
みんな、夜空へと大きく花開く花火を確かに見ていました。
『ヒュ~~~!~~~~~!ズドン!!!』そして、照明がキラキラキラ…☆☆☆
慎ましやかだけれど、なんて、心豊かなんだろう!
この心の豊かさが、コンサートが終った後に残る暖かさなんだろうと思えました。
そして、わたしは、ふっと、ジョンレノンのイマジンを思い出していました。
Imagine all the people さぁみんなで想像してみよう
Living for today... ただ、今を生きているって…
You may say I'm a dreamer 僕の事を夢想家だと言うかもしれないね
But I'm not the only one でも、僕ひとりじゃないはず
I hope someday you'll join us いつかあなたもみんな仲間になって
And the world will live as one そして世界はきっと一つになるんだ
john lennonに、飛躍してしまいましたけど、とても素敵なクリスマスコンサートになりました。
こうせつさんから、素晴らしいクリスマスプレゼントをいただいた気がします。
こうせつさん、ファン友のみなさん、楽しくて素敵な一日をありがとうございました。

“南こうせつ年末スペシャルコンサート”に行ってきました。
実は、ハナネコ女子会のメンバーの、モナスマさん、akkoさん、静さん、ハンちゃんは
南こうせつの大ファンでもあるのです。
わたしも、こうせつさんは、かぐや姫時代から好きでしたので、一緒に参加させていただきました。
今年は2月にも誘っていただき、初こうせつさんを経験して、すっかり魅了されました。
ですから、今回もとっても楽しみにしていたんです。
今回は、こうせつファン友のみなさんにもご紹介していただけることになっていてそちらも楽しみに
待ち合わせ場所の渋谷ハチ公のしっぽ側(笑)に向かいました。
いやはや、いつも自然いっぱいな中で遊んでいるので、人が溢れる都会はちょっぴり心細いです。
それでも無事、みなさんとお逢いし、ご挨拶が出来ました。
初めてお逢いしたのに、全く初めての気がしなくて、すんなり溶け込んでしまいました。
これもモナスマさんや、ハナネコ女子会のみなさんの細やかな心遣いと、まとめ役の
kuraDさん始め、ファン友の皆さんがやさしく接していただいたお蔭と感謝しています。
ファン友さん恒例の“入り待ち”もご一緒します。日陰で寒い渋公の裏口辺りでこうせつさんの
到着を待ちますが、みなさんとお話ししながら暖かい思いに囲まれていると苦になりません。
みなさんがお待ちかねのこうせつさんが到着します。車から降りると、『時間がないので…』と
言うマネージャーさんの言葉を背中に聞きながら、こうせつさんは笑顔でファン友さんたちの方へと
歩み寄ります。『みなさん、どうもありがとう!』そして、一人一人と握手と言葉をかけてくれます。
等身大のこうせつさんは、あれほどのアーティストでありながら、少しの気負いも偉ぶりもなく、
一人の人として、久しぶりに仲間と逢ったような気さくさで接してくれます。
そんな人となりが、ファンの心を捉え、暖かな心の交流がそのままにコンサートに反映されているから
心を打つのだなと思います。本当に大らかで包み込む様な温かみのある素敵な人です。

入り待ちの後、みなさんで昼食会、楽しくて和やかな雰囲気に癒されます(^^)
コンサートは、とてもパワフルで、夢があり素敵なものでした。
前回もそう思いましたが、こうせつさんがファンを大切に思い、一緒に楽しんでほしいという気持ちが
コンサートの中に、最初から最後まで一貫して溢れているように感じました。
『かぐや姫当時、神田川のレコードは、当時500円、赤ちょうちんは600円でした。
けして安い金額ではなかったけれど、あの頃、買ってくれた少年少女だった皆さんが居てくれたから、
今の僕がいると思っています。だから、何も言わなくてもステージと客席とで、心がすっと通じ合う。
いつも、ステージに立つとホッとするし、いいなぁと思う…』
そんな言葉にも、ファンを気遣う真心がこもっています。
かぐや姫時代の曲を歌う時、いつもこういせつさんは、『あの頃に戻ってください…』と言います。
客席のみなさんは、多分ステージが始まる前から、とっくにあの頃に戻っているのですが(笑)
改めて、懐かしさと共に、しんみりといろんなことに想いを巡らせてしまったりします。
わたしの場合は、“うちのお父さん”で、亡き母がこの歌を好きだったこととか、仲人を引き受けて
何度も、何度も挨拶の練習をしていた亡き父の事とかを思い出して、胸が熱くなりました。
“妹よ”では、家族の大切さとか、お兄ちゃんという存在に憧れた昔の自分とかが重なります。
今年、結婚した次女の花嫁姿がかぶったり、長女や次女の結婚式に、長男が凄く頑張ってくれた事など
思い浮かんで、ついウルウルしてしまいます。
島倉千代子さんの最後の曲“からたちの小径”のエピソードとその曲をしみじみ歌い上げたこうせつさん。
途中、涙で歌えなくなる場面もあって、ますます感動しました。
“雪より白い つましいあの花に棘のある事さえ忘れてた”その歌詞が、とっても素敵でした。
それから、知らない曲だったのですが“野原の上の雨になるまで”というメルヘンチックな曲が
とても好きになりました。
なんとなく賢治さんに通じるような気がして…そう感じるのはわたしだけかも知れませんが。
“いつかどこかの野原の上の雨になるまで 夜になったら星たちを磨きながら流れて行こう”
たくさんの名曲を聴いて、パワフルなこうせつさんのステージを見て夢のようなひと時が過ぎて行きます。
アンコールではしょうやんの登場!!かぐや姫のころ大好きだったしょうやんは、変わらなくて…
“なごり雪”のあまい歌声にジーン(^^)やっぱり名曲ですね♪

そして、きよしこの夜を歌い始めた時、舞台の袖から、シャボン玉が…
照明に照らされて、虹色に輝くたくさんのシャボン玉が、後から後からふわふわと漂って…
客席へと流れてきます。スタンディングオベーションのみんなの頭上へと降りて来ます。
みなさんの、ため息にも似たどよめきと、夢見るような眼差しと、本当に素敵な演出でした。
ふわふわと、小さなシャボン玉が、わたしの元にも舞い降りて来て、そっと手を伸ばしたら
手のひらのなかに、すっと入ってきました。シャボン玉の表面を淡い虹色がくるくると流れて
消えましたけれど、その微かな感触が残っているような気がしました。
最後に、みんなのしあわせを祈って花火を打ち上げます。
さあ、みんなでイメージしましょう。イメージすることは自由です。
イメージ出来ることは素晴らしい事です。こうせつさんの言葉をはっきりと覚えていないのですが
確か、そのような言葉の後で、こうせつさんは口真似で、いくつもの花火を渋公の天井を突き抜けて
夜空へと打ち上げました。その口真似の上手だったこと。まるで打ち上げ花火そのものでした。
客席の人々はみんな、顔を天井に向けて、輝くような笑顔になったと思います。
みんな、夜空へと大きく花開く花火を確かに見ていました。
『ヒュ~~~!~~~~~!ズドン!!!』そして、照明がキラキラキラ…☆☆☆
慎ましやかだけれど、なんて、心豊かなんだろう!
この心の豊かさが、コンサートが終った後に残る暖かさなんだろうと思えました。
そして、わたしは、ふっと、ジョンレノンのイマジンを思い出していました。
Imagine all the people さぁみんなで想像してみよう
Living for today... ただ、今を生きているって…
You may say I'm a dreamer 僕の事を夢想家だと言うかもしれないね
But I'm not the only one でも、僕ひとりじゃないはず
I hope someday you'll join us いつかあなたもみんな仲間になって
And the world will live as one そして世界はきっと一つになるんだ
john lennonに、飛躍してしまいましたけど、とても素敵なクリスマスコンサートになりました。
こうせつさんから、素晴らしいクリスマスプレゼントをいただいた気がします。
こうせつさん、ファン友のみなさん、楽しくて素敵な一日をありがとうございました。

category: 音楽